2000年以降、スタジオジブリではCGの技術を積極的に取り入れ、これまでの作品にはない臨場感や立体感を映し出すことができるようになりました。
今回はそんな2000年以降に公開された作品の一覧についてご紹介します。
Contents
千と千尋の神隠し(2001)
あらすじ
時代背景は現代の日本。主人公は萩野千尋10歳。
千尋は引っ越しのため、父の運転する車に母と3人で乗っていた。
高台に新しい家が見えた父は、抜け道を見つけたと思い、小脇の山道を猛スピードで駆け抜けていったが、その先は行き止まりだった。
しかし、そこには赤い壁の建物があり、あちらに抜けるトンネルがあった。父はこの先に行ってみようと千尋たちを誘うが、嫌な予感がしたので千尋は行きたくないと言った。
しかし、母に1人で待ってなさいと言われたため仕方なくついていく。
トンネルを抜け周りを見渡した父は、ここはテーマパークの残骸だと言うが、本当は異世界に迷い混んでいたのだった。
しばらく進むといい匂いがしてきたので、まだやっていると思った父は走り出す。
店にはおいしそうな食べ物がずらりと並んでいたが、店員はいない。
あとでお金を払えばいいと、父と母は勝手に食べはじめた。
千尋は食べたくないと言い、近くを1人で散策しているとハクと出会う。
ハクはここへきてはいけない、帰るんだと声を荒げる。何が何だかわからない千尋だったが、言う通りにして父たちのもとへ走ったが、そこにいたのは2匹の豚だった。
両親を魔法で豚に変えられた千尋は、両親を助けるために八百万の神が疲れを癒すためのお湯屋「油屋」で働きはじめる。
ここで千尋はいろんな経験をし、大きく成長するのだった。
そして、ハクの協力のもと、両親を助けだすことができた千尋は無事に現世に帰ることができたのである。
豆知識
日本アカデミー賞・オスカー・金熊賞など数々の賞を受賞した大ヒット作品。
ギブリーズ episode2(2002)
架空のアニメーション会社「スタジオ・ギブリ」で働く人達の日常を描いたショートストーリー。
全4編で約30分の短編アニメ。
猫の恩返しと同時上映されました。モデルは「スタジオ・ジブリ」です。
猫の恩返し(2002)
あらすじ
猫の恩返しは「耳をすませば」の主人公「月島雫」が書いた物語という設定。
この物語の主人公は吉岡ハル高校生。
ある日の下校途中、何かを口にくわえた猫がトラックにひかれそうになるのを間一髪のところで救出する。
その猫は人間の言葉を話す不思議な猫で、猫の王国を治める猫王の息子ルーンだった。
その日の夜、息子の命を救ってくれたハルに猫王がお礼をしたいと家来を引き連れてハルの家を訪ねてきた。
それからハルの周りでは、ルーンを助けたラケットが部室に大量に贈られていたり、ネズミのプレゼントが学校のハルの靴箱に入っていたりと奇妙なお礼が届くようになった。
そしてしまいには、息子ルーンの妃に迎えたいと言い出す猫王。
しかし、ルーンはお城の給仕として働くユキという白い猫と結婚する約束をしていたのだった。
ハルは、小さい頃にお腹を空かせた白い子猫に魚の形のクッキーをあげて助けたことがあったが、その白い子猫がユキだった。
そして、ルーンがくわえていたものはユキへのプレゼントの魚の形をしたクッキーだったのだ。
ハルは猫王の家来たちに猫の国へと連れ去られ、猫に変えられて結婚させられそうになるが、ユキの助けで無事もとの姿に戻り人間の世界に帰ることができたのだった。
豆知識
猫の恩返しは、ある企業の要望で作られることになった映画。
「となりの山田くん」の制作に参加していたクリエーターの森田宏幸監督作品。
当時、宮崎駿監督・高畑勲監督ともに千と千尋の神隠しの制作で忙しかったため若手の森田監督に任された。
ハウルの動く城(2004)
