カーズは命を持った車や乗り物たちが暮らす世界を舞台にし、後にシリーズ化されることとなる作品です。今回はそんな『カーズ』の動画を無料視聴することができるのか。また、ネタバレや感想についてご紹介します。
\\ 1ヶ月間無料 //
Contents
カーズの予告動画
カーズは9tsuやdailymotionで無料視聴できる?
映画好き:彩
映画を無料視聴できるサイトは色々ありますが、主な違法アップロードがされているサイトの一覧がこちら!
・PandoraTV(パンドラテレビ)
・dailymotion(デイリーモーション)
・9tsu
・veoh
・streamin
一昔前であれば、これらのサイトでも映画を無料視聴することが出来ました。しかし、最近では著作権に関する法律が厳しくなり、たとえ映画がアップロードされても、すぐに削除されてしまいます。
また、動画が見れたとしても、音が切れていたり、動画が止まってしまったり、画像が荒いなど、見てるだけでイライラしてしまいます。
ちなみにアニメが多くアップロードされているサイトの一覧がこちら!
アニチューブが政府によって閉鎖されてしまいましたが、未だにこれらのサイトでアニメを無料視聴することが出来ます。
しかし、これらのサイトではウィルスに感染するため、おすすめしません。私もウィルスに感染してからはこれらのサイトを使っていません。
ウィルスに感染することもあるので、違法動画サイトよりも動画配信サービス(VOD)をおすすめします!
映画好き:彩
映画マニア:翔太
動画配信サービスどれも無料期間を設けており、ほとんどが最初の1ヶ月間を無料で視聴することができます。
全ての動画配信サービスを1か月間試せば半年以上は無料で見れてしまうのです!!
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auビデオパス
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動画配信数 | 10,000本以上 |
auビデオパス公式サイト
映画「カーズ」の動画を無料で視聴できるVOD
ドラ子
動画好き
動画配信サービスの一覧がこちら!
「カーズ」が視聴可能なサイト | |
FODプレミアム | × |
TSUTAYA TV | × |
U-NEXT | 〇 |
Hulu | × |
auビデオパス | 〇 |
dTV | 〇 |
※2019年6月30日現時点
VOD(動画配信サービス)で見るメリット
VODで映画を見るメリットはどんなのがあるのでしょうか?
・画質が良い
・広告がない
・ウィルスに感染する心配がない
・スマホやタブレットでも見れる
・ダウンロードして視聴することが出来る
・マンガや雑誌も読める
1、画質が良い
VODで映画を見るのはなんと言っても画質が良い!!pandoraTVや9tsuといった違法アップロードされた映画の画質は悪いし、途中で止まることも多い。一番いい所で止まってしまう時は本当にイライラしてしまいますよね。
2、広告がない
映画を見るのに広告がないというのは当たり前に思うかもしれませんが、違法アップロードされているサイトはとにかく広告が多い!広告が多いとパソコンの負担になるし、動画も見づらい。
3、ウィルスに感染する心配がない
海外の動画サイトではウィルスに感染してしまうことも多々あります。結果的に大きな代償を支払うこともあります。一方、VODではその心配もありません。
4、スマホやタブレットでも見れる
各VODにはアプリがあります。ブラウザから映画を見ることも可能ですが、アプリで映画を視聴するとより快適な環境で映画を視聴することが可能となります。
5、ダウンロード視聴が可能
VOD専用のアプリがあるので、あらかじめアプリにダウンロードしておくことで、電波に関係なく映画を視聴することが出来ます。通常のブラウザなどで映画を視聴してしまうと通信制限に引っかかってしまい、ネットの利用が困難にならずに済みます。
映画好き:彩
映画マニア:翔太
6、マンガや雑誌も読める
VODのサイトでは動画だけでなく、雑誌やマンガが読めるサービスもあります。入会するだけで、ポイントが付与されますが、ポイントは最新巻のマンガを見るのに使用することが出来ます。サービスに入会するだけで、マンガがタダで読めてしまうのです。
マンガや雑誌に力を入れているのはFODプレミアムやU-NEXTです。マンガが好きな人にはこちらの二つのサイトがおすすめです。
カーズが視聴できるオススメのVOD
上記でもご紹介しましたが、カーズはU-NEXTであれば完全無料で視聴することが出来ます。
U-NEXTってどんなサイト?
