キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーの動画を無料視聴!ネタバレと感想を紹介

頑強な肉体と清廉な心を持つヒーローを描く『キャプテン・アメリカ』シリーズの記念すべき第一弾が『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』です。

第二次世界大戦時を舞台に、ひ弱な青年スティーブ・ロジャースが如何にしてヒーローのキャプテン・アメリカとなったのか?という物語が描かれます。

今回はそんな『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のネタバレ含むあらすじやキャスト、感想をお伝えします。

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』作品情報

タイトル:キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

原題:Captain America: The First Avenger

監督:ジョー・ジョンストン

脚本:クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー

製作総指揮:ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ナイジェル・ゴステロー、スタン・リー、デヴィッド・メイゼル

製作:ケヴィン・ファイギ

公開日:2011年7月22日(アメリカ)、2011年10月14日(日本)

出演:    クリス・エヴァンス、ヘイリー・アトウェル、セバスチャン・スタン、トミー・リー・ジョーンズ、ヒューゴ・ウィーヴィング、ドミニク・クーパー、トビー・ジョーンズ、ニール・マクドノー、デレク・ルーク、スタンリー・トゥッチ 他

 

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』でメガホンを取ったのは、『ジュマンジ』『ジュラシック・パークⅢ』などで知られるジョー・ジョンストン。

視覚効果畑出身のジョンストンらしく、昔風の画面や特殊効果を用いた肉体など、画作りの随所にこだわりが感じられます。

製作にはマーベルの生みの親であるスタン・リーやマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギなど、ファンにはおなじみの顔ぶれが並びました。

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『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』キャスト

主人公のキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースを演じるのは、『ファンタスティック・フォー』シリーズや『スノーピアサー』などで知られるクリス・エヴァンス。

実際の肉体は筋肉隆々なのですが、今作の序盤ではモーフィングと呼ばれる合成技術で、もやしっ子のような貧弱な肉体で登場します。

主人公の親友バッキー・バーンズ役には、『オデッセイ』『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のセバスチャン・スタン。セバスチャンはこの『キャプテン・アメリカ』シリーズへの出演で一躍知名度を上げました。

他、トミー・リー・ジョーンズやトビー・ジョーンズなど、豪華なメンバーが脇を固めています。

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーのネタバレあらすじ

正義の人、スティーブ・ロジャース

第二次世界大戦下、1942年のノルウェー・トンスベルグ。

将校ヨハン・シュミット(ヒューゴ・ウィーヴィング)率いるナチスの特殊部隊は、強大なエネルギーを内包する「コズミック・キューブ」を奪うことに成功する。

一方、ニューヨークのブルックリン。青年スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)は、肉体こそ貧弱なものの、誰よりも気高い精神と強い愛国心を持っていた。

スティーブは母国アメリカに貢献したい一心で、軍への入隊を志願しては、そのひ弱な身体を理由に不合格となっていた。

そんなある日、親友バッキー(セバスチャン・スタン)と出かけた万国博覧会にて、SSR(戦略科学予備軍)の天才科学者エイブラハム・アースキン博士(スタンリー・トゥッチ)と出会う。アースキンはスティーブの強い意志を見抜き、「スーパーソルジャー計画」の被験者候補としてSSRに徴兵した。

スーパーソルジャー計画とは、身体を強化する超人血清を投与することによって、戦争勝利に貢献するような”超人兵士”を生み出すという計画。

しかし超人血清は被験者に常人離れした身体能力と頑強な肉体を与える一方、被験者の性格をも強化し、善人はより善人に、悪人はより悪人になるおそれがあった。

実際、過去にナチスの捕虜だった際に不完全な血清をシュミットに投与した結果、性格は残忍に、そして外見は赤いドクロの怪物のように変形し、アースキン博士はそれを悔いていた。そのためアースキン博士は、清廉な心を持つ被験者を探し求めていたのだ。

ニュージャージー州のSSR訓練施設、キャンプ・リーハイ。チェスター・フィリップス大佐(トミー・リー・ジョーンズ)と、イギリス出身の女性エージェントであるペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル)の指導のもと、被験者を選ぶための訓練が始まった。

