パシフィック・リムを無料視聴!吹き替え動画をpandoraやdailymotionで視聴

『パシフィック・リム』は2013年8月に日本で公開されたSF怪獣映画です。異世界とつながる裂け目が太平洋グアム沖の深海にできたことで、そこから現れるKAIJU(怪獣)たちに巨人兵器を使って立ち向かう人類の戦いが描かれます。

日本の漫画やアニメーション、特撮作品を愛するギレルモ・デル・トロ監督が、人間が中に入って動かす着ぐるみのような質感などKAIJUの描写にこだわり、日本のクリエイターたちに絶賛された『パシフィック・リム』を無料視聴する方法をご紹介します。

パシフィックリムを見る

Contents

パシフィック・リムの予告動画

パシフィック・リムは9tsuやdailymotionで無料視聴できる?

映画好き:彩

9tsuとかdailymotionでパシフィック・リムが無料視聴できるの?

映画を無料視聴できるサイトは色々あります。違法サイトの一覧がこちら!

・PandoraTV(パンドラテレビ)
・dailymotion(デイリーモーション)
・9tsu
・veoh
・streamin

一昔前であれば、これらのサイトで映画を無料視聴することが出来ました。しかし、最近では著作権に関する法律が厳しくなり、たとえ映画の動画アップロードされてもすぐに削除されてしまいます。

また、動画が見れたとしても、音が切れていたり、動画が止まってしまったり、画像が荒いなど、見てるだけでストレスが溜まってしまうことばかりです。

パシフィック・リムが違法にアップロードされていることもあるけど、動画配信サービスも無料で見れるからおすすめだよ!

映画マニア:翔太

これらの違法動画サイトよりも動画配信サービスで高画質な動画を見るのがおすすめです!
どの動画配信サービスも無料期間を設けており、ほとんどが最初の1ヶ月間を無料で視聴することができます。

全ての動画配信サービスを試せば半年以上は無料で見れてしまうのです!!

パシフィック・リムのフル動画を無料視聴できる動画配信サービス

パシフィック・リムを無料で視聴できる動画配信サービスの一覧がこちら!

「パシフィック・リム」が配信されているサイト
FODプレミアム ×
TSUTAYA TV
U-NEXT
Hulu ×
auビデオパス
dTV

おすすめの動画配信サービス一覧

映画だけでなくアダルト動画からマンガまで読めるU-NEXT

月額料金 1,990円
無料期間 31日間
動画配信数 140,000本以上
付与ポイント 1,200ポイント(1,200円分)

U-NEXTでは14万本以上の動画を視聴することが出来、他社よりも圧倒的に動画数が多いのが特徴。アダルト動画も見放題です。すでにDVDで発売されている映画であれば、U-NEXTで見れない動画はほとんどないでしょう。

U-NEXT公式サイト

FODプレミアム

月額料金 888円
無料期間 1ヶ月間
動画配信数 2,000本以上
付与ポイント 1,300ポイント(1,300円分)

FODプレミアムの特徴はなんと言っても付与ポイント。月々888円で毎月1,300円分のポイントがもらえます。ポイントは映画だけでなく、マンガにも使用できるため、最新巻のマンガの1,300円分を888円で買えてしまうのです。映画やドラマを見ない人でもマンガを読みたい人におすすめです!

FODプレミアム公式サイト

TSUTAYA TV

月額料金 933円
無料期間 30日間
動画配信数 10,000本以上
付与ポイント 1,080ポイント

TSUTAYA TVには自宅までDVDを配送してくれるレンタルプランがあり、動画配信では視聴出来ないジブリなどの作品もDVDで借りれば、無料で視聴することが出来ます。

TSUTAYA TV 公式サイト

hulu

月額料金 933円
無料期間 2週間
動画配信数 50,000本以上

HULUは日本テレビが運営しており、ガキ使やアンパンマンなど日本テレビで放送された番組に強い。プロ野球の試合も視聴することができ、様々なジャンル動画を見たい人にはおすすめ。

