映画「メッセージ」あらすじ・ネタバレと感想!動画の無料視聴も紹介!

ある日、地球上に現れた12基の未確認物体の目的は何か?征服か、それとも・・・。

数々の映画賞にノミネートされた新感覚のSF映画「メッセージ」のあらすじとネタバレを紹介していきます。

「メッセージ」の予告動画

「メッセージ」作品情報

タイトル:「メッセージ」

原題:Arrival

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

脚本:エリック・ハイセラー

製作:ダン・レヴィン/ショーン・レヴィ/デヴィッド・リンド/カレン・ランダー/アーロン・ライダー

公開日:2016年11月11日(アメリカ)/2017年5月19日(日本)

出演:エイミー・アダムス/ジェレミー・レナー/フォレスト・ウィテカー 他

テッド・チャン原作の「あなたの人生の物語」の映画化で、第89回アカデミー賞では8部門にノミネートされました。

監督のドゥニ・ヴィルヌーヴはこの後にあの名作SF「ブレードランナー」の続編「ブレードランナー2049」に抜擢されています。

「メッセージ」キャスト

主演のエイミー・アダムスは数々の映画賞でたびたびノミネートされている実力派。共に行動するイアン役には「アベンジャーズ」シリーズでホーク役をしていたジェレミー・レナー。

大佐役のフォレスト・ウィテカーは数々の大作に出演し、2006年の「ラストキング・オブ・スコットランド」ではアカデミー賞とゴールデングローブ賞両方で主演男優賞を受賞しています。

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「メッセージ」あらすじとネタバレ

1人の女性が女の赤ん坊を生み、育てていた。その赤ん坊は成長するが、その子は若くして病に侵されて看病の甲斐なく死んでしまう。

その女性の名はルイーズ・バンクス。彼女は大学の講師で言語学の第一人者であった。

出現した謎の物体

講義へ向かう途中では多くの人々がTVに注目していたが、あまり気にしていなかった。

生徒が少ない中、ポルトガル語の講義を始めよとするが生徒たちの様子がいつもと違っていて、なにかあったのかを聞くルイーズ。

するとスマホをいじっていた1人の女子生徒が「TVをつけてください」と言った。

ルイーズがスクリーンにTVをつけると、「モンタナの94号線の北側に、謎の物体が40分前に出現した。政府の機密実験の可能性もあるが、よく似た物が世界各地に出没しているらしい」というニュースが流れていた。

ニュースの最中に大学のサイレンが鳴り、いつのまにか大学入り口で警備している軍人をよけながら学生たちは家路に急いだ。ルイーズも車に乗ろうとすると、2機の戦闘機が上空を通過していた。

車のラジオで続報が伝えられる。高さ450mの未確認物体はアメリカのモンタナ以外にも、日本の北海道、ロシアは黒海とシベリアの2隻が出現、全世界で12隻確認されていた。

帰宅すると、ルイーズを心配した母から電話を受け、ルイーズは「元気、大丈夫」と答える。

ルイーズはずっとTVつけっぱなしにしていた。TVニュースによると、8時間が経過してもなお、まだ詳細は掴めておらず。謎なだけにうかつに近寄ることもできず、各国は対応に困っているようだった。

夜には、ベネズエラからの生中継の映像が流れ、一瞬楕円形の物体がかすかに映っていた。

翌日、非常事態宣言が出され、州兵が5000人、モンタナに派遣された。

国境は封鎖され、飛行機は運航を停止、世間では買占めが相次ぎ、連邦は警官の残業制限を解除する。銃の免許は新規受け付けを停止し、販売店も販売を停止する。

そして48時間が経過してもなお、進展はなかった。

軍への招致

大学でニュースを見ていたルイーズの元へ、黒人男性のウェバー大佐がやってくる。2年前に軍でペルシャ語を翻訳したルイーズは、その功績を買われたのか、その時に交わした「機密取扱資格」が保持されていることを告げ、大佐は録音した音声をルイーズに聞かせる。

音声は、英語での質問の後に聞いたことのない唸り声のようなものが聞こえてきた。大佐は「きみならどう解読する?」とルイーズに質問する。

おそらく異星人のものであろうと思ったルイーズは「単語やフレーズはあったか、何か分かったか」と質問する大佐に対し「未知の言語だもの、直接話さないと」と答える。

しかし大佐はルイーズがただの好奇心で現地へ行きたいだけと思い込み、バークレーのダンヴァーズ教授のところへ向かった。

その夜、家のTVでニュースを見ていたルイーズ。家の玄関先でヘリが着陸し、ウェバー大佐から荷造りしてヘリに乗るように言われる。どうやらダンヴァーズ教授では対応できかねるようだった。

