映画『宇宙戦争』のあらすじ・ネタバレと感想を紹介!

『宇宙戦争』はH・G・ウェルズによる同名のSF小説が原作で、ある日、突然、異星人の襲撃を受けたアメリカに住む男性が、子どもたちを守りながら生き延びようとする姿を描いています。

1938年にはラジオドラマ版、1953年には同名の映画が作られました。2005年6月に公開された本作は、1950年代は不可能だったCGが駆使されています。『侵略者』の姿や街が破壊される様子が非常にリアルな『宇宙戦争』についてご紹介いたします。

宇宙戦争の動画を無料視聴

宇宙戦争の動画を無料視聴できるサイトをご紹介します。

宇宙戦争の動画を無料視聴

「宇宙戦争」の作品情報

タイトル:宇宙戦争

原題:War of the Worlds

原作:H・G・ウェルズ『War of the Worlds』

監督:スティーヴン・スピルバーグ

脚本:ジョシュ・フリードマン/デヴィッド・コープ

製作:キャスリーン・ケネディ/コリン・ウィルソン

公開:2005年6月29日(アメリカ・日本)

出演者:トム・クルーズ/ダコタ・ファニング/ジャスティン・チャットウィン/ミランダ・オットー/ティム・ロビンス など

本作はラジオドラマ版や1953年の同名映画で描かれた要素も盛り込んだ作品となっています。登場人物も小説そのままではなく、ティム・ロビンスが演じたハーラン・オグルビーは原作小説の登場人物2人をミックスさせた人物となりました。

またスピルバーグ監督は本作で異星人に襲撃された人々の衝撃、悲しみや怒りという思いを、2001年9月11日にアメリカで起きた同時多発テロ事件で人々が受けた衝撃や思いになぞらえて描いているそうです。

「宇宙戦争」のキャストについて

本作ではスピルバーグ監督とトム・クルーズが『マイノリティ・リポート』(2002年)以来となるタッグを組みました。その作品で特殊な任務を行う優秀な捜査官を演じたトム・クルーズは、かっこいい二枚目の主人公を演じることが多いのですが、本作では離婚歴がある冴えない父親を演じています。

また息子役のジャスティン・チャットウィンはテレビドラマでの活躍が目立ちますが、鳥山明原作の漫画の『ドラゴンボール』を実写化した映画『DORAGONBALL EVOLUTION』(2009年)では、主人公の孫悟空を演じました。

「宇宙戦争」のあらすじとネタバレ

アメリカのペイヨンで暮らしているレイ・フェリアーは、港で船舶の貨物を扱うクレーンのオペレーターとして働いている。1時間に40個のコンテナを下ろせる腕利きだが、家庭はうまくいかなかった。離婚した元妻のメリーアンが息子のロビーと娘のレイチェルを引き取っている。その日は朝8時半にメリーアンが2人を連れてくる予定だった。

妊娠中の元妻が夫のティムとボストンの実家に行って日曜日の夜9時半に戻ってくるまでの間、レイはロビーとレイチェルを預かる約束だ。子育てが得意ではないレイは子どもの気持ちや行動に対して少し気が利かないところがあるロビーは気乗りしていない様子にもかかわらず、レイは「5分だけでいい」とキャッチボールをした。

だが、宿題のレポートの話がきっかけでレイはロビーを怒らせる。さらにロビーの扱い方を教えようとするレイチェルには冷たい態度をとった。次の仕事に備えて寝ようとするレイはレイチェルに「食事は?」と聞かれ、「出前を取れ」と答える。テレビのニュースは地震が発生した日本、そしてウクライナなどで起こった磁気嵐を報じていた。

レイが起きると、レイチェルは自分でメニューにあったナチュラルフーズの出前を取って食べ終わっていた。ロビーの姿はなく、レイチェルによるとレイの車で出かけたという。慌ててレイが外に出ると、街の人々の多くが立ち止まって上空を見ていて、写真を撮っている者もいた。その方向をレイが見ると不気味な巨大な黒い雲が見える。