Hulu公式サイト

dTV

月額料金 500円
無料期間 31日間
動画配信数 120,000本以上

dTVは月額料金が500円!どの動画配信サービスよりも圧倒的に安い。月額料金が安いのにもかかわらず、視聴できる動画数は圧倒的に多い!VODを試したことがないという方にはおすすめです。

dTV公式サイト

auビデオパス

月額料金 562円
無料期間 30日間
動画配信数 10,000本以上

auビデオパス公式サイト

VOD(動画配信サービス)で見るメリット

・画質が良い
・広告がない
・ウィルスに感染する心配がない
・スマホやタブレットでも見れる
・ダウンロードして視聴することが出来る

1、画質が良い

VODで映画を見るのはなんと言っても画質が良い!!pandoraTVや9tsuといった違法アップロードされた映画の画質は悪いし、途中で止まることも多い。一番いい所で止まってしまう時はイライラしてしまいます。

2、広告がない

映画を見るのに広告がないというのは当たり前に思うかもしれませんが、違法アップロードされているサイトはとにかく広告が多い!広告が多いとパソコンの負担になるし、動画も見づらい。

3、ウィルスに感染する心配がない

海外の動画サイトではウィルスに感染してしまうことも多々あります。結果的に大きな代償を支払うこともあります。一方、VODではその心配もありません。

4、スマホやタブレットでも見れる

各VODにはアプリがあります。ブラウザから映画を見ることも可能ですが、アプリで映画を視聴するとより快適な環境で映画を視聴することが可能となります。

5、ダウンロード視聴が可能

VOD専用のアプリがあるので、あらかじめアプリにダウンロードしておくことで、電波に関係なく映画を視聴することが出来ます。通常のブラウザなどで映画を視聴してしまうと通信制限に引っかかってしまい、ネットの利用が困難にならずに済みます。

映画好き:彩

子供に動画を見せてしまうと、すぐ通信制限になってしまって、ネットが使えなくなるよ・・・
動画をダウンロードすればその心配もなくなるね!

映画マニア:翔太

パシフィック・リムが視聴できるオススメのVOD

ほとんどVODでパシフィック・リムを視聴できますが、パシフィック・リムの視聴にあたり、特におすすめなのがU-NEXT!U-NEXTは他のVODよりも圧倒的に作品数が多く、今話題の「カメラは止めるな」もU-NEXTで視聴することが出来ます。

U-NEXTってどんなサイト?

ドラ子

U-NEXTってどんなサイトなの?

U-NEXTは日本最多の動画数を誇る動画配信サービス。洋画だけでなく、邦画やドラマなど様々なコンテンツが視聴できる国内最大のVOD!

しかも、今なら1ヵ月間タダで見られちゃうのです!無料トライアルが終わる前に解約すれば料金は発生しません!実質タダで見られるのです!

ただ、パシフィック・リムを視聴するには別料金が必要となります。しかし、安心してください!U-NEXTでは毎月1200ポイントが付与されるので、無料会員登録しても1200分のポイントがもらえるので、ポイントを使って視聴することが出来ます。

このパシフィック・リムを視聴するには540ポイントが必要ですが、1200ポイントを付与されているので、完全に無料でパシフィック・リムが視聴できるということになります。

U-NEXTで配信中の映画

・ギルバート・グレイプ
・仮面の男
・レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
・マイ・ルーム
・華麗なるギャツビー
・シャッターアイランド
・ウルフ・オブ・ウォールストリート

※2018年10月24日現時点

ドラ子

でも、U-NEXTに登録するのがめんどくさそう・・・
そんなことないよ!登録方法は簡単!

