映画「アントマン&ワスプ」のあらすじネタバレと感想!動画の無料視聴方法も紹介

身長わずか1.5cmに縮小する異色のスーパーヒーロー“アントマン”の誕生と活躍を描いた第1作から3年。
今回は、アントマンが客演した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)を経て製作されたシリーズ第2弾にして“アベンジャーズ”を擁する一大英雄伝『マーベル・シネマティック・ユニバース』第20作となる『アントマン&ワスプ』についてのあらすじとネタバレ、感想を大特集しますので最後までお付き合いください。

『アントマン&ワスプ』の作品情報

タイトル:アントマン&ワスプ
原題:Ant-Man and the Wasp
監督:ペイトン・リード
脚本:クリス・マッケナ/エリック・ソマーズ/アンドリュー・バレル/ガブリエル・フェラーリ/ポール・ラッド
原作:スタン・リー/ラリー・リーバー/ジャック・カービー『Ant-Man』
製作:ケヴィン・ファイギ/スティーヴン・ブルサード
公開:2018年7月6日(アメリカ)、2018年8月31日(日本)
出演:ポール・ラッド/エヴァンジェリン・リリー/マイケル・ペーニャ/ウォルトン・ゴギンズ/ボビー・カナヴェイル/ジュディ・グリア/ティップ・“T.I.”・ハリス/デヴィッド・ダストマルチャン/ハナ・ジョン=カーメン/アビー・ライダー・フォートソン/ランドール・パーク/ミシェル・ファイファー/ローレンス・フィッシュバーン/マイケル・ダグラス など

監督は前作に引き続いてペイトン・リードが務め、主演のポール・ラッドは前作同様に脚本作りにも参加しています。製作はおなじみ「マーベル・シネマティック・ユニバース」総合プロデューサーであるマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギです。
そのほか、主要スタッフの大半は前作からの続投になっています。

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『アントマン&ワスプ』のキャスト

主演のポール・ラッド、ヒロイン役のエヴァンジェリン・リリーをはじめとする前作の主要キャストは続投、新たにヒロインの母役としてミシェル・ファイファーがシリーズ初登場を果たしています。
また、今作の鍵を握る役どころにはスティーヴン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』にも出演していたハナ・ジョン=カーメンが抜擢されています。

『アントマン&ワスプ』のあらすじ・ネタバレ

アントマンが示した希望

東西冷戦の時代。

ハンク・ピム(マイケル・ダグラス)と妻のジャネット・ヴァン・ダイン(ミシェル・ファイファー)は、まだ幼い娘ホープを家に残し、目的を告げぬままソ連へと赴いた。
ハンクは初代アントマンに、ジャネットは初代ワスプに変身して縮小したが、既に標的の核ミサイルは発射されてしまったのだ。

ミサイルを止めるためには内部に進入する必要があったが、アントマンの力では頑丈なボディをこじ開けるのは不可能に近かった。
唯一の方法は分子サイズまで縮小することだが、引き換えに二度と戻れなくなってしまう危険性があったのである。

初代アントマンは決死の覚悟で縮小しようとしたがスーツの機能が故障しており、初代ワスプは「ホープに愛していると伝えて」と告げると、初代アントマンの制止を振り切って分子サイズまで縮小、見事ミサイルを食い止めることに成功したが、量子サイズの更に限界を超えて縮小した初代ワスプはそのまま二度と戻ってくることはなかったのだった。

帰還したハンクにとって、ジャネットがもう二度と帰らぬ人となったことをホープに伝えることは人生で一番難しいことだったのだ。

そして現代。
年老いたハンクは、愛娘ホープ(エヴァンジェリン・リリー)とあの日のことを振り返っていた。

ハンクがスカウトした2代目アントマンことスコット・ラング(ポール・ラッド)はあの日のように量子の領域まで縮小してしまったが、まさかの奇跡的な生還を果たしたのだ。
このことからハンクはジャネットがまだ生きているのではないかとの望みを蘇らせ、ホープと共にジャネットを取り戻すための研究に明け暮れていたのである。

軟禁状態のスコット

そのスコットであるが、彼は2年前、スーパーヒーローたちを国連の監視下に置く“ソコヴィア協定”を巡って勃発した“アベンジャーズ”の分裂事件、通称“シビル・ウォー”で協定反対派のキャプテン・アメリカ側についたことから、協定違反として2年間の自宅軟禁と3年間の保護観察処分、軟禁中の一切の外界との一切の交信禁止を科されていたのだ。

