「ハンガー・ゲーム」シリーズの最終章となる本作の主演もかわらすジェニファー・ローレンスが続投しています。
奴隷に殺し合いをさせる「ハンガー・ゲーム」から始まった独裁政権への反乱にいよいよ決着がつきます。
果たしてカットニスは家族とピーターと一緒に生き残ることは出来るのでしょうか?
この記事では「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション」の詳細なネタバレと感想をご紹介していますので、ご興味のある方はぜひ最後まで御覧ください。
Contents
ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューションの作品情報
タイトル:ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション
原題:The Hunger Games: Mockingjay – Part 2
監督:フランシス・ローレンス
脚本: ダニー・ストロング、ピーター・クレイグ
原作:スーザン・コリンズ『ハンガー・ゲーム3 マネシカケスの少女』
製作:ニーナ・ジェイコブソン、ジョン・キリク
公開日:2015年11月20日(アメリカ・日本)
出演者:ジェニファー・ローレンス/ジョシュ・ハッチャーソン/リアム・ヘムズワース/サム・クラフリン/ジュリアン・ムーア/ナタリー・ドーマー/ミシェル・フォーブス
最終章の本作の監督は第2作目から担当し続けているフランシス・ローレンスがかわらずメガホンを取ります。
脚本家のダニー・ストロングやピーター・クレイグ、製作スタッフも前作と同じメンバーが続投しています。
ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューションのキャスト
前作からの登場人物でカメラクルーの監督グレシダ役を演じるのは2012年放送ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」で聡明なマージェリー姫役を演じたナタリー・ドーマー。
最後の戦いに参戦する戦闘部隊の副リーダージャクソン中尉役に2002年放送ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」で安保担当補佐官クレスギ役を演じたミッシェル・フォーブス。
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ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューションのあらすじとネタバレ
独裁国家パネムで奴隷地区に生まれたカットニスは、毎年行われる奴隷の子供たちに殺し合いをさせる「ハンガー・ゲーム」で妹をかばい出場する。毎年1人の優勝者しか出さないゲームでカットニスは心理戦に勝ち、同郷のピーターと2人で生き残る。
そのことで独裁者スノー大統領に目をつけられてしまったカットニスは、スノーのカットニス暗殺計画により窮地に陥るが、独裁政権に苦しんでいた奴隷地区の仲間の助けのおかげで生き残ることが出来た。
しかし捕虜となったピーターは激しい拷問と洗脳で救出された時には人が変わってしまっていた。互いに想いあっていた2人だったが、洗脳されたピーターはカットニスを見た途端、首を絞めて殺そうとするのだった。
洗脳されたピーター
カットニスはピーターに首を絞められ、大怪我を負っていたが少しずつ回復していた。再度ピーターと会いたがるカットニスに洗脳が完璧にとれていないとプルタークが止める。
かわりに妹のプリムローズがピーターと話しをするが、12地区が壊滅したことや、ピーターの家族が全員死んだことを伝えると豹変し、全てはカットニスのせいだと言って暴れだすのだった。
それを見ていたカットニスは言葉を失い、スノーへの復讐心を募らせる。しばらくしてヘイミッチにピーターと話すように言われるが、傷ついていたカットニスは難色を示した。しかしヘイミッチはカットニスのためではなくピーターのためと説得して2人を合わせる。
最初は穏やかに話していたピーターだったが、やはり洗脳がとけておらず、カットニスをより一層傷つける発言を繰り返した。
カットニスはコイルの元に向かうと、スノーを殺しにキャピトルへ自分をおくるように要望を出すが、コイルは抵抗している第2地区の奴隷たちを説得してからだと話す。
奴隷第2地区
比較的恵まれていた第2地区はパネムを攻撃する反乱軍に協力することを拒み、反乱軍と戦う姿勢を見せていた。第2地区は岩盤に囲まれた要塞のような作りのため、爆弾で入口を塞ぐ作戦にでる。
しかしカットニスが住民を傷つけたくないと話したことで、投降するものだけが通れるように出口を一つ残すことになる。ゲイルはキャピトルの攻撃で使うために1回目の爆弾で倒れた仲間を救出にきた者を巻き込み時間差で爆発させる2段階式爆弾を提案していた。
それを聞いたカットニスは酷いやり方に抗議するが、ゲイルはこれが戦争だとカットニスに言い返す。出入り口を塞がれた第2地区の人間が投降してくるが、駆けつけたカットニスを襲おうとする。
カットニスはそんな彼らに正直な気持ちを打ち明け、スノー以外を殺す必要がないことを話した。多くの住民はカットニスの言葉に心動かされたが、説得に応じなかった一人の住民からカットニスは発砲され、銃弾に倒れる。
第76回ハンガー・ゲーム開催
撃たれたものの防弾チョッキにより生還したカットニスは、コイルが自分をスノー暗殺計画から外したため、一人貨物用の飛行船に乗りキャピトルの反乱軍基地にたどり着く。そこにはゲイル、フェニック、カメラクルーのグレシダたちもいた。
コイルはカットニスが命令に背いたことを知り、自分に従順ではないカットニスを疎ましく思い始めていた。カットニスは一人でキャピトルに乗り込もうとしたが、ゲイルによって阻止されてしまう。結局、反乱軍の特別部隊と一緒にスノー暗殺を行うことになった。