動画好き

登録で入力必要項目

U-NEXTで登録する際に入力必要な項目はたった6個です。1分もあれば登録は終わります。

・氏名
・生年月日

・性別
・メルアド
・パスワード
・電話番号

・お住いの地域
・クレジットカード番号

ドラ子

名前とか生年月日を入力するのに少し抵抗があるかも・・・
クレジットカード番号もちょっと嫌だな・・・
名前や生年月日を入力するのには少し抵抗があるよね・・・
特にクレジットカードを使いたくない人も多いよね!
でも、U-NEXTではクレジットカード番号はSSLという暗号化された通信で登録されるから番号が盗まれることはないんだ!

動画好き

U-NEXTではクレジットカード番号や個人情報を登録する際、SSLという方法を利用して送信を行っています。これは通販サイトのアマゾンなどでも使用されている方法で、SSL対応のサイトで個人情報が盗まれることは基本的にありません。

 

U-NEXTの解約について

ドラ子

「パシフィック・リム」を視聴できるサイトはわかったけど、無料トライアルが終わったらお金がかかるんでしょ?しかも、解約が出来なくなったら最悪だし・・・
うん、サービスを気に入ればそのまま有料会員になっていいと思うよ!でも、解約が出来なくなる事なんてないよ!解約はすごく簡単。1分もあれば解約が完了するよ。

動画好き

動画配信サービスに1度登録したら、解約できないのではと心配される方もいらっしゃいます。

違法サイトでの視聴

ドラ子

なんか違法動画サイトでも「パシフィック・リム」が見れるって聞いたけど、それは本当なの?
そうだね!違法サイトでも見れるよ!例えば、fmoviesが有名だよね。ただ、こういったサイトは無料で視聴できる一方、いろんな広告が表示されているんだ。その広告で個人情報が抜き取られることもあるんだよ!

動画好き

日本のサイトではウィルスにかかる事はほどんどありませんが、海外の違法サイトではウィルスが仕込まれている事が多いので、ウィルスにかかる事も多々あります。

特に最近ではスマホを利用して動画を視聴する方が増え、スマホに感染するウィルスも増えました。スマホにはいろんな個人情報や金融情報が詰まっており、スマホの情報が盗まれると大変な事が起きてしまいます。

また、海外の動画サイトは英語しかないので、日本語字幕がないということが多い。英語がわからないとかなりわかりづらい。

ドラ子

違法サイトで見てみたいけど、ウィルスに感染するのは嫌だし、日本語字幕がなかったら全然わかんないよ・・・
パソコンならまだいいけど、スマホで見るのは本当に危険なんだよ!

動画好き

海外の動画サイトでの視聴はオススメしません。ウィルス以外にもこういったデメリットがあります。

海外動画サイトのデメリット
・画質が悪い
・削除されることが多い
・広告が多い
・再生中に止まる
・ウィルスへの感染
など

海外の違法動画サイトについてはこういったデメリットがあげられます。

違法サイトじゃあ広告が多いし、英語の動画しかないからやっぱりU-NEXTがおすすめだよ!

動画好き

ドラ子

違法サイトは怖いね・・・やっぱりU-NEXTに登録してみるよ!

パシフィック・リムを海外のサイトで無料視聴

パシフィック・リムを海外のサイトで視聴することは出来ます。ウィルスに感染する覚悟がある場合はこちらの記事を参考にしてください。

パシフィック・リムを海外のサイトで無料視聴する方法

『パシフィック・リム』の作品情報

タイトル:パシフィック・リム

原題:Pacific Rim

原案:トラヴィス・ビーチャム

監督:ギレルモ・デル・トロ

脚本:トラヴィス・ビーチャム/ギレルモ・デル・トロ

製作:ジョン・ジャッシニ/メアリー・ペアレント/トーマス・タル

公開:2013年7月12日(アメリカ)2013年8月9日(日本)

