映画『ハンガー・ゲーム』あらすじ・ネタバレと感想!動画を無料視聴する方法も紹介

「ハンガー・ゲーム」は2012年にジェニファー・ローレンスを主演に製作されたアクション映画です。

小説家スーザン・コリンズの同名小説を原作に実写化されたもので、奴隷地区に生まれ育ったカットニス・エヴァディーンが、愛する妹の代わりに、最後の1人になるまで殺し合いをさせられる大会「ハンガー・ゲーム」に参加します。

カットニスは無事に勝ち抜いて、家族の待つ故郷に帰ることが出来るのでしょうか?!

それではここからは「ハンガー・ゲーム」について詳しくネタバレしながらご紹介させていただきますので、まだ見ていないという方はご注意下さい。

ハンガーゲームの予告動画

ハンガー・ゲームの作品情報

タイトル:ハンガー・ゲーム
原題:The Hunger Games
監督:ゲイリー・ロス
脚本:ビリー・レイ/スーザン・コリンズ/ゲイリー・ロス

製作:ニーナ・ジェイコブソン/ジョン・キリク
公開:2012年3月23日(アメリカ)2012年9月28日(日本)
出演:ジェニファー・ローレンス/ジョシュ・ハッチャーソン/リアム・ヘムズワース/ウディ・ハレルソン

本作の監督は映画「オーシャン11」の女性バージョンを「オーシャン8」を製作したゲイリー・ロスが担当しています。

脚本は2007年に実話をもとに制作された映画「アメリカを売った男」で脚本・監督を務めたビリー・レイが担当しています。

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キャスト

勇敢な少女カットニスを演じるのは2010年公開された「ウィンターズ・ボーン」で主人公リー・ドリー役を演じ、その演技力を高く評価されたジェニファー・ローレンズが務めています。

カットニスの幼馴染のゲイル役を演じるのは2013年公開のスリラー映画「パワーゲーム」で主人公アダム役を演じたリアム・ヘムズワース。

ハンガーゲームのあらすじ・ネタバレ

独裁国家パネムには裕福層が暮らすキャピトルと、それを囲むように存在する12区の奴隷地区が存在していた。

パネムでは国民の政治への不満から気を反らせるため、毎年1回「ハンガーゲーム」という奴隷の子供たちに最後の一人になるまで殺し合わせる大会を開催していた。

奴隷地区からそれぞれ12歳以上18歳までの男女1名ずつがクジにより選ばれ、優勝したものには、その後の暮らしが保証されるというルールだった。

12地区の奴隷カットニス

奴隷地区に生まれ育ったカットニス・エヴァディーンは、母と妹プリムローズと飢えに苦しみながらも、カットニスが弓で獲ってくる獲物でなんとかしのいで生きてきた。

しかし今年のハンガーゲームの開催日が近づき、刈入れと言われるくじ引きの日がやってくる。カットニスは今年12歳になった妹プリムローズが刈入れの対象年齢になったことから心配で仕方がなかった。

プリムローズのためにお守りのマネシカケスのブローチを渡し、元気づけるカットニスだったが、迎えたクジ引きではプリムローズの名前が呼ばれてしまう。

カットニスは思わず「私が出場します!志願します!」とプリムローズの身代わりを名乗り出る

12地区はじめての志願者としてカットニスの希望は受け入れられ、生き残れる可能性の低い殺し合いゲームに参加することになってしまった。

その後、男子の代表にピーター・メラークが選出されると2人は家族に別れを告げゲームが開催される首都キャピトルへ連れていかれる。

首都キャピトル

教育係として12地区で唯一のハンガーゲームの優勝者ヘイミッチが同行するが、酒浸りでやる気のないヘイミッチにカットニスは嫌悪感をあらわにする。しかしピーターは生き残りたい一心でヘイミッチを説得し、ゲームで生き残る秘訣を教えてもらうことに成功する。

ヘイミッチいわく、ゲームはスポンサーからの差し入れの有無で大きく左右されることから、観客やスポンサーに好かれるように自分を演出することが大切と話す。人に取り入ることが苦手なカットニスには絶望的だと感じた。

首都キャピトルに着いたピーターとカットニスは生まれ育った奴隷地区と違い、贅沢できらびやかな街と住民たちに驚く。そこには見たことがないものがたくさん溢れていた。ピーターは興味津々で喜んでいたが、カットニスは全てに嫌悪感を抱いていた。

戦いの準備

大会を盛り上げるためのパレードに参加することになったカットニスは、衣装をスタイリストのシナに担当してもらうことになる。他の人たちが「おめでとう」と大会参加を祝うなか、シナは「気の毒だったね」とカットニスに同情をしてくれた。

そして迎えたパレードでは炎を使う画期的な演出が民衆の心を掴み、シナのおかげでカットニスとピーターは大会で注目されるようになる。それから出場者たちは、大会に向けて一緒にトレーニングを受けるため一つの部屋に集められる。

今年の優勝候補は2区出身のケイトーという男子で幼い頃からハンガーゲームに出場するために訓練を積み、自ら志願してハンガーゲームに参加していた。他にも1区の参加者はどちらも戦闘能力を有し、1区と2区の参加者はともに同盟を組んでいるようだった。

ゲームの参加者は大会前にインタビューやスポンサーへのアピールに技能を披露することになるが、カットニスは自由な行動とシナの衣装のおかげで人気を博し注目の的になっていた。

対するピーターもカットニスのことが昔から好きだったとインタビューで答えるなど、2人の関係も含めて注目を浴びる。カットニスはピーターの発言に最初は嫌悪感をあらわにするが、戦略の一部と受け止めピーターと和解し戦いの会場に向かう。

