『ドリーム』のあらすじ・ネタバレと感想を紹介!動画の無料視聴方法も紹介

『ドリーム』はマーゴット・リー・シェッタリーのノンフィクション小説がベースで、アメリカ南部ではまだ白人と有色人種の分離政策が行われていた1960年代からNASAで活躍した黒人女性3人の物語です。

彼女たちは黒人であり、さらに女性であるという不利な立場で、時には不当に扱われながらも困難に立ち向かって成功を収めました。黒人では初、女性でも初ということを成し遂げた彼女たちの姿を描いた『ドリーム』についてご紹介いたします。

ドリームの作品情報

タイトル:ドリーム

原題:Hidden Figures

原作:マーゴット・リー・シェッタリー『Hidden Figures』

監督:セオドア・メルフィ

脚本:アリソン・シュローダー/セオドア・メルフィ

製作:ドナ・ジグリオッティ/ピーター・チャーニン/ジェンノ・シュラー・トッピング/ファレル・ウィリアムス/セオドア・メルフィ

公開:2016年12月25日(アメリカ)2017年9月29日(日本)

出演者:タラジ・P・ヘンソン/オクタヴィア・スペンサー/ジャネール・ネモイ/ケヴィン・コスナー/キルスティン・ダンスト/ジム・パーソンズ など

脚本家のアリソン・シュローダーはNASAでのインターン経験があり、祖父母はNASAで働いていました。原作に加えて自分と家族の実体験もあるからこそ、NASAで働く人々の心理がきめ細やかに描かれたのでしょう。本作はアカデミー賞で作品賞と脚色賞にノミネートされました。

ただし、本作ではアメリカ宇宙航空局(NASA)に白人用と有色人種用の別々の設備がありますが、実際には1958年にアメリカ航空諮問委員会(NACA)から組織変更された際、人種差別が表れた設備はなくなっています。

ドリームのキャストについて

主演のタラジ・P・ヘンソンはノースカロライナ州立農工大学に進学して電気工学を1年間学びましたが、微分積分学を学ぶための準備段階となる高等数学教育の課程のPrecalculusで落第したそうです。転校先のハワード大学で演劇を学んだのですが、自分の将来を変えた数学に天才的な才能を持つ女性を演じたのは奇縁といえますね。

ドリームを無料視聴する方法

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ドリームのあらすじとネタバレについて

1926年、アメリカのウェストバージニア州ホワイト・サルファー・スプリングスに住むキャサリンは、天才的な数学の才能を持っていた。まだ6年生だが教師たちからこの州で黒人が行ける一番いい高校のウェストバージニア高校への入学を勧められる。引っ越し費用の一部にと教師たちから寄付金を受け、学費は全額奨学金だった。

「未来を切り拓いてあげてください」という教師の言葉に両親も決断する。高校の数学の授業でキャサリンは教師に「黒板の方程式を解きなさい」と指名された。それを簡単に解き、解き方をわかりやすく説明するキャサリンに、年上の生徒たちも数学の教師も驚く。

時が流れて1961年、夫が亡くなって3人の娘と母と暮らすキャサリン・ゴーブルはウェストバージニア州ハンプトンにあるアメリカ航空宇宙局(NASA)のラングレー研究所で働いていた。彼女と同じ黒人で計算係のドロシー・ヴォーン、メアリー・ジャクソンと3人で車で通勤している。

ある朝、車が動かなくなり、そこに白人の警官がパトカーでやってきた。自分たちを見下す態度の警官に、ロケットを打ち上げるための計算をする仕事で、宇宙開発に従事していると説明する。ソ連(ロシア)はすでに人工衛星スプートニクを打ち上げ、アメリカは後れを取っていた。

アメリカ中が有人宇宙船のマーキュリー計画の成功を期待しており、飛行士たちに会ったという嘘も奏功して、警官は牽引車を呼ぼうかと提案する。だが、車の構造に詳しいドロシーがスターターの故障に応急処置をしたことで、車は動いた。彼女たちが遅刻しそうだと知った警官はパトカーで先導してくれる。