当然、ハンクやホープとの連絡も禁止されており、スコットはFBIに二度とハンクらとは会わないことを約束させられていたのだった。

足に発信機を取り付けられ、常時FBIの監視下にあるスコットは時折訪ねてくる愛娘キャシー(アビー・ライダー・フォートソン)との時間を大事にし、かつての犯罪仲間であり今では足を洗って警備会社を営む親友ルイス(マイケル・ペーニャ)とも彼の立場を利用して密に接触を持っていたのである。

キャシーを迎えに来た母でスコットの前妻マギー(ジュディ・グリア)と再婚相手のパクストン(ボビー・カナヴェイル)は、勝手に家宅捜索するFBIにうんざりしながらも、あと3日後に迫ったスコットの自宅軟禁解除を待ち望んでおり、スコットはキャシーに覚えたてのカードマジックを見せて見送るのだった。

一人きりになったスコットは電子ドラムやボーリング、カラオケや手品の練習、千羽鶴折りや読書をしたりして寂しさを紛らわせようとしたのである。

ハンクやホープとの再会

バスタブにつかったスコットは、2年前に自身が量子の世界を漂っていた時の夢を見ていた。
限りなく縮小を続けた彼が見たものは、見知らぬ女性が娘らしき少女とかくれんぼをしているビジョンだった。

夢から覚めたスコットは、密かに隠し持っていたスマホでハンクに留守番メッセージを送った。
スコットは夢に出た女性こそが行方不明のハンクの妻であることを確信していたのである。

その後、食事を採っていたスコットは、飛び込んできた1匹の羽アリに刺されて気を失い、気が付くとホープが運転する車の助手席に乗せられていたのだ。
慌てて家に帰ろうとするスコットだったが、既にスコットはホープや車ごと縮小されており、発信機は3年前のイエロージャケットとの戦いの影響で巨大化したアリに付け替えられていたのだった。

スコットの日常はホープらに筒抜けになっており、スコットはそのままハンクらのラボ(秘密研究施設)へと連れて行かれた。
そこでハンクは2年がかりで量子領域へ通じるトンネルを開発していたのである。

ハンクはスコットが無断でアントマンの能力を使ってシビル・ウォーに加担したこと、そしてその際にスーツを破損してしまったことを嘆くが、スコットの夢の内容は実際に幼少期のホープが経験したことであり、夢の女性こそがジャネットであると知るやハンクとホープはまだ彼女は生きていると確信して喜び合ったのだ。

2代目ワスプ

まだ未完成の量子トンネルは過負荷がかかるという致命的な欠陥を抱えており、過負荷を防止する部品を保有しているのは闇市場で暗躍する武器商人のソニー・バーチ(ウォルトン・ゴギンズ)であった。

巨大アリがFBIに感づかれるまでの身代わりと時間稼ぎをしている間に部品を入手しなければならない。
ハンクはトミカのサイズにまで縮小していたバンを実物大に戻し、ラボの入ったビルをキャリーバッグ程度にまで縮小、スコットとハンク、ホープはバーチのもとに急ぐのだった。

スコットらの様子を、半分透明の謎の女性が見つめていた。

ハンクらは度々量子トンネルの開発に必要な部品をバーチから仕入れており、ホープはいつもの通りに“スーザン”という偽名を名乗ってバーチとの交渉に臨んだ。
しかし、バーチは密かにFBIと通じており、スーザンの正体がホープであることも見破っていたのである。

バーチは部品と引き換えにハンクの有する量子技術と研究成果を要求、10億ドルで買い取ると申し出てきたが交渉は決裂してしまう。
ホープは以前ハンクから託されたスーツをまとって“2代目ワスプ”に変身、変化自在の縮小・拡大能力や鍛え上げられた格闘能力でバーチの手下らを翻弄していった。

ワスプがバーチを追い詰めたその時、突如半分透明の謎の人物が襲い掛かってきたのだ。
謎の人物はまるで幽霊のようにワスプを翻弄、バンで待機していたハンクは彼女に撤退するよう命じるとスコットに未完成のアントマンの予備スーツを託すのだった。

スコットはアントマンに変身してワスプを助けるが、謎の人物はハンクが一人きりになった隙を突いてバンを襲い、小型化されたラボを奪われてしまったのである。
スコットたちはルイスの会社に助けを求めることにしたのだ。

