映画「スパイダーマン2」あらすじ・ネタバレ!動画の無料視聴方法も紹介

前作「スパイダーマン」から2年、ピーターとMJの恋の行方、父親を殺され、スパイダーマンを憎むハリー、そして新たなる敵の出現・・・今回はどんな人間ドラマが繰り広げられるのか?

そんな「スパイダーマン2」のあらすじとネタバレを紹介していきます。

「スパイダーマン2」の作品情報

タイトル:「スパイダーマン2」

原題:Spider-Man 2

監督:サム・ライミ

脚本:アルヴィン・サージェント

原作:スタン・リー/スティーブ・ディッコ

製作:アヴィ・アラッド/ローラ・ジスキン

公開日:2004年6月30日(アメリカ)/2004年7月10日(日本)

出演:トビー・マグワイア/ジェームス・フランコ/キルスティン・ダンスト

監督は前回に引き続きサム・ライミ。

前回も素晴らしかった最先端のVFXが評価され、第77回アカデミー賞において、視覚効果賞を受賞しています。

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「スパイダーマン2」のキャスト

前作同様、ピーターことスパイダーマンにトビー・マグワイア。彼が恋するメリージェーン(MJ)にキルスティン・ダンスト

父親を殺されスパイダーマンを憎むハリーにジェームス・ディーンの生涯を描いた「DEAN」で主演したジェームス・フランコ。

新たなる敵、ドクターオクトパスにはアルフレッド・モリ―ナが演じています。

「スパイダーマン2」あらすじとネタバレ

ピーターは愛しのMJへの思いを押し殺して、スパイダーマンとして生きていた。そのMJは今や舞台女優として活躍していた。

一方のピーターは宅配ピザのバイトをし、その傍らでスパイダーマンとしての仕事もこなしていたが、街中の平和を守るには忙しすぎて、バイトはおろか大学の授業にもなかなか出れない状態だった。 自分が住んでいるアパートの家賃が払えず、バイトもクビになり、新聞社に写真を持って行っても大したお金にもならず、ピーターの生活は困窮していた。

ピーターの誕生日、叔母の家には MJ とハリーが久しぶりに来ていた。ハリーは父親の会社を引き継ぎ、核融合関係のプロジェクトを任されていた。そして父の敵だと思い込んでいるスパイダーマンをずっと憎んでいた。そんなスパイダーマンの写真を撮っているピーター のことを親友ではあるが、あまり快くは思っていなかった。

MJ とハリーが帰った後、疲れて寝てしまっていた叔母のそばには家の抵当権喪失の通知書が置いてあり、叔母の家のローンが 滞っていることを知る。叔母は「心配しないで」と言って、 誕生日のお祝いとして200ドルをピーターに渡す。「もらえない」と断るピーターに「大した額じゃないから」と涙ぐみながら声を張る叔母。彼女は夫である叔父を失くして寂しかったのだ。

オクタビアスとの出会い

ピーターは大学のレポートでオットー・オクタビアスについて書こうと思っていた。オクタビアスは核融合についての研究をしており、ハリーが一緒に働いていたおかげもあってオズコープ社で会うことができた。オクタビアスは画期的な核融合装置を作り出しており、今度実験するという。ピーターは少しでも狂いが生じれば危険だと提唱するが、オクタビアスには絶対的な自信があった。

オクタビアスの妻ロージーに「彼女はいるの?」と聞かれたピーターは「よくわからない」と言う。「君が分からないで誰が分かる?」とオクタビアスが茶化すと、ロージーは「秘密の恋なのよ、そっとしておいてあげましょう」とフォローをしてくれる。するとオクタビアスが「愛の様に複雑な物を内に秘めておくと病気になる」と言う。

MJ の舞台を必ず見に行くと約束したピーターはスクーターで会場に急いでいた。しかし事件に遭遇したため、結局舞台を見ることができなかった。 会場の外でMJを待っていると 彼氏らしき人物が現れたため、静かにその場を立ち去るピーター。