出演者:チャーリー・ハナム/菊地凛子/イドリス・エルバ/チャーリー・デイ/バーン・ゴーマン/クリフトン・コリンズ・Jr/マックス・マーティーニ など

マイク・ミニョーラのアメリカン・コミックを映画化した『ヘルボーイ』(2004年)に、自分はファンだと公表する小説家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの作品の世界観を取り入れたギレルモ・デル・トロ監督は、H・P・ラブクラフトの『狂気の山脈にて』の映画製作を予定していました。

しかし、ギレルモ・デル・トロ監督が製作費などの条件に妥協できなかったため映画製作会社がプロジェクトを停止させ、次に監督をすることになったのが本作でした。彼が本作を手がけなければ、日本の特撮ファンやアニメファンも喜ぶような仕上がりにはならなかったかもしれません。

『パシフィック・リム』のキャストについて

チャーリー・ハナムは2008年から2014年まで放映されたアメリカのドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』で主役のジャクソン・テラーを演じていましたが、『パシフィック・リム』で主役を演じて一気に日本での知名度が高くなりました。また、『ヘルボーイ』シリーズで主役を演じるなど、ギレルモ・デル・トロ監督作品の出演が多い俳優のロン・パールマンも本作に出演しています。

菊地凛子が演じた、本作のもう1人の主役である森マコの子供時代を演じたのは、本作がハリウッドデビューの芦田愛菜でした。彼女の迫真の演技を、ギレルモ・デル・トロ監督は子役としてではなく1人の女優として高く評価し、称賛したそうです。

『パシフィック・リム』のあらすじ・ネタバレ

子供の頃、ローリー・ベケットは「エイリアンはいるのか?」と夜空を見上げた。だが、彼が15歳だった2013年8月、太平洋グアム沖の深海の底のプレートが崩落してできた『ブリーチ』(時空の裂け目)から地球外生命体が現れる。異次元とつながる扉が開き、日本語のKAIJU(怪獣)と名付けられた巨大生命体がサンフランシスコを襲った。

怪獣“アックスヘッド”はアメリカ軍の総攻撃で6日後に倒されたが、3つの都市の壊滅で数万人が亡くなる。6か月後にフィリピンのマニラに2体目が、その後、メキシコに3体目が出現。太平洋沿岸都市には怪獣の襲撃が続き、人類は怪獣と戦う巨人兵器、ロボットのイェーガー(ドイツ語で狩人)を建造した。

当初はパイロットが1人だったが、神経への負荷が強すぎるため2人がそれぞれ右脳と左脳でイェーガーを操縦する。イェーガーは怪獣に勝つようになり、危機は去ったはずだった。だが、2020年2月、アメリカのアンカレッジを怪獣”ナイフヘッド’が襲撃。ローリーは兄のヤンシー・ベケットとイェーガー“ジプシー・デンジャー”で出撃した。

学業もスポーツも成績は今一つのローリーだが、パイロット2人で神経同調(シンクロナイズ)してイェーガーを操る『ドリフト』の才能があるのだ。ドリフトは戦闘機の神経操縦システムの応用で、パイロット2人は記憶が溶け合って心身一体となり、2人のつながりが深いほどイェーガーは強くなる。

ペケット兄弟は環太平洋防衛軍(PPDC)司令官のスタッカー・ペントコストの指令を無視し、アンカレッジ沖16キロにいる船を助けた。”ナイフヘッド“にプラズマ砲2発を撃ち込んで倒したと思ったが逆襲され、左腕を破壊される。さらに機体を突き破られ、ヤンシーは殺された。

兄が死ぬのを見たショックと1人での操縦による脳の負担に耐え、ローリーは胸から発射する熱戦で“ナイフヘッド”を倒“す。“ジプシー”は海岸に着くが、機体もローリーもひどく傷ついた。

イェーガーのパイロット復帰を決断するローリー

怪獣はイェーガーの戦術に適合して進化し、ペルーのリマ、アメリカのシアトル、ロシアのウラジオストックではイェーガーが破壊されて失われた。2024年、カテゴリー4の怪獣の出現でイェーガー計画が有効ではないと判断した世界各国の政府は、計画の終了と海岸線防護壁の建設を決め、防護壁完成までの8か月間だけPPDCに予算を出す。