ハンガーゲームの始まり

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ゲームが始まるとカットニスは、すぐに近くにある荷物のみを持ち森の中に逃げ込こむ。武器の置いてある会場の中央では、武器の奪い合いで12人が早くも命を落としていた。

死者が出ると大砲がなるためカットニスはその音を数えて過ごす。夜になり木の上で眠るカットニスだったが、近くにいた女の子がケイトー達に殺されるところを目撃することになる。

翌日、カットニスもケイトー達の襲撃を受けるが、11区からの参加者ルーに手助けしてもらい、ケイトー達を撃退し、武器の弓矢も手に入れることができた。

カットニスはそれからルーと同盟を組み、行動を共にするようになる。ルーは妹のプリムローズと同じ年の頃だったことから、カットニスはルーに情を感じるようになり、守りたいと考えるようになっていた

しかし1区のマーヴェルが投げた槍に体を貫かれルーはカットニスの目の前で死んでしまう。カットニスはマーヴェルを弓で射り殺す。

ルーの死に激しいショックを受けたカットニスはルーの亡骸を花で囲み、大粒の涙を流してルーの死を悼んだ。

それを映像で見ていた11区の奴隷たちは、カットニスの悲しみに共感し、パネムの兵隊たちに殴りかかる。そしてそれが大きな暴動へと発展し、パネムは兵隊を派遣し弾圧に取りかかることになった。

勝者は2人のルール

それに気がついたヘイミッチは、暴動を止めるためという名目でゲームメーカーに、ルールの変更をしてみてはどうかと持ちかける。カットニスとピーター、どちらも生き残らせる作戦を考えたようだ。

ゲームメーカーはヘイミッチの案を採用し、同地区の男女が生き残った場合は2人を優勝者にすることを発表する。それを聞いたカットニスは急いでピーターを探すが、すでにケイトーに深手を負わされていたピーターはひどく弱っていた。

カットニスは危険を犯してもピーターを救おうと懸命に努力した。そうしている間に出場者はどんどん減っていき、カットニスと回復したピーターをあわせて生き残りは5人になっていた。

5地区の隠れていた女の子がナイト・ロックとう毒の実を食べて死ぬと、残るは4人になるが、その時ゲームメーカーにより野犬が会場に解き放たれ、生き残りの参加者を次々に襲っていた。

最後の戦い

カットニスとピーターも野犬に追われて、建物の上にのぼる。しかしそこにはケイトーもいたため戦いになる。2人で連携をとってケイトーを野犬の中に突き落としたカットニスとピーターは食い殺されるケイトーを弓で安楽死させてやった。

もう一人の参加者も野犬に襲われ死んでいたため、2人は優勝したかに思えましたが、ゲームメーカーはここで再度ルールを戻し、勝者は1人と放送する。ピーターは自分が死ぬと言うが、カットニスはナイト・ロックを食べて心中をしようとピーターに持ちかけた。

2人が揃って毒の実を口に入れようとしたとき、勝者不在は困るゲームメーカーにより再度ルールが変更となり2人は勝者として発表された。

喜ぶカットニスとピーターはそのままゲームの勝者として、キャピトルでも故郷の12区でも熱烈な歓迎を受けることになった。

しかし、その結果に不満をもった独裁者スノウ大統領により、責任をとらされたゲームメーカーは殺され、カットニスは目をつけられることになる。

ハンガー・ゲームの続きのネタバレはこちら

ハンガーゲームの感想とまとめ

主人公カットニスは貧困層に生まれながらも、気が強く、弓矢を使い、隠れて狩りをしながら家族を養っている強い女の子です。

なんとか家族、特に妹を守りたいと強く願うために自ら「ハンガー・ゲーム」に立候補してしまいます。

少し気になったのは映画の中で妹を思いやりながら、母親にはかなり冷たい態度と言葉をかけているシーンが多いことです。

母親でありながら精神的に弱く、カットニスに負担をかけていることで母と娘の間には溝があることが分かります。

小さなことではありますが、細かくカットニスという人間とその生い立ちを描くことで、続いていく「ハンガー・ゲーム」シリーズのストーリーに深い意味を与えています。

主役を演じたジェニファー・ローレンスを本作で初めて知りましたが、本当に演技が上手くて、なんでもないシーンでも彼女が演じるとカットニスの小さな感情の動きをはっきと感じ取れるため、より一層視聴者はカットニスに共感しやすくなっています。

しっかりした演技指導を受けるより先に、彼女の表現力の凄さはひと目を引いていたという逸話もありますが、ジェニファー本人は気さくな性格のようで、とても好感が持てる女優です。

物語の中の裕福層と貧困層の差別化がものすごい独裁政権パネムは政治への不満から民衆の気をそらすために貧困層を利用して「ハンガー・ゲーム」を開催しているようです。

食べることにも事欠く貧困層の生活から、贅沢品が溢れるキャピトルとの対比は、視聴者に分かりやすい悪という形を提示し、より主人公カットニスたちに共感できるように作られています。

ゲームそのものが物語の中盤になってから始まることから、殺し合いのゲームを見たかった方には少し物足りないという評価があるのは仕方がないと思います。

しかし本作の目的は独裁国家に苦しむ人達が一人の少女の勇敢な行動をきっかけに立ち上がり、この世界を変えていく革命を描いた映画になるので、日本映画の「バトル・ロワイアル」を期待した方は違う感想を持つと思います。

個人的には繊細で頑固なカットニスが大好きになり、ピーターとの恋の行方や、独裁者スノウ大統領との戦いなど今後が気になる展開に大満足のアクション映画でした。

 

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