黒人女性の窮地を白人警官が救うのは、例えばバスでは有色人種は決められた後ろの席に座らないといけないなど、白人と有色人種の分離政策が行われていたアメリカ南部では異例なことだった。

キャサリンに与えられた新しい仕事

ソ連が犬を搭乗させたロケットを地球の周回軌道に乗せたため、ラングレー研究所では「迅速に対応するように」とジョン・F・ケネディ大統領からのプレッシャーが強まる。IBMのコンピュータは導入前で、宇宙特別研究本部(スペース・タスク・グループ=STG)の責任者のアル・ハリソンは解析幾何学のできる数学者を求めていた。

ラングレー研究所の西計算グループの非白人計算係の部屋では、ドロシーが各部署に依頼された仕事を黒人女性に割り振っている。メアリーは技術部のエンジニアのカール・ゼリンスキーの依頼で、マーキュリー・カプセルの試作機をテストする常勤の仕事を得た。仕事を持ってくる上司のヴィヴィアン・ミッチェルはさらに特別な依頼をする。

それは東計算グループに適任者がいなかった、解析幾何学に強い臨時の計算係で、ドロシーはキャサリンを推薦する。ドロシーはミッチェルに以前出した管理職への昇格申請について尋ねるが、黒人グループに常勤管理職を置かない規則なので辞令は下りないと言われた。さらに規則の理由は知らないし、考えたこともないと言う。

前任者が辞めて以来、管理職は1年間空席のポストだった。だが、ミッチェルは問題なく機能していると決めつけ、ドロシーは自分がその仕事をやっているからだと反論する。しかしミッチェルは「それがNASAなのよ。ロケットは高速、昇進は低速」と言って取り合わなかった。

マーキュリー・カプセルの試作機はマッハ1の風洞実験に耐えられず、解決策を考えるゼリンスキーはメアリーに結論を求める。メアリーは耐熱壁の接合方法をボルト以外にすることを提案した。それに満足したゼリンスキーは、エンジニア養成プログラムに空きがあり、資質がある者はエンジニアを目指すべきだと言う。

「黒人の女がエンジニアになるのは無理です」という答えに、ゼリンスキーは「私はポーランドのユダヤ人で、両親はナチに殺された」と過去を語り、「それでも宇宙に人を送り出そうとしている。生きることすら無理だと思っていた人間がだ」と熱弁する。メアリーには白人男性だったらすでにエンジニアになっていたという自信があった。

人種と性別で差別される環境

キャサリンはミッチェルから、STGではスカートは膝下、ブラウスではなくセーター、アクセサリーはなしだが真珠のネックレスは例外と聞く。仕事は検算や報告書作成などで、上司のハリソンには自分から話しかけないこと、計算係はすぐにやめるため12人も変わっていることが伝えられた。

そしてSTGで黒人を使うことは初めてなので「恥をかかせないで」と言われる。部屋に入るなり掃除係と間違われたキャサリンへの同僚の反応は冷たいが、ハリソンは「我が国で最高のエンジニアや科学者は自分の計算の見直しを拒まないよな」と主任エンジニアのポール・スタッフォードに言い、検算への職員の異議を封じた。

だが、検算用の資料は機密事項の箇所が黒く塗り潰され、NASAの非白人女性用洗面所は遠く離れた西計算グループの部屋の近くだけ。室内に設置されたコーヒーを飲めば冷ややかな目で見られる。そんな人種差別に加えて、残業で急ぎの検算を終えれば、データが古くなったと捨てられる厳しさがあった。

だが、ハリソンは宇宙へ人を送り出すため「ここに集まっている連中に求めていることを君にも求めたい。天才ならば数字を掘り下げ、周りを見回し、先を読め。どう問えばいいかわからない疑問に答え、存在しない数式を作り出せ」と指示する。そして「私の心は月面に立っている。君は?」と問い、キャサリンは「私もです」と答えた。

