『トップガン』は、アメリカ海軍のエリート戦闘機パイロットである主人公が、謎の死を遂げた父親の存在や仲間の死といった精神的なダメージを乗り越えて成長する姿を描いた航空アクション作品です。
1986年12月に日本で公開されると大ヒットし、主演のトム・クルーズのファッションも流行りました。アメリカ海軍が全面的に撮影に協力し、戦闘機の飛行シーンが迫力満点の『トップガン』についてご紹介いたします。
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トップガンの作品情報
タイトル:トップガン
原題:Top Gun
監督:トニー・スコット
脚本:ジム・キャッシュ/ジャック・エップス・Jr
製作:ドン・シンプソン/ジェリー・ブラッカイマー
公開:1986年5月16日(アメリカ)1986年12月6日(日本)
出演者:トム・クルーズ/ケリー・マクギリス/ヴァル・キルマー/アンソニー・エドワーズ/トム・スケリット/マイケル・アイアンサイド など
兄であるリドリー・スコット監督のCM制作会社でCMディレクターだったトニー・スコット監督は、『ハンガー』(1983年)で長編映画監督デビューを果たしました。そして、本作が大ヒットしたことで兄にも負けないメジャーな映画監督となります。
アメリカ海軍はミラマー海軍基地や空母『レンジャー』(作品内での名称は『エンタープライズ』)での撮影を許可し、序盤の背面飛行シーンのワンカット以外は実際に使用されている戦闘機を飛行させて航空アクションシーンが撮影されました。
トップガンのキャストについて
トム・クルーズはリドリー・スコット監督作品の『レジェンド/光と闇の伝説』(1985年)に主演し、短期間のうちにスコット兄弟の作品で主演を務めました。
本作の大ヒットでトム・クルーズはスター俳優となり、さらに主人公のライバルや仲間のパイロット役でヴァル・キルマーやティム・ロビンスが、主人公の親友の妻役でメグ・ライアンが出演しています。長年活躍している俳優・女優がスターになる前の若き姿が見られる作品でもあります。
トップガンのあらすじ・ネタバレについて
アメリカ海軍は1969年3月3日、戦闘機のパイロットの中のトップ1パーセントの者のために、エリートパイロットを育成する学校を設立した。主な目的は世界が平和な状況下では失われつつある空中戦の技術の訓練だ。世界最高といわれるアメリカ海軍戦闘機兵器学校はトップガンと呼ばれている。
現代のインド洋上にいるアメリカ海軍の空母エンタープライズは国籍不明機の接近を探知した。哨戒機の戦闘機F‐14は2機で、1機はパイロットがコールサインはマーベリックのピート・ミッチェル、レーダー員がコールサインはグースのニック・ブラッドショウだった。1機と思われた国籍不明のMIG‐28は2機で、そのうちの1機がもう1機の哨戒機の後ろにピタリとつく。
その哨戒機のパイロットはコールサインがクーガーのビル・コーテル、レーダー員はコールサインがマーリンのサム・ウェルズだった。ミグの1機はマーベリック機がミサイルのレーダーにロックオンして脅かすと逃げた。クーガー機を追ってもミグは撃たず、マーベリックはクーガーに指示して逃がす。
ミグの上で側宙背面降下をして接近すると、距離が2メートルもない状態でキャノピー越しにパイロットに右手の中指を立て、グースはポラロイドカメラで撮影した。マーベリック機に挑発されて遊ばれたミグは側宙背面降下でその場を離れて逃げ、彼らは帰投しようとする。だが、撃墜されるかもしれない恐怖を味わったクーガーは正常な判断ができず、操縦不能状態だった。
燃料がわずかなのに戻らないクーガーを心配したマーベリックは、空母まで戻ったが引き返す。妻子持ちのクーガーはマーベリックの誘導で着艦したが、自信を失って限界を感じて上官に辞職を申し出た。勇気は評価されたマーベリックだが、戦闘機を失いかねなかったと叱責される。
彼は操縦に関する勘と技術は優れるが、規則を守らず無鉄砲なのだ。さらに、彼はアメリカ海軍のパイロットだった父親が亡くなっているが、その理由は秘匿事項にされて謎のままで汚点となっているというマイナス材料がある。だが、トップパイロットだったクーガーが去ったことで、マーベリックとグースがトップガンに送られることになった。
チャーリーことシャーロットとの出会い
朝鮮戦争で12対1だったアメリカの戦闘機の撃墜率は、ベトナム戦争では当初、3対1に低下していた。ミサイルに頼って空中戦を忘れたからで、トップガンでの空中戦の再教育によって撃墜率は戻っている。そのトップガンの卒業生である現最高責任者は、コールサインがバイパーのマイク・メトカフ中佐だった。
