【完全暴露】映画『ちはやふる 上の句』のあらすじ・ネタバレと感想!

今回は人気かるた漫画を原作とした映画「ちはやふる上の句」をご紹介します。この映画は2016年春に公開された作品で主演に広瀬すすさんが起用され、話題になった作品です。

ちはやふる 上の句の予告動画

ちはやふる 上の句の作品情報

タイトル:『ちはやふる上の句』

監督:小泉徳宏

脚本:小泉徳宏

原作:末次由紀

製作:北島直明、巣立恭平

公開:2016年3月19日

出演:広瀬すず/野村周平/真剣佑/上白石萌音/矢本悠馬

 

今回の映画ですが、一言で言い表すならば、「青春かるた映画」となっており、懐かしい高校時代を思い出させてくれる映画となっております。この映画に出てくる登場人物たちの青春は「かるた」です。

彼らは青春をかけてかるたに打ち込んでいて、様々なライバルたちに立ち向かっていくという映画です。

この映画を見ていると、熱い気持ちがこみあげてくる作品となっており、公開され大ヒットしました。

 

ちはやふる 上の句のキャスト

今作のキャスト陣ですが、かなり若い俳優陣となりました。ほとんどの登場人物が10代もしくは20代で彼らのフレッシュな演技が見どころです。

主演には人気若手女優の広瀬すずさん、そして他にも野村周平さんなど若手でありながら、演技力が高く、今作は大ヒットして、続編も公開されました。

 

ちはやふる 上の句のあらすじとネタバレ

入学

東京都立端沢高校。そこに入学した男性生徒たちはなぜかあまり人気のないかるた部に入ろうと躍起になっていた。

なぜ、かるた部が人気になっているかといえば、かるた部には人気モデルの妹である綾瀬千早が新入部員として入部するらしい。

ある男子生徒の太一は試しにかるた部の見学に行くことにした。そのかるた部には千早がかるたを教えていたが、あまりにもハイレベルな千早のかるたを見て、男子生徒たちは全員、逃げ出していった。

試しに見に来た太一もその場を離れた。

その後太一はなんと屋上で女子に告白されるが、それを断り、屋上の扉を閉め出されて、出られなくなってしまう。困っていた太一だったが、そこに千早が現れた。千早はなぜか太一を見て、テンションを上げて喜ぶ。

これはなぜかというと、二人は小さいころ幼馴染だった。千早はそんな太一との再会を喜んでいた。

太一は元々中高一貫に進んでいた。しかし、彼は千早の事が好きで、彼女と一緒の高校に通うため、端沢高校に入学した。もちろん、千早はそんなことは全く知らない。

千早と太一ともう一人の幼馴染の新は小さいころ、一緒にかるたをしていた。そのため、太一とまたかるたが出来ると喜んでいた千早だった。

しかし、太一は「俺はサッカー部に入る」といい、去っていく。

太一に断られてしまった、千早だったが、彼女は部活として認可されるために最低、部員として5人集める必要があった。そこで、学校のいたるところに勧誘のビラを貼りまくった。

 

千早のかるた

しかし、部員を集めている千早だったが、太一の事は諦めてはいなかった。そこで彼女は太一に「今度の大会で私が優勝したら、また一緒にかるたしよう!」と告げる。

太一は昔からお世話になっている原田先生と千早の決勝戦を観戦していた。ちはやのかるたは見事だった、そして優勝した。

彼女は優勝したとたん、あまりの集中の疲労から、その場に白目をむいて倒れこんでしまう。これは千早の恒例行事だった。太一は倒れた彼女をおぶりながら、千早と共にかるた部に入ると決心した。

 

端沢高校かるた部

それから千早と太一の二人は部員の勧誘を頑張った。まずはなんとか2人の生徒を確保することができた。一人目は西田優征という男子生徒、二人目は大江奏という呉服屋の娘だった。大江の入部には条件があると言い、自分の実家の袴を試合時に着用するという条件で入部を決めた。

そして肝心の三人目だが、目をつけている生徒がいた、その生徒は通称「机くん」というとっつきにくい優等生タイプの生徒で交渉が難しいと思われたが、太一がその机くんこと駒野勉に「百人一首は頭を使うから、進学の時に有利だ」といい、なんとか入部させることができた。

