トイストーリーは1995年、劇場用の長編作品としては史上初となるフル3DCGアニメーション作品として公開され、これまでのセル画中心だったアニメの世界を大きく塗り替えた歴史的作品です。
今回は、最新作『トイ・ストーリー4』に向けて、改めて第1作『トイ・ストーリー』についてのあらすじとネタバレ、感想を振り返ってみましょう。
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『トイ・ストーリー』の作品情報
タイトル:トイ・ストーリー
原題:Toy Story
監督:ジョン・ラセター
脚本:ジョス・ウェドン/アンドリュー・スタントン/ジョエル・コーエン/アレック・ソコロウ
製作:ラルフ・グッジェンハイム/ボニー・アーノルド
公開:1995年11月22日(アメリカ)、1996年3月23日(日本)
声の出演:トム・ハンクス/ティム・アレン/ドン・リックルズ/ジム・ヴァーニー/ウォーレス・ショーン/ジョン・ラッツェンバーガー/アニー・ポッツ/ジョン・モリス/エリック・フォン・デットン/ローリー・メトカーフ/R・リー・アーメイ/サラ・フリーマン/ジェフ・ピジョン/デビ・デリーベリー/ジョー・ランフト/ペン・ジルット/ジャック・エンジェル/グレッグ・バーグ/フランク・ウェルカー など
アメリカのアニメーション製作会社であるディズニー傘下の「ピクサー」の記念すべき長編第1作となった本作は、ピクサーの礎を築いた功労者であるジョン・ラセターがメガホンを執っています。なお、ラセター監督は本作でアカデミー特別業績賞を受賞しています。
脚本には後に『アベンジャーズ』シリーズに携わることになるジョス・ウェドンが参加しています。
『トイ・ストーリー』のキャスト
主演はトム・ハンクスとティム・アレンがダブル主演として務め、シリーズ最新作『トイ・ストーリー4』に至るまで全作品で主演を務めています。
なお、日本語吹き替え版では唐沢寿明と所ジョージがダブル主演を務め、その後のシリーズ全作品でも吹き替えを担っています。
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『トイ・ストーリー』のあらすじ・ネタバレ
アンディのおもちゃ
部屋中に所狭しと並べられた段ボールの家。
そこでは一人の子供・アンディ・デイビス(ジョン・モリス)が“ミスター・ポテトヘッド”の人形で遊んでいた。
アンディは、背中のヒモを引っ張ると独特の“カウボーイトーク”を聞かせてくれるカウボーイ人形の“ウッディ”を取り出し、悪役に見立てたポテトヘッドと西部劇のまね事をしているのだ。
アンディは他のおもちゃを段ボール箱にしまうと、一番のお気に入りであるウッディをラジコンに乗せたり、ロデオのまね事をしたり、アクロバティックな曲芸をさせたりと思う存分楽しんでいたのである。
この日はアンディの誕生日、彼はまだ赤ん坊の妹モリー(ハンナ・アンクリッチ)を抱っこして部屋を後にするのだった。
おもちゃたちの秘密
実は、ウッディ(トム・ハンクス)をはじめとするおもちゃたちは命を持っており、自由自在に動いたり喋ったりできるのだ。
アンディがいなくなったのを見計らったウッディは、モリーに顔のパーツを引っ剥がされてぼやくポテトヘッド(ドン・リックルズ)やラジコンの“RC”、ブタの貯金箱“ハム”(ジョン・ラッツェンバーガー)、おもちゃの兵士“グリーン・アーミー・メン”(R・リー・アーメイ)、身体がバネでできている犬のおもちゃ“スリンキー・ドッグ”(ジム・ヴァーニー)、緑の恐竜の人形“レックス”(ウォーレス・ショーン)、双眼鏡の“レニー”(ジョー・ランフト)、羊飼いの少女の人形“ボー・ピープ”(アニー・ポッツ)らを“スタッフミーティング”と称して召集したのである。
実を言うと、アンディの誕生日は1週間後。