ローリーは“命の壁”と呼ばれる防護壁の建造作業員として、アメリカのアラスカ州シトカにいた。ある日、ローリーはテレビのニュースで、オーストラリアのシドニーを襲撃したカテゴリー4の怪獣“ムタヴォア(ブレードヘッド)”が、1時間で“命の壁”を突破したのを知る。その怪獣を倒したのはハークとチャックのハンセン親子が操縦するイェーガー“ストライカー・エウレカ”だった。

その直後、ぺントコストがローリーを訪ねてくる。彼は復活させた旧式の第3世代機のイェーガーのパイロットが必要で、ローリーを捜したのだ。だが、兄が死んだ時に脳を接続していたローリーは「あんな思いはしたくない」と断る。しかし、ペントコストに「世界の破滅が迫っている。どこで死にたい?」と聞かれ、香港にあるイェーガー基地のシャッター・ドームへ向かった。

2人を出迎えたのは第3世代機復旧計画の責任者の森マコだった。彼らはエレベーターで研究班のハーマン・ゴットリーブ博士、ニュートン・ガイズラー博士と一緒になる。ローリーはハーマン曰く怪獣オタクのニュートン、愛称ニュートの左腕に2017年に兄と倒した“ヤマアラシ”のタトゥーがあるのに気づいた。

自分たちはレジスタンスと言うペントコストは、基地の怪獣タイマーは襲撃があるたびリセットされ、その頻度は増えて次は1週間後の予定と話す。かつて30機が格納された基地にあるイェーガーは4機だけだ。

中国製の“クリムゾン・タイフーン”はパイロットが3つ子のチャン・ウェイ、ジン・ウェイ、フー・ウェイのタン兄弟で、第1世代の生き残りである最後のT‐90型の“チェルノ・アルファ”はパイロットがサーシャとアレクシスのカイダノフキー夫妻だった。

“ジプシー・デンジャー”と仲間との再会

ローリーは6年前にマニラで一緒に戦ったハークと再会する。シドニー襲撃の前日に解任されていた彼とチャックは、唯一の第5世代機で最速機の“ストライカー”が残っていたため怪獣を倒せた。ベントコストはその機体に裂け目までTNT火薬120万トン相当の1000キロの核弾頭を運ばせる作戦を明かす。核爆弾を手配したのはカイダノフスキー夫妻で、他の機体は核爆弾を守るのだ。

ハーマンは最初は怪獣の襲撃の間隔が半年だったのが、3か月、1か月半と短くなり、シドニーは1週間で、4日後には8時間、いずれは4分間になって、7日後には2体同時出現の予測をペントコストに伝える。さらに、通る怪獣が増えれば裂け目は常に開いた状態になり、その中に爆弾を投下して異次元との通路を破壊できると言った。

怪獣のサンプルを研究するニュートは、形が違ってもDNAは完全に同じでクローンだと言う。イェーガーのシステムを使い、損傷して弱っているが生きている怪獣の脳と自分が神経同調すれば、裂け目を通る方法がわかるはずと力説した。だが、神経負荷の大きさを危惧したペントコストは却下する。

ローリーは“ジプシー・デンジャー”を見せられて驚き、PPCDの指令センターの管制官テンドー・チョイとの再会を喜んだ。ローリーはマコがイェーガーのパイロットになるのをペントコストが許さないと聞く。パイロット候補を選んだマコは、何をするかわからないローリーの危険性を指摘した。

ローリーは実戦での決断は自分が下し、その結果は自分が背負うことをいつかわかる時がくるとマコに言う。パイロット候補者のトライアルが始まることになり、マコは参加を拒むペントコストに「私が彼とイェーガーに乗るべきだと思っています」と迫った。ペントコストは復讐心を任務に持ち込まないようにと、マコの考えを否定する。