よく見ようと裏庭に回ると嵐と思われる黒い雲の方向に強風が吹き始め、風がやむと稲妻が何十回も同じ場所に落ちた。怖がるレイチェルとともにレイは家の中に入ったが、稲妻がやむと街は停電し、家電や電子機器、電池を使うものがすべて止まって動かなくなる。近所の様子を見に再び外に出ると、車が動かないためロビーが帰ってきた。

突然出現して攻撃する未知のマシーン

ロビーの話では26回も雷が落ち、そこに大きな穴が開いたという。レイはロビーにレイチェルと一緒に家の中にいるように命じると、野次馬とともに落雷があった場所を見に行った。アスファルトからは蒸気のようなものが出ているが、冷たく凍っている。すると、その下で何かが動き始め、建物を破壊するほどの地割れがいくつも発生した。

大きな地響きのあと、落盤によってできた穴から出てきたのは。3本の足のようなものがある巨大なマシーンだった。のちに『トライポッド』と名付けられた歩行機械は起動すると、人々を2箇所から発する光線で襲撃する。それは宇宙の彼方から地球を監視し、人類の様子を観察してきた、高度な知能を持つ冷徹で非情な生命体の攻撃だった。

白い砂埃まみれで家に戻ってきたレイは茫然自失といった感じで座り込み、子供たちに「話して」と急かされても「真っ白けだよ」としか答えない。砂埃に見えるものには光線を浴びて死んだ人の体が灰になったものもあった。ようやく我に返ったレイは子どもたちに「1分でここを出る」と言って、食料など持ち出すものを指示する。

さらに、レイは密かに隠し持っていた拳銃を背中に隠した。落雷の直後、自動車修理の仕事をする知人のマニーが客の車のスターターが黒焦げになったと言った時、レイはコイル交換をするようにアドバイスしていた。その車を見つけて乗り込むと、マニーが気づいて止めようとする。レイは「乗れよ。乗らないと死ぬぞ」とマニーに言った。

パニックになるレイチェルがふと後ろを振り向くと何かが爆発する。レイはロビーにドアを閉めさせて発進すると、光線を浴びたマニーの体が灰になるのがサイドミラーに映っていた。レイたちが乗った車を追いかけるように次々と背後の建物やハイウェイが破壊され、崩れていく。大きな通りに出るとたくさんの車は止まったままだった。

パニックになったレイチェルを『腕のおまじない』でなだめたロビーに質問され、レイは「地面からマシーンが出てきて、すべてを灰にしている」と打ち明ける。だが、理解できないロビーは海外からのテロ攻撃なのかと質問し、レイは「マシーンは地面に埋まっていた。稲妻に乗ってきた奴らがそれを操っている」と答えた。

驚異的な破壊力を持つマシーンの攻撃

車が動かないばかりか、空にはヘリコプターも飛行機も飛んでいない。レイたちはメリーアンの家に向かったが、彼女たちは家には戻らなかったのか誰もいなかった。家の中は電気がついているが、ボストンのメリーアンの両親の家と連絡を取ろうとしても、有線の電話もつながらない。レイはとにかく何か食べようと提案した。

だが、ロビーが持ってきた、レイの家の冷蔵庫にあったものはケチャップやソースばかり。台所にあった食パンにピーナッツ・バターを塗るレイだが、レイチェルにピーナッツ・アレルギーだと言われる。生まれた時からそうなのだが、レイは知らなかった。お腹は空いていないのでパンは要らないと2人に言われ、レイは少しやけ気味になる。

子どもたちに「もう心配ない。ここにいれば安全だ。朝になればママとティムが帰ってきて元通りだ」と言うレイだが、地下室で寝ることにした。だが、寝ていると明かり取りの窓から屋外で光が点滅し、地下室も停電になる。そして地下室が振動し始めて危険を感じたレイは、2人に「隠れ場所は?」と聞いてさらに下層の部屋に逃げ込んだ。