あらすじ
国同士が戦争をしている時代。
主人公は帽子屋を経営するソフィー18歳。
街には軍隊が集まり、パレードが行われている。
仕事を終えた店の従業員がパレードを見にいくなか、ソフィーは興味がないので妹レティの働く店に出かける。
道中、兵士の2人組にからまれて困惑していたら、通りかかった美男子が助けてくれた。
彼は追われているというので、一緒に逃げたのだったが、急に空を飛んだ。
彼は悪い魔法使いと噂されるハウルだった。
ハウルは荒地の魔女に心臓を狙われていた。
その後ソフィーは店に戻り鍵をかけるが、突然荒地の魔女が魔法で店の鍵をあけて入ってきたのだ。
荒地の魔女はソフィーを魔法で90歳のおばあちゃん変えて、ハウルによろしくと言い残し去っていく。
この魔法をとくため、ソフィーはハウルの動く城を目指し、魔法を解いてもらおうとするが、そこにはハウルはおらず、かわりにカルシファーという火の悪魔がいた。
カルシファーはハウルとの契約で暖炉から出られないという。
この契約の秘密を解いてくれたら、ソフィーの魔法も解いてやるというので、ソフィーは城で勝手に掃除婦として働くことにした。
ハウルと一緒に暮らすようになったソフィーは、ハウルが悪い魔法使いではなく「心を持たない」ただの甘えん坊の少年のような男だと知った。
ハウルは、自由に生きるためにいくつも名前を持っていたが、荒地の魔女や恐い魔法使いサリマンから逃げるためでもあった。
ソフィーの愛情のおかげで逃げるのをやめたハウルは、守る人ができたといい、ソフィーと弟子マルクルらを守るために戦争に出向く。
そして、ソフィーはある出来事からハウルとカルシファーの契約の秘密を知る。
その後カルシファーは自由になり、ハウルも心を取り戻し、ソフィーももとの姿に戻ったのだった。
豆知識
ハウルの動く城は「魔法使いハウルと火の悪魔」という原作をもとに作られているが、宮崎駿監督のオリジナル設定が随所にあるため、混乱するジブリファンの間で様々な議論が繰り広げられている。
ゲド戦記(2006)
あらすじ
主人公はエンラットの王子アレン17歳。
世界の均衡が崩れ、災害や人身売買、麻薬が蔓延する世の中。
アレンの心の均衡も崩れアレンの光の部分が影となり去ってしまう。
闇を抱えたアレンはとうとう自分の父親である王を殺し、逃亡する。
行くあてもなくさまようアレン。
道中、ハイエナに襲われ死を受け入れる覚悟をしていたが、魔法使いハイタカが救ったことで一緒に旅をすることになる。
ハイタカは世界の均衡が崩れている原因をつきとめるため、旅をしていたのだった。
世界の均衡を乱していたのが、魔法使いクモであったことをつきとめたハイタカだったが、クモに捕まり命を奪われそうになる。
しかし、ある出来事をきっかけに、光を取り戻したアレンはハイタカを救い、クモを倒したのだった。
豆知識
ゲド戦記は、宮崎駿監督の息子である宮崎吾朗監督作品。
吾朗監督は、劇中挿入歌「テルーの唄」の作詞もしている。
崖の上のポニョ(2008)
あらすじ
ファンタジーと現実社会が入り混じった世界。
主人公は宗介(5歳)と、人魚の母と人間の父のハーフ・ポニョ。
人間社会を嫌う父フジモトは、海の底で暮らしていたが、人間の世界に興味津々のポニョは、フジモトの目を盗んで脱走し地上近くの海面にたどりつく。
しかし、ゴミがあふれた海底を掃除していた船の網に引っかかってしまう。
かろうじて逃げ出したが、その後ビンにすっぽりハマって抜けなくなってしまう。
ビンにハマって身動きとれず、浜辺に沈んでいたポニョを宗介が見つけビンを割って助ける。
その時宗介はケガをしてしまうが、ポニョがそのケガをなめると治ってしまった。
魔法の力に感動した宗介は、ポニョを飼いたいと母ミサに頼み飼うことになったが、ポニョを探しにきたフジモトに連れ戻されてしまう。