そして顧問にはテニス部の顧問である、宮内先生に兼任してもらう事に。部長には千早ではなく、太一が務めることとなった。

なんとかかるた部を作れた千早は思い切って新に電話してみた。そして新に「かるた部作ったよ。全国大会行くから、近江神宮で会おう!」と伝えた。

その様子をどこか複雑な気持ちで見つめる太一がいた。

新はかるたの名人であった祖父の介護をするために、福井にいた新だったが、もう一度三人でかるたをするために一人で練習に励んでいた。

そして端沢高校かるた部は部員がそろったことから、千早から基本的なルールから学んでいた。そしてどんどん部員たちは成長していった。

ある日千早はゴールデンウィークに合宿すると連絡が入るが、あまりやる気のなかった、机くんは合宿に参加しないという。しかし、机くんに「この部には机くんが必要なの。絶対に来てね!」と説得した。

予想外の千早の想いに感動した机くんは合宿に参加することを決める。そしてかるた部の部員たちは原田先生の指導の下かるた合宿を始めた。合宿でもさらに腕を磨いていた部員たちだった。

 

太一と新

ある時、太一と新の話になった。新は幼馴染の中でもかなり強い男で太一は新にかるたで勝ったことがない話など、あまり太一にとっては思い出したくない過去だった。

太一は合宿中の白波会の選手との試合を原田先生らと振り返っていた。しかし、太一には課題と言うよりは運がないと先生らは言った。

一方、新は祖父の事を心配していたので、今回の全国大会は出ないと祖父に言う。しかし、祖父は「わしの事は大丈夫!」と新の背中を押した。その言葉に押されて、新は大会に出ることを決意する。

次の日、太一と西田は遠征に出かけていた。他の千早たちは合宿所で練習試合をすることになった。

太一と西田はなんと、新と出会った。試合前だったので、あまり話はしなかったが、新から電話番号を渡され、「千早にも渡しといて」と言われた。

太一はあの忘れたい記憶を思い出した。小学校のかるた大会の新との決勝戦。やはり眼鏡を隠したのは太一だった、彼は眼鏡を隠そうとしたときに地蔵の視線を感じた。その時から、神様に見放されたと感じていた。そして今回の遠征の準決勝、対戦相手とは互角の戦いを繰り広げていた。

そして札がそれぞれ一枚ずつの状態になった。この状態になると「運命戦」といわれる戦いになり、自分の手元にある札が呼ばれた方が勝ちという完全に運勝負だった。太一は祈った。しかし、むなしくも負けてしまった。

一方の西田はなんと決勝戦まで勝ち上がっていた、だが、決勝戦の相手は新だった。しかし、決勝戦とは思えないほどの実力差で新がかった。観客たちからも「さすが、名人の孫だ」と囁かれた。

一方の千早の試合だが、相手は毎年全国大会に出場している強豪校の北央学園エースの須藤暁人だった。二人の対局は結果的に千早の惨敗だった。須藤の囲い手という戦法に手も足も出なかった。

そして、怒涛のGW合宿が終わり、試合に負けたメンバーたちは落ち込んでいた。しかし、それから大会までの一か月間、部員たちは練習に励んだ。

 

運命の都大会!

そして気づけば大会前日、最後の練習を終えて千早が部員に「絶対勝とうね!」といい、解散した。帰り道の太一と千早。

千早「ありがとうね、太一。かるたを好きでいてくれたのが嬉しい。」

太一「おお」

そして千早と別れた太一は新より渡された連絡先の紙を握りしめて、立ち尽くしていた。それから、歩いていた太一は原田先生とばったり出会った。

太一は千早の事や太一の話をした。

太一「俺、分かったんです。青春すべてかけても新には勝てないって。」

原田「まつ毛くん、青春かけてから言いなさい!」

原田の言葉に元気づいた太一だった。

そして運命の都大会が始まった。他の高校はジャージ姿にもかかわらず端沢高校は大江の実家の袴を着ていて、かなり浮いていた。

大会は団体戦方式で1対1の試合を5人同時に行い、勝った人の多かったチームの勝ちというシンプルなものだった。1回戦と2回戦は問題なく勝ち抜くことができたが、駒野は緊張からか、まだ一度も勝てていなかった。

3回戦からは強い選手もいるチームだった。そこで、西田が「駒野を一番強い選手と当たるように順番を組もう」と言い出す。これに他のメンバーは反対したが、西田がなかば強引にオーダーを提出した。

