【完全暴露】映画「おとなの恋は、まわり道」のあらすじネタバレと感想を紹介!ラストの結末は?

「ドラキュラ」や「スキャナー・ダークリー」などで共演を果たした日本でも大人気のキアヌ・リーブスウィノナ・ライダー。そんな2人が4度目の共演となる今作品、「おとなの恋は、まわり道」が2018年のクリスマスシーズンに公開されます。

そんなこれからの時期にピッタリでありながらも少し他の恋愛映画とは違う作風で話題になっている「おとなの恋は、まわり道」を今回ご紹介します。

おとなの恋は、まわり道の作品情報

原題:Destination Wedding
タイトル:おとなの恋は、まわり道

監督:ヴィクター・レヴィン

製作:ゲイル・ライオン/エリザベス・デル

公開日:2018年8月31日(アメリカ)2018年12月7日(日本)

出演者:キアヌ・リーブス/ウィノナ・ライダーなど

詳細:今作品を作る際にヴィクター監督とウィノナ・ライダーはこの題材はウィノナ・ライダーにピッタリでまた、彼女にしか演じることのできないキャラクターだと確信していたとのこと。しかしウィノナ・ライダーはすぐに承諾せず、まずキアヌ・リーブスに脚本を送り彼がOKを出したことでウィノナ・ライダーも出演の承諾をした。

おとなの恋は、まわり道のキャスト

全世界で大ヒットした「マトリックス」シリーズや日本でもよく放映されるサンドラ・ブロックとの共演作、「スピード」などハリウッド界で最も忙しく人気の高い俳優の中の一人のキアヌ・リーブスと、

80年代、90年代では多くの人気、ヒット作品に出演し、また最近ではNetflixオリジナルシリーズで全世界大ヒットとなった「ストレンジャー・シングス」で再び人気となっているウィノナ・ライダーの共演作。

おとなの恋は、まわり道のあらすじとネタバレ

とある街に住む2人の物語。

激しい討論を交わしているテレビを見ている一人の男、フランクはそのまともに討論もできずただの言い合いになっているのをかき消すかのように耳を塞ぎながら動物が威嚇するような音を出していました。

そして別の所に住むもう一人の女リンジーは自宅にある観葉植物に「死なないで。ほら、光合成よ。」と語りかけながら、はーっと息を吹きかけていました。

最悪の第一印象

そんな少し風変わりな2人はある場所へ向かうため空港にいました。

搭乗する予定の飛行機を待っていたリンジーにフランクが「そのドレス綺麗ですね。」と声をかけリンジーもありがとうと言葉を交わしそこからこれから乗る航空会社の評判などの話をしましたが、その後フランクがリンジーを抜かすように彼女の前を立ちました。

それに苛立ったリンジーは、「ねぇ、私の方が最初にここに居たんだけど?」と言いますが、そんなリンジーに対しフランクは「何のこと?俺が何かしたの?」と悪気ゼロの様子。

呆れたリンジーは反撃をしますが、ものともしないフランク。更にフランクは「俺はただ飛行機が時間通りに来て乗れることだけを気にして来たのに訳の分からない文句を言われるのは御免だ。」と言いました。

それに対しリンジーは「まず私より前に立ったとしても優先してもらえるような特権がない限り意味ないでしょ。」と最もなことを言いますが、フランクは「ある。そこの一番前にいることだ。」と言い放ち言った通り一番前へと立ち待ったのでした。

飛行機の中に場面は移り、何故かフランクよりも先に後部座席に座っていたリンジー。横に座って来たのはまさかのフランクでした。

「素晴らしい。」「ね。」と皮肉たっぷりの挨拶を交わし、目的地であるサンルイスオビスポに何故行くのかリンジーに聞きますが「話しかけないで、気分が悪くなるから。」とリンジー。

そして彼女は配布されたスナックを食べようとしますが袋があかず、それを見ていたフランクは「開けるのにはコツがある。」と仕方なく開けてあげようとしますが開かず、最終的には口で引きちぎりましたがそのスナックが最悪の味で2人とも落胆します。

神様のいたずら?