スティーブは体力や肉体の面で他の候補者に劣っており、特にフィリップスからは認められずにいた。しかし「ポールのてっぺんにある掲揚旗を取る」という課題で、ポールに登るのではなくポールを倒すといったアイディアで訓練に食らいついていた。

ある日、抜き打ちテストとして偽の手榴弾が投げ込まれた際、スティーブはただ一人身を挺して手榴弾に覆いかぶさり、皆を守ろうとする。この姿勢が認められ、スティーブはスーパーソルジャー計画最初の被験者に抜擢された。

「キャプテン・アメリカ」の誕生

実験当日。SSR幹部や国の役人らが見守る中、スーパーソルジャー計画が実行に移される。数十秒の激痛に耐えたスティーブは、それまでのモヤシ体型から屈強な肉体へと生まれ変わった。

しかしその直後、米国務省の職員に変装していたナチスのスパイ、ハインツ・クルーガー(リチャード・アーミティッジ)が実験場を爆破。クルーガーは、シュミットからアースキン殺害と超人血清の奪取という命令を受けていたのだ。クルーガーはアースキンを射殺した後、血清のサンプルを持って逃走を図る。

スティーブは実験で得た身体能力でクルーガーを追い詰め、その拍子に血清が破壊された。逃げ場がないことを悟ったクルーガーは、青酸カリで自害する。アースキン博士の死で、スーパーソルジャー計画は凍結された。

超人兵士として生まれ変わったスティーブだが、戦線への出撃は許可されなかった。代わりに軍のマスコット・キャラクター「キャプテン・アメリカ」として、プロパガンダ映画への出演や、キャンペーンショーで全国をまわり国債購入を呼び掛ける毎日……。そんな中、行動をともにするうちにスティーブはペギーと仲を深めるようになる。

ある日、スティーブは慰問に訪れた先で、実際に戦場で活躍している兵士から馬鹿にされていることに気づく。

自分の活動に疑問を抱き始めるスティーブ。そんな中、親友のバッキーが所属する部隊がシュミット率いるナチスの組織「ヒドラ」から急襲されたことを知る。スティーブは天才発明家ハワード・スターク(ドミニク・クーパー)、そしてペギーの助けを借りて潜伏場所に辿りつき、そこからは単身出撃する。

ヒドラはもともとナチスの化学部門として創立され、新兵器の開発などをおこなっていた。しかしあるときから暴走をはじめ、ナチスから独立。世界征服をもくろむ秘密結社となり、人体実験をもおこなっていた。

ヒドラの実験台にされかけていたバッキー、そして捕虜になっていた兵士たちを連れて脱出するスティーブ。バッキーは、「キャプテン・アメリカ」として屈強な肉体に生まれ変わったスティーブの姿に驚く。

スティーブは逃亡の最中、かつてアースキンから手に入れた不完全な血清を投与し、レッド・スカルと化したシュミットの姿を垣間見る。

親友の死を乗り越えて

これをきっかけに、SSRの戦闘部員として認められたスティーブ。バッキーやゲイブ・ジョーンズ(デレク・ルーク)、ジャック・デルニエ(ブルーノ・リッチ)、ジム・モリタ(ケネス・チョイ)らを集めて精鋭部隊「ハウリング・コマンドーズ」を結成し、ヨーロッパの各地に出撃する。

さらにはハワードに作ってもらった特殊スーツと、世界で最も硬い金属ヴィヴラニウムで作られた盾を身に着け、確実にヒドラを追い込んでいった。

活動は順調かのように見えた。しかしある日、ヒドラの科学者アーニム・ゾラ(トビー・ジョーンズ)捕獲作戦にて、バッキーが列車から谷底へと転落。スティーブは親友を失った悲しみに暮れる……。

ヒドラのメンバーは、追い詰められた際には自決するよう仕込まれていたが、臆病者のゾラはヒドラの作戦や秘密をペラペラと喋った。そしてゾラはスティーブたちに、コズミック・キューブを使って全世界を爆撃するという計画があることを話す。

