映画「ナイト・ミュージアム」あらすじ・ネタバレと感想!キャストとラストの結末は?

夜になると展示物が動き出す不思議な博物館を舞台にした夜間警備員として雇われた男のおかしくてハラハラドキドキの冒険物語です。

主演はアメリカを代表するコメディアンのベン・スティラー。子供から大人まで楽しめる作品です。それでは「ナイト・ミュージアム」のあらすじやネタバレを書いていきます。

「ナイト・ミュージアム」作品情報

タイトル:「ナイト・ミュージアム」

原題:Night at the Museum

監督:ショーン・レヴィ

脚本:ロバート・ベン・ガラント/トーマス・レノン

製作:ショーン・レヴィ/クリス・コロンバス/マイケル・バーナサン

公開日:2006年12月22日(アメリカ)/2007年3月17日(日本)

出演:ベン・スティラー/ロビン・ウィリアムズ/オーウェン・ウイルソン 他

監督のショーン・レヴィはコメディ映画中心に撮っていて、この「ナイトミュージアム」で有名になった。

制作のクリス・コロンバスは「グレムリン」「グーニーズ」などで脚本、「ホーム・アローン」や「ハリー・ポッター」シリーズでは監督も務めている方です。

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「ナイト・ミュージアム」のキャスト

主人公ラリーを演じるベン・スティラーは「メリーに首ったけ」のテッド役で日本でも有名になりました。ラリーの理解者テディには、ゴールデングローブ主演男優賞3回、アカデミー助演男優賞1回受賞の名優であり元コメディアンのロビン・ウィリアムス。

「ナイトミュージアム」のあらすじとネタバレ

すぐ仕事を変え、住む場所を変え、しかもその仕事も長続きしない、さえない中年男のラリー。妻のエリコはそんなラリーに愛想を尽かして離婚し、現在は株のトレーダーをしているドンと再婚していた。ラリーとエリカの間には息子のニックがおり、離婚後も定期的に会っていた。ニックは失業中の父を心配して、定職についてほしいと言う。

ラリーは職業斡旋所で過去に何人紹介しても断られる仕事を紹介される。

そこは自然史博物館だった。そこにはティラノサウルスの骨格標本やルーズベルト大統領の蝋人形などがあった。

行儀の悪いお客が嫌いな館長のマクフィーやガイドをしている若い女性レベッカと会い、その後警備室でセシル、レジナルド、ガスの初老の3人の警備員と会う。

セシルから、赤字続きの博物館のリストラ策で自分たち3人を解雇し、新人であるラリーが選ばれたことを伝える。しかも昼間でなく夜警の仕事だった。

セシルに案内するから先に行ってくれと言われラリーが立ち去ったあと、「あいつでいいのか?」と言うレジナルドにセシルは「決まりだ」と意味ありげに笑う。

色々な展示室を案内するセシルについていくラリー。古代のアフリカの展示室で作り物の猿が気に入ると、「その猿はデクスターといって手がかかる。そうだろ?」とまるで猿に話しかけるようにしゃべるセシル。

最後にアメンラー王の部屋に案内されたラリー。そこには棺があり、その奥にはアクメンラー王の純金の石板があった。

妻のエリカに仕事が見つかったことを報告するラリー。

初日・・・混乱

次の日、ラリーはセシルから懐中電灯と鍵、マニュアルを渡され、「誰も入れないように。また出してもいかん」と言われる。不思議に思うラリーだったが、帰る3人を見送って夜警を始める。しかし誰も来るはずもなく退屈だった。

つい居眠りしていたラリーが目を覚ますと、目の前にあったはずのティラノサウルスの骨格標本が消えていた。セシルのマジックだと思ったラリーはセシルを探しに廊下に出る。

するとそこには骨格標本のティラノサウルス(レクシー)が水を飲んでいた。ラリーに気づいたレクシーはラリーに向かってきた。ラリーは受付台の下に隠れてセシルに電話する。

するとセシルはマニュアルを見ろと指示をする。

そこには「項目1、骨を投げろ」と書いてあった。するとレクシーがラリーのそばに大きな骨を置いた。骨を投げるとレクシーはそれを拾いに行った。逃げるラリーだったが骨を拾ったれくしーはすぐにラリーのもとへ帰ってきた。そしてまた骨を置いた、まるで遊んでほしいかのように。なんとなく理解したラリーはまた骨を投げた。

気が付くと、マンモスやエスキモーなど、すべての展示品がまるで生きているかのように動き出していた。

3階でモアイ像と成り立たない会話をしていると、モンゴル・フン族のアッティラの部隊が襲い掛かってくる。急いでエレベーターに乗ってなんとか逃げ切ったラリーだが、1階に戻ると、南北戦争を表現していた人形たちが戦い、もうめちゃくちゃだった。

