【完全暴露】映画「永遠の0」のあらすじ・ネタバレと感想!岡田准一がかっこいい!

2013年冬に公開された映画『永遠の0』。岡田准一が主演を務めています。

永遠の0は百田尚樹のベストセラー小説を映画化した作品で太、平洋戦争の日本のゼロ戦搭乗員を描いた映画となっております。

今回は永遠の0のあらすじとネタバレについてご紹介します。

永遠の0の作品詳細

タイトル: 『永遠の0』

原題:

監督:山崎貴

脚本:山崎貴、林民夫

原作:百田尚樹『永遠の0』

製作:市川南、畠中達郎

公開:2013年12月21日

出演:岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳、新井浩文、染谷翔太、上田竜也、吹石一恵

この映画はある零戦搭乗員の宮部久蔵という人物を描いた物語でしたが、とても感動しました。当時の日本人兵は国のために戦死するという考えが当たり前でしたが、宮部久蔵は家族のために生きて帰るという事を貫いていきます。

この映画は日本の歴史を知ることができて、家族の大切さを感じられるような感動深まる暖かい映画でした。

 永遠の0のキャスト

この映画のキャストですが、主人公の宮部久蔵役にはジャニーズアイドルの岡田准一さんが起用され、その孫役には俳優の三浦春馬さんなど、豪華俳優陣での製作となりました。このキャスト陣の中でも岡田さんは実力派俳優並みの演技をされていました。

百田尚樹のベストセラー小説が原作となっていますが、映画では原作のクオリティ以上の作品に仕上がっていました。

 

 永遠の0のあらすじとネタバレ

宮部久蔵

ある弁護士志望の青年、佐伯健太郎は司法試験に落ち続けて、自信をなくし、フリーターのような生活を送っていた。

ある日、彼の祖母の松乃が亡くなったという知らせを受けた。そこでフリーライターの姉の慶子と葬儀に出席する。その葬儀で二人の祖父である賢一郎から「二人の本当の祖父は別の人間だ。」と告白される。

健太郎と慶子の本当の祖父は太平洋戦争で特攻隊員として戦死している。戦後、松乃と賢一郎は再婚したという。

ある日、慶子は新聞社の「終戦60周年記念プロジェクト」に参加していた。そこで「神風特攻隊はテロリストである」という耳の痛い主張を目の当たりにする。

そのことに納得しなかった慶子は健太郎を誘い、本当の祖父で元特攻隊員の宮部久蔵のことを調べ始めた。そして二人は宮部のことを知る戦争関係者たちのもとを訪れることにした。

帝国海軍一の臆病者

そこで二人は戦争関係者より、意外な事実を聞かされた。それは「宮部久蔵は帝国海軍一の臆病者だった。」や「あいつは命を惜しむ腰抜けものだった。」などと宮部久蔵の悪い事実ばかり聞かされた。

まずは、元海軍少尉、長谷川梅男に話を聞きに行った。

彼は宮部とともに戦っていた時期があったそう。長谷川は「宮部は帝国海軍一の臆病者だった。いつも戦いになれば、勝つことよりも己の命のことを考えて、逃げてばかりいた。」と言った。

このことで二人は落ち込むが、めげずに調査を続けることにした。

次に元海軍中尉の伊藤寛次の元を訪れた。彼は戦争初期の真珠湾から激戦であったミッドウェーまで一緒に戦っていたそう。

伊藤は「宮部さんはとても優秀な零戦乗りでした。彼は下の階級の兵士にも丁寧な言葉遣いで話す軍人でした。何より、彼は空戦の模擬戦では誰にも負けないほどの凄腕だった」と話した。

健太郎はこの話を聞いて、宮部久蔵が凄腕だったことに驚いた。しかし、伊藤は「でも宮部さんは作戦に成功した日も生きて帰りたい」と言っていたと話した。

宮部久蔵は凄腕だったが、「家族のために生きて帰る」ことにこだわっていた。そしてその言葉は戦争当時では現在でいうところの「家族を愛している。」という意味だった。

健太郎はこの伊藤の話を聞いた後に、「なぜ、祖父は家族のために生きて帰りたかったはずなのに、最後は特攻に志願したのだろう。」と疑問に思った。

凄腕戦闘機乗り

次に話を聞きに言ったのは元海軍飛行兵曹長の井崎源次郎だった。彼は戦争関係者たちの中では珍しくも宮部久蔵に助けられたことがある人物だった。

井崎は「敵に奇襲を受けた時、宮部さんはあっという間に敵を撃退していました。その光景は今でも忘れません。」

ある日、宮部が小隊長の隊で井崎は隊から離れて敵を追いかけてしまって、敵に包囲されたことがあるそう。もはやこれまでかと思った井崎だったが、その時に宮部久蔵に助けられたそう。その時に宮部は「敵を堕とすことよりも堕とされない方が大事だ」と言った。