5年のブランクの間は“壁”を建設していたことで、ローリーは食堂でチャックから嘲りの言葉を浴びせられた。チャックが愛犬のブルドッグのマックスを連れて席を立つと、ハークが叱るべきタイミングがわからずに1人で育てたからと謝るが、ローリーは「今、叱るべきです」と答える。

怪獣を操る異世界の知的生命体の狙い

翌朝6時にトライアルが始まり、棒術でローリーは強さを見せる。不満気な様子のマコにローリーが理由を聞くと、「二手早く倒せるはず」と答えた。ローリーはマコに戦いを挑み、一度は断ったベントコストは「戦いではなく適合性を試すテスト」として許可する。

4ポイント先取が勝者のテストは接戦で、3対3になるとペントコストは止めた。マコの腕を認めたローリーは「彼女と組む」と言うがペントコストは許さず、2時間後にローリーと組むパイロットを紹介すると告げて去る。ローリーは適合性を感じたマコに逆らうように言うが、司令官を尊敬するマコは聞き入れなかった。

テレビのニュースは、“命の壁”が無力と知った太平洋岸の市民が政府に疑問を抱いて暴動を起こしたと伝える。ペントコストは“ジプシー”のドリフト実験の直前、マコに「昔、私は君に約束した」と言って小さな赤い靴を渡し、着替えるように言った。

ドリフト実験のブレイン・ハンドシェイクの前に、ローリーはマコに「“ウサギ”を追うな」と忠告する。“ウサギ”とはパイロット2人の記憶のことで、気を取られると同調が乱れるのだ。2人はシンクロナイズして“ジプシー”は起動準備となる。だが、そこに手製の装置で怪獣とのドリフト実験を行なって倒れたニュートを見つけたハーマンがやって来た。

ニュートはペントコストに怪獣の飼い主の生命体たちは植民地を探していると言う。彼らは支配した星の資源が尽きたら、次の星へ行き、恐竜がいた時代の地球に来たことがあった。だが、当時の大気に適合できず、大気汚染やオゾン層の破壊による今の大気の状態に適合できるため戻り、怪獣は斥候だと語る。

次の狙いは人類の駆除で、その武器の怪獣はクローン培養されていた。ペントコストはさらに情報を得るため、怪獣とのドリフト実験をするように言うが、新鮮な怪獣の脳がないとできない。ペントコストは怪獣のパーツを保存して売る、アジアの闇市場の黒幕のハンニバル・チャウの名前を出した。

彼はペントコストに資金を提供する代わりに、怪獣の死骸を自由にできる違法な権利を得ている。ペントコストは「彼を信用するな」と言いながら、捜して会うようにニュートに言った。

ドリフト実験でローリーが知るマコの過去

”ジプシー”の起動を見てもローリーを侮蔑するチャックを、ハークは「兄に死なれながら、単独で操縦して帰還した男だ。敬意を払え」と叱る。調整は成功したが、ローリーが兄の死の記憶で同調を乱した。さらに、マコが怪獣“オニババ”の襲撃で両親を失った過去を深追いし、赤い靴を手に怪獣から逃げ隠れした過去に囚われてしまう。

マコが無意識にウェポン・システムを起動させ、テンドーは“ジプシー”のプラズマ砲の起動を止めるため緊急停止しようとした。だが、神経結合の強さからできず、パワー・ケーブルを抜いて動力を切り、”ジプシー”は停止する。

チャックは核爆弾を守る”ジプシー”のパイロットが過去の英雄のローリーと新米のマコでは納得できないと、ベントコストとハークに言った。「チームの恥だ」と言うチャックの自分への侮辱に耐えたローリーだが、マコを犬(ビッチ)呼ばわりされて殴りかかる。