アンディの家は引っ越しが決まっており、前倒しで誕生日パーティーを開くことになったのだった。
そんな時、アンディの家に友達が何人かプレゼントを持って訪れ、ウッディやおもちゃたちは大慌てで身を隠さねばならなかった。
新たなおもちゃ
偵察を買って出たグリーン・アーミー・メンたちは、アンディの友達たちが部屋に入った隙を見計らって潜入しようとしたが、隊員の一人がアンディのママ(ローリー・メトカーフ)に踏まれて負傷してしまったのだ。
それでもグリーン・アーミー・メンたちは何とか人間たちに気付かれることなくトランシーバーを観葉植物の植木鉢に隠し入れることに成功、ウッディたちにプレゼントの開封される様子を実況し始めたのである。
アンディの家族は次々とプレゼントを開封していくが、中身はランチボックスなどであり、おもちゃは見当たらなかった。
ところが、最後の1箱という時になって、興奮したレックスはトランシーバーを落として電池が外れてしまい、更には友達たちがアンディの部屋になだれ込んできたのでウッディたちは慌てて動かないフリをせざるを得なかったのだった。
友達たちが部屋を去った直後、ベッドの上には見たことのない真新しいおもちゃが置かれていたのだ。
それは最新鋭のおもちゃである“スペースレンジャー”のバズ・ライトイヤー(ティム・アレン)であった。
新入りへの困惑
バズは段ボールでできた宇宙船を見るなり仲間に連絡を取ろうと試み、声をかけようとしたウッディに腕のレーザー砲を向けてきたのである。
バズはウッディの胸の保安官バッジを見て武器を一旦はしまったが、ウッディの仲間たちはバズに興味津々を示したのだった。
それもそのはず、ウッディは紐を引っ張るタイプの旧式のおもちゃなのに対し、バズはスイッチや電飾、背中に仕込まれた翼など最新式の装備を兼ね備えているのだ。
バズは自分が本物のスペースレンジャーであることを証明するため、自分が空を飛べると豪語するのだが、実際はトランポリン代わりのゴム製ボールや飛行機型のおもちゃなどの力を借りて飛んでいるように見せかけることしかできないのである。
それでも仲間たちはすっかりバズに惚れ込んでしまい、ウッディは嫉妬心を覚え始めたのだった。
ところが、アンディまでもがすっかりバズに夢中になってしまい、ウッディを悪役に仕立ててスペースレンジャーごっこを始めたのだ。
そのうち、壁のポスターやシーツカバーに至るまでバズ一色になってしまい、ウッディは自分が除け者にされたと疎外感を抱いたのである。
おもちゃ殺しのシド
そんな時、外から不気味な笑い声と犬のけたたましい鳴き声が聞こえてきたので、ウッディたちは窓から様子を伺うと、隣の家に住む悪ガキのシド(エリック・フォン・デットン)が愛犬スカッド(フランク・ウェルカー)と共に遊んでいるところだった。
ガイコツのTシャツを着たシドは捕えたグリーン・アーミー・メンの1体に爆弾を括り付けており、散々弄んだ挙句爆弾に火をつけ、ウッディやバズらの目の前でグリーン・アーミー・メンを木っ端微塵に破壊してしまったのだ。
ウッディやバズらはただ黙って見つめることしかできなかったのである。
ウッディとバズの対立
その日の夕方、アンディは家族で「ピザプラネット」に食事に出かけることになった。
アンディはウッディかバズかどれかを連れて行こうとしたが、結局決められずに一旦部屋を出たのだった。
バズをからかってやろうと思いついたウッディは、ベッドの隙間にボウリングのボールをわざと落としたのだ。
ウッディはバズにそれを取りに行かせ、背後からラジコンカーで脅かそうとしたのだが、勢い余って地球儀や電気スタンドを動かしてしまい、バズは窓から振り落とされて家の外に落下してしまったのである。
ウッディはポテトヘッドら仲間たちから激しく責められ、グリーン・アーミー・メンらに取り囲まれてしまうが、ちょうどその時アンディが部屋に入ってきたのだった。