帰宅の車中でドロシーは「肩書も昇給もなしに責任だけ負わされている」と不公平さを語り、「2人は前進しているのに。でも、1人の前進はみんなの前進だから」と言う。キャサリンは仕事が続けられるか不安だったが、娘3人と「あなたにできないことはない」と励ます母のために頑張るのだった。

キャサリンとジムの出会い

教会の礼拝では南部キリスト教指導者会議とキング牧師の存在もあって、教会の牧師をはじめ人種差別に変革の時が来るのを期待する人々の声が聞かれる。その場ではロケット開発に携わるキャサリンたち、自分たちを守る州兵部隊を組織して着任したジム・ジョンソン中佐のことも語られた。

礼拝後の食事会で、夫のリーバイは「女なのにエンジニアになろうとするのが理解できない」とメアリーを非難する。彼は公民権などの権利は求めても得られず、戦って勝ち取るものと考えていた。一方、ジムはキャサリンに気がある様子で、ドロシーとメアリーは2人をカップルにしようと画策する。

だがキャサリンが仕事内容を説明すると、意外なほど難しそうと思ったジムはつい「それは大変だ。女にやらせるなんて」と言ってしまった。ジムは釈明したが、怒ったキャサリンは自分がウェストバージニア大学大学院を卒業した初の黒人女性だと明かし、西計算グループで黒人女性が20人働くのは優秀だからと言って去る。

数日後、ラングレー研究所にマーキュリー計画の宇宙飛行士『マーキュリー・セブン』が異動して来た。職員一同の歓迎の場で黒人は彼らに接触できないように離されていたが、ジョン・グレンだけはドロシーたちとも握手し、大変な仕事への感謝を述べる。だがSTGでは黒塗りの資料やコーヒーの用意など人種差別の環境が続いた。

ドロシーはミッチェルに書類を届けに行き、技術部門が組み立てているIBMのコンピュータ7090の情報を得る。一方、キャサリンは資料の黒塗り部分を照明にかざして透かして見ると、アトラス計画の軌道を計算して黒板に書いた。それは正解で、スタッフォードをはじめSTGの皆を驚かせる。

黒塗りの資料でも答えを出したことにハリソンは感心し、キャサリンは「数字は嘘をつきません。行間を読めば物語はわかります。先を読んだんです」と答え、透かして見たことも明かした。ソ連のスパイ疑惑も晴れ、ハリソンはスタッフォードにアラン・シェパードが乗る宇宙船の軌道飛行に必要な情報を修正なしで渡すように指示する。

それぞれのレベルアップへの挑戦

メアリーはキャサリンの成功を喜ぶが、ドロシーはIBMが導入されると計算係は解雇されると考え、知識をつけて価値を上げる必要性を語った。一方で、メアリーはミッチェルからエンジニア養成プログラムを受けるには、今は数学と物理学の学士号だけでなくバージニア大学の上級公開講座の受講が必要と言われる。

就業規則の補足には、バージニア大学で該当の講座に参加できない者はハンプトン高校での受講でもかまわないとあるが、白人用の高校だった。ドロシーは裁判所に請願書を出すことを提案する。そのドロシーはコンピュータ言語のFORTRANを学ぶため、図書館の白人用のコーナーにしかない本を盗んだ。

ある夜、ドロシーの息子のレオナルドの誕生パーティーが開かれ、ジムが現れる。ドロシーは夫のハワードが呼んだと言うが、キャサリンと仲直りさせるつもりだった。軍にいたため女性の扱いは不慣れと明かし、「最初からやり直したい。君のことをもっと知りたい」と言って黒人女性たちに謝罪したジムをキャサリンは許す。

皆でダンスをしていると、ラジオからソ連の宇宙飛行士のユーリイ・ガガーリン少佐が世界初の宇宙飛行を行ったというニュース速報が伝えられた。1961年4月12日、ボストーク1号で地球の周回軌道に乗り、108分で一周したという。ハリソンはSTGで成果を出すため残業続きでも給料は上がらなくてもかまわない者は残るように言った。