映画好き:彩
U-NEXTは日本最多の動画数を誇る動画配信サービス。洋画だけでなく、邦画やドラマなど様々なコンテンツが視聴できる国内最大のVOD!
しかも、今なら1ヵ月間タダで見られちゃうのです!無料トライアルが終わる前に解約すれば料金は発生しません!実質タダで見られるのです!
U-NEXTで配信中の映画
・デッドプール2
・アメイジングスパイダーマン
・スターウォーズ最後のジェダイ
・ジャスティスリーグ
・ラ・ラ・ランド
・キングスマン
・リメンバー・ミー
※2019年2月22日現時点
映画好き:彩
映画マニア:翔太
登録で入力必要項目
U-NEXTで登録する際に入力必要な項目はたった6個です。1分もあれば登録は終わります。
・氏名
・生年月日
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・電話番号
・お住いの地域
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映画好き:彩
クレジットカード番号もちょっと嫌だな・・・
特にクレジットカードを使いたくない人も多いよね!
でも、U-NEXTではクレジットカード番号はSSLという暗号化された通信で登録されるから番号が盗まれることはないんだ!
映画マニア:翔太
U-NEXTではクレジットカード番号や個人情報を登録する際、SSLという方法を利用して送信を行っています。これは通販サイトのアマゾンなどでも使用されている方法で、SSL対応のサイトで個人情報が盗まれることは基本的にありません。
U-NEXTの解約について
映画好き:彩
映画マニア:翔太
動画配信サービスに1度登録したら、解約できないのではと心配される方もいらっしゃいます。
しかし、解約が出来ない、解約方法が難しいといったことはまったくありません。
違法サイトでの視聴
映画好き:彩
映画マニア:翔太
日本のサイトではウィルスにかかる事はほどんどありませんが、海外の違法サイトではウィルスが仕込まれている事が多いので、ウィルスにかかる事も多々あります。
特に最近ではスマホを利用して動画を視聴する方が増え、スマホに感染するウィルスも増えました。スマホにはいろんな個人情報や金融情報が詰まっており、スマホの情報が盗まれると大変な事が起きてしまいます。
また、海外の動画サイトは英語しかないので、日本語字幕がないということが多い。英語がわからないとかなりわかりづらい。
映画好き:彩
映画マニア:翔太
海外の動画サイトでの視聴はオススメしません。ウィルス以外にもこういったデメリットがあります。
・削除されることが多い
・広告が多い
・再生中に止まる
・ウィルスへの感染
など
海外の違法動画サイトについてはこういったデメリットがあげられます。
映画マニア:翔太
映画好き:彩
カーズを無料視聴する
カーズは海外のサイトで無料視聴できるサイトがあります。海外サイトでの無料視聴を詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
カーズのあらすじ
カウボーイ人形のウッディやバズ・ライトイヤーらの持ち主アンディは大学進学が決定し、おもちゃを整理することに。だが母親の手違いなどにより、おもちゃたちは近所の保育園に寄付されてしまう。アンディに捨てられたと思いこみ傷心のおもちゃたちだったが、ウッディはただ一人アンディを信じて保育園からの脱出を試みる。
『カーズ』の作品情報
タイトル:カーズ
原題:Cars
監督:ジョン・ラセター/ジョー・ランフト(共同監督)
脚本:ジョン・ラセター/ジョー・ランフト/ジョルゲン・クルビエン
製作:ダーラ・K・アンダーソン
公開:2006年6月9日(アメリカ)、2006年7月1日(日本)