パトカーのサイレンが聞こえ、 スパイダーマンとして一緒に追うが、なぜか途中で蜘蛛の糸が出なくなってしまう。

ドクターオクトパスの誕生

ピーターはハリーとともに、 オクタビアスの公開実験を見に来ていた。オクタビアスは彼が作り上げた4本のアームが付いた機械を自ら背中に装着し、そのアームを使って核融合を成功させようとしていた。 その装置は高度な知識を持っていて、オクタビアスの小脳にナノワイヤーで直結されていた。

核融合が起き、実験は成功したかのように見えたが その力は思ったより強大で、周りの金属すべてを吸い取ろうとしていた。周りの人間に危険が及ぶと考えたピーターはすぐさまスパイダーマンに変身し、危険に陥りかけていたハリーを助ける。「いい気になるなよ」と言うハリーを横目に、スパイダーマンは核融合装置のプラグを抜こうとするが、4本のアームに邪魔をされる。

内壁が剥がれガラスも割れて、建物自体が大きく崩れ、妻であるロージーはその影響で亡くなってしまう。スパイダーマンをやっとのことでプラグを抜くが、建物はめちゃくちゃになってしまう。ハリーはスパイダーマンのせいでこうなったと考え、さらに恨むようになる。

この騒ぎで気を失っていたオクタビアスの手術が行われようとしていた。 医者がアームを切り落とそうとしたその瞬間アームが動き出し、手術室にいた全てのスタッフが殺されてしまう。 新聞社の編集長はこの事件を取り上げ「ドクターオクトパス」と名付ける。

オクタビアスにはまだ人間の心が残っていて、妻が亡くなったことに嘆いていた。そしてこのアームを水に沈めて終わりにしようと考えたが、意思を持ってしまったアームがそれを許さなかった。

オクタビアスは次第に洗脳され、 前回失敗した核融合装置を完成させるため、 たまたまピーターと叔母がいた銀行を襲撃する。

ピーターはスパイダーマンとなってドクターオクトパスに戦いを挑むが、またしても糸が出なくなる。その間に叔母を人質に取られてしまう。なんとか叔母を救出したがドクターオクトパスには逃げられてしまう。

すれ違い

編集長に頼まれ、パーティーの写真を撮りにいくピーター。 そこで特別ゲストとしてきた編集長の息子、ジョン・ジェイムソン大尉の横にはメリージェーンがいた。

ピーターはMJと話をするが「 あなたを待っているのはもう辛い」と言われてしまう。 その後すぐジョンは MJがプロポーズを了承してくれたことを発表する。ショックを受けるピーターに追い打ちをかけるように、酒に酔ったハリーがMJや父の事、そしてスパイダーマンをネタに写真を撮っている事などでピーターを責め何度も平手打ちをする。

スパイダーマンの姿でビルからビルに飛び移るが、またもやクモの糸が出ずに地面に叩きつけられる。壁をよじ登っても途中で落ちてしまう。そしてオクトパスとスパイダーマンが共謀して銀行強盗を働いたという、嘘の見出しの新聞を見つける。

普通の人間に・・・

体に何か異変が起こってると考えたピーターは大学の医務室に行く。身体には異常がなかったが 気持ちの問題かもしれないと医者に言われ、ピーターはスパイダーマンである意味を考える。 スパイダーマンであることに嫌気がさしていたピーターはコスチュームを路地裏に捨てて、 ただのピーターとして生きていこうと決意する。