レッドストーン無人飛行試験は失敗続きで、搬入したIBM7090は動かない。だがドロシーはプログラミングを計算係に学ばせ、密かにIBM7090を動かそうとした。一方、キャサリンは大雨の日にずぶ濡れで非白人女性用洗面所から戻ると、離席が多いことを叱責するハリソンに「なぜトイレに40分もかかる」と言われて怒りを爆発させる。

800メートル離れたトイレに行くのに共用自転車は使えず、「ネックレスは真珠と決められているけど、ここでそんなものを買えるほど給料をもらっている黒人なんて1人もいません。朝から晩まで働いているのに。私だけコーヒーポットも別で、誰も私に触ろうとしません」と人種差別の実態をぶちまけた。

「日に数回、席を外すことは許してほしい」というキャサリンの訴えにハリソンはコーヒーポットの『非白人用』の紙を剥がし、『非白人女性用洗面所』の看板を壊すと「もう黒人用トイレはない。白人用トイレもない。好きなトイレに行けばいい」と黒人女性に言う。そしてSTGの職員もいる前で「NASAでは全員同じ色だ」と言った。

大きな前進への一歩

1961年5月5日、アラン・シェパードを乗せたフリーダム7は準軌道飛行(弾道飛行)に成功する。キャサリンは言動に優しさがあるジムとの間が進展し、メアリーには請願書を判事が裁決する日が来た。その判事には『~で初めて』のことが多い過去を調べ、自分が初の前例になることを強調して許可を得る。

1961年7月21日、準軌道飛行に成功したガス・グリソムは回収されたが、カプセルは海に沈んだ。ジョン・グレンをアトラス・ロケットで周回軌道に乗せ、地球に戻せるかが重要で、特に最新のデータでの至急の計算が求められる。だが女性であるキャサリンは規則を理由にペンタゴンの会議に出席できなかった。

キャサリンの計算を自分の成果として提出してきたスタッフォードは嫌がるが、ハリソンの許可で出席したキャサリンは、その場で難解な計算をやってカプセルの着水ゾーンを予測する。その速さと正確性に出席者は驚き、グレンは彼女を信頼する。一方、ドロシーは技術部ができずにいたIBM7090の起動に成功した。

技術部の主任エンジニアはプログラマーとしてドロシーを要請する。グレンの打ち上げ成功後は計算グループがなくなるとミッチェルから聞いたドロシーは、他の計算係も一緒でないと引き受けないと強気に出て承知させた。一方、夜間の講座を受けるメアリーにリーバイはシャープペンシルをプレゼントして応援する。

グレンが乗る宇宙船の打ち上げと着水の問題は解決したが、地球に戻すため楕円軌道から放物線軌道に変えるための計算をする数式が見つからなかった。だがハリソンが既存の数式はどうかと聞く。必要な数値を見てオイラー法だと気づいたキャサリンが答えを出した。

ある晩、キャサリンが帰宅すると娘たちと母は着飾り、食卓はパーティーのようで訝しむと、ジムがプロポーズする。彼は初めて会った日、母親に「結婚したい人がいる」と電話したと明かした。婚約したキャサリンだがIBM7090の稼働でラングレー研究所での検算が必要なくなり、やむなく職を解かれる。

キャサリンにハリソンの思いつきという真珠のネックレスをプレゼントしたSTGの女性職員のルースは、「あなたの仕事ぶりは素晴らしかった」と言った。そのネックレスをつけてキャサリンは結婚式を挙げる。

努力が結実した3人

グレンを打ち上げる1962年2月20日、IBM7090が出した着水座標は前日までのものと違い、STGが計算し直すことになる。グレンは「切れ者の彼女が間違いないと言うなら行きます」とGOサインを出す者にキャサリンを指名した。STGのサムが資料を持って西計算グループまで行き、キャサリンは答えを持ってSTGへ走る。