出演:オーウェン・ウィルソン/ラリー・ザ・ケーブル・ガイ/ボニー・ハント/ポール・ニューマン/トニー・シャルーブ/マイケル・キートン/リチャード・ペティ/ボブ・コスタス/ダレル・ウォルトリップ/チーチ・マリン/グイド・カローニ/ジェニファー・ルイス/ポール・ドゥーリイ/マイケル・ウォリス/ジョージ・カーリン/キャサリン・ヘルモンド/ジョン・ラッツェンバーガー/ジョー・ランフト/アンドリュー・スタントン/フランク・ウェルカー/シェリル・クロウ/ミハエル・シューマッハ など
監督はこれまで『トイ・ストーリー』シリーズの立ち上げに尽力し、『バグズ・ライフ』などを手掛けるピクサー創立メンバーのジョン・ラセター。
共同監督としてこれまでのピクサー作品で脚本や声優を務め、惜しくも本作が遺作となってしまったジョー・ランフトが参加しています。
『カーズ』のキャスト
主人公ライトニング・マックィーン役は『アルマゲドン』『ナイトミュージアム』などのオーウェン・ウィルソン、相棒のメーター役はコメディアンとして活動するラリー・ザ・ケーブル・ガイが担当しています。そのほかにもポール・ニューマンやマイケル・キートンといった名優が脇を固め、ゲストとして元F1ドライバーのミハエル・シューマッハがカメオ出演しています。
『カーズ』のあらすじ・ネタバレ
激闘!ダイナコ400
ここは命を持った車や乗り物たちが暮らす世界。
“稲妻”の異名を持つ天才レーサーのライトニング・マックィーン(オーウェン・ウィルソン)は、一世一代の大レース“ピストン・カップ”の優勝決定戦“ダイナコ400”に臨もうとしていた。
移動トレーラーのマック(ジョン・ラッツェンバーガー)の中で自分自身を奮い立たせたマックィーンは大観衆の前に颯爽と姿を現し、サーキットを稲妻のように駆け抜けていったのだ。
レースの行方はこの1年で無名の新人から一気に台頭してきたマックィーン、今シーズン限りで引退する“キングことストリップ・ウェザーズ(リチャード・ペティ)、いつも二番手のチック・ヒックス(マイケル・キートン)の3台に絞られた。
3台以外のレーサーが次々とクラッシュするなか、マックィーンは一度コースアウトしながらも巧みに切り抜け、一気にキングとチックに追いついたのである。
キングやチックがピットに入るなか、1年で3度もクルーをクビにしてきたマックィーンはガソリン補給のみでタイヤを交換することなくそのまま走り続け、レースはいよいよ最終ラップへと突入したのだった。
誰もがマックィーンの初優勝を信じて疑わないなか、ゴールの手前で限界を超えていた後輪タイヤがバーストしてしまい、一気にキングとチックに詰め寄られてしまったのだ。
そしてマックィーン、キング、チックは何と3台同時にゴールイン、ビデオ判定の結果はマックィーンが咄嗟に舌を出しており、3台とも完全に同着という非常に際どいものだった。
判定の結果を待つ間、マックィーンはマスコミのインタビューに応じ、「レースってのは勝てばいいものじゃないよ。最後の最後まで勝負の行方が分からないほうが面白いだろ?」と大口を叩き、クルーと喧嘩別れしても平然としていたのだ。
キングはそんなマックィーンに「君は才能があるが勘違いしている。自分ひとりの力だけでやっていると思っていたら大きな間違いだ。良いクルーを見つけて良いチームを作れ。信頼できる仲間がいないと勝てんぞ」と忠告したのである。
しかし、マックィーンにとっては、キングがスポンサー契約を結んでいる超巨大企業“ダイナコ石油”と手を組んでより一層成り上がろうという考えしか思い浮かばなかったのだった。
そして判定の結果、マックィーン・キング・チックの3台で、1週間後にカリフォルニアで開かれる優勝決定戦で雌雄を決することになったのだ。
表彰台の上で、マックィーンはチックから「一番先にカリフォルニアに着いた者はダイナコ石油との契約に有利になるんだぜ」と入れ知恵されたのである。