ピーターはスパイダーマンになる前のように、目も運動神経も悪い、昔のピーターに戻っていた。それでも普通に大学に行き 、MJ の芝居も見に行くことができた 。

ピーターはMJに「自分は変わった、やり直したい」というが、「私、結婚するのよ」と言って去ってしまう。しかし彼女も本音はまだピーターのこと諦めきれずにいた。

叔父の墓参りが終わり、嘆き悲しむ叔母に、叔父が死んだのは自分のせいだと謝罪する。MJ に好かれるために車が欲しくなったピーターが「NYMW」の優勝賞金をくれなかったオーナーを恨み、そこに入った強盗をわざと逃したこと 、そしてその強盗が逃走中に叔父を撃ったことを正直に話すピーター。ショックを受けた叔母は、 何も言わず2階に上がってしまう。

路地裏に捨てたスパイダーマンのコスチュームが新聞社に持ち込まれた。それによって「スパイダーマン廃業」の見出し記事が新聞に出る。

取引

核融合装置を完成させたドクターオクトパスは装置に必要な材料であるトリチウムをもらいにハリーのもとへやってくる。ハリーが断ったためビルの上から落とそうとするドクターオクトパスに 、彼は「取引をしよう」と持ちかける。

「スパイダーマンを生きたまま連れて来たらトリチウムを渡す」そして「スパイダーマンの居所はピーターが知っている」 と言うハリー。しかし同時に、ピーターには手を出さないようにとも伝える。

街の中での犯罪や災害を防ぐことが出来ずもやもやとした気持ちのまま日々を過ごしていたピーター。 引っ越しを決意した叔母の家を訪ね、叔父が死んだ日のことを再び謝る。叔母は「過去の事はもう良い、でも告げてくれた事はとても勇気がある事」だと言ってピーターを許した。引越に来ていたヘンリー少年の夢はスパイダーマンになることだった。叔母はスパイダーマンが街にどれだけ貢献してくれたか、 そしてヒーローとは崇高な心を持ち、自己犠牲のもとに成り立っているのではないかとピーターに話す。

MJはジョンとのキスに納得がいかず、以前スパイダーマンとピーターのキスが似ていた感じなどを確かめるため、 ピーターを呼び出しキスをしてほしいとお願いする。キスをしようとしたその瞬間、ドクターオクトパスが現れてピーターを捕まえる。「スパイダーマンはどこだ」という問いに「知らない」と答えるピーター。ミスターオクトパスは「スパイダーマンを連れて来い」と言ってMJをどこかへ連れさってしまう。

帰ってきたスパイダーマン

その時ピーターの力はみなぎり、スパイダーマンとしての能力を完全に取り戻した。 新聞社にあるコスチュームをこっそりと取り戻したスパイダーマンはドクターオクトパスと電車の上で死闘を繰り広げる。ドクターオクトパスは電車の速度を最大にしてブレーキを壊す。そして暴走を始める電車。

そしてスパイダーマンに「止めてみろ」と捨て台詞をはいてどこかへ消えてしまう。電車の先頭に回ったスパイダーマンは、ありとあらゆるビルに蜘蛛の糸を引っ掛け、自分の体ひとつで電車を止めることに成功する。しかしあまりにも体への負担が強かったため気絶をしてしまう。電車に乗っていた人々に支えられながらゆっくり車内に運ばれるスパイダーマン。戦いの最中スパイダーマンのマスクは取れ、素顔を見られてしまっていた。

目が覚めたスパイダーマンはマスクを被っていないことに気づく。 そのマスクを拾った子供たちがスパイダーマンに返し、「安心して、誰にも言わないから。 戻ってきてくれてよかった」と 言う。

そこに戻ってきたドクターオクトパスに憔悴しきったスパイダーマンは捕まり、ハリーの元へ運ばれる。

トリチウムを受け取ったドクターオクトパスはその場を去り、ハリーはスパイダーマンのマスクをはがす。スパイダーマンの正体がピーターであることに驚いたハリーにMJが連れ去られたこと、核融合装置を再び動かすと街が壊滅することを告げる。

ドクターオクトパスとの決戦

核融合装置がある場所に捕まっていたMJ。スパイダーマンがそこに駆けつけドクターオクトパスと死闘を繰り広げる。 その間に核融合装置は暴走、周りの金属をどんどん吸収してさらに大きくなっていく。