朝、目覚めたレイが外に出ると、ジャンボジェット機が墜落していた。そこで出会ったのはニュージャージーから来たカメラクルーで、マシーンに反撃した州軍の密着取材をしていたという。だが、マシーンにはシールドがあり、州軍の砲弾は命中する前に手前で爆発したそうだ。映像を見ると何体ものトライポッドが破壊を続けて進んでいる。

その映像には、カプセルが稲妻の光に乗ってマシーンが埋まっている場所に入っていくのも映っていた。遠くから響く音を聞いてカメラクルーは先に出発し、レイたちも出発することにする。外の惨状を見せまいとレイはレイチェルに自分だけを見るように言い、抱きかかえて車に乗せた。しかし、周囲を見たロビーはショックを隠せない。

戦いたがるロビーと暴徒化する人々

ボストンに向かうことにしたが、動く車は狙われると考えて高速道路は避けることにした。橋かフェリーを使ってハドソン川を渡り、裏道を抜けて行くことにする。未知の侵略者を殺したいと考えるロビーは、何もかも命令する父を「レイ」と呼んで口喧嘩になった。その後、レイチェルがトイレに行きたいと言い出してレイは車を止める。

レイが心配するものの用を足すところを見られたくないレイチェルが離れて川に近づくと、何十体もの死体が流れてきた。捜しにやってきたレイがパニックになりかけたレイチェルの目をふさいで車に戻ると、軍の車の隊列が通る。自分も戦おうと隊列に声をかけるロビーに、レイは「10歳の妹を巻き込まない方法を考えろ!」と言って怒った。

だが、ロビーはレイが計画など考えもなしに自分たちをボストンにいる母親のところに連れて行き、そのまま押し付ける気で、自分勝手な奴だと非難する。しかし、レイチェルが「一体何をする気? あたしはどうなるの?」と泣いてロビーを止めた。ボストンを目指す途中で、レイは睡眠をとるため無免許のロビーに運転を代わってもらった。

それまではほとんど人に会わなかったが、夜になると大勢の人が避難するため歩いているところに出る。再びレイが運転するが、ハドソン川のフェリー乗り場まであと3マイルのところで「車に乗せろ」という人々に囲まれてしまった。突っ切って行こうとするが、子供を抱いた母親をよけようとした車が電柱にぶつかって止まってしまう。

人々は正常な判断ができず暴徒化していた。レイとロビーは無理やり降ろされて殴られ、レイチェルがまだ中にいる状態で乗り込む人々を見て、思わずレイは空に向けて拳銃を発砲する。いったん静まったが、レイに銃を向ける男にレイチェルを降ろしたあとの車を奪われた。だが、レイの拳銃を拾った男が車を奪った男に発砲して大騒ぎになる。

攻撃されても無傷なマシーンの進撃

とりあえずダイナーに入ったレイは子どもたちの前で涙を見せた。フェリー乗り場に向かう人々の話では世界の情報が錯綜し、踏切で足を止めると車内が燃えた電車が通り過ぎる。フェリー乗り場付近は照明がついていて、レイは知人のシェリルと彼女の娘のノラと偶然出会った。だが、その時、空を飛ぶ鳥を見ていたレイチェルが何かに気づく。

レイたちが振り向くと山の上にトライポッドの姿があった。トライポッドが発する音とサーチライトに人々はパニックになり、まだ乗れるはずなのに出航しようとするフェリーに人々が押し寄せる。レイは隙を突いてみんなと乗り込むがシェリルだけが乗れなかった。しかし、水中にいたトライポッドが浮上してフェリーは転覆してしまう。

水中のトライポッドは人間を1人ずつ拾い上げて機体の中に入れている様子だった。ノラとはぐれたレイたち3人は岸に上がって逃げるが、空からはたくさんの衣服だけが降ってくる。どこへともなく逃げるように歩いていると、戦闘機やヘリコプターも加わった軍がトライポッドと戦っているのが遠目に見え、その方向へロビーが走って行った。