いざカリフォルニアへ
すっかりチックに乗せられてしまったマックィーンはマックに促され、出発前にスポンサーの錆取り剤メーカー“ラスティーズ”のブースへ挨拶に出向いたが、元々錆びた車は嫌いなマックィーンは乗り気ではなく、やる気もなく当たり障りのないメッセージだけ残して立ち去ったのだった。
既にダイナコ石油への移籍を画策しているマックィーンはすぐさまマックのコンテナに乗り、夜通しでハイウェイを駆け抜けて一路カリフォルニアを目指したのだ。
マックは休憩も取らずにひたすら走り続けるなか、車内でメンテナンスを受けているマックィーンはエージェントのハーブ(ジェレミー・クラークソン)から優勝決定戦のチケットを友人たちに配ろうかと提案されたのだが、友だちが1台もいないマックィーンは回答に悩んだのである。
ところがその時、既に疲労の限界に達していたマックはうとうとと居眠り運転をし始め、しかも数台の暴走族に絡まれてしまい、マックはわざと眠くなるような音楽を聴かされ、そのはずみでコンテナの扉が開き、すっかり眠り込んでいたマックィーンは路上に投げ出されてしまったのだった。
メーターとの出会い
マックィーンは慌ててマックを探したが車の群れに飲み込まれてしまい、またレース仕様であることを理由にヘッドライトを取り付けていないことから夜道も暗くて見えず、そのまま“ルート66”に迷い込んだのだ。
マックィーンは保安官のシェリフ(マイケル・ウォリス)に見つかってしまい、散々追い回された挙句に寂れた田舎町の“ラジエーター・スプリングス”に迷い込んでしまい、工事中の道路の舗装や町のシンボルの銅像などを破壊した末に逮捕されてしまったのである。
翌日、マックは大勢のマスコミに出迎えられてロサンゼルスに到着、そこで初めてマックィーンとはぐれてしまったことに気付いたのだった。
カリフォルニア全体がマックィーンの失踪に大騒ぎするなか、当のマックィーンはタイヤに輪止めをかけられフェンスの中に閉じ込められていたのだ。
そんなマックィーンの前に、1台の錆び付いた陽気なレッカー車のメーター(ラリー・ザ・ケーブル・ガイ)が笑いながら声をかけてきたのである。
どうしてもカリフォルニアへ急がなければならないマックィーンは、メーターにここから出してくれるよう頼むが、その場に現れたシェリフによって交通裁判所へ連行されていったのだった。
マックィーンの裁判
マックィーンの弁護人には成り行きでメーターが付き、マックィーンは判事のドック・ハドソン(ポール・ニューマン)から今すぐ町を出ていくよう命じられたのだ。
その時、遅れて町の女弁護士であるポルシェのサリー(ボニー・ハント)が現れ、マックィーンは早速彼女を口説こうとしたが、サリーはドックや町の住民たちを説得すると、何とマックィーンに道路の補修をさせようと提案したのである。
判決は変更され、マックィーンはオンボロのアスファルトミキサー車ベッシーを連れて道路補修作業をさせられることになった。
道路はあちこちデコボコのガタガタであり、ドック曰く作業は早くて5日間はかかるとの見通しだった。
ところが、マックィーンはメーターから輪止めを外してもらうなり一目散に逃げ出し、そのままカルフォルニアに向かおうとしたが、あらかじめサリーとシェリフにガソリンを抜き取られていたマックィーンはガス欠を起こして捕まってしまったのだ。
寂れたラジエーター・スプリングス
渋々ベッシーを引っ張って舗装作業に励むマックィーンは、タイヤ店を営むフィアット500のルイジ(トニー・シャルーブ)やフォークリフトのグイド(グイド・カローニ)に自分は有名なレーサーであることを伝えるも、ルイジたちは全く取り合ってくれなかったのである。