ポテトヘッドは“縛り首”の絵を描いてウッディを脅すが、バズを探しても見つけられなかったアンディは仕方なくウッディを連れて行くことにしたのだ。
幸いなことに樹木に引っ掛かって無事だったバズは、アンディがウッディを連れて車に乗り込むところを目撃、すぐさま車に駆け寄って飛び乗ったのである。
途中でアンディの車はガソリンスタンドに立ち寄り、車内に一人取り残されたウッディの元にバズが現れたのだった。
バズの無事を喜ぶウッディだったが、怒り心頭のバズはウッディに飛び掛かって取っ組み合いの喧嘩となってしまったのだ。
そのまま車外に飛び出したウッディとバズだったが、車は二人を置いて走り去ってしまい、ウッディは途方に暮れたのである。
しかし、ちょうど良いタイミングでピザプラネットの車がガソリンスタンドに入ってきたので、ウッディは無線で仲間に連絡(するフリ)をしようとしたバズを説得して車に乗り込んだのだった。
ウッディとバズ、シドにさらわれる
車は猛スピードの乱暴な運転でピザプラネットに到着した。
ウッディとバズは紙コップや紙容器に隠れて店の中に入り込み、早速アンディを探そうとしたが、ロケット型のクレーンゲームに目が行ってしまったバズは中に入ってしまったのだ。
バズはクレーンゲームの中にいた、三つ目の緑色の宇宙人のおもちゃ“リトルグリーンメン”の大群と遭遇、すっかり打ち解け合ってしまった。
ウッディもクレーンゲームの中に入ったその時、何とあの乱暴者のシドが現れたのである。
ウッディとバズは慌ててリトルグリーンメンたちの中に隠れるが、運悪くシドに見つかってしまったバズはクレーンで引き揚げられてしまい、バスを助けようとしたウッディまでもがシドに捕まってしまったのだった。
リュックサックに入れられてシドの家に連れて行かれたウッディ、バズ、そして1匹のリトルグリーンメンだったが、リトルグリーンメンは狂暴なスカッドの餌食になってしまったのだ。
続いてシドは妹のハンナ(サラ・フリーマン)のぬいぐるみを無理やり取り上げ、恐竜のおもちゃと合体させてハンナを脅かしたのである。
シドの悪趣味ぶりに戦々恐々となったウッディは逃げ出そうとするが、シドによって無残に改造されたおもちゃたちに取り囲まれてしまい、怖気づいて逃走を断念してしまったのだった。
真実を知るバズ
一方、アンディの家では、レックスやスリンキー・ドッグたちがバズの行方を探していた。
やがてアンディが帰宅してきたのだが、おもちゃたちはバズやウッディの姿がないことに気付いたのだ。
夜が明け、ウッディはシドの虫眼鏡で集められた太陽光を使った拷問にかけられていた。
ウッディは額に火傷を負ってしまい、飽きたシドが部屋を出たところを見計らってバズと共に逃げようとするが、またしてもシドのおもちゃに取り囲まれてしまったのである。
バズのレーザー砲の脅しはシドのおもちゃには通用せず、二人は階段から逃げようとしたが、そこにはスカッドが眠ったまま道を塞いでいたのだった。
音を立てないように慎重に行動するウッディとバズだったが、ウッディの背中の紐が階段の手すりに引っ掛かり、思わず声が出てしまったのだ。
スカッドは目を覚ましてしまい、ウッディとバズは近くの部屋に入り込んで何とかやり過ごすことに成功したのだが、バズはたまたまこの部屋のテレビに映っていた“スペースレンジャー”のCMを目の当たりにしてしまったのである。
この時初めて自分がおもちゃであることを自覚してしまったバズは深く落ち込んでしまったが、窓の外を飛び交う鳥に触発されたバズは勇気を奮い立たせて翼を広げ、窓の外へ飛び立とうとしたが、窓までは届かずに下の階に転落、腕を破損してしまったのだった。
そしてバズはハンナに捕まってしまったのだ。
決死の脱出作戦
バズとはぐれてしまったウッディは、片腕のないバズがハンナとおままごとをしているのを目撃してしまった。