5週間の訓練では1日に2回の実戦訓練に加えて、学科の講義とテストもある。実戦訓練は毎日、条件が変化して困難かつ複雑なものになり、F-14の速度と高度の限界に挑戦する危険なものだ。成績最優秀なパイロットとレーダー員は学校内のレリーフに名前を刻まれ、トップガン教官の資格を得ることができる。
バイバーが「名前を刻まれる自信は?」と問うとマーベリックだけが「あります」と答えた。バイパーは「自信は悪くない。だがチーム精神も大事だ」と言いつつ「コンバット訓練に2番の席はない」と教え子たちのライバル心に火をつける。コールサインがアイスマンのトム・カザンスキーは「2番以下の名前は女性トイレだ」と冗談を言った。
非公式の歓迎パーティが開催され、マーベリックはグースからエースと呼ばれるアイスマンは氷のように冷静な男で、慌てず焦らず相手のミスを待つことを聞かされる。アイスマンと組むレーダー員のコールサインがスライダーのロン・カーナーはグースと知り合いで、マーベリックはアイスマンを紹介された。
アイスマンたちはマーベリックたちがミグとの遭遇とクーガーの引退という2つのツイている出来事があってトップガンに来られたと考えていた。その後、マーベリックは気になった女性をグースと2人での歌で誘い、周囲の人々も合唱して女性はマーベリックを自分の隣に座らせる。
シャーロットと名乗った女性に「腕のいいパイロットなの?」と聞かれたマーベリックは「自信はある」と答えた。連れが来たため去ったシャーロットが、その後、トイレに行くとマーベリックは追いかける。彼女の連れが年配の男性だったため忠告して誘うが、「明日の朝は早いの」と断られた。
高度1万フィートでの飛行訓練
学科の教官には民間の専門家の民間人専門技術教官もいて、敵の戦闘機に詳しいという。その日は宇宙航空物理学の権威である博士で、コールサインがチャーリーという教官だと上官に紹介されて現れたのはシャーロット・ブラックウッドだった。彼女はミグの性能について説明するが、マーベリックはMIG‐28の-4G旋回を見たことを話す。
チャーリーは国防総省から機密に触れることを許可されているが、場所を聞かれてもマーベリックは明かさず、自分たちも-4G旋回を行い、証拠のポラロイド写真もあると答えた。チャーリーは実戦訓練に向かうマーベリックを呼び止めて「なぜ昨夜ミグの話をしなかったの?」と聞く。その話をすれば釣れたのかと問うマーベリックに、チャーリーは「私はミグの話を聞きたいの」と答えた。
第1回の飛行訓練が始まり、マーベリック機はコールサインがジェスターという上官のリック・ヘザーリー中佐に後ろにつかれた。目の前に山が迫る中、ジェスターがロックオンする寸前、マーベリックは急回避を見せる。逆にジェスターを追ったマーベリックはロックオンに成功した。帰投する際、マーベリックは過去にもやったことがある管制塔すれすれの飛行を見せる。
ジェスターに勝ったアイスマン機のスライダーに飛行は下限高度の下だったと言われたマーベリックは反論した。だが、ミグと渡り合っていた間はクーガーに援護がなかったと、以前にマーベリック自身に確認していたアイスマンは「安全を考えず危険を冒すから、皆が迷惑している」と言う。
マーベリックたちを呼び出したバイパーは、下限の1万フィートを破って攻撃した理由をたずねた。マーベリックは「1万を割ったのは数秒で、危険がなかったのでロックオンした」と答えるが、バイパーは重大なルール違反だと言う。さらにサーカス飛行を叱責して「ルールは君らの安全のためにある」と言った。
バイバーが「ルールに従わなければ去ってもらう」と言ってマーベリックを帰すと、同席していたジェスターは「性格は無謀。直感と衝動で行動に走る」とマーベリックの評定表に書かれた言葉を口にする。対ジェスターの勝利を「父親の血だ」と言うバイパーが「実戦であいつと飛ぶか?」と聞くと、ジェスターは「どうかな。わからん」と答えた。
チャーリーとの恋と機密事項の父親の死
妻子がいるグースはマーベリックに「最初はトップになることしか考えなかった。今は卒業できればいい。家族のためにもムチャはできない」と打ち明ける。さらに、父親の件で士官学校に行けなかったマーベリックに「空での君は亡霊を追っているようだ。不安になる」と言った。マーベリックは「俺の家族は君だ。信頼は裏切らない」と答える。
そんな時、「生徒とはデートしない」と言うチャーリーがマーベリックを夕食に誘った。遅刻してチャーリーの自宅に着いたマーベリックに、昇進してトップガンを去る予定のチャーリーは招いた理由をミグだと言う。だが、その話をせずにマーベリックは両親との思い出を語った。マーベリックの父親は1965年11月5日に戦闘機F-4で行方不明になっている。
