『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』から2年、全世界が待ちに待った「ファンタビ」シリーズ第二弾がついに公開されました!ダンブルドアと闇の魔法使いに隠された秘密とは…!主人公のニュートはもちろん、前作登場した魔法生物だけでなく新たに個性的なキャラが加わり、どんどん深くなっていくストーリーと衝撃のラストは必見です!
Contents
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生の予告動画
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生の作品情報
タイトル:「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」
原題:Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald
監督:デヴィッド・イェーツ
脚本:J・K・ローリング
原作:J・K・ローリング『幻の生物とその生息地』
製作:J・K・ローリング、デヴィッド・ハイマン、スティーヴ・クローヴス、ライオネル・ウィグラム
公開日:2018年11月16日(アメリカ・イギリス)、2018年11月23日 (日本)
出演者:エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、ジュード・ロウ、ジョニー・デップなど
監督は『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』以降のハリポタ映画を手がけ続けているデヴィッド・イェーツ。そして原作・脚本は前作に引き続きハリポタの生みの親であるJ・K・ローリング。前作の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は世界中でなんと約 900 億円もの興行収入があったということからシリーズの続編には公開前からツイッターなどのSNSで注目が集まっていました。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生を無料視聴する
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生を無料視聴したい方はこちらの記事を参考にしてください。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のキャスト
主人公ニュート・スキャマンダー を演じるのは『レ・ミゼラブル』でマリウス・ポンメルシーを演じたエディ・レッドメイン。黒い魔法使いゲラート・グリンデルバルドは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでおなじみのジョニー・デップです。アルバス・ダンブルドア役は『A.I.』のジゴロ・ジョーや『シャーロック・ホームズ』のワトソン博士役で有名なジュード・ロウ。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生のあらすじとネタバレ
物語の舞台は1927年。強力な闇の魔法使いで、かつてはダンブルドアの友人であったゲラート・グリンデルバルド(ジョニー・デップ)はニュートの活躍によって逮捕され、アメリカ合衆国魔法議会(通称マクーザ:MACUSA)の囚人として監獄に収容されていた。
ニューヨークを出発してロンドンに送還される途中、グリンデルバルドはアメリカ合衆国魔法議会の従業員であり、彼の支援者であるアバナシーによって空飛ぶ馬車の中から解放される。グリンデルバルドは同行していた警備員を殺し、逃亡する。
クリーデンスの行方
3ヶ月後、イギリスにいるニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は旅行の権利を訴求するべく魔法省を訪れていた。ニュートは前回ニューヨークを訪れた際に起こした騒動によって旅行権利を失っていたのだった。
ニュートは魔法省でホグワーツ魔法魔術学校時代の古い友人であるリタ・レストレンジ(ゾーイ・クラヴィッツ)と再会を果たす。彼女はニュートの兄テーセウスの許嫁となっていた。
ニューヨークの街を魔法で破壊してしまったことがあるニュートに旅行を許可することを渋っていた魔法省は、ニュートが再び旅行をする権利を回復させる代わりに、ニュートにパリに現れたクリーデンス・ベアボーン(エズラ・ミラー)という人物を探し出すよう交換条件を出す。