そこでまたフランクが「向こうで入るレストランとかで万が一君に会ったら引き返して他の場所に行くよ。」と言いましたが、リンジーは「まずレストランには行かないわよ。」と返します。

それにフランクは「何で?精神病棟にでも行くの?」と言い、リンジーは睨みながらも、「違うわよ、この世で一番烏滸がましいもの、結婚式というものに参列するのよ。」と言ったリンジーにフランクは「お願いだからキースとアンの結婚式じゃないと言ってくれ。」と言いましたが、そのフランクが参列予定のキースとアンの結婚式にリンジーもこれから行くところだったのです。

それを知った2人はありえない。この世に結婚式を挙げる人なんて数え切れないほどいるのに何でその1つにこの人もいるのよ。と嘆きます。

更にリンジーは新郎キースの元カレでしかも婚約もしていたということが判り、フランクは「君がリンジーか!」とまさかの名前を知っていたフランクに驚いたリンジーは何故名前を知っているのか聞いたら、フランクと新郎であるリンジーの元カレであるキースは異父兄弟だったのです。

リンジーは「あんたフランクね!聞いていたのより酷い人だわ。」「君もだよ。」と気まずい最悪な自己紹介となったのでした。

同じ結婚式に参列する2人は宿泊先も一緒です。ただ偶然なのかそれとも新郎新婦が知ってたのかは謎ですが、2人の部屋は隣通しでしかもリンジーがバスルームだと思って開けたドアはフランクの部屋に通じるドアだったのです。

フランクの残酷な過去

その晩、結婚式の前夜祭に出席した屁理屈な2人。新郎新婦が現れましたがなんとリンジーは婚約破棄となった後初めて彼を見たと言います。

そしてどうしたらそんな私を自身のしかも違う相手との結婚式に招待できるのかと皮肉たっぷりに言いました。そこにキースの母と父そして父の彼女もやって来ました。

それを知らなかったリンジーは困惑します。

流石にフランクの両親は円満に離婚したのかと思っていたリンジーですが、実はフランクの父はフランクのことを人生の中での最大の失敗と言い、フランクに発砲したことがあったのです。

更にフランクは発砲した父に乗りかかり父の目の周りの骨を折ったと言いました。

そして俺を殺してくれと言った父ですが、フランクは自分の人生を終わりにしたくなかったと言い、殺さなかったのですが、「その必要もなかった何故ならその夜飛び降り自殺したからね。」と言いフランクの悲しい過去を知ったリンジーはそれ以上フランクの家族については聞きませんでした。

リンジーは新郎新婦に、フランクは新郎の両親たちに挨拶をしに行き戻って来ましたが、気分が悪いし、きっとこのまま部屋へ戻っても誰も気付かないでしょ。とリンジーは部屋へそのまま戻りました。

その後フランクは自分の部屋でテレビを見ていましたがふとリンジーの部屋からも同じテレビの音が聞こえ、リンジーもそれに気付いたのかドアのノックをしようとしましたがせず、そのまま寝床に着いたのでした。

臆病な二人の新たな進展

次の日、2人は中国式マッサージを受けながらフランクのケチさやリンジーのこじらせている恋愛などを話し、その後もワイナリーにて、「誰が朝からワインを飲むのよ。」と不満を言いながらもお互いに自身の結婚論などを語り、捻くれ者の2人は気付いていないでしょうがどんどん2人の仲は深まっていました。

そして結婚式会場へと着いた2人ですが、見てもいられなかったリンジーは「ねぇ、ちょっと歩きに行ってもいい?」とフランクと会場を後にし周辺を歩きに行きました。

その道中、ピューマと遭遇します。

リンジーは小さい方を狙う習性があるから、フランクに逃げるように言い、フランクはピューマと戦う間に逃げろと言いお互い譲りません。

キリがないと感じたフランクはいつもテレビに向かってしているお得意の耳塞いでの威嚇をピューマにしたところピューマは怖じ気ついたのでその隙に2人は走って逃げますが、途中で転んでしまいます。リンジーはフランクに「死ぬかもしれなかったのに何で助けてくれたの?」と聞きますが、偏屈者フランクは「助けてない。」と言います。