ルイスの会社は経営事情が苦しく、スコットの軟禁解除の際に用意してある机は拾ってきたゴミのようなみずぼらしさだった。
ルイスや仲間たちはかねてから謎の人物、通称“ゴースト”の噂を聞き付けており、しかもハンクの推測によればゴーストはどうやらラボの内部や機能に至るまで把握している様子だったという。

ラボを取り戻すための策を練るうち、ハンクの脳裏には国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.時代の同僚だったでパートナーであったビル・フォスター(ローレンス・フィッシュバーン)が思い浮かんだ。
しかし、ハンクとビルは30年も前に仲違いしたままだったのである。

ラボ奪還作戦

その頃、アジトにラボを持ち帰ったゴーストは変身を解除、女性の姿となったが、女性は透明化したり元に戻ったりと不安定な状態であり、特殊なカプセルの中に入って気を落ち着かせるのだった。

一方、ハンクはスコットとホープに説得され、三人は変装してビルが講師をしている大学へと向かった。
スコットの話を聞いたビルは、彼が量子領域に入ったことでジャネットの意識とリンクしたのだろうと持論を述べたのだ。

相変わらず仲の悪いハンクとビルだったが、間もなく大学内にFBIの捜査官たちがなだれ込んできた。
スコットの巨大アリをつかったアリバイ工作は上手くいっているのだが、実はハンクとホープもスコットに協力したことでFBIから追われる身となっていたのである。

ハンクとホープ、スコットは、ビルからアントマンスーツに装備されているレギュレーターを応用すればラボの居場所を突き止められるかもしれないという助言を得るとすぐに大学から逃げ出すのだった。
予備スーツにはそのレギュレーターが装備されていなかったのだが、スコットは密かに、実は破損していなかったアントマンスーツを縮小して自宅に郵送していたのである。

しかし、スコットはスーツを自宅のトロフィーに隠していたのだが、それをキャシーに渡してしまっていたのだ。
スコットはアントマンに、ホープはワスプに変身してキャシーの学校に潜入、不完全な縮小に悩まされながらも何とかスーツの回収に成功するのだった。

ハンクは早速スーツのレギュレーターを使ってラボのあるゴーストのアジトを割り出し、アントマンとワスプはアジトに潜入してラボを取り戻そうとしたが、目を覚ましてカプセルから出たゴーストにあっさり倒されてしまい、ハンク共々捕まってしまったのである。

ゴーストの正体

人間態に戻ったゴーストは、椅子に縛り付けられたスコットら三人の前に姿を現した。
ゴーストは自らの本名をエイヴァ・スター(ハナ・ジョン=カーメン)と名乗り、スーツなしでもあらゆる物質を通り抜けられる能力を有していることを三人に告げるのだった。
ゴーストのスーツは不完全な彼女を制御するためのものだったのだ。

エイヴァはスコットを傷つけるつもりはないとして頭の中の記憶を感じ取ろうとするが上手くいかず、気絶させていたハンクとホープを目覚めさせたのである。
程なくしてその場に何とビルが現れた。実はエイヴァはビルと手を組んでいたのだった。

エイヴァは語り始めた。

エイヴァの父はハンクのS.H.I.E.L.D.時代の同僚であり、ハンクと共に量子の研究をしていたのだが、ハンクによって解雇されたのだ。
その後、エイヴァの父は母と共に研究に励んでいたのだが、実験の失敗で研究所は爆発を起こしてエイヴァの両親は死亡、特殊な光線を浴びたことで不完全な半透明体となったエイヴァは父の友人だったビルに引き取られたのである。

S.H.I.E.L.D.はエイヴァを治療すると嘘をついてスパイに育て上げ、ゴーストのスーツを洗えられたエイヴァは殺しをも厭わない特殊任務に従事させられており、S.H.I.E.L.D.がウィンター・ソルジャー事件で崩壊した後はビルと行動を共にするようになっていたのだった。

エイヴァは実体を取り戻すため、ハンクの量子トンネルとスコットの持つジャネットの記憶に目をつけていたのである。

その時、押収されたスコットのスマホにキャシーから着信が入り、スコットはビデオチャットでキャシーやマギー、パクストンと会話した。
スコットは緊急事態(実はキャシーのサッカー靴が紛失していただけ)だと訴えるなか、ビルはジャネットが30年かけて体に蓄積しているであろう量子エネルギーこそがエイヴァを元の身体に戻す唯一の方法だとしてハンクに協力を迫り、断った場合はFBIに引き渡すと脅したのである。