母国を守るため、キャプテン・アメリカがとった行動とは

ゾラの情報で、ついにスティーブたちはヒドラの本部へとたどり着く。

ハウリング・コマンドーズの作戦は、キャプテン・アメリカを囮とし、その隙に本部基地に乗り込むというものだった。

突入した兵士たちによってヒドラは壊滅状態に。スティーブは爆撃機ワルミューレに乗り込んだシュミットを追い、機内に潜入した。

ワルキューレにいたヒドラ隊員を片付け、再びレッド・スカルことシュミットと対峙するスティーブ。一旦は追い込まれるも、シュミットはコズミック・キューブの力で消滅したかのように見えた(実際には消滅ではなく、惑星ヴォーミアへと転送されていた)。

しかしその際、ワルキューレは故障し制御不能に。そしてワルキューレの進路はアメリカを指していた。

アメリカを爆撃させないため、スティーブはワルキューレを自分ごと北極に沈めることを決める。無線でペギーと次のデートの日付を取り付けるする中、ついに通信が途絶えた……。

ハワードは捜索に乗り出し、コズミック・キューブを発見するもスティーブを見つけることはできなかった。

ワルキューレが北極の海に墜落した後、ほどなくして戦争は終結。ペギーはSSRに保管してあったスティーブの資料を取り出し、彼との思い出にふける。

スティーブが目覚めた場所

終戦後、約70年の月日が経った。あるとき、北極の海の中から氷漬けになったキャプテン・アメリカと、彼のトレードマークである盾が発見される。

スティーブは病室のような場所で目覚める。しかし何かがおかしいことを直感したスティーブは、その部屋を飛び出した。

スティーブが目にしたのは、色とりどりの看板や天高くそびえ立つビルの数々。彼は墜落を生き延びており、約70年ものあいだ眠り続けていたのだ。彼が飛び出した場所は、現代ニューヨークのタイムズスクエアだった。

そこへS.H.I.E.L.D.(SSRの後身組織)長官のニック・フューリーが現れ、スティーブに新たな任務を告げる。

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』感想とまとめ

シリーズ第1作となる『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は、海外映画批評サイトRotten Tomatoesでは批評家スコア79%という評価を得ています。これは決して悪い数字ではありませんが、第2作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』が89%、第3作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』が91%(すべて2018年10月17日時点)であることから、地味な佳作として位置づけられる向きも一部ではあります。

しかし『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は、一旦第2作、第3作を観てからもう一度観返すと、間違いなくグッとくる作品でした。

シリーズを通して、キャプテン・アメリカは、清廉な心で自分の信念を貫き通します。世界観を共有するマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の他の登場人物が、ときに揺れ動くのとは正反対です。

その理由や背景が今作を見ると分かります。もともと悪を許さないまっすぐな心を持っていたのが超人血清で増幅された、という理由だけではありません。ときには軍のマスコットとして意にそぐわない活動をさせられながらも、常に「自分のすべきことは何か」「正義のためには何ができるか」と自問自答し続けているのがキャプテン・アメリカなのです。

さらに恩人を殺され、(この時点では)ただひとりの超人兵士となってしまったからこそ、その遺志に応えねば。そんな気持ちもあったのだと思います。

そして劇中、まだモヤシ体型だったスティーブは、不良にボコボコにされながらも「I can do this all day.(一日中だってやれる)」と言います。このセリフは実は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でも発せられているのです。スティーブの精神性がここにも表れています。

また、脇を固める登場人物も軒並み魅力的。例えばSSRエージェントのペギー・カーターが、ぎこちないながらもスティーブと距離を縮めていく描写はたまらなくキュートです。そして天才発明家のハワード・スタークは実はアイアンマンことトニー・スタークの父親。息子と同じくプレイボーイな一面を見られるのも愉快でした。

フィリップス大佐役のトミー・リー・ジョーンズも、さすがベテラン俳優といった風格です。

ペギーやハワードはこの後の作品で再登場しますので、そのオリジンを見られるという意味でも『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』は価値あるものに感じます。

二度三度と観返すごとに味が出る、ガムのような作品が『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』です。ぜひシリーズを通して観ることをおすすめします。

キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャーのネタバレについてはこちら!

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