本来は室内に入れないキャサリンだが、ハリソンが気を利かせた。ケープカナベラルで搭乗直前のグレンはキャサリンへの感謝の言葉を述べ、彼が乗るフレンドシップ7は無事に周回軌道に乗る。熱遮蔽板に警告ランプが出たが、何とか対応して帰還したカプセルの着水座標は計算どおりだった。

礼を言ったハリソンが「どう思う? 月には行けそうか?」と聞くと、キャサリンは「もうみんな月面に立っています」と答える。一方、工学を修めたメアリーは全米初の黒人女性航空技術者となり、後進を育成して全人種の女性の地位向上に貢献した。

ドロシーには常勤の『IBM計算室室長』の辞令が下りる。礼を言うドロシーにこれまで「ドロシー」と呼び捨てだったミッチェルは「当然のことよ、ヴォーンさん」と言った。ドロシーはNASA初の黒人管理職となり、FORTRANの専門家となる。白人にも教え、NASAが誇る天才として名を馳せた。

キャサリンは『宇宙技術に関する覚書』という報告書を作成し、作成者としてスタッフォードとともに名を連ねる。スタッフォードはキャサリンのデスクにコーヒーの入ったカップを置いた。キャサリンは月面着陸やスペースシャトル計画にも参加し、2016年、NASAはその活躍を称えて計算施設に彼女の名を冠したのだった。

ドリームの感想とまとめ

困難なことに直面し、無理かもしれないとあきらめてしまいそうな時に観ると、非常に励まされ、勇気をもらえる作品だと思います。本作では黒人であること、そして女性であることでの厳しい立場が描かれていることから、女性のほうがより共感できるでしょう。しかし男性にももちろん立ち上がる力を与えてくれる必見の秀作です。

実際には主人公のキャサリンがNASAで仕事をしていた時には、人種差別的なものはすでに撤廃されていたそうです。それでも、そういった状況が描かれたのは、非常に優れた能力を認められた彼女たち3人の前には、そこまでの能力はなくともNASAに貢献しながら、虐げられてきた多くの黒人女性の姿を見せたかったのだと思います。

キャサリンが叱責されたことをきっかけに我慢しきれずハリソン、そしてSTGの職員たちに向かって心に溜めてきた悔しい思いを吐き出すシーンは、タラジ・P・ヘンソンの感情がほとばしるような演技もあって圧巻でした。その悔しい思いは彼女1人のものではなく、NASAで働く黒人女性たち全員のもので、彼女は代弁者でもありました。

キャサリン、ドロシー、メアリーにとってよかったのは孤独な戦いではなかったことです。お互いをはじめ多くの仲間がいて、応援してくれる家族もいました。メアリーの考えを否定していたリーバイも最後は理解してくれました。3人は特別な才能があるぶん目指すところが高くて苦労しましたが、達成感は何物にも代えがたかったはずです。

夫がいなくても弱さを見せない健気なキャサリン、悠然と構えていながらも先を読む賢明さがあり、言動にどこかコミカルさがあるドロシー(オリヴィア・スペンサー)、常に強気で自信家で、時には策士でもあるメアリー(ジャネール・ネモイ)のキャラクターがとても魅力的でした。それぞれ感情移入できるところがあると思います。

スタッフォードとミッチェルには個人のモデルはいないそうで、人種差別的な言動の人たちの象徴となる登場人物です。それだけに、スタッフォードがキャサリンにコーヒーを持ってくるシーン、ミッチェルが「ヴォーンさん」と呼ぶシーンは感慨深いですね。それから裁判所を出たメアリーが歓喜のあまり、抑えきれずに叫ぶところもいいです。

あの時代ならば日本人は『非白人』で『有色人種』です。しかし近年は日本人が人種差別をする側に回っているような状況もあれば、トランプ政権で人種差別がクローズアップされています。誰にとっても他人事ではなく、決してあってはならない差別の問題を、努力を惜しまず立ち向かい、成功した彼女たちを見て再考してはどうでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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