ペントコストとハークが喧嘩を止め、ローリーとマコを自室に呼んだペントコストは2人を組ませた自分のミスと言って、経験不足のマコを解任した。だが、マコの記憶をすべて見たローリーは、マコを外す理由は別にあるはずだと言う。“オニババ”を倒してマコを救ったイェーガー“コヨーテ・タンゴ”のパイロットはペントコストなのだ。

育てたマコを大事に思っているのが理由とローリーは考え、マコの能力を発揮させるようにペントコストに頼むが断られる。ペントコストは「最後まで戦って勝て」が信念で、パイロットに求めるのは命令への服従と戦闘力だと言い切った。ローリーはマコに本当の結合には信頼が必要で、ドリフトは成功したと話す。

そんな時、2体のカテゴリー4の怪獣の“オオタチ”と“レザーバック”が出現した。“タイフーン”と“チェルノ”が港を防衛するため沖で戦い、核爆弾を運ぶ予定の“ストライカー”は海岸線で待機し、ローリーとマコは基地に残れという命令が出る。

新コンビで出撃する“ジプシー・デンジャー”

骸骨街に行ったニュートは、ペントコストに渡されたカードの紋章を手がかりにハンニバルを捜し出した。ハンニバルは怪獣の脳は頭蓋骨が厚すぎて取り出せないと言う。ニュートは2つの脳を持つ怪獣の第2の脳でいいと頼み、理由は怪獣とのドリフトと答える。

“タイフーン”と“チェルノ”は“レザーバック”に機体を壊されて苦戦した。チャックは「見殺しにする気か」と言ってハークと命令に逆らって助けに行く。だが、“オオタチ”に“タイフーン”はコックピットをむしり取られ、“チェルノ”は強酸を浴びせられて機体が溶け、コックピットが浸水してカイダノフスキー夫妻は戦死した。

“ストライカー”は“レザーバック“の電磁衝撃波でデジタル回路がダウンし、操縦不能となる。ハンニバルは怪獣の狙いは双方向に思考を共有したニュートだと言って、自分のシェルターに逃げる。公共の避難所に逃げ込んだニュートだが、“オオタチ”は彼を追ってきた。

“ストライカー”は“レザーバック”の攻撃でハークが右腕を骨折して窮地に陥る。だが、アナログの原子力で動く“ジプシー”が出撃し、“レザーバック”をプラズマ砲で仕留めた。さらに“オオタチ”をチェーン・ソードで倒すと大気圏外から帰還する。ローリーとマコは英雄として迎えられ、チャックも2人を認めた。

ペントコストは「祝っている暇はない」と怪獣タイマーをリセットさせる。彼が鼻血を出したのをマコが気づかせたのを見逃さなかったローリーは、ペントコストに重病か聞いた。放射線シールドを装備しなかったイェーガーの第1世代機に数多く乗り、最後の任務の東京で3時間、1人で戦ったため被爆したという。

ハンニバルは“オオタチ”の体のパーツを収集したが、第2の脳は損傷していた。だが、妊娠していた“オオタチ”から幼獣が生まれる。へその緒で窒息死したと見えた幼獣は息を吹き返し、ハンニバルを飲み込んで死んだ。駆けつけたハーマンはニュートと一緒に幼獣とドリフトする。

裂け目を破壊する困難な作戦

カテゴリー4の過去最大級の怪獣が2体現れたが、裂け目にとどまっていた。ペントコストは“ジプシー”と”ストライカー”の出撃を命じるが、骨折したハークは操縦できない。今度イェーガーに乗ったら死ぬのを知るマコは止めるが、ハークの息子となら同調できるペントコストは”ストライカー”に乗った。

“ジプシー”と“ストライカー”は“スカナー”と“ライジュウ”がいる裂け目へ向かう。基地に戻ったニュートとハーマンは、怪獣のDNAがないと裂け目は通過できないと伝えた。すると、一度に3体出現というハーマンの予測どおり、初のカテゴリー5の怪獣“スラターン”が現れる。