ハンクはジャネットの命を危険に晒すものだとして拒み、持病の心臓病が悪化したと嘘をついてビルに薬の包装を取らせたところ、包装の中のアリたちが巨大化してハンクとホープ、スコットの拘束を解き、三人はラボを取り戻すとアリたちにガードされて脱出するのだった。

ジャネット救出作戦

ハンクらはバーチから入手した部品を量子トンネルに組み込み、ホープは母への想いをスコットに打ち明けていた時、スコットにルイスから電話があり、危うくスコットのアリバイ工作がバレそうになったことを告げてきたのだ。
スコットから対処を頼まれたルイスと仲間たちだったが、事務所にバーチが手下らを引き連れて上がり込んできたのである。

バーチはハンク親子の居場所を吐くようルイスに迫り、ルイスに自白剤を打って三人の居場所を聞き出すのだった。
一方、あと数週間で完全に消滅してしまうエイヴァはラボ奪取のためにキャシーを利用することを思いつき、ビルの制止を振り切ってルイスの事務所に行き、そこでハンクらの居場所を嗅ぎつけてしまったのだ。
エイヴァが去った後、バーチはFBIと連絡を取ったのである。

その頃、ハンクとホープは元々優秀なコンピューターエンジニアだったスコットの助けを借りて遂に量子トンネルの起動に成功、ジャネットの手掛かりとなる座標を探し当てたのだが、救出のタイムリミットはわずか2時間しかなかった。
ハンクとホープがポッドに乗り込み、ジェネットの救出に向かおうとしたその時、スコットはルイスから事情を聞かされ、アリバイ工作のため急遽自宅に戻らざるを得なくなってしまうのだった。

スコットはスーツを借りてアントマンに変身、羽アリに乗って急いで自宅へ向かい、幸いにも自宅を訪れていたキャシーがFBI相手に時間稼ぎをしている間に何とか帰宅することに成功したのである。
ハンクとホープは救出作戦を中止してラボを縮小させたが、駆け付けたFBIと警察に逮捕されてしまったのだ。

ハンク親子を奪還せよ

スコット宅でハンク親子の逮捕の報を知ったFBI捜査官たちは引き上げていき、スコットは作戦が失敗したことに戸惑いを隠せなかった。
一方、ゴーストはFBIが押収したラボを奪って逃走していったのである。

スコットはキャシーから「人を助けようとすることは愚かなことじゃないわ。だからこそ、パパには私のようなパートナーが必要なの。ホープならきっとパートナーになれる。彼女を助けに行かないの?」と窘められるのだった。

一方、警察署の取調室に入れられたハンクとホープは、捜査官がいない隙を見て、ホープが口に含んでいた金具で手錠を外して脱走を試みていた。
そこにアントマンが大量のアリたちを引き連れて現れ、ホープにはワスプスーツを、ハンクにはFBIの制服を渡したのだ。

スコットとハンク親子は警察署からの脱出に成功したが、バーチの手下たちは彼らのバンを追跡してきたのだ。

再会

ハンクはあらかじめラボに発信機を仕込んでおり、羽アリたちが作った矢印に導かれてラボの位置を突き止めた。
その頃、ラボ内部では、エイヴァはビルと共に量子トンネルを起動しようとしているのだった。

スコットは自分がゴーストを引き付けている隙に、ハンクとホープが量子トンネルを起動させてジャネットを救い出す作戦を提案した。
スコットは万が一に備えてルイスと仲間たちも招集していたのである。

スコットはアントマンに変身、無数のアリたちを引き連れてビルを捕らえ、その隙にハンクは特殊スーツをまとい、ビルに必ずエイヴァの治療法を見つけると約束してポッドに乗り込み、アントマンがゴーストを引き付けている間に量子トンネルを通じて量子領域に飛び込んだのである。
タイムリミットまであと15分。

バンで待機していたホープはラボを縮小させてルイスと共に逃走、追うバーチ一味とのカーチェイスに突入した。
ホープは縮小・拡大の能力をフルに使って追跡をかわし、誤って老人(スタン・リー(カメオ出演))の車を縮小しつつ逃げ続けるのだった。

ホープはワスプに変身するとハローキティのお菓子入れを巨大化させてバーチ一味を振り払ったが、ゴーストもバイクを奪ってバンに乗り移り、ラボを奪うもバーチに横取りされ、アントマンは巨大化形態のジャイアントマンに変身して後を追ったのである。

