映画「ワイルド・スピード EURO MISSION」のあらすじとネタバレ!無料動画を視聴出来るサイトを紹介

回を重ねる度に進化を続ける、カーアクション界の帝王『ワイルド・スピード』(通称:ワイスピ)シリーズ。
今回はシリーズ第6作であり、“ドミニク・ファミリー”がヨーロッパを舞台に暴れ回る『ワイルド・スピード EURO MISSION』についてのあらすじとネタバレ、動画を無料視聴する方法も紹介。

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『ワイルド・スピード EURO MISSION』の作品情報

タイトル:ワイルド・スピード EURO MISSION
原題:Fast & Furious 6
監督:ジャスティン・リン
脚本:クリス・モーガン
製作:ヴィン・ディーゼル/ニール・H・モリッツ/クレイトン・タウンゼンド
公開:2013年5月24日(アメリカ)、2013年7月6日(日本)
出演:ヴィン・ディーゼル/ポール・ウォーカー/ドウェイン・ジョンソン/ジョーダナ・ブリュースター/ミシェル・ロドリゲス/タイリース・ギブソン/クリス・”リュダクリス”・ブリッジス/サン・カン/ガル・ガドット/エルサ・パタキー/ジーナ・カラーノ/ジョン・オーティス/ルーク・エヴァンズ/ジェイソン・ステイサム など

監督は第3作『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』から4作連続のメガホンとなり、本作をもってシリーズを離れることになったジャスティン・リン。
脚本はシリーズの常連であるクリス・モーガンが手掛け、主演のヴィン・ディーゼルは本作も引き続きプロデューサーとしてシリーズを牽引しています。

『ワイルド・スピード EURO MISSION』のキャスト

ダブル主演のヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーはもちろん、シリーズの常連は軒並み顔を揃えています。
本作からヒロイン・レティ役のミシェル・ロドリゲスが完全復帰を果たしたほか、本作の悪役としてルーク・エヴァンズが参戦、また次回作『ワイルド・スピード SKY MISSION』に繋がる重要な役どころで出番は非常に少ないながらもジェイソン・ステイサムが特別出演しています。

『ワイルド・スピード EURO MISSION』のあらすじ・ネタバレ

新たなファミリー

スペイン・カナリア諸島。
ドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)の駆るダッジ・チャージャー、ブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)の日産・R35型GT-Rは海岸線を駆け抜け、島の病院へと辿り着いた。
病院にはドミニクの新恋人エレナ・ネベス(エルサ・パタキー)が先回りしており、いよいよドミニクの妹でブライアンの妻ミア(ジョーダナ・ブリュースター)が出産の時を迎えようとしていたのだ。

新たな事件発生

ロシア・モスクワ。
クレムリン近くで軍の車両が何者かに襲撃され、わずか90秒の間に衛星の部品が盗まれる事件が発生した。
アメリカ外交保安部(DSS)のルーク・ホブス捜査官(ドウェイン・ジョンソン)は新たな部下のライリー・ヒックス(ジーナ・カラーノ)と共に現場を捜査、犯行の手口からホブスは犯人の目星をつけたのである。

国際刑事警察機構(インターポール)。
ホブスはモスクワの事件の容疑者に拷問を加え、事件の黒幕がヨーロッパを拠点に国際的な犯罪を繰り広げてきたオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンズ)であり、ロンドンに潜伏していることを突き止めたのだった。

ホブスはドミニクがエレナと暮らす隠れ家を訪れ、犯行グループの中には凄腕のドライバーがいたとしてドミニクに協力を申し出たのだ。
ホブスから手渡された資料には、何と死んだはずのドミニクのかつての恋人レティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス)の写真があったのである。

絶句するドミニクに、エレナは「私なら探しに行く」と背中を押し、ドミニクは一人で真相を確かめる決意を固めたが、ホブスは決して一人で敵う相手ではないとして“ドミニク・ファミリー”を再集結して挑むよう依頼するのだった。

ドミニク・ファミリー再集結

プライベートジェットで女たちと羽目を外していたローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)、かつての仲間たちに愛車のフェラーリを自慢するテズ・パーカー(クリス・”リュダクリス”・ブリッジス)、中国の屋台でマフィアと対峙していたハン・ソウルオー(サン・カン)とジゼル・ヤシャール(ガル・ガドット)はそれぞれドミニクからの連絡を受け、すぐにでも駆け付けると約束してくれたのだ。