ここで待つようにレイチェルに言い含めてレイがロビーを止めに行くと、その隙に夫婦らしき2人が「パパを待っている」と言うレイチェルを「1人にしておけない」と言って連れ去ろうとする。レイは「嫌いでもいい。お前を愛している。妹のことを考えろ」と説得するが、ロビーは「どうなるか見届けたい。お願いだから行かせて」と言った。

「助けて!」というレイチェルの悲鳴にレイはロビーをつかんでいた手を離さざるを得ず、レイチェルを取り戻す。その直後、ロビーが行った方向の丘から火だるま状態の多くのジープが走ってくると、丘の向こうで大爆発が起こった。それでもトライポッドはまったく無傷で、レイたちは「こっちだ!」と叫ぶ男の家の地下室に逃げ込む。

レイはロビーを心配するレイチェルをなだめて寝かしつけようとした。だが、彼女が持っていたメダルが乗馬でもらったものであることも、彼女がリクエストする歌も知らず、子守歌にはならない歌を歌う。レイたちを助けたハーラン・オグルビーは家族を亡くし、人類はトライポッドを操る侵略者に勝てず、駆除されて絶滅すると考えていた。

救急車の運転手だったオグルビーは搬送者を見てきた経験から「慌てて逃げるのが一番悪い。俺は死んでも生きる」と言って、生への強い執着心を見せる。そして、先ほどの言葉を翻して「駆除なんかご免だ。戦おうぜ。奴らにも弱点はあるはずだ」と言って、大阪では日本人が何体か倒した話をした。

異星人の侵入と捕えられるレイたち

外で音を立てて活動するトライポッドはたくさんの触手のような機械を出し、気がつくと赤い根のような草が地下室内の壁にも張り付いていた。オグルビーはレイチェルに「パパに何かあったら、俺が面倒を見る」と言い、レイに自分と一緒に戦うように誘う。その後、急に音がしなくなると、地下室内に触手のような機械が入ってきた。

それの先端には一つの目のようなものがあって生存者を探索しているように見える。レイとレイチェルは見つからないように隠れながら地下室内を移動した。だが、触手のような機械を斧で切断しようとするのをレイに止められたオグルビーが音を立ててしまう。鏡を利用してやり過ごしてホッとしていると、今度は4体の異星人が入ってくる。

ライフルで撃とうとするオグルビーをレイが抑えきれなくなった時、外から音がして異星人は出て行った。外を見るとトライポッドは捕まえた人間の血を吸い上げ、赤い草に撒いている。その様子を見たオグルビーは大声で話しながら穴を掘り始めた。レイはレイチェルに目隠しをして「お山の子守歌」を歌わせている間にオグルビーを殺す。

疲れ切って寝たレイに寄り添っていたレイチェルが物音に気づくと、すぐそばに触手のような機械がいた。悲鳴で目覚めたレイはその機械を斧で壊すが、レイチェルは上階に逃げてしまう。彼女を追うも姿が見えないため外に出たレイはトライポッドに襲われ、外にいてその様子に悲鳴を上げたレイチェルはトライポッドに捕まってしまった。

レイが軍用ジープの中にあった手榴弾を投げつけると、そのトライポッドはレイを捕まえる。トライポッドには人間を入れる檻のようなものがあり、その中でレイはレイチェルと再会した。だが、レイは人間を吸い込む口のようなところから出てきた触手に捕まって吸い込まれかける。檻の中の人々が引っ張ってくれたおかげでレイは脱出した。

吸い込まれかけた時、レイは檻の外側にぶら下がっていた手榴弾を手にしていて、それがトライポッドの中で爆発する。トライポッドは内側から破壊され、檻が地面に落ちたことでレイたちは助かった。そして、レイとレイチェルは徒歩でようやくボストンに到着する。そこでは赤い根のようだった草はすっかり枯れていた。