“ジプシー”は右腕をもぎ取られ、右足を損傷しながら“ライジュウ”を倒した。“ストライカー”は“スラターン”に機体を壊され、核爆弾を切り離せない。裂け目の破壊は“ジプシー”の原子炉を使うことになり、“ストライカー”は“スカナー”と“スラターン”を道連れに自爆した。その直前、ペントコストにチャックは「光栄でした」と言い、マコは「先生、愛しています」と伝える。

機能が停止していく“ジプシー”は怪獣の死骸を手に裂け目へ向かい、生きていた“スラターン”を捕まえて裂け目へ落ちる。“スラターン”に機体を壊され、マコの酸素量は危険な状況になるが、“スラターン”にとどめを刺しながら裂け目の中に入った。ローリーは酸素を分けたマコの脱出ポッドを射出する。

”ジプシー”の原子炉をオーバーライドさせるには手動での起動が必要で、ローリーの脱出ポッドの射出は爆発直前だった。爆発の直撃で裂け目は崩壊する。海上に出るとマコは無事だが、センサーではローリーの生体反応がなかった。マコが「死なないで」と抱き締めると、ローリーは目覚める。

基地ではハークが「タイマーを止めろ」と指示した。基地が歓喜に沸く中、ハークは亡き息子に世話を頼まれたマックスを見て笑みを浮かべる。ローリーとマコも笑顔で顔を寄せ合った。

『パシフィック・リム』の感想とまとめ

冒頭から怪獣と人類との戦いの歴史、イェーガーの建造などの歴史が語られるので、作品の世界にすんなりと入れると思います。さらに、アニメなど人間が操縦するロボットものの楽しみの1つが、パイロットが戦闘用のスーツを着用してコックピットに乗り込み、ロボットが起動して出撃するまでの流れですが、本作ではベケット兄弟の出撃シーンでそれらを細部まで存分に見せてくれます。

見どころのイェーガーと怪獣のバトルシーンはダイナミックで迫力があり、まさに血沸き肉躍るという感じですね。その一方で、細部までこだわっているのがおもしろかったです。例えば、戦闘に巻き込まれたビルの室内のデスクの上のニュートンの揺りかごと呼ばれる装置が、振動で動き出すという本編の流れには全く関係のない小ネタなど、遊び心もあって楽しませてくれます。

そして、兄を失ったローリー、両親を失ったマコ、マコを育てたペントコストに加えて、父親に素直ではないチャックと息子をきちんと育てられなかったハークなど、幸せで円満な家族関係がない人々の変化や成長も描かれます。友情や仲間への愛情、真の親子愛によって気持ちが変化し、言動が変わっていく姿も丁寧に描写されて、人間ドラマとしても堪能できます。

ローリー役のチャーリー・ハナム、マコ役の菊地凛子、チャック役のロバート・カジンスキーもいいのですが、ペントコスト役のイドリス・エルバ、ハーク役のマックス・マーティーニが静の表情で見せる、渋くて繊細な演技が光ります。また、SF作品に登場しがちな、研究に没頭しすぎたマッドサイエンティストに近い存在で登場するニュートとハーマンのコンビもいい味を出していますね。

そして、何といっても秀逸なのがマコの子供時代の芦田愛菜です。両親を失って怪獣から逃げる時の悲哀や恐怖といった感情が「ママ!」という叫び声や泣き声、表情からヒシヒシと伝わってきました。イェーガーから現れたペントコストを見た時の安堵の表情からの笑顔まで迫真の演技の連続で、怪獣に襲撃されてイェーガーに救われた人々の気持ちを代弁しています。

1つ難点を言えば、イェーガーはとても見分けやすいのに、怪獣は形や色合いがパッと見で区別できるほど大差がなく、2体同時の戦いでは見分けがしにくいシーンがありました。それでも、ロボットファンや怪獣ファンにはたまらない傑作であることは間違いないです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)