ブライアンとミアは生まれたばかりの子供ジャックの育児に専念していた。
ドミニクはブライアンを誘うべきか悩み、ブライアンもレティの写真は合成された偽物だと言い切ったが、「ファミリーならばみんなで助け合うべき」とのミアの言葉を受け、かつて自分の潜入捜査にレティを巻き込んだことに負い目を感じている(『MAX』参照)ブライアンもドミニクに協力する決心をしたのである。

ロンドンに再集結したドミニク・ファミリーの前にホブスとライリーが現れ、作戦の概要を説明した。
主犯のオーウェンは元イギリス特殊空挺部隊の少佐という経歴の持ち主で、戦車部隊を指揮したこともあるという強者だった。

ホブスは、オーウェンの狙いが弾道弾の制御回路などをかき集めて軍の通信網を24時間遮断することのできる特殊装置“ナイトシェード”を作ることにあると睨んでおり、あと1つ部品が揃えば完成となり、国家の存亡を左右する道具として高く売れるというのだ。

ドミニクらはファミリー全員の過去の犯罪歴全ての抹消という条件をホブスに飲ませて引き受けることにしたのである。

レティとの再会

インターポールはオーウェンの手下の証言によりアジトを突き止め、手下を囮に誘き寄せる作戦に出た。
アジトに戻った手下をオーウェンが始末したと思われる盗聴内容を合図に、一気に特殊部隊が突入したが、実はオーウェンと手下の芝居であり、オーウェンは特殊部隊を誘き寄せると手下もろとも爆殺、アジトを吹き飛ばして逃走するのだった。

ファミリーとホブスはすぐさまオーウェンを追跡するが、オーウェンは特殊な走行を施したレーシングカーで次々とパトカーを血祭りにあげていった。
更にはオーウェンの一味らが重火器で応戦、車のコンピューターを破壊する特殊装置によりローマンとテズは走行不能にされてしまったのだ。

ブライアンは特殊装置を間一髪で外して追跡を続行するが、トンネルに入ったオーウェン一味はファミリーを分断にかかり、ブライアンの車を走行不能に追いやってしまった。
オーウェンはホブスの追撃も振り切って逃げ切り、ドミニクはレティらしき車を追跡して追い詰めたのである。

中から出てきたのは紛れもなくレティだったが、彼女は突如ドミニクの肩に発砲して怪我を負わせ、そのまま逃亡してしまったのだった。

アジトに引き揚げたドミニクは自ら肩の銃弾を摘出、彼女は別人のようになってしまったというブライアンに対し、どうしてもレティを見捨てることのできない胸の内を明かしたのだ。

反撃開始

集合場所に着いたレティは、オーウェンから「この男に見覚えはあるか?」とかつて仲睦まじかった頃のドミニクの写真を提示されたが、レティは完全に記憶を失ってしまっていた。
オーウェン一味はドミニク・ファミリーの情報について調べ上げており、オーウェンはリーダーであるドミニクの弱点を探るよう部下に指示したのである。

一方のファミリーもオーウェン一味の情報を入手しており、ホブスは4日以内に一味がナイトシェードの最後の部品を狙う可能性を示唆するのだった。
ドミニクはハン、ジゼル、ローマンにオーウェンの改造レースカーの出処を探るよう命じ、テズには特殊装置で壊れない車の調達を命じたのだ。

テズとホブスは高級車のオークション会場に出向き、1969年式のダッジ・チャージャー・デイトナを入手した。
ドミニクとブライアンはレティが使用した銃弾を売った密売人を突き止めたが、彼女の居場所まではわからないままだった。

ローマン、ハン、ジゼル、ライリーはワイヤーガンのテストをしているオーウェン一味のひとりの男をマーク、ライリーが男を締め上げて改造レースカーを売った人物を吐かせようとしたところ、部下たちがレティを伴って襲撃、流れ弾に当たった男はジゼルにオーウェンが以前ドミニクとブライアンが倒した麻薬王ブラガ(ジョン・オーティス、『MAX』参照)と繋がっていることを告げると息を引き取ったのだ。

ローマンとハンは手下の男を、ライリーはレティを追って地下鉄駅で激しく揉み合ったが結局逃げられてしまった。
レティ男と共にオーウェンのアジトへと戻り、仲間の死を報告したが、オーウェンは「ミスしたんだろ?自己責任だ」と素っ気ない対応だった。
レティは思わず「私が死んでも同じなの?」と口走り、その後一人で車の整備をしているとオーウェンが現れ、「君は特別だ。好意以上のものを感じるよ」と言い寄り、レティが病院で記憶喪失状態だった時に拾った話をすると「君はピュアだ。だからこそ君がミスするところは見たくないんだよ」と告げたのである。