そしてマニュアルには「項目2、人食いトラに気をつけろ」と書いてあった。

トラから逃げることができたラリーがマニュアルを見ると「項目3、猿が鍵を盗む」と書いてあり、そこにいた猿のデクスターの手にはいつに間にか鍵が握られていた。デクスターに鼻を噛まれ小便をかけられ、挙句の果てにマニュアルを奪われて破られてしまう。

テディとの出会い

西部開拓時代のミニチュア人形のジェドたちとローマ帝国のミニチュア人形のオクタヴィウスたちの戦いに巻き込まれている時に蝋人形のルーズベルト大統領(テディ)に助けられる。

テディは1952年のナイル探検で発見されたアクメンラー王の石板がこの博物館に来てから、毎晩のように展示物が動き始めたことをラリーに教える。そして太陽を浴びたら皆が灰になることも伝えるテディ。

皆がそれぞれいた場所に戻り始めたころ、テディはガラスケースに入っていて会話ができないアメリカ先住民の娘の人形サカジャウィアを見つめていた。

こんな仕事は今夜限りでやめるとテディに言うと「この世には生まれつきの偉人と、なりゆきの偉人がいる。君が偉大になるチャンスは今だ」と言って、テディは元に戻った。

陰謀

翌日、セシル達に辞めるといったラリーでしたが、博物館の外でニックに出会う。ニックはエリカからラリーが就職したことを聞いて喜んでいた。

もう少し続けようと思ったラリーはセシルにマニュアルを失くしたことことを伝える。

するとセシルに「歴史を勉強しろ」と言われ、レベッカに歴史の話を聞かせてくれるように頼んだ。

レベッカはサカジャウィアの研究をしていて、博士論文を書いていた。それ以外にも本を読んだりネットなどで歴史の勉強に励むラリー。

セシル達の引退の日、レジナルドはなぜかロッカーの鍵の型をこっそり取った。

展示物が動き出す前にラリーはレクシーの肋骨の骨を一本取り、それをラジコンにくくりつけた。

展示物が動き始めると、ラリーはラジコンを使って骨を動かし、レクシーに追わせた。モアイ像にガムをやり、原始人にはライターをプレゼント。

マヤ族のジオラマのエリアをガラスで閉鎖し、ジェドとオクタヴィウスに「火の矢を投げず、爆破しなければ自由にしてやる」と交渉する。

そしてデクスターにはおもちゃの鍵を盗ませた。

サカジャウィアが気になっていたテディには、彼女に話しかけてみるようにアドバイスする。

テディは話しかけようとするが、ガラスの壁と恥ずかしさでが邪魔して話せない。

言葉が通じないアッティラにはマジックを見せるがタネがバレてしまい、八つ裂きにされそうになる。そこにマンモスなどの動物たちが大挙してきて、まためちゃくちゃな状況となる。その隙に逃げるラリー。

しかしその最中、またしてもデクスターに今度は本物の鍵を取られてしまう。デクスターは窓の鍵開けてしまう。

ラリーはそんなことはつゆ知らず、デクスターお追っかけている最中に原始人の1人が窓から外に出てしまう。そしてそれに気づいたラリーは連れ戻そうとするが、原始人は灰になってしまう。そんな騒ぎの中で何者かがアクメンラーの石板を机の中に入れていた。

異変

翌日、散らかった博物館を見て、マクフィー館長はラリーをクビにしようとするが、ラリーが館長を拝み倒し、勤務を続けさせてもらうことになる。

ニッキーを博物館に連れていきに警備室で待たせるラリー。

そしてサカジャウィアの前で座っていたレベッカには、閉館時間になると展示物が動き始めることを告白する。

レベッカはラリーがからかっているのだと思い、真に受けずに帰ってしまう。

レクシーの前にニックを座らせて、動くところを見せようとするラリー。しかし時間になってもレクシーはおろか、そのほかの展示物もまったく動かない。

ラリーはアクメンラー王の石板がないことに気づく。

博物館の倉庫のあたりで人影をみたラリーたちがそこに行くとセシルたちが石板を盗もうとしていた。

ラリーはニッキーに指示して石板の真ん中のタイルをまっすぐにするように指示しそれを持って逃げるように言う。

セシルは、そのアクメンラーの石板は展示物だけでなく、人間にも効果があり、セシルたち老人も、夜の間は若々しく動けるのだという。解雇を告げられたセシルたちは石板を盗み出し、その濡れ衣をラリーに着せるつもりだった。