クリーデンスは「オブスキュアル」と呼ばれる唯一の「純血」で強力な魔法使いとされていた。(オブスキュアルは、子供時代にオブスキュラスという魔法生物に取り憑かれた強力な魔法使いである。)
また、彼はアルバス・ダンブルドア(ジュード・ロウ)と並び、唯一グリンデルバルドを倒すことのできる人物と言われていた。
ダンブルドアの依頼
ニュートがこの提案を拒否したため、代わりに闇祓いで賞金稼ぎであるグリムソンが派遣されることとなる。しかし、ニュートが魔法省を去った後、彼は宙に浮かぶ不思議な手袋によってある建物の上へと誘われる。そこで彼を待っていたのはダンブルドアだった。
ダンブルドアは、一度ニューヨークでグリンデルバルドを阻止することに成功していた元教え子のニュートに、「黒い魔法使いを倒すことができるのは、君だけだ」とクリーデンスを探し出すよう言う。乗り気でないニュートを置いてダンブルドアは姿を消してしまう。
ニュートは一人家に帰ると、そこにはニューヨークで出会った仲間のジェイコブ(ダン・フォグラー)とクイニー(アリソン・スドル)の姿が。しかしジェイコブとクイニーは、異種である魔法使いとマグル(人間)間の結婚が禁止されているという理由でその場で口論になる。
当時アメリカの魔法使いたちは人間に対し劣等感を感じ、結婚はもちろん交流を持つこともタブーとされていた。クイニーはジェイコブの態度に落胆し、姉ティナの元を訪ねて一人フランスへ向かう。
クリーデンスの苦悩
一方アメリカ魔法省の魔法使いでニュートと冒険を共にしたティナ(キャサリン・ウォーターストン)はパリでクリーデンスを探すため、奇妙なサーカスを調査しに来ていた。クリーデンスはそのサーカス団に所属しながら、親の分からない自分のルーツを探していたのだ。
そこにはクリーデンスの他に、蛇に変身する不思議なインドネシア人の魔法使い・ナギーニがショーに出演していた。
ところがサーカスの公演中に大量の動物たちが解放され、その隙にクリーデンスとナギーニがサーカスを脱走。二人はクリーデンスの生みの親を探すべく、彼の出産に立ち会った助産婦を見つけ出す。しかし、再会直後にグリンデルバルドの手下であるグリムソンによって助産婦は殺されてしまう。
一方、ホグワーツ魔法学校で変身術を教えているダンブルドアの元に魔法省の役員が訪ねてきて、グリンデルバルドに対抗できる唯一の偉大な魔法使いであるダンブルドアに、グリンデルバルドと戦うように命令する。しかし彼はただ「それはできない」と依頼を拒むのであった。
ニュートとティナは町中に浮遊する奇妙な黒い布状の物体を見上げ、グリンデルバルドが支持者を集めて演説を行うことを知る。
リタの暗い過去
クリーデンスの正体についての情報を求めて、ニュートは兄のテーセウスに魔法で変装。ティナとともにフランス魔法省に侵入し、書類を探し出そうとする。
同じくフランス魔法省にいたリタとテーセウスがその書類を見つけだし、クリーデンスの正体を突き止める手がかりがある墓に隠されていることを突き止める。
クリーデンスが何者なのかを暴くため、ニュートたちとともに行動していたリタは、実は派遣調査員である魔法省のユースフに繋がりがあることが判明。
またリタはクリーデンスと血の繋がった兄弟関係にあると思われていたのだが、彼女の弟は赤ん坊の頃家族で船に乗っている際に海で溺死してしまっていたために、その疑いは晴れたのだった。
(ちなみにリタは事故当時、実の弟を養子に出すためアメリカ行きの船に乗っていたのだが、実の弟が泣き止まないため同じく赤ん坊で船に同行していた静かな赤ん坊・クリーデンスと弟を故意に取り替え、結果として弟だけが溺死、クリーデンスは生き残ったのだ。
間接的ではあるが自らの手で実の弟を殺してしまったと、リタは罪の意識を感じてこの事件を深いトラウマとして覚えている。リタと養子に出されたクリーデンスは法律上兄弟となるが血縁関係はない。)
支持者を鼓舞するグリンデルバルド
そして墓場から少し離れたところで、グリンデルバルドが多くの支持者を集め密かに集会を行っていたが、クイニーもグリンデルバルドの演説を聴きにきていた。彼女を見つけたジェイコブがその場を離れようと声をかけるも、その場に残りたがるクイニー。
ニュートたちも同じく集会の場にいたが、逃げ出す前にグリンデルバルドに賛同する多くの支持者に囲まれてそのまま動けなくなってしまう。
グリンデルバルドは魔法使いが人間から隠れて生活をするという掟を撤廃し、自分たちの自由を訴える。演説場に魔法で大きく映し出された戦場の様子を指差し、「これこそが我々が戦わなくてはならない敵である」と訴えかける。