この言葉があったおかげで井崎は生還することができた。しかし、ある日出撃から帰還しようとしたある日、一人の隊員が燃料切れのために敵に体当たりするとしようとした時、宮部は強制命令で帰還させようとした。

その結果、その隊員は海に落ちて、死亡してしまった。その時に、井崎は「なぜ、自爆させなかったのか、宮部に問いただした。」すると、宮部は珍しく大きな声で「最後まで生きる努力をしろ」と言った。

井崎は当時でそんな考えができた宮部さんは本当に強い人だったと語った。

この話を聞いて、健太郎は宮部久蔵はやはり生き残ることを決めていたという事を思ったが、それならなぜ、特攻したのかという疑問が深まった。

その後、宮部は「学徒出陣」で駆り出された学生たちに飛行機の操縦を教える教官をしていた。そこで、その生徒だった元海軍中尉の武田貴則の話を聞きに行った。

武田さん曰く、宮部教官は操縦試験で合格点をくれない教官だったそう。厳しいのとは違い、どんなに良い操縦をしても不合格だったので、生徒の一人が宮部教官に聞いたそうだった。

生徒「宮部教官、今日の操縦は完璧でした。なぜ、不可なのですか?」

宮部「君の今日の操縦は完璧でした。でも不可です。私は君達には死んでほしくありません。」というだけだった。

そのため、宮部は生徒たちより嫌われていた。しかし、ある日訓練中に一人の学生が事故で亡くなってしまうという事が起きた。そのときに中尉から「貴重な飛行機を失うとは何事か。その事故で死んだ男は軍人の風上にも置けない奴だ。」と罵倒した。

その時に、宮部教官が「中尉、伊藤少尉は立派な男でした。」と反論した。このことで生徒たちの宮部を見る目が変わったそう。

ある日、生徒たちは宮部と共に訓練をしていた。しかし突然、敵機が上空から現れて宮部に襲い掛かった。そのときに、一人の学生が身代わりになり、敵と宮部の間に突っ込んだ。

生徒は重傷だった。宮部「なんであんなことをしたんですか。」

生徒「宮部教官は日本に必要な人です。」と言った。

次に元海軍上等飛行兵曹 景浦介山の元を訪れた。景浦は当時、乱戦を好む戦闘機乗りで自分の実力に自身を持っていた。ある日、景浦はいつも妻と子供の写真を大切そうな宮部を見つけた。

宮部は抜群の戦闘機乗りだったので、景浦は模擬戦を申し込んだ。最初は断られたが、チャンスは訪れた。二人の模擬戦は景浦の完敗だった。

あまりにも強い宮部に景浦は恐怖してしまい、なんと宮部の飛行機に発射してしまう。しかし、宮部はあらかじめ分かっていたかのように簡単に避けた。

この罪で景浦は自殺しようとしたが、宮部に止められたそう。それから2人は会わなくなった。

変わり果てた宮部

終戦の少し前、景浦は鹿屋に配属になり行くと宮部がいた。しかし、宮部は無精ひげを生やして、変わり果てた姿になってまるで亡霊のようだった。

そして景浦は特攻隊員の名簿の中に宮部の名前があるのを発見する。このことで景浦はあんなに宮部は生きて帰ると言ったのにと疑問になり、宮部に「なんで特攻に行くんですか!?」と詰め寄るが宮部は「護衛が景浦なら安心です。」というだけだった。

景浦は宮部を絶対敵機から守ろうとしたが、宮部の期待を見失ってしまう。ここで景浦の話は終わった。健太郎は帰ろうとしたとき、景浦から抱き着かれた。よほど、宮部に深い想いがあるのだろう。

そして最後に大大西保彦という元電信兵の元を訪れた。大西さんの話によれば、特攻隊員は最後の時までモールス信号を送り、成功か失敗かを知らせていた。彼はその受信役だった。