操縦ミスと言われているが、最高のパイロットと考えるマーベリックには信じられず、詳細は機密にされていた。その後、基地で再会したチャーリーは、ミグのことは重要でも家に招待するのは特別と打ち明け、自分の立場をわかってほしいと頼む。
講義ではマーベリックたちとMIG-28との空中戦が取り上げられた。3000万ドルの戦闘機を失う可能性から、マーベリックの操縦を「とってはならない行動」と非難したチャーリーは、自分を無視する彼のバイクを車で追いかける。そして、彼の行動が正解で「天才的なパイロット」という評価を公言すると恋したことを知られてしまうと告白し、マーベリックと結ばれた。
飛行訓練は19回目を迎え、成績はアイスマン、マーベリックの順で、その日から敵味方の機数が増やされる。2機の敵機のうち1機はバイパーだった。コールサインがハリウッドのリック・ネヴンの僚機を援護していたマーベリックは、見失ったバイパーを見つけると追ってしまう。だが、ジェスターに背後につかれてロックオンされてしまった。
マーベリックはジェスターに撃墜されるまでの操縦は褒められながらも「僚機を離れるな」とクギを刺される。アイスマンには「腕はいいが、態度が悪い。危険で愚かだ」と、チームを無視して敵以上に危険な存在だと言われた。アイスマンとの勝負はまだ互角と慰めるグースに、マーベリックは「もう二度としない」と謝る。
親友グースの思いがけない事故死
グースが妻のキャロルと息子と食事をする場に、マーベリックはチャーリーと同席した。だが、キャロルに過去の女性関係をばらされ、ピアノを弾きながら歌うグースのところに退散する。彼と長い付き合いのキャロルはチャーリーにマーベリックは本気だと言った。
訓練は残り2週間で、誰もがトップを狙える状況で31回目の飛行訓練となる。マーベリック機とアイスマン機が組み、敵機は3機。敵機を追うマーベリック機は、自分と敵機との間にいながらもなかなか撃たないアイスマン機が邪魔だった。やむなくアイスマン機が離脱すると、マーベリック機はジェット後流に巻き込まれる。
戦闘機のエンジンは停止し、コントロール不能できりもみ状態となった。自分の脱出レバーに手が届かないマーベリックは、グースに彼の脱出レバーを引いてもらう。だが、射出座席の射出の際にグースの頭は吹き飛んだキャノピーに直撃した。2人は救助されたが、グースは亡くなる。
責任を感じて悔やむマーベリックに、部下を失ったことがあるバイパーは「飛行機乗りに事故はつきものだ。忘れろ」と言った。キャロルはマーベリックに「彼はあなたがいなくても挫けずに飛ぶわ」と励ましの言葉をかける。事故は操縦士の過失ではないと判断され、バイパーはマーベリックを飛ばせることにした。
だが、ジェスター機を撃墜できる位置でもマーベリックは撃たずに離脱してしまう。彼がガッツを失ったとジェスターは判断するが、バイパーは飛ばし続けようとした。しかし、マーベリックはロッカーを片付け、アイスマンは「グースはいい奴だった。残念だ」と言う。陰で見ていたコールサインはウルフマンのレオナルド・ウルフは「奴は降りた」と誰かに電話をかけた。
ある店にいるマーベリックのところにチャーリーが現れると、彼女の栄転でのワシントンD.C.行きを知っていた彼は祝福する。以前から慰めの言葉をかけていたチャーリーは「マッハ2の世界が必要なはずよ」と説得し、力になりたいと申し出た。だが、断るマーベリックに失望し、操縦の腕は褒めて「さよなら、ピート」と言って去る。
緊急事態でのマーベリックの出撃
父親と同じVF51部隊だったバイパーの自宅に招かれたマーベリックは、バイバーが「生まれつきの英雄だった」と言う父親、デューク・ミッチェルの死の真相である極秘事項の内容を聞かされた。その場にいたバイパーによると多くの敵機と対した最悪の空中戦だったという。デュークは友軍3機を助け、そのために撃たれたが、地図上の境界線を少し越えていたため、国務省が機密にしたのだ。
このあとどうすべきか悩むマーベリックに、バイパーは明日のトップガンの卒業式に出るか、やめるかだと言う。「やめるべきだと思うか」と聞くマーベリックに、バイパーは自分で判断するのがパイロットだと答えた。「飛んだら命を懸ける。それがパイロットだ。君の道を決めるのは君だ。頑張れ」というバイパーの言葉を聞いたマーベリックは、チャーリーの自宅に寄るが空き家になっていた。
マーベリックは卒業式後のパーティに現れ、1位のアイスマンとスライダーを祝福する。だが、そこでバイパーから緊急事態による任務が伝えられ、出撃者にアイスマン/スライダー、ハリウッド/ウルフマン、マーベリックが選ばれた。マーベリックのレーダー員は飛ぶまでに決めることになり、バイパーは「いなければ私が飛ぶ」と言う。
