マーヴェル・コミックの人気悪役が遂に登場!スパイダーマンの最大の敵、ヴェノムの物語が11月2日より公開されます。
悪役が主人公を演じるのはマーヴェル初の試みです。ヴェノムは「スパイダーマン3」で映画に初登場し、スピンオフ企画から約10年を経て今回待望の映画化。今回はそんな「ヴェノム」のネタバレと感想をご紹介します。
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ヴェノムの予告動画
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映画「ヴェノム」のフル動画を無料で視聴できるサイトとは?ヴェノムの作品情報
タイトル:ヴェノム
原題:Venom
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:スコット・ローゼンバーグ
原作:デイビッド・ミッチェリニー、トッド・マクファーレン「ヴェノム」
製作:アヴィ・アラッド、マット・トルマック、エイミー・パスカル
公開日: 2018年10月5日(アメリカ)、2018年11月2日(日本)
出演者:トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、リズ・アーメッド、スコット・ヘイズ、リード・スコットなど
ヴェノムは、1985年にマーヴェル・コミック社から出版されたアメリカン・コミックスの人気悪役です。スパイダーマンの宿敵として知られています。その凶悪なルックスとキャラクターで熱狂的なファンに愛される、スーパーヴィランです。
本作は、スパイダーマンなどマーヴェル・コミックのキャラクターを保有するソニー・ピクチャーズのユニバース “Sony’s Universe of Marvel Characters” の第一作目となります。
2007年にスパイダーマンシリーズのスピンオフとして企画され、今回待望の映画化となりました。監督は、続編の決まっている「ゾンビランド」でも有名なルーベン・フライシャーです。
ヴェノムのキャスト
主人公・エディ・ブロックを演じるのは、「マッドマックス 怒りのデスロード」や「レヴェナント:蘇えりし者」などで有名な実力者俳優、トム・ハーディ。「ブラックホーク・ダウンでハリウッドデビューし、「インセプション」で知名度を上げ、舞台でも評価されたことから2011年には第64回英国アカデミー賞でライジング・スター賞を受賞しています。
トムはバットマンシリーズの「ダークナイト ライジング」で敵役のベインを演じていました。そして今回はスパイダーマンの敵役・ヴェノム。トム自身、ヴェノムの大ファンだそうです。
またエディの恋人・アン・ウエインには、ミシェル・ウィリアムズ。「スピーシーズ/種の起源」で女性エイリアンの少女時代を演じ、映画デビュー。ブロークバック・マウンテン」や「マンチェスター・バイ・ザ・シー」でアカデミー賞にノミネートされています。
そしてライフ財団のリーダー、カールトン・ドレイクは俳優、ラッパーとしても活躍するリズ・アーメッドが演じています。最近では、人気シリーズ「ジェイソン・ボーン」にも出演し、またスター・ウォーズシリーズの「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」では主要キャストも演じたことで、更に注目を浴びています。
ヴェノムのあらすじとネタバレ
宇宙から帰還したライフ財団の宇宙船。しかし山の中に墜落してしまい、持ち帰った生物のうちの1つに乗組員が寄生されてしまった。
救護にあたっていたスタッフにも寄生し、その生物は町へ放たれてしまった。地球に、未知の生命体がやってきたのだ。
ヴェノムはそもそも何者?スパイダーマン3で登場したヴェノムと一緒?
ヴェノムは何者?映画「スパイダーマン3」で登場したキャラクターとの違いとは?ライフ財団を調査するエディ
エディ・ブロックは、敏腕の記者。ある日、ライフ財団の弁護士で恋人のアン・ウェイングのパソコンを盗み見てしまう。
すると、エディは危険な実験で死者を出しているという噂のあるライフ財団と、最近世間を騒がせているホームレス失踪事件が繋がっていることに気付いた。
エディはこの推測を元に調査をするが、信憑性がないとされ、会社をクビになってしまう。またこの情報を漏洩させたとして、弁護士のアンもライフ財団との契約を解消されてしまった。
アンは勝手にパソコンの情報を見たエディに怒り、家を出て行ってしまう。2人の関係は終わってしまったのだ。
寄生による不思議な力
その頃、宇宙船から逃げ出した生物に寄生された女性が町をさまよっていた。その女性がある足の不自由な老婆に触れると、それまで杖をついていたが自力で歩けるようになった。寄生された人間には、不思議な力が身に付いていたのだ。
そしてライフ財団では、宇宙から持ち帰った残りの物質で、ウサギを実験台に怪しい実験が行われていた。ライフ財団のリーダー・カールトン・ドレイクは、宇宙の生物が持つ超越した能力を身に付けたいと考え、研究を重ねていたのだ。
ライフ財団の秘密
ライフ財団は、今度は人間の男性を実験台に実験を行っていた。しかし寄生された男性は、体中の関節があらぬ方向に曲げられ、命を落としてしまう。