ウッディはハンナが部屋を出た隙にバズを連れ出そうとするが、バズはすっかり現実逃避に浸ってしまっていたのである。
それでもウッディはバズをハンナの部屋から連れ出し、向かいのアンディの家のポテトヘッドやハムに声をかけたのだった。
ウッディはクリスマスツリー用の電飾のコードをアンディの部屋に投げ込み、それを伝って脱出しようとしたが、ポテトヘッドは未だにウッディのことを許していなかったのだ。
そこでウッディはバズの片腕を使ってあたかも仲直りしたかのような芝居を打ったのだが失敗してしまい、堪忍袋の緒が切れてしまったポテトヘッドはコードを投げ捨ててしまったのである。
仲間たちから見捨てられて絶望するウッディだったが、バズはどこからともなく現れたシドのおもちゃたちに取り囲まれてしまったのだった。
慌ててバズを助けようとするウッディだったが、シドのおもちゃたちは何とバズの腕を直してくれたのだ。
ウッディはシドのおもちゃたちに礼を言おうとしたその時、シドが段ボール箱を手に戻ってきたのである。
シドのおもちゃたちやウッディは慌てて隠れるが、バズはなぜか動こうともしなかったのだった。
シドは段ボール箱の中から大きなロケット花火を取り出し、バズをテープで縛りつけて飛ばそうとしたのだ。
ところが不幸中の幸いか、空から雨が降って来たので、シドは諦めて翌日に飛ばすことにしたのである。
おもちゃたちの逆襲
その夜、隠れたカゴから出られなくなってしまったウッディはバズに声をかけるが、バズは未だに意気消沈したままだった。
ウッディはバズに、バズはおもちゃだからこそアンディに気に入られたのだと語り、今までバズに嫉妬してしまっていたことを打ち明けたのだ。
夜が明け、ようやく自分自身を取り戻したバズはウッディをカゴから助け出そうとするが、アンディの家では既に引っ越しのトラックが来ていたのだった。
何とかカゴから脱出したウッディだったが、その時目覚まし時計が鳴ってしまい、目が覚めたシドはウッディをロケット花火ごと外に持ち出してしまったのだ。
何とかバズを助けようとするウッディだが、ドアの向こうではスカッドが睨みを利かせていたのである。
そこでウッディはシドのおもちゃたちに協力を呼びかけ、作戦会議を開いたのだった。
シドが着々とロケット花火の打ち上げ準備をするなか、ウッディやシドのおもちゃたちはスカッドを上手く誘き寄せ、その隙にシドのスケボーを奪って家の外に飛び出たのだ。
ウッディがバズを救出しようとしたところ、ウッディは現れたシドに捕まり、バーベキューのコンロに乗せられてしまったのである。
シドがマッチに火をつけようとしたその時、シドのおもちゃたちは大挙してシドを取り囲んだのだった。
シドは怖くなってその場から逃げ出していったのだ。
ウッディとバズは堅く握手を交わしたのである。
アンディを追え!
その時、引っ越し準備を終えたアンディ一家の車は発車してしまったのだった。
ウッディとバズは引っ越し業者のトラックに何とか飛び乗ったが、今度はスカッドが二人を猛ダッシュで追いかけてきたのだ。
ウッディとバズは必死でスカッドを振り切ろうとするが、バズはウッディを助けようとしてトラックから引きずり落とされたのである。
ウッディはトラックの扉を開け、おもちゃたちの入った段ボール箱を見つけ、中からラジコンカーを取り出したのだった。
ウッディはラジコンカーを操作してバズを助けに向かわせたが、他のおもちゃたちも段ボール箱から出てきて大騒ぎとなり、ウッディはトラックから放り出されてしまったのだ。
バズとラジコンカーは何とかスカッドを振り切り、ウッディを拾ってトラックを追ったのである。
事情をようやく理解したおもちゃたちはウッディへの誤解を解き、協力し合ってウッディとバズをトラックへ引き上げようと試みるが、ここでラジコンカーのバッテリーが切れてしまい、ウッディとバズは路上に取り残されてしまったのだった。
決死の大逆転!
