映画「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」のあらすじと感想!

全世界に衝撃を与え、映画史を大きく塗り替えたシリーズ第1作(時系列では第4話)『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から3年。
今回はシリーズ第2作(第5話)にしてシリーズの方向性を決定づけた『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』についてのあらすじと感想についてご紹介します。

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の作品情報

タイトル:スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲
原題:Star Wars Episode V : The Empire Strikes Back
監督:アーヴィン・カーシュナー
脚本:リイ・ブラケット/ローレンス・カスダン
原作:ジョージ・ルーカス
製作:ゲイリー・カーツ
公開:1980年5月21日(アメリカ)、1980年6月28日(日本)
出演:マーク・ハミル/ハリソン・フォード/キャリー・フィッシャー/ビリー・ディー・ウィリアムズ/フランク・オズ/アレック・ギネス/アンソニー・ダニエルズ/ピーター・メイヒュー/ジェームズ・アール・ジョーンズ/デヴィッド・プラウズ など

シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスは今作では製作総指揮に回り、代わってアーヴィン・カーシュナーがメガホンを執っています。
脚本は後に「エピソード6/ジェダイの帰還」「エピソード7/フォースの覚醒」「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」などシリーズに深く関わっていくことになるローレンス・カスダン、音楽は前作に引き続いてアメリカ映画音楽界の巨匠ジョン・ウィリアムスが参加しています。

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』のキャスト

主要キャストのマーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーらは前作『新たなる希望』から続投、新たにハン・ソロの悪友ランド・カルリジアン役でビリー・ディー・ウィリアムズ、主人公ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)を導く伝説のジェダイマスター・ヨーダの声とパペット(人形)操作でフランク・オズが参戦しています。

『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』の感想

前作『エピソード4/新たなる希望』は絶望の中に希望を見出すストーリーでしたが、今作はルーク・スカイウォーカーに、そしてハン・ソロにかつてない試練が襲い掛かるのです。

『新たなる希望』でフォースを覚醒させたルークの活躍によって銀河帝国の超巨大要塞「デス・スター」を破壊することには成功したのですが、それでも帝国軍とルークらを擁する反乱同盟軍との力の差は歴然としており、今後も反乱同盟軍は常に劣勢に立たされていくことになります。
なにせ帝国軍の主力戦艦「スター・デストロイヤー」の全長は1.6km、そしてダース・ベイダーの旗艦である「スーパー・スター・デストロイヤー」の全長は何と19kmという圧倒的な超巨大戦力なのですから。

ルークは伝説のジェダイマスター・ヨーダという生涯の師と出会い、フォースを学んでジェダイの騎士への第一歩を歩み出すのですが、まだ未熟なままで強大な暗黒面のフォースを誇るダース・ベイダーに果敢にも挑み、そして衝撃の真実を知って深く打ちのめされたのです。それは、父の仇と思われていたベイダーこそが実の父であるという信じがたいものでした。ちなみに、なぜルークが右腕を切り落とされたかについては『エピソード2/クローンの攻撃』でヒントが明かされていますのでご参照ください。そして、ベスピンの戦いで失われた、ルークが父から受け継いだライトセーバーは『エピソード7/フォースの覚醒』で意外な人物の手に渡ることになります。

ルーク出生の秘密は、後に『エピソード3/シスの復讐』で描かれることとなります。そして初期三部作(エピソード4~6)では明らかにされなかったルークの実の母についても次期三部作(エピソード1~3)で明かされていくことになるのです。

一方のハン・ソロも、ルークやレイア姫と出会わなかったら、おそらくは一介の密輸業者のまま生涯を終えていたことでしょう。
しかし、ハン・ソロはレイア姫という自分の人生を大きく変えるきっかけとなった女性と出逢い、レイア姫もまた悪党として暴れ回っていたハン・ソロの内面を知ってから急速に惹かれ合っていくのでした。なお、レイア姫と出逢う前のハン・ソロについては『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』で描かれていますのでご覧になってください。

ルークがペスピンに飛び立った後、ヨーダとオビ=ワン(フォース霊体)との会話にでてきた「もうひとり」の真意とは、そしてなぜレイア姫がルークの気配を察知することができたのかについては、次作『エピソード6/ジェダイの帰還』及び『シスの復讐』で明らかとなりますのでご期待ください。

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