レティはオーウェンを避けるように外出していった。

麻薬王ブラガ再び

ロンドン各地の防犯カメラからはオーウェン一味の痕跡は残されていなかったが、ジゼルはオーウェンとブラガの取引の履歴が載った携帯電話を回収していた。
ホブスはライリーを連れて警備会社を訪れ、オーウェン一味の逃走経路・時間とカメラが“修理中”となっていた時間が一致したことから、この会社の中に一味との内通者がいると睨んだのだ。

ブライアンは自身が元々国際指名手配中であることを利用し、囚人服姿でアメリカに戻ると、FBI時代の同僚だったマイケル・スタジアック捜査官(シェー・ウィガム)の助けを得てブラガが服役しているロサンゼルスの刑務所に1日限定で潜り込んだのだった。

ブラガのいるエリアの独房に入ったブライアンのもとに、今や囚人や看守を買収して我が物顔のブラガが子分を引き連れて現れ、獄中からブライアンの動向を監視してきたこと、オーウェンとの繋がり、そしてオーウェンはCIAや麻薬取締局をも裏で操っておりブライアンがレティを囮捜査に送り込んことも最初から分かっていたと告げてきたのである。

レティが死んだとされる日、ブラガの組織から用済みにされたレティは、ブラガの部下フェニックス(ラズ・アロンソ、『MAX』でドミニクに始末された)に銃口を向けられたが、銃弾はレティではなく背後の車を捉え、レティは爆発に巻き込まれて崖下に転落、そのまま意識を失っていたのだ。

その後、オーウェンはレティを始末するために病院に向かったのだが、彼女が記憶喪失であることを知ると一転して手下として利用しようと企んだのだった。

ブライアンは自分を殺そうと襲い掛かって来た子分たちを返り討ちにし、ブラガを拷問すると、ブラガは「奴(オーウェン)は普段滅多に自分から姿を現さねえ。お前の動向は全て奴に筒抜けさ」と啖呵を切ったのであった。

その頃、テズは引き続きロンドン市内を監視しつつ、オーウェン一味から奪ったワイヤーガンを改良していた。

ストリートレース

ドミニクはもしかしたら、という可能性を捨てきれず、ロンドン市内のストリートレースに参加することにした。
そこではドミニクの読み通りレティの姿があったのである。

ドミニクは彼女とのレースに臨んだ。
レティの記憶はまだ戻らぬままだったがドライビングテクニックまでは失われておらず、ドミニクはハンドルを握りながら彼女との思い出に浸っていたのだ。

レースはドミニクの勝利に終わり、その後ドミニクとレティは車を並べて語り合った。
ドミニクはレティの身体についた傷の一つひとつを振り返り、その記憶を呼び起こそうと試みるのだった。

それでも過去を思い出せないレティに、ドミニクはこれまで大事に持っていたネックレスを返したのである。

レティが去った後、その場にオーウェンが現れた。
勝負を持ち掛けるドミニクに対し、オーウェンはドミニクの弱点を見抜いたことを告げたのだ。
それは、ドミニクが何よりも大切にする“ファミリー”だった。

オーウェンは「お前はいつでも倒せる」と豪語したうえで、最終通告としてファミリーと共に今回の件から身を引けば見逃してやると持ち掛けたのである。
これに対するドミニクの答えは「去る時は彼女(レティ)と共に去る」だった。

ドミニクの胸にはオーウェンの部下によるレーザーポインターが当てられていたが、対するオーウェンにもホブスからポインターが当てられていたのである。

オーウェンは近いうちの再会を予告してその場を後にした。
ホブスはライリーにオーウェンをマークするよう指示すると、ドミニクに「これでお前の夢に近づけたな」と語ったのだ。

その頃、目的を果たしたブライアンは再びロンドンに渡ろうとしていた。

最後の部品の行方

オーウェンのアジトで、レティがかつての自分とドミニクとのツーショット写真、そしてドミニクから返されたネックレスを見ていると、オーウェンが「ひとつ聞きたいことがある」と言ってきたのだ。

レティはネックレスをオーウェンに渡すと、オーウェンは「もしドミニクを殺せと言われたら君はどうする?」と問いかけてきたのである。
レティは「私の目を見て」と言うに留まった。

一方、ライリーはオーウェンを見失ってしまったようで、テズやホブスは未だにアジトを特定できずにいたのだった。
ホブスはライリーが候補に挙げたポイントを調べることにしたが、そこは既にもぬけの殻だったのだ。