宗介みたいに人間になりたいと思ったポニョ。
宗介のことが大好きになったポニョは、宗介に会いに再び脱走するが、その時フジモトの持つ「生命の水」のちからで人間の女の子になって宗介の前に姿を現す。
それから、宗介と2人でいろんな困難を乗り越えたポニョは、宗介のキスで、魔法のちからは消えてしまうが本当の人間の女の子なったのだった。
豆知識
主題歌「崖の上のボニョ」は当時8歳だった子役大橋のぞみさんと藤岡藤巻が映画公開より半年以上前から歌い話題になった。
作曲・編曲は久石譲さん。
借りぐらしのアリエッティ(2010)
あらすじ
主人公は小人のアリエッティ・もうすぐ14歳。
父と母と3人である屋敷の床下でこの屋敷の食べ物などを少しずつ借りながら暮らしていた。
小人たちには人間に見つかってはいけないという掟があった。
しかし、ある日アリエッティが、病気でこの屋敷に療養に来ていた16歳の少年「翔」に見つかってしまう。
翔は体が弱く病気がちでさみしい思いをしていたので、アリエッティを見つけたとき友達になりたいと思った。
しかし、人間に見つかったらここにはいられないと、父は引っ越しの支度をはじめるのだった。
アリエッティは、翔の優しさに触れるなかで、翔だったら大丈夫なんじゃないかと感じたが、この家の家政婦ハルに見つかり、母がビンの中に閉じ込められるという事件が起きてしまう。
翔が母を救出してくれたおかげで難は逃れたが、身の危険がさらに強まったアリエッティは翔とサヨナラすることになった。
翔は、アリエッティ達が小さな体で懸命に生きる姿を見て励まされ、自分も病気と向きあおうと心に決めたのであった。
豆知識
主題歌は、ジブリ作品初の海外の音楽家セシル・コルベルさんが歌う。
翔の声をつとめたのは神木隆之介さんで、翔のキャラクター自体のモデルでもある。
コクリコ坂から(2011)
あらすじ
時代背景は1963年高度成長期時代の横浜。
主人公は松崎 海(まつざき うみ)16歳の高校生であだ名はメル。
戦争で船乗りだった父を亡くし、カメラマンの仕事で家を留守にしている母に代わり、下宿屋「コクリコ荘」を切り盛りしている。
コクリコ荘は、海を臨む高台に建っている。
メルは毎朝、航海の無事を祈って旗をあげることを習慣にしていた。
その旗をいつも見ていた1つ年上の新聞部の男子風間俊。
俊が、旗を上げるメルらしき少女を詠った記事を学校新聞に掲載したことから、2人の距離が縮まることとなる。
俊は、戦争孤児で義理の両親に育てられ、本当の親が誰なのかわからない。
いろいろあって2人はお互い好意を持ちはじめるが、あることから俊はメルと兄弟なのではと思いはじめ、メルを避けるようになる。
しかし、周囲の人たちの協力で、兄弟ではないとわかり2人は結ばれるのであった。
豆知識
コクリコとはフランス語でひなげしの花のこと。
海のあだ名メルは、フランス語で海を意味するラ・メールからきている。
風立ちぬ(2013)
あらすじ
時代背景は、1923年に起きた関東大震災と戦争に突入する激動の時代の日本。
主人公は堀越二郎。
子供の頃から空に憧れ飛行機が大好きだったが、視力は悪く飛行機乗りにはなれないと諦めていた。
でもある出来事から飛行機の設計家になろう!と決意し、大学で学んだあと、名古屋にある飛行機会社に就職することが決まる。
二郎は大学在学時、帰郷して大学に戻るために乗った汽車の中で、一人の少女里見 菜穂子と出会う。
菜穂子が二郎の帽子が風で飛ばされたのをキャッチしてくれたのだ。
そして二郎はお礼を言って2人は別れる。
しかし、汽車が進んでしばらくたった時、突然大地震が起きて汽車が大きく揺れ車内は大パニックに。
なんとか汽車は停車したが、汽車が爆発するぞと叫ぶ声で乗客は逃げるのに必死になる。