それでもリンジーを助けたのは事実なので、リンジーは再度聞き、フランクは「助けなかった後、後悔するのが嫌だった。自分がワガママな奴だと思いたくなかった。」と言うフランクに、「何はともあれ、ありがとう。」とリンジーが言った時フランクがリンジーにキスをしたのです。

「何してんのよ!」と怒るリンジーにごめんと謝りつつまたキスをしたフランクをリンジーは受け止めつつ「どうしたのよ!」と再度言いますが、次はリンジーからキスをし、2人は自分たちがどれほど他の誰かと触れ合っていないかを知ります。

そしてその流れか2人は肌の触れ合いがどんなものか確かめるためにその場で情事を行うことに。

そして終わってホテルに戻った2人は共に部屋でテレビを見ながら過ごし、お互いのいい所を言ったりいいムードでしたが、恋愛に臆病なフランクは2人が次のステップ、恋人同士になるのが怖くなってしまいそれを知ったリンジーは落胆し自分の部屋に戻ろうとしましたが、フランクが「テレビの結末だけ見よう。」と問いかけそれリンジーは「結末見るだけからね!」と再び戻ったのでした。

さよなら?それとも・・

そのまま一緒の部屋で寝落ちした2人は朝食を取り、帰路へと就きます。無事戻ってこれた2人は空港で別れ、自宅へと着きましたが、2人とも何か浮かない表情。

その時、リンジーの家に誰かが訪れます。リンジーがドアを開けるとそこにはフランクがいたのでした。

おとなの恋は、まわり道の感想

この作品で面白いなと思ったところがありました。

それは台詞があるのは主人公であるリンジーとフランクの2人だけということです。

他に登場人物もいるのですが、この2人話すシーンはほぼなくあったとしても遠くから写すのみで会話の内容が聞こえてくるというのもありませんでした。

恋愛映画としては過去の失恋から臆病になり拗らせているという人物設定は結構ありがちですが、それが男女両方だということ、そして2人とも捻くれている、そんな2人しか台詞がないという今までの恋愛映画とは少し違った作風が斬新でした。

この作品を作るにあたって最初リンジー役を演じるウィノナ・ライダーにオファーが来たそうで、内容を知った彼女はこの映画は台詞が自分と相手の男性役の人しかないということで相手との相性が合うことまたは、その台詞のリズム感などを重視し、プライベートでも仲の良い信頼の置けるキアヌ・リーブスを相手役のフランクとして指名したそうです。

確かに映画ではずっと2人の掛け合いです。

たまに舞台となっているアメリカ南部のスペイン風の綺麗な景色の描写などはありますが、それ以外は2人がずっと皮肉の言い合いをしているか世間への不満など、ネガティヴ発言ばかりです。

普通なら見ていてこちらもネガティヴになりそうになるか、不服なことばかり言う2人にイライラしてしまうはずなのですが、不思議なことにそういう気持ちになるどころかどこか可笑しい、少しネジが緩んでいるような2人を見て笑っていることが多かったです。

普段から仲の良いこのキャスト2人ですが、最近実は映画「ドラキュラ」にて共演した際に、神父の前で愛を誓ったことから実は結婚していたという世間を驚かせるニュースがありました。

それはウィノナ・ライダーによるジョークでしたが、それに最初は気付いていなかったキアヌ・リーブスも気付いてからはノリノリで自分もウィノナ・ライダーとそのジョークをしていたとのこと。

そんな繊細なトピックもユーモアたっぷりのジョークに変えてしまう2人だからこそ、この映画が出来たのでしょう。

普段の恋愛映画とは一味違うこの作品。男性の方はもしかしたら普段あまり恋愛映画というもの自体観ることが少ないのかもしれません。

そういうあまり恋愛映画に興味のない方でも、酸いも甘いも経験した恋愛に悲観的な考えを持つ2人が主人公なのであまり甘い内容ではなく、また台詞が2人だけなので、これ今どうなってるんだっけ。という途中で迷子になることもないので、苦手意識を持たず気楽に見てみてほしい作品です。

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