ドクターオクトパスの動きを止め自我を取り戻しかけていたオクタビアスにスパイダーマンはマスクを取り「知性とは人類の為に使う授かりものだ」とオクタビアスに言われた言葉を本人に投げかける。そして「他人の事を考える時、時には自分の夢さえも諦めなければいけない」という叔母の言葉をオクタビアスに伝えると、完全に自我をとりもどした。

そして彼は自らの命を引き換えにして核融合装置を川に沈めた。

告白

マスクを外したスパイダーマンはMJにピーターであることがばれてしまう。

スパイダーマンでいる以上は危険が伴うから、MJとは一緒に居られないと告げる。クモの糸でMJを下へと降ろし、迎えに来ていたジョンと抱き合うMJを見つめるピーター。そんなピーターをずっと見続けるMJ・・・

一方、スパイダーマンがピーターであることを知ったハリーは混乱していた。そんなハリーの前に父親の幻影が鏡の中に現れ、ピーターに復讐しろと告げる。鏡に映る父に「嫌だ」とナイフをぶつけ鏡を割るとそこには、グリーンゴブリンが使用していた爆弾やグライダーが隠されていた。

結婚式当日、MJはウェディングドレスのまま式場を抜け出し、ピーターのもとへ行く。そしてピーターに自分の気持ちを伝え共に生きたいと訴える。ピーターは一緒に居るのは危険だと言うがMJは一緒に危険に立ち向かいたいと言い、2人はキスをする。

その時パトカーのサイレンが聞こえる。「やっつけてきて」とMJは言いピーターを送り出す。そしてスパイダーマンは、勢いよく窓から町へと飛び出して行った、その姿を心配そうに見送るMJ。

「スパイダーマン2」感想とまとめ

前回の「スパイダーマン」では、スパイダーマンになった時の驚き、 ヒーローであるということの苦悩、叔父の死、慕っていた親友の父親との戦い、そして恋。

そしてハッピーエンドとは言えないシュールなラスト、盛りだくさんで見ごたえたっぷりで、でも考えさせられる素晴らしい作品でした。

今回は続編といううことで、ピーターとMJ、そしてハリーがどのようになっていくのかが注目されましたが、箱開けてみるとなんとも消化不良な内容になってしまっている気がします。しかしこれは第1作目とと比べればということで、1本の単独の作品としては良かったのではないかと思います。

前作にも増してピーターの苦悩が多く描かれています。そしてMJとのすれ違いや ハリーとの対立、新しい敵との闘い、確かに中身はよかったのですが、スパイダーマンというアクションエンターテイメント映画を見ているというよりは、まるで恋愛映画を見ているかのようでした。

それでも叔母さんがピーターに言った言葉は素敵でしたし、電車の中の人たちが「誰にも言わないから」と言っているシーンはちょっと涙がでそうになってしまいました。

そしてこの話にはさらに続編があります。私はまだ見ていませんがおそらくハリーが グリーンゴブリンの跡を継いで・・・となるのでしょうか?

余談ですが前作「スパイダーマン」で「NYMW」でレフリーをしていた人と今作、メリージェーンの舞台の入り口でピーターを追い返すドアマンは同じ人だというのは分かりましたか?実はこの人、サム・ライミ監督ではほぼ全作に(チョイ役なども入れて)出演しています。この俳優さんの名前はブルース・キャンベルといい、監督の代表作「死霊のはらわた」の主演を務めた人です。

サム・ライミとブルース・キャンベルは中学時代からの親友で、彼の監督人生を支えた一人でもあります。第一作のレフリーはサングラスをしていたので気づきませんでしたが、今作はすぐわかりました。「死霊のはらわた」シリーズを全部見て、さらにテレビドラマ版も全部見ている私にとっては ちょっと素敵なサプライズでした。

 

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