そのとき、菜穂子と一緒にいた菜穂子の家の女中「お絹」が、逃げる際に足を骨折してしまう。
その姿を見た二郎は、持っていた計算尺でお絹の足を固定し上野の家までおんぶして行こうする。
しかし、周りは大混乱で一時お寺の境内で休憩をとる。
その後、菜穂子と菜穂子の家の者を呼びに走り、若い衆をお絹のもとへ案内すると、名も名乗らずその場を去っていった。
それからしばらくして、二郎の大学に計算尺とお礼の品が届けられるが、そのとき菜穂子と再開することはなかった。
月日が流れ、飛行機会社に就職した二郎は戦闘機隼(はやぶさ)の設計に携わる。
そして陸軍に隼をアピールするための最後のチャンスを与えられた二郎達だったが、隼が空中分解し失敗に終わる。
陸軍との契約が破断したため、不本意だったがドイツのユンカース社と共同で爆撃機を作ることになり二郎は経験を積むためドイツに行く。
その後5年の経験を積んだ二郎は、大きな仕事を任されるが、失敗に終わってしまう。
気分転換にと、二郎は休暇をとって軽井沢町に旅行に行くが、宿泊先のペンションで菜穂子と運命的な再開を果たすことになる。
そのとき菜穂子は結核を患っていたが、惹かれ合った2人は(菜穂子の要望で)菜穂子の病気が治ったら結婚しようと約束する。
しかし、菜穂子の容体は悪化する一方で、二郎は仕事がたて込み多忙であった。
そんななか、二郎は菜穂子とできるだけ一緒にいようと努力した。
そして、再びまかされた大仕事が成功をおさめた二郎だったが、菜穂子は二郎に「生きて・・・」と言い残して天国に旅立ったのだった。
豆知識
主人公の堀越二郎は、実在の人物堀越二郎さんがモデルになっている。
また、堀辰雄さんの小説「風立ちぬ」が参考にされている。
かぐや姫の物語(2013)
あらすじ
かぐや姫の物語は、平安時代の初期に書かれたとされる「竹取物語」中で起きた高畑勲監督流の物語である。
ある日、おじいさんが山で光る竹を見つけた。
竹を切ると中からかわいい女の子が出てきた。
掌に乗るくらい小さな女の子だったが、みるみる成長し半年あまりで少女になった。
神様からの授かり物だ!とおじいさんとおばあさんは「姫」と呼んで大切に育てるが、姫は村の子供たちと遊んでいるうちに、おてんば娘に成長してしまう。
そんなある日、光る竹から金や豪奢な衣を授かったおじいさんは、姫を位の高い身分にしなければと感じ、都に立派な屋敷を建て嫌がる姫を連れて都に住みはじめる。
姫は美しく成長し「なよたけのかぐや姫」という名を得た。
姫の美貌はすぐに知れ渡り、位の高い者たちが次々にやってくるが、姫は幼い頃に遊んだ捨丸兄ちゃんのことが忘れられなかった。
そのためもあって無理難題を課して求婚を断っていたが、とうとう死者が出てしまい酷く自分を責める。
さらに嫌なことは続き、姫はふさぎ込んで月を眺めるようになった。
そんな中、姫は本気待っていればすぐ現れるという意味の童謡を思いだし、生まれ育った故郷にひそかに戻り捨丸を見つけるが、捨丸はすでに結婚しており子供も授かっていたのだった。
しかし、姫を見つけた捨丸は、お前と逃げたいと言いその言葉に喜ぶ姫だったが、けっきょく月によって離れ離れにされたのだった。
かぐや姫は月の住人だったのである。
そして、8月15日の満月の夜、天人が現れ姫は月に帰って行ったのだった。
豆知識
かぐや姫の物語のキャッチコピーは「姫の犯した罪と罰」。
月という苦しみのない平穏な世界に住みながらも、煩悩と苦しみの溢れる地球人に憧れるという罪を犯したため、その罰として地球に行かされるという意味がある。
思い出のマーニー(2014)
あらすじ
主人公は佐々木杏奈12歳、札幌市に住む。