キャピトルの街には反乱軍を抑えるためにポッドという装置がいたる所に散りばめられ、それを踏むと様々な罠が発動するように作られていた。
過去に2回もカットニスとハンガー・ゲームに出場したフェニックは冗談で「ようこそ、第76回ハンガー・ゲームへ」とカットニスにささやいた。出発して間もなく戦闘員に死者が出たため、増員を行う特別部隊だったが、送られてきた戦闘員はまだ洗脳が解けていないピーターだった。
革命の成功を予期したコイルは自分よりも注目されるカットニスを暗殺しようとピーターを送り込んだのだった。隊長のボッグスがポッドの罠にはまり死ぬと、カットニスが部隊のリーダーになる。
次々に死者を出しながらも前進し続けたが、とうとうミュットと呼ばれる怪物の襲撃によりフェニックも命を落としてしまう。打ちひしがれるカットニスたちは、一時グレシダの知り合いであるティグリスに匿ってもらうことにする。
プリムローズ
ティグリスが用意した服を着てカットニスとゲイルの2人でスノーのいる官邸へと向かうことにした。街は逃げ惑うキャピトル市民で大混乱に陥っていた。そこに反乱軍の攻撃が始まり爆撃と銃撃戦が繰り広げられる。
ゲイルはパネムの兵隊に拘束されてしまったが、カットニスはスノーを暗殺しゲイルを助けようと官邸に向かう。しかしスノーは攻撃を阻止しようと、子供を官邸の入り口に集めて子供の壁を築き上げていた。
そこにハンガー・ゲームの差し入れで使われる小さなパラシュートがパネムの戦闘機からばらまかれると、パラシュートは子どもたちを飲み込み爆発した。泣き叫ぶ声と救助隊の声をきいたカットニスはそこにプリムローズがいることに気が付く。
プリムローズは救助隊に入り戦地にきていたのだった。カットニスはプリムローズに走り寄ろうとするが、その時、もう一度爆弾が爆発しカットニスは爆風で吹き飛ばされ、そのまま気を失ってしまった。
最後に下す決断
目を覚ましたカットニスの隣には母がいた。カットニスは母の様子からプリムローズが死んだことを察した。そしてカットニスが気を失ったあとでスノーは捕らえられ、反乱軍が独裁政権に勝利したことを知る。
軟禁されていたスノーに面会したカットニスは、プリムローズを殺したのがスノーではなくコイルがやったことだと気が付く。そして使われたのはゲイルが考案した2段階式爆弾であったことからカットニスはゲイルに別れを告げるのだった。
コイルは暫定大統領としてパネムの新大統領になるという。そしてキャピトルの子供を利用した「ハンガー・ゲーム」を開催すると発表し、カットニスに賛同を求めた。カットニスはスノーの処刑執行人にしてくれるならと承諾する。
そして迎えたスノー処刑の日、カットニスは広場で大勢の人が見守る中、コイルの合図によりスノーを矢で射ろうとしていた。しかし、カットニスは直前でスノーではなくコイルの心臓を射って殺す。スノーは民衆により殴り殺され、カットニスはそのまま拘束された。
もう一度故郷で
その後、カットニスは妹の死により錯乱したものと思われ解放されることになる。カットニスはヘイミッチと2人で故郷の第12地区に帰っていった。しばらくは狩りをしたり、泣いたりしながら1人で日々を過ごすカットニスだったが、そこにピーターが現れる。
すっかり洗脳のとけたピーターはカットニスを支え、2人は一緒に暮らし始める。フェニックの妻アニーからの手紙でカットニスの母は医療班に入ったことがわかり、ゲイルは第2地区のリーダーになったことが書かれていた。
アニー自身もフェニックの子を身ごもり、みんな平和に暮らしていることを教えてくれた。しばらくたって、カットニスとピーターも2人の子供に恵まれ、そのまま家族揃って12地区でささやかで幸せな生活をおくり続けるのだった。
ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューションの感想とまとめ
今作で最大の事件といえばプリムローズの死だったと思います。
カットニスが戦ってまで守りたかった妹を目の前で失ったことは、これまでの姉妹を見守ってきた視聴者にとってもかなりショックな出来事だったのではないでしょうか。
コイルは散々カットニスを利用しておいて、自分の権力を脅かす存在になるとカットニの心を壊すためにプリムローズを暗殺するところはスノーそのものだと思います。
結局、スノーもコイルも同じ種類の人間だったということなのでしょう。
カットニスがコイルを射抜くシーンはスカッとしましたが、それを見たスノーがカットニスをあざ笑うところは腹立たしく記憶に残るシーンでもありました。
戦争だから敵を殺すことをいとわないゲイルの気持ちも分かりますが、自分が提案した二段階爆弾をまさかプリムローズに使われてしまうとはきっと思っていなかったことでしょう。
ある意味ゲイルもコイルの被害者だと思いますが、愛していたカットニスと目を合わせることさえ出来なくなった彼が不憫に感じました。
今回の登場人物の中ではナタリー・ドーマン演じるグレシダが一番存在感あって、戦うわけでもないのにかなり印象に残りました。
もともとキャピトルの人間に生まれた彼女ですが、独裁政権に疑問を感じクルーたちと死ぬかも知れない戦いに身を投じながら真実を知ろうとする姿は、まさにジャーナリストだったと思います。
最終的にはグレシダと舌を抜かれて話せないポラックスしか生き延びることは出来ませんでしたが、生まれ変わったキャピトルにきっとこの戦争の真実を広めてくれると思います。
最後に正気を取り戻したピーターと再会し、少し寂しさを感じさせながらもカットニスとピーターのハッピーエンドで終れたことは本当に良かったと思います。
2012年から公開され第4作目で完結となった大作でしたが、どの回もクオリティが高くストーリーも抜群に面白い大満足できる映画でした。
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