24時間後、インド洋上の空母エンタープライズで、彼らは情報収集艦が操縦不能となって他国領海内に入ったと聞いた。任務は救出作戦の空からの援助で、長距離対艦ミサイル搭載のミグが攻撃を仕掛けたら反撃と命令される。マーリンと組むマーベリックは援護機だが、アイスマンは上官にマーベリックへの不信感を伝えた。
ミグとの空中戦での勝利
2機と思われたミグは5機で、ハリウッド機は撃墜されてしまう。マーベリック機はアイスマン機の援護に超音速飛行で向かった。空母ではスタンバイさせたウィラード機が故障で出撃まで10分かかる。マーベリック機はアイスマン機に近づくもミグのジェット後流でコントロール不能となり、グースが死んだ事故の恐怖の記憶でマーベリックは立て直しても戦闘域から離脱してしまう。
だが、「守ってくれ」とグースのドッグタグを握って戻り、ミグを1機撃墜すると、攻撃をかわして逃げていたアイスマン機は助かる。だが、今度はマーベリック機がミグに後ろにつかれ、マーリンは逃げろと言うが、アイスマン機を守るため逃げなかった。ミグを1機撃墜したアイスマン機は右エンジンに被弾し、マーベリックはアイスマン機についたミグを1機撃墜する。
マーベリックが後ろについたミグをかわして撃墜すると、新たに来ていた1機を含めた残りの2機のミグは逃走した。アイスマン機と帰投するマーベリック機は管制塔すれすれの飛行をして着艦した。マーベリックたちは歓声で迎えられ、救助されたハリウッドたちも加わる。アイスマンは「僚機にする」とマーベリックを認めて2人は抱き合った。
歓喜の時が過ぎ、マーベリックは空母からグースのドッグタグを海に向かって投げる。チームとして戦うパイロットになった彼なりの区切りの弔いだった。対ミグの勝利は大きく報道され、軍上層部はマーベリックの望む進路を許可する。トップガン教官を選択したマーベリックが店で飲んでいると、チャーリーを誘った歌がジュークボックスから流れてきた。
マーベリックが店内を見回すとチャーリーが姿を見せる。マーベリックが戻ったと聞いて戻ってきたのだ。「最初は黒焦げ」状態の彼女へのアプローチだったが、マーベリックは「2度目は望みがありそうだ」と笑顔を見せた。
トップガンの感想とまとめ
チャーリーがマーベリックに恋するのは若干、出来すぎのストーリーにも思えます。ただ、チャーリーにとっては学問での想定範囲を大きく超えるマーベリックの操縦技術は魅力的だし、何よりもマーベリック自身がそれまでもかなり女性にモテていたように愛される魅力を持っているのでしょう。ラブストーリーの部分も多く、トム・クルーズの魅力全開で女性も楽しめる作品です。
チャーリー役のケリー・マクギリスは才色兼備の大人の女性という役柄を、余裕を持って演じているように見えます。いつの間にか年下の彼の虜になった自分の感情を素直に吐露するところは可愛かったですね。グースは円満で楽しい家庭を築いていただけに、彼の死はとても残念でしたが、マーベリックが変わる1つのきっかけになっています。
オープニングでトップガンが字幕で説明され、約4分間、空母から戦闘機が飛び立つまでの様子や着艦する様子が、パイロットではなく裏方の役割の人々をメインに映し出されるのは渋いなと思います。最初は暗めのセピアのような色合いで人間はシルエット気味だったのが、明るくカラーになっていって本編のストーリーにつながるのはおもしろいです。
空母で働く人々の日常風景と思われる前段階の映像があるからこそ、トップガンでのパイロットたちの訓練の様子、切磋琢磨しながら時には苦悩する姿もよりリアルなものに見えるのでしょう。そして、本作のドッグファイトシーンは素晴らしく、また音楽もとてもマッチしていて見応えがありました。他のシーンでも音楽の使い方がうまく、サウンドトラックのヒットもうなずけます。
本作は数々の出来事を経験して変わっていくマーベリックの成長物語でもあります。親友や仲間にはいろんなタイプの人がいて、エリートパイロットは非常に特殊な職業ですが、そこで生きている若者は普通の若者なのだと改めて感じられます。バイパーやジェスターなど上官は厳しくも温かさがあり、演じたトム・スケリットやマイケル・アイアンサイドはいい味を出していました。
戦争はあってはならないし、軍隊もないほうがいいかもしれませんが、命を懸けて働いている人々の素顔が見えるような作品です。トム・クルーズは本作の価値が下がることを嫌がって続編製作権を買い取ったそうですが、続編の『トップガン:マーヴェリック』は2020年6月26日に公開予定となりました。トニー・スコット監督亡き今、どのような作品になるのか楽しみですね。
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