ラボの伸縮スイッチを持つルイスはハンクから託された車でバーチ一味を巻いたが、バーチはラボを持ったままフェリーに乗り込んでしまった。
ようやく縮小化に成功したアントマンは羽アリに乗ってバーチの後を追うが、途中でカモメに邪魔されてしまい海に転落してしまった。
しかし、アントマンは再びジャイアントマンに変身するとバーチからラボを取り戻したのだ。

それを見たFBIは直ちに現場へと急行した。

一方、ハンクは量子領域の果てで遂にジャネットとの再会を果たした。
ジャネットは量子の世界に適応することで生きながらえていたのである。

ゴーストはルイスから収縮スイッチを奪い、ラボを巨大化させると、これを好機とみたハンクとジャネットは量子領域を脱出した。
ラボに乗り込んだゴーストは量子トンネルに飛び込もうとしたがアントマンとワスプに阻まれ、遂にジャネットはハンクと共に元の世界に戻ってきたのだった。

ホープとの再会を喜んだジャネットはゴースト=エイヴァの心の苦しみを察知、彼女に自らの量子エネルギーを分け与えて実体を取り戻させたのである。
ビルはこれからもエイヴァを守ると誓ったのだ。

バーチ一味は駆け付けた警察に逮捕され、スコットはFBIを欺くために空のスーツを巨大化させ、FBIが自宅に踏み込む寸前で帰宅することに成功するのだった。
ちょうどこの日は2年の自宅軟禁明けの日。スコットはようやく足の発信機を外してもらい、まだ1年の保護観察期間があるものの自由を手にし、晴れてキャシーらのもとに向かっていった。

ハンクとジャネットは美しい砂浜に家を建てた。

エンドロール後

ハンクとジャネット、ホープは量子トンネルの小型化に成功、スコットはアントマンに変身して量子エネルギーの採取に向かった。
しかし、目的を果たしたアントマンとホープとの通信が途切れ、アントマンはそのまま量子領域に閉じ込められてしまったのである。

折しも、“インフィニティ・ウォー”でアベンジャーズに勝利したサノスがインフィニティ・ガントレットを発動したことにより全銀河の生命の半分が消滅してしまい、ハンクとジャネット、ホープも消滅してしまったのだ。

スコットの愛する家族も消滅してしまい、もぬけの殻となったスコット宅では、巨大アリがただ電子ドラムを叩くのみであった。

『アントマン&ワスプ』の感想とまとめ

本作の公開の数か月前に公開された『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ではアントマンの姿はありませんでした。
劇中では「アントマンとホークアイはFBIによって自宅軟禁させられている」とのセリフがありましたが、本作は時間軸的に『インフィニティ・ウォー』の直前が舞台となっており、エンドロール後のシーンではサノスに関する言及こそないものの、『インフィニティ・ウォー』をご覧になった方には何が起こったのかはっきりとわかる衝撃の描写となっています。

今回のメインヴィラン(悪役)である“ゴースト”は前回のイエロージャケットのような明確な強敵としては描かれず、アントマンたちは結果的に彼女の抱える悩みを解消する羽目になるという描写がなされています。
本作でも前作同様にコミカルなシーンとシリアス描写、それにスコット一家とハンク一家のそれぞれの“家族の絆”が前作よりも一層強調されて描かれています。

前作および『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で主人公のアントマンことスコット・ラングを演じているポール・ラッドは元々は『40歳の童貞男』など数多くのコメディ映画を得意としており、また自身も脚本作りに参加していることから、マイケル・ダグラスや今作から合流したミシェル・ファイファーら大物たちの緩急織り交ぜた演技と上手く交わり合って、コミカルとシリアスのバランスが上手く保たれた作品に仕上がりました。

とはいえ、せっかく助けたはずのジャネットはハンクやホープ、スコットの家族と共にサノスによって消滅させられてしまいました。(ルイスらスコットの仲間たちやゴーストは一体どうなったのでしょうね?)

ラストで量子領域に閉じ込められてしまったアントマンことスコットの行方は、ちょっとしたネタバレになりますが、2019年公開予定の“アベンジャーズ”第4作にして完結編となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』の先日公開されたばかりの予告編でも確認することができます。一体どうやって量子領域から脱出するのかも見どころですね。
これは、最強の敵・サノスに完敗し、絶望したアイアンマンや最後まで抵抗を試みるキャプテン・アメリカ、辛くも難を逃れたホークアイらの主要メンバーの非常に重苦しい空気を上手いこと調和する清涼剤の役目も果たしていますのでご覧になってみてください。

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