すっかり落ち込んでしまったウッディとバズだったが、幸いにもマッチ棒を1本だけ持っていたのだ。
バズが背負ったままのロケット花火を使って一気にアンディたちに合流することを思いついたウッディは早速マッチに火をつけようとするが、風に煽られて火は消えてしまったのである。
もはや打つ手なしと諦めてしまったウッディだったが、バズのゴーグルが虫眼鏡代わりとなって太陽光を集め、自分の手を軽く焦がしていることに気付き、太陽光を使ってロケット花火の導火線に着火することに成功したのだった。
ウッディ、バズ、ラジコンカーは物凄い勢いで周囲の車を追い越し、まずはラジコンカーをトラックに戻したもののウッディとバズはトラックを飛び越えて上空高く上昇していったのだ。
それはあたかも、バズの口癖である“無限の彼方へ、さあ行くぞ!”を体現したかのようであった。
やがてロケット花火は空中で爆散、バズは背中の翼を開いてウッディと共に空を鳥のように滑空し始めたのである。
初めて自分たちが“空を飛んでいる”ことに感激したバズとウッディはそのままトラックを追い抜き、直接アンディの車に辿り着いたのだった。
アンディはウッディとバズが戻って来たことに大変喜び、ウッディとバズは密かに健闘を称え合ったのだ。
クリスマスプレゼント
アンディ一家の引っ越し先にもクリスマスの季節が到来した。
グリーン・アーミー・メンはクリスマスツリーの中にトランシーバーを仕込み、ウッディやバズ、仲間たちはアンディ家にどんなクリスマスプレゼントが来るのか興味津々に待ち構えていたのである。
やがて一同は、アンディ家のプレゼントとして1匹の子犬がやってきたことを知って大喜び。
すっかり親友同士となったウッディとバズが友情について語り合うところでエンドロール。
『トイ・ストーリー』の感想とまとめ
世界初のフル3DCGアニメーション長編作品として世に出た『トイ・ストーリー』の成功により、これまでのほぼセル画オンリーだったアニメ業界は一気に勢力図が塗り替わり、ことアメリカではその後のアニメ作品はすっかり3DCGがメインとなるなどまさに時代の転換点となりました。
本作が公開された1995年は、ちょうどマイクロソフトの「Windows95」の全世界的なヒットにより本格的にインターネット社会の幕開けを迎えた時期であり、アナログからデジタルへの転換期でもありました。
そんな中、現在の一般的なパソコンよりも遥かにスペック面で劣っていたであろう当時のコンピューターの性能からは到底信じがたい、公開から24年(2019年現在)経った今でも十分に通用する内容はストーリーの良さ、奥深さも併せて今後も語り継がれていくことでしょう。
今やすっかりディズニー・ファミリーの一員として、ここ日本でもディズニーリゾートなどで高い人気を誇り続けているウッディやバズ・ライトイヤーら個性豊かなおもちゃの数々は、ディズニー世界の先輩である命を持ったぬいぐるみたちである「くまのプーさん」の登場キャラクター同様に愛される存在となっているわけですが、本作ではおもちゃの視点から、もしおもちゃが命を持っていたらこんな世界が展開していたんだろうな、おもちゃたちから見た人間社会ってどうなんだろうなといった疑問にちょっとだけお答えしてくれている内容となっています。
やはり、それは今後のシリーズの鍵ともなっているウッディとバズの出会いと関係性の描写にも大いに現れています。
『トイ・ストーリー』シリーズの大成功により軌道に乗ったピクサーは次々と名作・ヒット作を世に送り出していき、一躍全世界のアニメシーンをリードする存在にまで成長しました。『ファインディング・ニモ』『モンスターズ・インク』『カーズ』などのヒットシリーズも『トイ・ストーリー』の成功なしでは生まれ得なかったことでしょう。
『トイ・ストーリー』シリーズは、本作から4年後の『トイ・ストーリー2』(1999年公開)、それから更に11年後となった『トイ・ストーリー3』(2010年公開)を経て、いよいよ待望の最新作『トイ・ストーリー4』(2019年公開予定)へと進んでいくことになります。最新作がどのような展開になるのか今から非常に楽しみですね。それまでは本作を含めて過去シリーズ3作品を改めて振り返ってみるとよいでしょう。
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