大西さんはよく宮部さんとも会っていたそう。宮部は特攻機の護衛役だったが、次第に心を病んでいったそう。

そして、宮部が特攻に行くときに大西さんはある光景を見た。それは宮部が若い隊員と機体を交換してもらっていた。本来、宮部が乗るはずだった機体にその若い隊員が乗り、出撃した。

やはりほぼ、全員が敵に体当たりし、戦死したが、唯一その若い隊員だけエンジントラブルで帰還した。健太郎と慶子はその若い隊員の名前を聞き、驚いた。そしてある人の元へと向かった。

真実

2人は健一郎のところにいた。

賢一郎「いつか、お前たちに話さなくてはならないと思っていた。私は鹿屋で宮部教官と再会した。」と告白した。なんと健一郎は宮部と共に特攻で出撃したのだった。

賢一郎は出撃の直前、「宮部教官と一緒に死ねるなら本望です。」と伝えに行ったとき、宮部は飛行機を交換してほしいと頼んできた。何度も断ったが、宮部は「真珠湾で出撃した機体に乗りたいんだ。」と言った。

そして結局二人は機体を交換して出撃した。すると大石の機体だけエンジントラブルを起こして、島に不時着した。そこで彼はある手紙を見つけた。

それは宮部からで「大石少尉。君がもしも運よく生き残ることが出来たらば、私の家族を助けてほしい」と書かれていた。宮部は自分の乗る機体のエンジントラブルを見抜いていた。そこで大石少尉に自分の家族を任せたのだった。

終戦後、大石は宮部の妻の松乃の元を訪れて次第に二人は惹かれ合っていった。ある日松乃は大石にこういった。「あなたを初めてみたとき、宮部が帰ってきたと思いました。彼は約束を果たしてくれました。」

2人はのちに結婚した。これがすべての真実だった。

健太郎と慶子が外を歩いている時、健太郎がふと空を見上げると零戦に乗った宮部がこちらに笑いかけるのを見た気がしたのだった。

 

永遠の0の感想とまとめ

さて、いかがだったでしょうか。映画『永遠の0』でした。この作品は百田尚樹さんのベストセラー小説が原作となっており、この映画の製作にかなり力が入っていたようでした。

そのため、この映画では実力派俳優陣が起用されました。中でも主人公の宮部役にはジャーニーズアイドルの岡田准一さんやその孫の健太郎役では三浦春馬さんが起用されるなど、豪華な顔ぶれでした。

そんな豪華俳優陣の熱演も相まって、この映画はなんと2018年10月現在、歴代邦画興行13位と輝かしい結果を残されています。このランキングの上位ではジブリ作品が独占していますので、この13位という記録は輝かしい結果となっています。

そんな今作でしたが、一人の零戦乗りのエピソードで、その孫の健太郎たちが本当の祖父を知っていくというストーリーでした。

そしてこの映画で面白かったのは感動溢れるストーリーも良かったのですが、戦闘機同士の激しい戦闘シーンがとても面白かったです。

戦闘機の戦闘シーンではかなりリアルでクオリティの高い戦闘映像や、戦闘機のエンジン音など、かなりリアルっぽく作られており、感動しました。

次にこの映画の中身について触れていきたいと思います。この映画は太平洋戦争の日本海軍の宮部久蔵という凄腕戦闘機乗りの話でしたが、当時の軍人の考えは「日本のために命をかけて戦う」という考えでそこから「特別攻撃」という苦肉の策が誕生したわけでした。

しかし、宮部久蔵は「日本や自分たちの家族のために生きて帰る。」という当時では考えられない生き方をしていました。これは当時の考えでは真逆の考えでした。しかし、このような生き方を選択できた宮部久蔵という人物は本当に凄い人だったんだなと思いました。

この宮部久蔵の考えは当時の国に反抗するような考えで、そういう本当に大切なものを考えることができる人こそがすごいと感じました。また、この考えから私は現代にある常識に疑問を持って日々、生きる必要があるのではないかと思いました。

この映画は昔の日本がどういう国だったかを知ることができる面白い映画でもあり、家族の大切さを感じられるような感動映画でもありました。

今作は実力派俳優陣での熱演が注目の作品となっており、上映後かなりの反響を呼んだ名作となりました。まだこの映画を見ていない方には是非とも一度見ていただきたいと思える作品に仕上がっていますので、一度見てはいかがでしょうか。

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