そんな時、旅の夫婦がラジエーター・スプリングスに通りがかり、サリーや燃料店のフィルモア(ジョージ・カーリン)、カスタムペイント屋のラモーン(チーチ・マリン)とその妻でガソリンスタンドを営むフロー(ジェニファー・ルイス)ら住民たちは大歓迎で出迎えようとしたが、夫婦はハイウェイへの入口を探しているだけであり、そそくさに町を素通りしようとしたのだった。
夫婦と遭遇したマックィーンは助けを呼んでくれるよう頼んだが、夫婦はマックィーンの言葉に耳を傾けることなく走り去っていった。
ガックリと肩を落とす住民たちを、サリーは「大丈夫。これだけ売り込んでおけば口コミで広まるから」と励ました。
そんな時、ラジオではマックィーンの行方が依然掴めないままという報道の他に、既にチックがカリフォルニアに一番乗りしているという情報が流れたのだった。
それを聞いたマックィーンは、舗装が完成すれば自由の身となることを再度確認すると、何と1時間で舗装を完成させたのだ。
しかし、その出来栄えはあまりにも杜撰であり、余計にデコボコで走りづらいものだった。
「町の雰囲気に合ってるだろ?」と悪びれることのないマックィーンに、ドックは舗装のやり直しを命じたのである。
マックィーンはドックに「僕はブルドーザーじゃなくてレーシングカーなの!」と主張、おじいちゃん呼ばわりされたドックは「ならばレースをしようじゃないか。お前が勝ったら町から出ていけ。俺が勝ったら舗装のやり直しだ」と持ち掛けたのだった。
激走!マックィーンVSドック
シェリフや町の住民たちが見守るなか、いよいよマックィーンとドックのレースの幕が切って落とされた。
マックィーンは余裕の急発進・急加速で一気に先行するが、ドックは何とスタート地点でエンストを起こしてしまったのだ。
それでもドックは「それではボチボチ行こうか」とメーターを連れてのんびりとスタートしたのである。
レースはマックィーンの圧勝かと思われたが、慣れない荒野を走るマックィーンはカーブを曲がり切れずにコースアウトし、サボテンの生い茂る崖下へ転落して身動きが取れなくなってしまったのだった。
ドックはマックィーンに「お前は走るのも道路を直すのも雑だな」と皮肉を言い、マックィーンはメーターに引っ張り上げられたのだ。
町の住民との交流、そして友情
結局レースに敗北したマックィーンは文句を言いながらもデコボコのアスファルトを引っ剥がし、徹夜がかりで舗装を引き直したのである。
町の住民たちはまだ一部分ながらも久々に綺麗になった道路に大喜び、ドックも「アイツ、なかなかやるじゃないか」と一目置くようになったのだった。
ひと作業終えたマックィーンは昨日敗北を喫したコースを走れるようになりたいと猛特訓に励み、ドックはマックィーンにダートの走り方をアドバイスしたのだ。
その後もマックィーンは早くカリフォルニアに行きたい一心で一生懸命舗装作業に励み、その様子に感銘を受けたルイジとグイドがタダでタイヤを交換してくれたり、消防車のレッド(ジョー・ランフト)に車体の汚れを洗い流してもらったり、サリーが経営するコーン型の建物が特徴的なモーテルの部屋を提供されたりと、次第に町の住民と交流を持つようになっていったのである。
その夜、マックィーンの見張り役を命じられたメーターは彼を牧場での“トラクター転がし”へと誘い、2台は競い合うかのようにトラクターたちを爆音でひっくり返していったのだが、運悪く牧場主のフランクに見つかってしまい、命からがら逃げ出したのだった。
モーテルの帰り道、メーターはマックィーンに「お前、サリーのこと好きなのか」とからかい、調子に乗ってモーテル周囲を縦横無尽に駆け回り、マックィーンにテクニックを教えてやろうかと持ち掛けたのだ。
マックィーンからピストン・カップのことを聞いたメーターは、もしマックィーンが優勝したら自分をヘリコプターに乗せてほしいと頼んだのである。