彼は第二次世界大戦で魔法使いを活躍を目論んでいた。「我々魔法使いは選ばれし者」と熱弁するグリンデルバルドの企みは人間界を転覆し、魔法界を支配することだったのだ。
グリンデルバルドとの対決
グリンデルバルドの陰謀を阻止しようとするニュートたちはグリンデルバルドに接近する。演説場は闇の魔法によって青い炎が広がり、危険な状態となっていた。その際にグリンデルバルドの放った魔法がリタに命中してしまい、リタは死亡してしまう。
しかしついにニュートたちの攻撃によってグリンデルバルドはその場を逃げ出す。闇の魔法によってパリ中に広がった不気味な青い炎もなんとか食い止めることができた。
帰らぬ人となった許嫁のリタの死に嘆き悲しむテーセウスを弟のニュートは優しく慰める。そしてふとニュートは、キラキラ光るものを集める習性がある魔法生物ニフラーが、グリンデルバルドから小さな瓶をくすねてきていたことに気がつくのだった。
衝撃の真実
ニュートはホグワーツへと向かい、ダンブルドアにグリンデルバルドの瓶を見せる。その瓶は、かつて親友であったダンブルドアとグリンデルバルドがホグワーツ在籍時代に交わした「友情を表す血の約束」ーお互いに血を交えることで今後戦えないようにするという協定の印であった。
この契約のために、ダンブルドアはグリンデルバルドに対抗することができなかったのだ。
一方クリーデンスと共にオーストリアの拠点に戻ったグリンデルバルドは、クリーデンスが何者であるかを静かに伝える。クリーデンスの本名はアウレリウス・ダンブルドアで、彼の「兄」は彼を止めようと試みていると…。
つまりクリーデンスは敵対するアルバス・ダンブルドアの実の弟だったのだ。自分の正体を知ってしまったクリーデンスは憤りを抑えられず、拠点から遠くの方に見える山に魔法をぶつけるため杖を振りかざすところで映画は幕を閉じる。
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生の感想とまとめ
世界中が熱狂するハリポタシリーズの続編「ファンタビ」第二弾は、前回のストーリーをより深く、複雑に絡ませた作品。現時点で制作スタジオのワーナー・ブラザースは少なくとも三部作にはすると発表している大注目の作品です。
今回も脚本を手がけるのはもちろん前回と同じくJ・K・ローリングご本人!「ハリポタ」の世界観を描けるのは世界で彼女だけでしょう。
キャストに関してはまずなんと言っても一番目立つキャストの一人若き日のホグワーツ魔法学校校長アルバス・ダンブルドアを演じるイギリス出身の俳優ジュード・ロウ!
そのイケメン魔法使いっぷりから観劇中終始目が離せませんでした。44歳のジュード・ロウの落ち着いた演技を見るだけでも大満足です。
監督のデヴィッド・イェーツは「ジュード・ロウは並外れた才能を持つ俳優であり、長い間彼の功績を讃えてきた。そして、ついに彼と仕事ができるのを楽しみにしているよ。
彼はJ・K・ローリングが描く今までのダンブルドアとは全く違う時代、予想もできなかった特徴を見事にとらえることができるだろう。」とコメントしています。
前回も登場したモグラのような魔法生物でニュートの相棒(?)であるニフラーは今回も大活躍するし、新たな生物をニュートが華麗に手なずけていくシーンは迫力満載です。
そして時代背景も注目。「ファンタスティック・ビースト」の舞台は1920年代。当時世界で一番の経済発展を遂げ社会が急成長していたアメリカでは魔術や魔法使いの存在が認められておらず魔法使いたちは自分の身を守るために人間たちから正体を隠して生活をしていました。
グリンデルバルドはそんな窮屈で閉鎖的な社会に強い違和感を感じていたのは想像できますね。そういった背景を考慮しながら物語を追うとまた違った見方で鑑賞することができます。
今作では、謎多き強力な魔法使いのクリーデンスに関する衝撃的なラストが設定されています。まさかクリーデンスはアルバス・ダンブルドアの血の繋がった弟だったとは!彼とアルバス・ダンブルドアは唯一グリンデルバルドを止められる最強兄弟だったというわけですね。
残念ながらグリンデルバルドとの決闘で亡くなってしまったリタとクリーデンスの関係が非常にややこしかったので、実はダンブルドア先生と血縁関係にあったという事実はまさに予想外の展開でした。
さらにファンタビではハリポタシリーズにはおなじみの呪文や魔法道具がちょこちょこ使われているので、ファンにはそれだけでもとても楽しめます。
自分の願望を映しだす「みぞの鏡」、変身術の授業で習う「マネ妖怪」など映画で見覚えのある魔法が今作でも使われています。
コメントを残す