ヘリに乗り込んだルイーズは、同じように招かれた理論物理学者のイアン・ドネリーを紹介される。

郡の関係者は謎の物体のことを「殻」と呼んでいて、それは巨大な米粒が立っているような形だった。

「殻」はモンタナの草原に浮いた状態で静止しており、少し離れた場所に、軍のキャンプ地があった。

ケトラー医師のところへ連れられたルイーズとイアンは、簡単な問診と採決、細菌予防のワクチン注射を受けた後、IDカードを渡される。

設営地内では他の11箇所との直通の映像回線が敷かれ、リアルタイムで情報交換を行なっていた。

念のための放射能防護服を着せられたルイーズは車に乗って「殻」 に向かった。

第1回目の潜入

「殻」は18時間ごとに1回、下のところから扉が開くようになっていて、ルイーズとイアン、ウェバー大佐ら、合計6人は「殻」の真下からリフトを動かして船内へ入った。酸素濃度は地球のそれと変わりなく、汚染もなかった。

物体をためしに上へ放り投げてみると、途中で外壁に落ちるようについてしまった。「殻」の内部は途中で重力の方向が90度変わっていた。

外壁を歩いて上へ向かってみると、彼方に白い光(おそらく頂上)が見えていた。

やがて光のところへ着くと、そこは何か透明な壁で仕切られており、その向こう側には白い霧がかかっている。次第に少し暗くなって、背が高いタコに似た形状をしたエイリアンが2体現れる。そして何か言葉を発する。スタッフは映像や音を録音、ルイーズはただ驚き、結局何もできなかった。

一度キャンプ地に戻ったルイーズはずっとエイリアンの言葉を聞いて、何か手掛かりがないかを探ろうとする。

第2回目の潜入

二度目に入る際、ルイーズは「視覚言語ならば、意思疎通ができるかもしれない」と考え、「HUMAN」と書いたボードをエイリアンに見せる。2体のエイリアンは墨のようなもので「円形」の文字らしきものをいくつか見せる。

早く成果を得たいウェバー大佐は「文字を教えるところから始まるのか」とルイーズに言うが、そこで彼女ははカンガルーのエピソードを話す。

それはクック船長が1770年にオーストラリアで先住民のアボリジニに会った際、今まで見たことのないカンガルーを見て、あれは何かと聞くと、先住民は「カンガルー」と答える。

以来、その生き物はカンガルーと呼ばれるようになる。しかし本当は「カンガルー」=「理解できない」という意味だという話だった。

つまり理解しあわないと対話できないとルイーズは大佐を説得する。

イギリスでは、「代数は理解していないが、高度な数学は理解できるらしい」という手がかりを得ていた一方で、中国では「殻」を敵視し警戒していた。

第3回目以降

三度目、ルイーズは思い切って防護服を脱ぎ、エイリアンに近づく。

透明の壁に手のひらをつけると、エイリアンもヒトデのような触手を壁につけた。

そしてボードにルイーズと書いて名前を理解させようとする。

それを見たイアンも防護服を脱ぎ、イアンと書いた。すると2体のエイリアンは形状の違う、でも円形の文字を見せる。おそらく名前なのだろうがどう読むのかわからない2人。イアンが適当にアボットとコステロと名付ける。

7本脚という意味でエイリアンのことは「ヘプタポッド」と名付けられる。何度かヘプタポッドと接触しているうちにルイーズは彼らの文字はいわゆる表意文字であって、しかも書いているもの(文字)と音声(彼らが発している音)とは関係がないという結論に至る。

パキスタンのチームはさらに表語文字には時系列がないと突き止める。つまり地球人のように、過去と未来といった「時の流れ」が、ヘプタポッドたちにはないいようだった。

彼らが墨で記す円形の文字、たった2秒で示すものを理解することに、地球では1カ月かかった。ルイーズとイアンにとっては、非常に興味深い対象であり、2人は一緒に作業しながら親しくなっていく。