メーターは「お前を選んでよかったよ。俺の親友にさ」とマックィーンに伝えたのだった。
2台のやり取りを聞いていたサリーは、マックィーンに本気なのか問いかけたが、マックィーンは「もう疲れたから寝るね。泊めてくれてありがとう」と言うにとどまったのだ。
ドックの過去
翌朝、マックィーンはガソリンを分けてもらおうとドックの経営する自動車修理工場を訪ねたが、別の車の修理を理由に追い出されてしまったのである。
たまたまドックの古いガレージに入り込んだマックィーンは、そこで“ハドソン・ホーネット”と書かれたピストン・カップの優勝トロフィーが3つもあることに気付いたのだった。
ドックの正体が実は1950年代に一世を風靡した伝説のレーサーであるハドソン・ホーネットだと知ったマックィーンは目を輝かせて色々話を聞こうとしたが、ドックは「トロフィーなど置物に過ぎん」と冷たくあしらったのだ。
マックィーンはガソリンスタンドにたむろしていた住民たちにそのことを伝えたものの、住民たちは「まさかあのドックが?」と聞く耳を持たず笑い飛ばしてしまったのである。
そこでサリーがマックィーンをドライブに誘い、彼女の計らいでガソリンを給油してもらったマックィーンは彼女の申し出を受けることにしたのだった。
ラジエーター・スプリングスの栄枯盛衰
行く先など決めていないというサリーについていったマックィーンは一緒に雄大な自然を駆け回り、かつてラジエーター・スプリングスで一番人気のあった“ホイール・ウェル・モーテル”の跡地へと連れていってもらったのだ。
そこでサリーは、自分がラジエーター・スプリングスに住むようになった経緯を語り始めたのである。
ロサンゼルスで弁護士をしていたサリーは成功を収めていたものの幸せを感じられず、意を決してロサンゼルスを飛び出してルート66を走っていたところで故障してしまい、ドックや町の住民たちに親切に迎え入れられたことがきっかけでこの町に定住することにしたのだった。
サリーはマックィーンに、“恋に落ちた”とまで言わしめた程の見渡す限りの絶景を見せてあげたのだ。
40年前にハイウェイが完成する前はラジエーター・スプリングスは旅を楽しむ大勢の車で溢れており、豊かで活気のある町だったのである。
しかし、ハイウェイが完成してからは車たちはこの町を素通りしていくようになり、次第に店も潰れていき町もすっかり活気を失って寂れてしまったのだった。
それでも住民たちはこの町に強い愛着と誇りを持っており、決して見放すことなく今日に至っているのだ。
夕方になり、町に戻ったマックィーンは、またもやメーターがトラクター転がしで町へとなだれ込んだトラクターのうち1台を捕まえるため追いかけたのである。
荒野に入ったマックィーンは、ドックがたった1台で古いレース用タイヤを履き、“ハドソン・ホーネット”のエンブレムを身に着けてスタートラインに立っているところを目撃したのだった。
ドックはため息をつきながらも勢いよく加速をつけ、往年のキレのある走りを展開、マックィーンが苦戦したあのカーブをも楽々とクリアしたのだ。
感銘を受けたマックィーンは走り終えたドックに駆け寄るも、彼は何も語らずに町へと走り去ってしまった。
マックィーンはドックのガレージまで追いつき、彼にまだまだ走れるのになぜ引退したのか聞いてみたのである。
ドックは、1954年に自らが起こした大クラッシュ事故の新聞記事を見せたのだった。
ドックは「俺は修理が終わって歓迎されるかと思ったら、こう言われたよ。“お前は終わった”って。みんな新人に夢中になっていたよ。俺は見捨てられたのさ。俺はまだ走れたのにチャンスを与えられなかった」と当時を振り返ったのだ。
「僕はドックを見捨てた連中とは違うよ」と言うマックィーンに、ドックは「ならばお前は自分以外の誰かのためにしたことはあるのか」と問いかけたのである。