しかし、ホブスは「ここには絶対に何かある」と床についた塗料をを採取、テズに鑑定してもらったところ軍用の特殊な反赤外線塗料であることが判明、テズはオーウェン一味の襲撃予想リストの24ヶ所の中からこの塗料を使用しているのはスペインのNATO基地であることを突き止めたのである。

その頃、レティも含むオーウェン一味は既にスペインに入っていたのだった。
ホブスはライリーと共に先行、ドミニク・ファミリーはブライアンとの合流を待って出発することにした。

「俺のせいだ」と謝るブライアンに対し、ドミニクは「その思いは胸にしまっておけ。今は全力でレティを救い出すぞ」と返したのだ。

スペインの基地に着いたホブスは、指揮官に対して当該部品を安全な場所へ移すよう提案、ライリーは基地に潜伏していたオーウェンの手下を捉えたのである。
しかし、その事を知ったブライアンは、捕まった手下が囮役であることを見破り、オーウェンの狙いは基地ではなく部品を運ぶ輸送隊にあるとドミニクらは推測したのだった。

戦車との戦い

ドミニクの読み通り、オーウェン一味は高速道路上で輸送隊を襲撃してきた。
ホブスは現場にヘリを飛ばすなか、先回りしていたドミニク・ファミリーはオーウェン一味を追ってひた走ったが、オーウェンらは輸送隊のトレーラーに積まれていた戦車を投入してきたのだ。

オーウェンは「これは計画とは違う!」というレティを無視して砲弾をぶっ放し、道行く一般車両を踏み潰しながらドミニクたちに迫ってきた。
ドミニクは一般人を巻き込まないようにと指示しつつ戦車を取り囲み、ローマンは車を破壊されながらも砲身にワイヤーを引っかけ、ブライアンの車に飛び移ったのである。

戦車はローマンの車の残骸を引きずりながら走り、レティはワイヤーを切るために砲塔から出たところ、残骸が橋桁に引っ掛かって戦車は横転、ドミニクは投げ出されたレティを間一髪で救出するのだった。

戦車は横転、オーウェン一味はヘリで駆け付けたホブスに捕らえられ、戦車内にあった部品も無事回収されたのだ。

ブライアンはレティに潜入捜査に巻き込んだことを謝罪すると、レティは何も思い出せないままだったが「嫌だったらやらなかった」とだけ返したのである。
ハンとジゼルは全てが終わったら東京に移り住む約束を交わしたのだった。

ドミニクはレティから、彼女を戦車から救った時のことを聞かれ、「救えると信じて跳んだんだ」と答えた。

その直後、事態は急変したのだ。

ミア拉致さる

ホブスによってドミニクの前に引き出されたオーウェンは「お前では俺に勝てない」と勝ち誇ったのである。
実は、カナリア諸島の隠れ家に潜んでいたミアとジャック、エレナの前にオーウェンの部下が現れ、ミアはジャックをエレナに託して逃がしたものの捕えられて人質にされてしまったのだった。

ブライアンはキレてオーウェンに殴り掛かろうとしたが、オーウェンはミアの解放と引き換えに最後の部品と自らの釈放を要求してきたのだ。
ホブスは要求を受け入れた場合は恩赦を取り消しにすると告げてドミニクを牽制するが、ドミニクはミアのために受け入れざるを得なかったのである。

更には、ライリーの正体はオーウェンが差し向けたスパイであり、手錠を解かれたオーウェンらは「追ってきたらミアの命はないぞ」と告げるとライリーと共に去って行ったのだった。

ドミニク・ファミリーの逆襲

飛行場に向かうオーウェンは部下に電話をかけ、ミアを始末するよう指示を出そうとしたが、テズが電話回線を遮断しておいたのだ。
武器を用意してオーウェン一味を追おうとするドミニク・ファミリーやホブスに、レティも記憶を取り戻すために同行を願い出たのである。

オーウェン一味は飛行場に向かい、ファミリーたちもすぐさま後を追った。
どうやらオーウェン一味はファミリーの頭上に飛んできた輸送機で逃げるようだ。

オーウェンは着陸した輸送機の後部ハッチを開けさせて乗り込み、ファミリーは部下たちが乗り込むのを阻止しつつ輸送機を目指すのだった。
ライリーはミアを殺すため拳銃を取り出したが、輸送機に突入したドミニク・ブライアン・レティの車がライリーを撥ね飛ばし、ミアは隙を突いて奥へと逃れたのだ。