西田の読み通り、駒野が一番強い選手と当たって3回戦を勝ち抜いた。チームは勝ち抜いたが、駒野はかな傷ついていた。

試合後、駒野は「数合わせだったんだろ。調子いい事言って、誰でもよかったんだ!僕には才能がないんだ!」と言った。

これに太一が「才能なんて俺もねえよ!辛くても必死にやってんだよ。いつか超えられる気がするから」と言った。

駒野は帰るのをやめ、とりあえず試合に出た。そして運命の決勝戦はやはり北央だった。千早は一度負けている須藤と当たった。勝負はやはり北央優勢だった。

千早は駒野の事が気がかりだった。そんな千早に須藤が「周り気にしやがって、なめてんの?」と言った。

誰かが札を取りに行ったとき、駒野の肩に手を置いた。駒野は自分の事を気にかけてくれることが嬉しいくて、泣いた。そんな駒野を見た太一は千早にもう大丈夫だと告げた。

千早は安心して集中モードに入った。ここからが本当の勝負だったが、千早たちのチームから駒野、大江が負けて後がなかった。

しかし、ここで西野が勝ってチームは勢いづいた。そして気になる千早は特訓の甲斐あって須藤の囲い手戦法を攻略した。そして激闘の末、千早は勝利していつものように白目をむいて倒れた。

すべては太一にゆだねられたが、ここにきてまさかの運命戦だったしかし、ここで太一は運のない自分ゆえの戦法を思いつく。自分の手が読まれないとわかっているなら、相手の札を取ればよいという戦法。

対戦相手は自分の手を狙っている太一に焦り、お手つきしてしまいここで決着。優勝がきまって喜ぶ千早たち。

優勝旗をもって、はしゃぐ千早に太一が新の連絡先の紙を渡し、「報告してやれ」という。千早は嬉しそうに電話した後、太一に電話をかわった。

太一は小学校のかるた大会で眼鏡を隠したことを新に打ち明けた。そして「いつかお前をかるたで倒してやる」と新に告げる。

しかし、新から驚きの言葉を受ける。「太一、俺はもうかるたはやらん。」

 

ちはやふる上の句の感想とまとめ

いかがだったでしょうか。今回は映画「ちはやふる上の句」をご紹介しました。今回の映画は若手注目俳優陣での公開となりましたが、若手とは思えないほど、クオリティの高い映画となっていました。

今回の作品は高校のかるた部を描いた青春かるた映画でした。高校かるた映画ということでキャスト陣もかなり若く、制服姿でも違和感はありませんでした。

特にネット上の感想で多かったのが、やはり広瀬すずの可愛さや、自然な演技が良いと言った意見がありました。

この映画の良いところはやはり人気のあるキャスト陣を起用している部分や、本格的なかるたアクションを撮影している部分がこの映画の良いところです。この映画に出演しているキャスト陣は撮影に向けて、かるたの猛特訓をしたそうです。その甲斐もあってか、映画の中でのかるたの試合では本格的なアクションだったり、まるで本物の試合を観戦しているかのような臨場感を味わうことができます。

他にも注目なのが、青春映画らしく主人公の千早と新と太一との幼馴染の「恋愛」に注目です。この恋愛と言う要素はこの映画では、あくまでもサブ的な要素ではありますが、太一の千早に対する恋心が映画の中で見ることができ、今後の二人の恋愛に注目です。

では、ここからはネット上にあったこの映画に対する意見を紹介していきます。この映画はネット上でもかなり評価が高い映画でした。

この中でも多かった意見が、「原作を読んではいなかったが、それでもかなり楽しむことができた。かなり良い作品でした。」という意見。

私もこの映画の原作であるコミックは読んではいませんでしたが、十分ストーリーを理解することができましたし、私の中でもかなりお気に入りの映画となりました。なので、原作を知らなくても楽しめるほどよく仕上がっている映画です。

他の意見で多かったのが、「この映画で広瀬のファンになるのも分かる。良い演技だった。」という広瀬さんの高評価の意見も多かったです。

確かに、この映画が製作されたころは、広瀬さんがブレイクされてからあまり時間がたっていなかった頃だったので、正直、私もあまり広瀬さんの演技は期待していませんでした。しかし、映画を見てみると予想に反して広瀬さんの演技はとても良い演技をされていて、驚いたのを覚えています。

 

さて、いかがだったでしょうか。今回は映画『ちはやふる上の句』についてご紹介しました。この記事が皆さんの参考になれば嬉しいです。

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