エイリアンへの敵対心

ネットでヘプタポッドの画像が流出し、次第に世間の「殻」への風当たりがきつくなっていく。

ルイーズは娘の夢をたびたび見ていた。無邪気に遊んでいるところや、しゃべるようになった娘と会話をしたことなどを。

絵を描いて「これはパパとママよ」と言う娘。そんな娘に夫とは離婚したことを話すルイーズ。娘は「わかっている」と答えていた。

ある時、ルイーズは「あなたがたは何を目的に地球へきたのか」という質問をし、ヘプタポッドから返ってきたことばは「武器を提供」という意味だった。
ルイーズたちは「武器ではなく道具という意味かもしれないし、提供してくれと頼んでいるのかもしれない」と言うが理解を得られず、各地ではいよいよ「殻」を攻撃しようという動きに変わっていく。
中国とロシアは直通の回線を切り協力チームから離脱する。アメリカでも「人類同士を戦わせることを狙っているのではないか」という見方が強まり、同じく離脱。その後続々と回線を切っていく各国。

困ったルイーズたちはさらに情報を得ようとして、制止を振り切り「殻」の中へ入っていく。しかしすでに「殻」を敵視するマークス大尉たちが、「殻」の中にC4爆弾をセットしていた。
ルイーズとイアンは爆弾設置を知らず、対話を続ける。

質問していたルイーズにヘプタポッドがガラス板をこつこつと叩き、まるでルイーズに壁に直接書けと指示しているようだった。

ルイーズが壁に手をかざすと、墨のようなものが現れ、それと共に、このところルイーズが夢に見る映像が、ルイーズの脳内をめぐりました。

その時ヘプタポッドは突然たくさんの墨を出し、今まで見たことがない、一面に小さな円を無数に示す。
そしてバンと板を叩くと、ルイーズとイアンはその衝撃で、吹き飛びます。その次の瞬間に爆発が起こる。
ルイーズとイアンは脳震盪程度で済んだ。

気絶から目覚めたルイーズは、攻撃の意思はないとヘプタポッドに説明しなくてはと言うが、そんな時に地響きがあり、外に出ると「殻」は高いところまで浮かび上がって再び静止する。

エイリアンへの攻撃態勢

謎の物体「殻」が出現して、27日が経過していた。

中国が、攻撃をする決断を下し、ロシアなども攻撃の考えを示していた。

それを阻止するために、最後に示された「メッセージ」を読み解かねばと、ルイーズとイアンは必死でたくさんの小さな円形の文字を解読しようとする。

作業中、つい居眠りしてしまうルイーズ。夢の中で十代半ばの娘が、ルイーズに「両者が納得するという意味を示す言葉を教えて」と聞く。ルイーズは娘に「妥協?」「ウイン・ウイン?」と言葉を挙げますが、娘はもっと理論的な言葉だと言い、ルイーズはつい「ならパパに電話して」と娘に当たってしまう。

そこで目覚めたルイーズにイアンが無数の円のことを「時間の話のようだ」と言う。

イアンは「空白が多い」ことに気付き、その隙間は「0.08333」…つまり「12分の1」だと説明し理解するルイーズ。

メッセージを12箇所のみんなで力を合わせて解読しろという意味だと、イアンは結論づけ、12箇所の「殻」それぞれがメッセージを全部を合わせれば解読ができるからまた各国で結束しようと進言するが、 すでに他国は交渉が決裂し、回線を切ってしまっているから無理だと言われてしまう。

ルイーズが浮かんだ「殻」へ行くと、小さな円筒形の物体が降りてきて、ルイーズはそれに乗り込む。そして「殻」に入っていく。

中で会ったヘプタポッドは1体でそれはコステロ呼んでいるものだった。

「アボットは?」と聞くと、「アボットは、死の過程」という答えが返ってくる。爆発に巻き込まれたためにだと思ったルイーズは、「ごめんなさい」と謝った。

ルイーズはコステロに、他の地域の「殻」にもメッセージを表示してほしいと頼むが、「ルイーズには武器がある」という答えが返ってくる。

彼らがいう「武器」は、「ことば」のことだった。

これから起こる未来
「なぜ、どうやって?」と聞いたルイーズは、「人類を助けるため」と答えるコステロ。

[3000年後に、人類の助けが要る]