機内は銃撃戦となり、レティはライリーと地下鉄駅以来の格闘となり、オーウェンはそのまま離陸するよう指示を出した。
ブライアンはオーウェンと殴り合いになるが相手は滅法強く、ドミニクはミアとブライアンを逃がして自ら囮となったのである。

ファミリーも離陸を阻止するため機の外で大暴れし、ジゼルは主翼にワイヤーガンを撃ち込もうとしたが的を外してしまった。
ミアとブライアンは機内のアルファロメオを奪って外に脱出、部下のひとりが装甲レースカーで負ってきたが、ブライアンは巧みなテクニックで交わし、レースカーを横転させたのだった。

機内にはホブスも乗り込んでオーウェンの部下と肉弾戦を繰り広げたが、機はそのまま離陸体制に入り、ジゼルとハンの車はワイヤーに引っ掛かって引っ張られてしまったのだ。
ホブスはドミニクとの合体技で部下にラリアットを決めて倒し、レティはホブスから渡されたワイヤーガンでライリーを撃ち殺したのである。

ローマンとテズ、ブライアンはワイヤーガンを主翼フラップに命中させた。
ジゼルは部下と格闘戦になり、ハンを助けるため自ら身代わりとなって転落、相手を銃撃して落下していった・・・。

ハンは部下をエンジンに巻き込ませて殺し、ドミニクはホブスとレティを機外に脱出させると逃げようとしたオーウェンに殴り掛かり、部品を取り戻すとオーウェンを滑走路に突き飛ばしたのだった。
輸送機は離陸に失敗して炎上、ドミニクは間一髪で車を奪って脱出に成功したのである。

レティはドミニクに駆け寄り、抱きしめ合った。
しかし、ハンはジゼルの死に打ちのめされ、ブライアンやミアに慰められるのだった。

ハン死す。そして最強の敵出現

ドミニク・ファミリーは全員望み通りに犯罪歴を抹消され、ドミニクはブライアン・ミア・ジャックとともに住み慣れたロサンゼルスの我が家に戻ってきた。

この日はファミリー総出のバーベキューだ。

エレナはレティのために身を引く決意を固め、ドミニクに別れを告げてDSSに再就職したのである。
ドミニクとホブスは互いの健闘を称え合って別れたのだった。

レティはまだ完全に記憶が戻らないままだったが、ファミリーのバーベキューの輪に加わっていった。

時は流れ、ハンはジゼルとの約束通りに東京に移住した。(『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』参照)

ヤクザの舎弟タカシと渋谷スクランブル交差点でカーチェイスを繰り広げていたハンのマツダ・RX-7に、突然1台のベンツが体当たりしてきたのだ。

RX-7は横転して大破、ベンツから降りてきたのはオーウェンの兄、デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)である。

デッカードは弟から預かったレティのネックレスをハンの目の前に置くと、その直後にハンはRX-7ごと壮絶な爆死を遂げたのだった。
デッカードはドミニクに電話をかけ、「いずれ俺のことを知ることになるだろう」とのメッセージを残して去って行った。
(『ワイルド・スピード SKY MISSION』に続く)

『ワイルド・スピード EURO MISSION』の感想とまとめ

ロサンゼルスの小さなストリートレースシーンから始まった『ワイルド・スピード』シリーズもいよいよ折り返し地点の第6作目に突入、遂に本作の最大の目玉でもある“戦車”まで投入する事態となりました。

物語の舞台も、映画シリーズの世界的な人気の高まりと比例するかのように、これまでの北米・中南米・日本から一気にヨーロッパへと広がりました。

本作はド派手なカーアクションのみならず人間ドラマにもより一層力を入れており、第4作『ワイルド・スピードMAX』で死んだはずの主人公ドミニクの恋人レティの衝撃的な再登場とその理由、そして本作ラストのハンの壮絶な最期が物語るように第3作『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』に繋がる内容となっています。これも『TOKYO DRIFT』から本作までメガホンを執り、本作を最後にジェームズ・ワン監督(『アクアマン』など)へとメガホンを譲ったジャスティン・リン監督、そしてプロデューサーを兼任する主演のヴィン・ディーゼルの手腕の賜物であり、これまでのシリーズの伏線を回収し切ったといっても過言ではないでしょう。

本作のラストでは次回作『ワイルド・スピードSKY MISSION』での最大の悪役であり、今後のシリーズのキーマンとなるジェイソン・ステイサムが満を持して先行登場しています。そして『SKY MISSION』は2013年に惜しまれつつこの世を去ったポール・ウォーカーの最期の出演作ともなり、シリーズのひとつの到達点ともなっていますのでぜひご覧くださいね。

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