ラリーとニックはアクメンラー王の部屋に閉じ込められ、セシルたちは逃亡する。

ラリーは棺を開けてアクメンラー王を開放、そして石板が盗まれたことを伝える。

アクメンラー王を守っていた巨像の力で脱出した3人はアッティラに見つかるが、アクメンラー王が通訳してくれたおかげで和解する。

そしてラリーはほかの展示物全体に呼びかけるが誰も話を聞こうとしない。
モアイ像が一喝して場は静かになり、ラリーは事のいきさつをみんなに話す。そして石板を取り戻す計画をみんなで開始する。

追跡

ガスは南北戦争の人形たちに、レジナルドはコロンブスの銅像と原始人に捕まった。

ジェドとオクタヴィウスは決死?の作業で逃亡用の車の空気を抜いた。

サカジャウィアをガラスから出したラリーだったが、車がダメになり帆馬車に乗ったセシルがサカジャウィアに向かって走ってくる。それを助けたテディ。しかし馬車にひかれたテディの身体は真っ二つになってしまう。

ジェドとオクタヴィウスはレクシーの骨が付いたラジコンで、ラリーもテディの馬を借りてセシルを追いかける。

途中でジェドとオクタヴィウスが乗ったラジコンは大破。しかしラリーが現金輸送車の馬車を止める暗号「ダコタ」と叫び、幌馬車を止めさせる。

石板を取り戻したラリーは、アクメンラー王に渡して、みんなを呼びもどすよう頼む。ラリーはレベッカを電話で呼び出す。レベッカは博物館に向かっていたタクシーの中からマンモスや原始人が通行するのを見て驚く。
博物館に行ってサカジャウィアに紹介してもらったレベッカは、「大ファンなの」と告げて質問を開始する。テディはサカジャウィアによって元の身体にもどっていた。みんなが次々と元の場所に戻って行く中、ジェドとオクタヴィウスは帰ってこなかった。あきらめかけたその時、傷だらけの2人が戻ってくる。

大団円

翌日、朝のニュースで、自然史博物館の展示物が動いたという騒動が話題になる。

すべてラリーの仕業だと思ったマクフィー館長は懐中電灯と鍵を取り上げる。
しかしそのニュースを聞きつけて、開館と共に大勢の客が押し寄せ、マクフィー館長は文句が言えなくなり、一度取り上げた懐中電灯と鍵をラリーに返した。

展示物とすっかり意気投合したラリーは、夜になるとサッカーやパーティーを開く、みんなで仲良く・・・。

そしてセシル、レジナルド、ガスの3人はラリーが犯行を黙ってくれることと引き換えに清掃をしていた。ダンスをしながら・・・。

「ナイトミュージアム」感想とまとめ

博物館の恐竜やジオラマが夜になったら動き出す、という展開は子供だけでなく大人もわくわくする設定で、すんなりとストーリーが理解できたところもよかったと思います。

しかも展示物たちにも感情があって、それぞれに物語もある。

感情移入しやすいのもいいですね。

主人公のラリー役のベン・スティラーは顔は真面目で、変なこともしてないのになぜか笑える。さすがアメリカを代表するコメディアンです。

そしてテディ役のロビン・ウイリアムスはいぶし銀の圧倒的な演技で素晴らしかった。

動く展示物はティラノサウルスがまるで犬だし、モアイ像がガムガムほしいといってチューインガム噛んでるシーンはカワイイ。猿のデクスターはいたずら好きでちょっと憎たらしいけどこれもかわいい。

テディのサカジャウィアへの恋にちょっとヤキモキし、そしてジェドとオクタヴィウスの友情?のような終盤はワクワクします。最後のまるで「アルマゲドン」の出撃シーンのような帰還シーンはとてもかっこいいです。

そんな中でのお気に入りはアッティラさんです。いつも怒っていて追いかけてくるのに、アクメンラー王の通訳のシーンでラリーの話に感動し、抱き合っているところや、セシルが捕まってラリーが「八つ裂きはだめだ」というと、手のジェスチャーで「ちょっとだけいい?」みたいにするとラリーも同じジェスチャー。それをみて訳わからないけど怯えるセシルのシーンは楽しめました。

こんな楽しい博物館で働いてみたいと思ってしまいます。

ちなみに自然史博物館は実在しています。

映画では入り口すぐにいたティラノサウルスのレスターですが、彼は4階にいます。3階に降りるとガムガムのモアイ像、テディは1階正面のベンチで銅像として座っています。

ここには「ナイト・ミュージアムコース」というものがあり、一番人気はモアイ像だそうです。

この作品には続編があり、テディ、サカジャウィア、モアイ像、ジェド、オクタヴィウス、もちろんアッティアも再登場しています。続けて見るとさらに面白さ倍増です。

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