後日、エディが町で買い物をしていると、ライフ財団で出会ったスタッフ・ドーラと遭遇する。彼女はエディに、ライフ財団では危険な実験が行われていると訴える。ライフ財団のことが気になっていたエディは、再度、ライフ財団を調査することにした。
ドーラに連れられ、エディはライフ財団の施設に忍び込む。エディはそこで囚われていた女性を発見しとっさに助け出すが、彼女はパニック状態でエディに襲い掛かり、エディも謎の生物に寄生されてしまう。
騒ぎを聞きつけたセキュリティに追われ、施設を抜け出すエディ。しかし逃げる中、エディは体の異変に気付く。未知の生物に寄生されたエディには、人間以上の身体能力が宿っていたのだ。
寄生されたエディ
寄生されたエディには、謎の声が聞こえるようになっていた。
エディはある日、新しい恋人とレストランで食事中だったアンの元へやってくる。まだアンへの気持ちを忘れられなかったのだ。しかし、寄生されたエディは他人の食事を手づかみで食べたり、水槽の中に入ったり、奇行を繰り広げる。
エディは病院で検査を受けさせられるが、その途中で暴れだし、検査は中断してしまう。
エディに寄生していたのはシンビオートと呼ばれる地球外の生命体であった。頭の中の謎の声は、「俺たちはなんでもできる」とエディに囁く。
一方、ライフ財団は施設に侵入し寄生された人物がエディであったことを知り、エディの元を訪れる。しかし不思議なパワーを手に入れたエディは、自分の邪魔をする者を攻撃するようになるのだった。
ヴェノムの誕生
ライフ財団はエディを追う。捕まりそうになったその時、遂にエディはシンビオートと一体化し、グロテスクなヴェノムとなる。
パニックになる町の中には、エディを心配するアニーの姿もあった。ヴェノムになったエディは、アンを見つけると元のエディの姿に戻る。アンの命令には従い、おとなしく病院へ連れていかれた。
シンビオートVSライオット
一方、町に放たれてしまった謎の生物は、少女に寄生していた。その少女はライフ財団に侵入し、カールトンに襲い掛かる。その生物はライオットといい、地球の侵略を目的としていたのだ。
病院に連れていかれたエディは、再びパニックを起こしていた。エディに寄生していたシンビオートはエディの体を離れ、病院に居た犬に寄生する。そしてシンビオートは犬からアニーへ寄生していた。
ただの人間に戻ったエディはライフ財団にとらえられ、ライオットに寄生されたカールトンと対面し、地球が侵略されようとしていることを知る。
シンビオートはエディと過ごすうちに人間に愛着を持つようになっており、アニーの体を借りエディの元へ戻る。エディに再び寄生すると、地球を侵略しようとするライオットと戦った。
エディとシンビオートは力を合わせ、ライオットの地球侵略を阻止したのだった。
ヴェノムの感想とまとめ
マーヴェル・コミックの人気ダークヒーロー、ヴェノム。悪役が主人公の作品は、今回マーヴェルの初の試みとなりました。
ヴェノムといえば、「スパイダーマン3」で映画に初登場。スピンオフ企画から約10年を経て、待望の映画化を果たします。
ヴェノムの姿は、正義のヒーローのようなカッコ良さはなく、大きくて真っ黒で、長い舌や歯がとっても不気味。予告編やポスターでもインパクト大です。また、人を食べてしまう、という設定からなかなか映画化が実現しなかったとも言われています。
しかし、本作では人間の為に地球を守ってくれるというストーリーでした。悪役とはいえ、時には悪い奴をやっつけてくれる、憎めないヴェノム。ファンには待望の作品なのではないでしょうか。
また本作は音楽にも注目です。担当したのはルドウィグ・ゴランソン。監督のルーベン・フライシャーとは2011年の「ピザボーイ 史上最凶のご注文」以来の再タッグとなりました。ゴランソンはマーヴェル作品「ブラックパンサー」の音楽も担当していますね。
そしてラッパーのエミネムも楽曲を提供しました。今回提供した「Venom」は彼の最新アルバム「Kamikaze」に収録されています。エミネムの楽曲は、作品のダークな雰囲気を更に引き立てていました。ヒップホップの好きな方は、本作を音楽でも楽しめそうですね。
本作は今後シリーズ化を予定しているそうで、主演のトム・ハーディは既にヴェノムシリーズの3作品に契約したとも言われています。続編も今から楽しみですね。
また日本語吹き替え版ではヴェノム役を中村獅童、アン役を中川翔子が演じています。どんなキャラクターに仕上がっているのか気になります。
主題歌はUVERworldのが担当することになり、ボーカルのTAKUYA∞はマーヴェル作品の大ファンだということもあり、とても喜んだそうです。
熱狂的ファンが多いことでも有名なヴェノムですが、出演者、制作陣にもファンが多く、今回の映画化で沢山の人の夢を叶えることとなりました。ダークヒーローを描いた作品ですが、インタビューされた人々が生き生きと話している姿がとても印象的です。マーヴェル初の試みとなる、悪役が主人公になった物語「ヴェノム」も大成功の予感です。
ファン待望のダークヒーロー映画「ヴェノム」は、11月2日より公開です。
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