この町と住民たちをとても気に入りながらも住民に正体を明かしていないことをマックィーンが指摘すると、ドックはさっさと帰れと追い出したのだった。
住民たちとの別れ
翌朝、住民たちが目を覚ますと、いつの間にか道路の舗装は全て完成していた。
しかし、そこにマックィーンの姿はなかったのだ。
誰もがマックィーンがカリフォルニアに出発したのだと思い込んで寂しがっていたが、実はマックィーンはまだこの町を離れていなかったのである。
マックィーンはルイジとグイドの店で新品のレトロなホワイトウォール・タイヤに履き替え、グイドの鮮やかな作業ぶりと見栄えの良さに気を良くしたマックィーンは「フェラーリよりもカッコいい」と絶賛したのだった。
続いてマックィーンはフィルモアの店で“オーガニック燃料”を調達、ラモーンに塗装を施してもらい、ピカピカの“ラジエーター・スプリングス仕様”となって住民たちに披露したのだ。
日も暮れ、マックィーンが密かに修理しておいた灯りやネオンが町中を彩り、住民たちはかつての繁栄していた頃に戻ったと大喜び。
マックィーンとサリーの仲も急接近していたその時、町に大勢の車に加えてヘリコプターなどが大挙してきたのである。
彼らはマックィーンの行方を捜していた大勢のマスコミ陣であった。
そこにマックがマックィーンを連れ戻すために現れ、サリーはマックィーンに「あなたは道路を直す以上のことをしてくれた。カリフォルニアで頑張って。夢が叶うといいわね」と送り出したのだった。
マックィーンは住民たちに別れを告げる間もなくコンテナに乗り込み、ラジエーター・スプリングスを離れていった。
サリーはマスコミにマックィーンの居場所を伝えたのはドックであることを知り、「みんなのためにはこれでいい」と語るドックにサリーは「自分のためでしょ」と告げてモーテルに戻っていったのだ。
決戦!ロサンゼルス
翌日、ロサンゼルスの“インターナショナル・スピードウェイ”には20万台を超える大勢の観客が詰めかけていた。
これからキング、チック、そしてマックィーンの3台だけによる優勝決定戦が幕を開けようとしていたのである。
マックィーンはあくまでも平常心を装ってレースに臨んだが、どうしてもサリーやラジエーター・スプリングスの住民たちのことが頭をよぎり、レースに集中できずに出遅れてしまったのだった。
そんな時、マックィーンの耳にあのドックの声が聞こえてきたのだ。
「わざわざ来てやったのに、もう諦めるのか?」
マックィーンがピットに目をやると、そこには何とドックやメーター、そして町の住民たちが駆け付けてくれたのである。
住民たちと共にピットクルーを買って出たドックは「道路を直した時のように丁寧に走れ。そうすれば勝てる」とマックィーンを励ましたのだった。
勇気をもらったマックィーンは遅れを取り戻すべく奮起、キングやチックのクルー、マスコミ、観客、そして全米中で中継を視聴しているファンたちは、あの“ハドソン・ホーネット”が約50年ぶりに表舞台に姿を現したことに驚愕したのだ。
マックィーンはチックの嫌がらせにもめげず、メーターから教わったテクニックやルイジとグイドの的確なサポート、そしてドックのアドバイスにより一気に前方の2台との差を縮めていき、そして遂に最終ラップでトップに立ったのである。
ところがその時、焦ったチックがキングに体当たりをかけ、キングはコースから外れてクラッシュしてしまったのだった。
キングの姿にかつてのドックの姿を重ね合わせたマックィーンはゴールの一歩手前で立ち止まり、その隙にチックが1着でゴールインしたのだ。
全ての観客が騒然となるなか、マックィーンはキングの元に駆け寄り、「キングは最後まで走りぬかなきゃ」と彼の背中を押したのである。