どうやらヘプタポッドたちは3000年後に、地球の人類から助けられるようだった。

そのためにヘプタポッドたちは時間を超越し(彼らには時間という概念がないために)、時間の流れがある人類に前もって、知識を与えていた。

さらにルイーズが見ていた夢もメッセージであることがわかる。

ルイーズは、彼らと接触するたびに鮮明になっていく「娘との夢」が、「未来に起こること」だと気づく。

しかしその夢は切ないもので、夫は娘が病気だと知り離婚して、娘はやがて珍しい病気にかかって死んでしまうというもの。

それからはヘプタポッドと接したことで、ルイーズの感覚は彼らと同じようになっていく。

過去も現在も未来も、ルイーズにはさほど関係がなく未来の出来事が脳内で展開していく。

「殻」から戻ってきたルイーズに、ウェバー大佐は撤退しろという命令を出す。

ルイーズはどうすれば「殻」への攻撃を避けられるか、脳内で模索すると、「ユニバーサル言語」として[ヘプタポッドの言語]という著書を近い未来に出版し、その冒頭で「ハンナに捧ぐ」と書いてあった。

さらにその本の出版パーティーでシャン上将と会い、「私を説得した。君が世界を救った」と言われている自分がいた。
シャン上将は「私の携帯に電話することでね」と言い、「どう繋がるのかは分からないのだが、君は今日知りたいんだろう?」と言ってシャン上将は自分の携帯電話の番号を教えていた。
その脳内映像を見て、ルイーズはシャン上将の電話番号を知り、国際電話をかける。

軍内部では、何者かが国政電話をかけ始めたと知り、躍起になって電話の主を探し始める。見つかったルイーズはイアンに、20秒だけ時間を稼いでと言って脳内映像から、シャン上将の妻の最期の言葉を彼に語りかける。

運命の時

「殻」への攻撃は避けられ、再び各国が協力しあい、ヘプタポッドのメッセージを理解する。

彼らが去った日に、娘・ハンナの物語は始まっていた。

ルイーズが結婚して娘を儲ける相手は、イアンだった。

空を見るルイーズの隣へやってきたイアンに、ルイーズは「この先の人生が見えたら、選択を変える?」と聞く。

イアンはしばらく考えた後、「自分の気持ちを、もっと相手に伝えるかも」と言い、さらに「一番の出会いは彼らではなく、君だ」と言うイアン。

そして抱き合う2人。

将来生まれてくる娘が、自分よりも先に死んでしまうことを知っていながらも、受け入れるルイーズ。

「メッセージ」感想とまとめ

初めに未来を見せて、あたかも娘を失くした母親が主人公と思っていたので、ちょっとどんでん返し的な展開でした。この映画のストーリー自体は単純明快。

しかし本質はSFという形の人間ドラマでした。エイリアンたちはただメッセージを送っただけ。それを周りの人間がどう理解して、その現実を知った時、人間はどう行動するのか。

映像は美しいし、ストーリーのテンポは普通で2時間以内で終わるので、気負わなくて見れるのではないでしょうか。

エイリアンがタコの形をしているのも、進化した人間型よりも、巨大化したタコのようなものの方が現実味?(深海にダイオウイカがいるように)があって、すんなり受け入れられました。

最後に結局結ばれるであろうルイーズをイアンですが、娘が病気になることは避けられないとしても、イアンとの離婚はどうなるのでしょう?

もしエイリアンと話して未来が見えるようになったこと、だからイアンに時間を稼いでもらってでも国際電話をかけたこと。このことなどをラストシーンで抱き合った後にイアンに話したら、ルイーズの話を信じるのか?

未来を知ってしまって怒って離婚してしまうのなら結婚前に全部話した方が悲しまなくて済むんでしょうが、それでもルイーズは何も言わないのか・・・

未来を知ってしまったルイーズとイアンの物語・・・そんな想像しながらレビューを書いているのも楽しいです。

ちなみにこの映画の原作のタイトルは「あなたの人生の物語」です。

ちなみに娘のハンナはげんさくではロッククライミング中での事故で亡くなっています。

あと「ハンナ」と名付けた理由が、前から読んでも後ろから読んでも「HANNAH」というのは、初めに描いた娘との日々が実は未来だったこと、この物語の終りが、その先のつらい人生の始まりであるという、「前だと思ったら後、後だと思っていたら前」みたいな話の流れから来ているものと思われます。

これは直接ストーリーには関係ありませんが、2体のヘプタポッドの名前「アボットとコステロ」は1940年頃から1960年頃まで活躍したアメリカのお笑いコンビからつけられており、アメリカ人はわかったのでしょうが、日本人は適当につけた名前だと思った人も多いのではないでしょうか?私もそのひとりです。ちなみに原作では「フラッパーとラズベリー」でした。

好みはあるでしょうが、ハッピーエンドでもバットエンドでもない、見終わった後に誰かと議論しながら飲める、酒の肴のような映画です。

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