異星人を倒して根絶させた意外な存在

街の中にはビルにもたれかかるように倒れて動かないトライポッドがあった。軍人に聞くと「1時間ほど前にグルグル回り始めてぶっ倒れた」という。そのまま歩いて行くとまだ動いているトライポッドがいた。だが、そのトライポッドに鳥が止まっているのにレイは気づき、攻撃を防いでいたシールドが消えていることを軍人に教える。

軍隊が対戦車ロケット砲や無反動砲で攻撃するとすべて直撃する形で命中し、トライポッドは倒れて動かなくなった。するとハッチが開き、中から異星人が出てこようとする。だが、無傷にもかかわらず弱って瀕死状態だったようで、ハッチのところで倒れて死んだ。

レイチェルを抱きかかえて歩くレイはようやくメリーアンの両親の家の前に到着する。それにメリーアンが気づいてドアを開けると、母親の姿を見たレイチェルは駆け寄ってメリーアンに抱きかかえられた。その様子を黙って見つめるレイにメリーアンは「ありがとう」と言う。

さらに、ドアから出てきて姿を見せたのはメリーアンの両親とティムだけではなかった。先に到着していたロビーはレイに駆け寄ると「パパ」と呼び、2人はしっかりと抱き合う。

実は侵略者である異星人が吸った地球の空気、そして口にした物が彼らに破滅をもたらした。異星人を倒して根絶させたのは、人間の策略や武器ではなく、意外にも地球にいる微生物だったという。自分たちは地球の支配者だと考えていた人類は何億人もの犠牲者を出して、地球上の生物と共生していく権利を勝ち得たのだった。

「宇宙戦争」の感想とまとめ

トライポッドの攻撃で殺される人がたくさん出ますが、例えば川に流れる死体、ジャンボジェット機の墜落での被害者の姿は、ひどい状態を鮮明に映すことはしていません。そこには同時多発テロ事件で被害を受けた人々の思いも重ねて描きながらも、むごすぎる惨状は描かないスピルバーグ監督の配慮が感じられます。

特に恐ろしさを感じさせるのは、トライポッドの光線を浴びた人間が一瞬で白い灰になってしまうシーンです。街を破壊するパワーも恐ろしいですが、光線を浴びたら絶対助からない恐怖を感じさせます。また、捕まった人間の血が吸い上げられ、その血が撒かれるシーンでは、異星人の人類に対する無慈悲さが強く伝わります。

ただ、立場を考えれば、人類も生きていくため、時には命に関わるほどのことでもない欲求のために、無慈悲に地球上の命を奪っていることがあります。襲来した異星人を全滅させたのは『地球の征服者』と思い上がっている人類ではなく、その一つひとつはあまりにも小さな存在の微生物だったのは皮肉でもあり、人類への警鐘ともいえます。

ロビーがどのようにしてボストンに到着できたのか描かれていないのは、少しご都合主義的な感じもします。ただ、「レイ」と呼び捨てにしたこともあったのが、「パパ」と呼んで抱き合ったシーンはよかったです。大変な状況下で生き延びた経験、レイが妹を無事に連れてきたことで考えが変化したのでしょう。

レイはおそらく子育てにまったく協力せずにきたことが、子どもたちとの会話で推測されます。子どもたちを愛していないわけではないけれど、自分の考えや感情を優先してきたのでしょう。それが生きるか死ぬかの極限状態に置かれたことで、子どもたちを守ろうとする強い思いが深い愛情の発露につながったように思います。

ダメな父親から子どもを必死に守る父親へ変化するのを演じたトム・クルーズは、揺れ動く感情を表情や口調で表現していてよかったです。また、レイチェル役のダコタ・ファニングの演技も目を引きました。とてもセンシティブな少女を大人顔負けの演技力で感情豊かに演じています。

そしてもう1人、怪演ともいえる演技を見せたのがティム・ロビンスです。強気で凶暴性のある一面、そして精神的に脆くて弱さのある一面と二面性を見事に演じていました。それは人類の持つ二面性でもある気がします。異星人は確かに怖い存在でしたが、地球とそこに住む生きものにとって怖い存在は人類なのかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)