「優勝を捨てていいのか?」と問うキングに、マックィーンは「いいんだ。じいちゃんレーサー(ドック)が教えてくれたんだ。優勝カップなんてただの置物だってね」と語り、キングを押したまま一緒にゴールインしたのだった。
マックィーンの行動に全ての観客は大歓声を送り、初優勝を果たしたはずのチックは観客やマスコミから大ブーイングを浴びて表彰台から追い出されたのだ。
マックィーンはキングの妻(リンダ・ペティ)から感謝され、ドックから「お前はいいものを持っている」と称えられたのである。
マックィーンはレースに感動したダイナコ石油の社長テックス(H・A・ウィーラー)から移籍話を持ち掛けられたが、マックィーンは今までお世話になってきたラスティーズと今度も活動を共にしたいと丁重に断り、代わりにメーターをヘリコプターに乗せてもらったのだった。
上空からラジエータ・スプリングスを眺めるメーターは大喜び、店を改修したルイジとグイドの元には噂を聞きつけた世界的レーサーのミハエル・シューマッハ・フェラーリ(ミハエル・シューマッハ)が訪れ、2台は感激のあまり失神してしまった。
マックィーンはサリーにしばらくの間ラジエーター・スプリングスに留まることを伝え、2台はメーターに見守られながらかつての輝きを取り戻しつつある町へと競争を開始したのである。
『カーズ』の感想とまとめ
1995年にアニメーションの歴史を大きく塗り替えた『トイ・ストーリー』第1作を世に送り出して以来、ピクサーは数多くの長編アニメーション作品を世に送り出しており、通産7作目の長編作品となった本作は興行収入こそ他の作品に若干及ばなかったもののゴールデングローブ賞アニメーション映画賞やアニー賞長編作品賞を受賞、日本でも文部科学省選定作品に選ばれるなど高い評価を得ることとなりました。
そして本作は『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』と並んでシリーズ化されることとなり、2011年にここ日本も舞台のひとつとなった『カーズ2』、2017年には第3作の『カーズ/クロスロード』へと続くことになります。
本作では、自己中心的で協調性もなく、真の友人にも恵まれなかった天才若手レーサーの主人公ライトニング・マックィーンがひょんなことからすっかり寂れてしまった田舎町“ラジエーター・スプリングス”に迷い込み、後に相棒にして大親友となる明るく愉快なオンボロレッカー車のメーターをはじめとする個性豊かな町の住民と知り合ううちに真の友情と優しさ、そして何よりもレースの勝敗よりも大切なものに目覚めていくという展開が取られ、日本でも他人事ではない過疎化問題を交えた、大人でも楽しめる骨太の内容となっています。そしてこの骨太路線は奇想天外な展開となった『カーズ2』を経て『カーズ/クロスロード』でより一層鮮明に描かれることとなります。
また、本作の登場キャラクターは大半が実在の車種をベースとしており、フォードGT40など各種スポーツカーをかけあわせた完全オリジナルのマックィーンを除くと、メーターは物語の舞台である“ルート66”のガソリンスタンド跡に打ち捨てられていた「インターナショナル・ハーベスター L-170」、ヒロインであるサリーはポルシェ911カレラ、マックィーンの師匠となる伝説のレーサーのドック・ハドソンは本名の由来となった伝説の名車“ファビュラス・ハドソン・ホーネット”の1951年型、タイヤ店のルイジはあの“ルパン三世”の愛車としても知られる2代目フィアット500などがベースとなっています。他にもアメリカ・欧州・日本のレアで貴重価値の高いオールドカーから映画公開当時の比較的新しめな車種まで幅広い車が各所に登場していますので、ぜひ目をこらしてみるのも本作の楽しみ方のひとつかもしれませんよ。
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