幼い頃に両親を事故で亡くし、祖母に引き取られたがその祖母も亡くなり、親戚も青い眼をした杏奈を引き取りたがらなかったため、里親である佐々木頼子に育てられ幸せな日々を送っていた。
ところがある日、杏奈を育てるために頼子が国からお金を貰っていることを知った杏奈は、誰のことも信じられなくなり笑わなくなった。
杏奈に見られた(隠すつもりはなかった)とは知らない頼子は、そんな杏奈にどう接していいかわからず悩んでいた。
そんなとき、ある出来事から杏奈は持病の喘息の発作が出てしまう。
喘息は精神的な面もあると山下医師に言われた頼子は、療養のために北海道の田舎町に住む頼子の親戚の大岩清正・セツ夫妻の所へ行ってみてはどうかと提案し、杏奈は夏休みの間大岩家にお世話になることになった。
大岩セツこと、大岩のおばちゃんは、豪快な性格で頼子のように心配性ではなかったので、杏奈は幾分心が晴れたのだった。
大岩のおばちゃんの家の近くには大きな湿地帯があり、湿地の向こう岸には古い屋敷が建っていた。
屋敷を見た杏奈は、どこか懐かしい気持ちになったが、理由はわからずにいた。
その屋敷に住んでいたのは、金髪の少女マーニー。
ある出来事をきっかけに仲良くなった2人。
マーニーは杏奈のことを大好きだといい、杏奈も次第にマーニーに心を許すようになる。
マーニーという友人ができた杏奈は、少しずつ明るく元気な女の子に戻っていくのだった。
しかし、マーニーはいつでも会えるわけではなかったのだ。
マーニーは、実は亡くなった祖母の子供の時の姿だった。
誰にも愛さたことがないと思っていた杏奈だったが、マーニーに愛されていたことを知った杏奈。
自信を取り戻した杏奈は、育ての親である頼子に感謝するようになり、以前は「おばちゃん」と呼んでいた頼子のことを母として接するようになったのだった。
豆知識
米林宏昌監督作品。
宮崎駿監督の息がかかっていないジブリ作品。
レッドタートル ある島の物語(2016)
あらすじ
主人公は成人した男。(名前は明かされていない)
嵐に巻き込まれ海に投げ出された男は、必死の思いで近くにあった小舟に捕まり、無意識のまま漂流し不気味な無人島に流れつく。
目を覚ました男は、どうしたらいいか困惑するが、生きるために食べ物を探しはじめる。
そして無人島から脱出するため、竹を使ってイカダを作り海に出るが、しばらく進むと何者かに壊されてしまう。
それが3度も続いたとき、イカダを壊していたのは、赤い亀「レッドタートル」だと知る。
レッドタートルに強い怒りを覚えた男は、亀の甲羅をひっくり返し砂浜に放置してしまう。
しかし、怒りに任せて亀を殺してしまったと罪悪感を抱いた男は、亀に水をかけて何とか息があればと願う。
そのとき、甲羅が割れて、中から女が現れる。
女は衰弱していたが、息はあった。
必死で介抱した男は、女と恋仲になり息子を授かる。
しばらく、家族3人で幸せな日々を送るが、ある日島が津波に襲われ、その津波で男が海に連れ去られてしまう。
大きくなっていた息子は、亀の助けを得て、男を見つけ救出する。
息子はその後、島にビンが流れ着いたことをきっかけに、父に外の世界の絵を見せられ、外の世界に強い興味を持ち2人の前からいなくなった。
そして月日が流れ2人は白髪になった。
そして男は死ぬ。
残された女は、レッドタートルに姿を変え海に戻って行くのであった。
豆知識
日本・ベルギー・フランスの合作映画でジブリ初の全編セリフなし。
今までのジブリ作品の要素はほぼない。
ジブリ一覧表のまとめ
宮崎駿監督が手掛けていない作品が増え、一時期は引退と公言していましたが、引退を取り下げ新たな作品に取り組んでいます。
宮崎駿監督が公開する次回の作品が楽しみです。
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