映画「千と千尋の神隠し」のあらすじ・ネタバレと感想!動画の無料視聴方法も紹介

宮崎駿監督のジブリ作品「千と千尋の神隠し」は日本歴代興行収入1位と輝かしい記録を保持しています。

第52回ベルリン国際映画祭で金熊賞など受賞したこの作品は、宮崎駿監督の想像力が冴え渡った、少女が八百万の神々が客としてやって来る湯屋で成長する物語です。

そんな「千と千尋の神隠し」のネタバレと無料視聴方法をご紹介します。

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「千と千尋の神隠し」の予告動画

「千と千尋の神隠し」の作品情報

タイトル:千と千尋の神隠し

監督:宮崎駿

脚本:宮崎駿

制作:鈴木敏夫

公開日:2001年7月20日(日本)2002年9月20日(アメリカ)など

出演者:柊留美/夏木マリ/内藤剛志/神木隆之介/沢口靖子/菅原文太など

詳細情報の感想

夏木マリ菅原文太など大御所が声の出演をしていて、「千と千尋の神隠し」をとても引き締まった緊迫感のある作品にしています。宮崎駿監督作品としてはここが腕の見せ所と言ったように八百万の神々の造形など絢爛豪華です。一方で、カオナシと言った化け物を登場させて現代社会を皮肉るその手腕も大変光ります。

「千と千尋の神隠し」のキャスト

「油屋」という名の湯屋は、八百万の神々がやって来るところで、その経営者の脳魔女の湯婆婆を夏木マリが演じ、ボイラー室で釜を焚く釜爺を菅原文太が演じて物語に重みを出しています。主人公の荻野千尋(千)を柊瑠美が、千を助ける白竜の化身のハクを神木隆之介が演じています。

「千と千尋の神隠し」のあらすじのネタバレ

10歳の少女・荻野千尋(声:柊留美)は父親・荻野明夫(声:内藤剛志)と母親・荻野悠子(声:沢口靖子)と一緒に引越し先に向かう途中に道を間違え、やがて、森の中でトンネルを見つける

父親がトンネルに入ろうと言い、母親もそれに付いてゆくのである。千尋は一人残ると言い、しかし、奇怪な造形に彫られた岩が怖くて、仕方なく両親の後を追う。

トンネルを抜けると目の前には草原が広がっていて心地よい風が吹いているのだ。父親は、バブル時代に各地に作られたテーマパークの一つと言い、どんどんと先に進んでしまう。

千尋も仕方なく付いてゆくのであったが、川を作ろうとした跡を渡るとき、父親が美味そうな匂いに気付くのだ

両親がブタになる

その匂いの元をたどってずんずんと進む父親と母親は、無人の街でついに匂いの元の場所である食べ物屋を見つけるのである

そこには御馳走が山盛りに並んでいて、店の人を呼ぶが、誰もいないのか、返事がないのである。あとで、支払えばいいと、両親は食べ始めてしまうのだ。しかし、千尋は嫌がって食べなかった

無人の街が不思議で仕方なかったのか、千尋は無人の街を一人ふらふらと経巡り出すのであった。そして、八百万の神々の湯屋である「油屋」に出るのである

電車が走る音がするので太鼓橋の欄干から橋の下をのぞくと電車が通り過ぎていった。

と、その時にハク(声:神木隆之介)が現れ、「ここにいちゃだめだ」と千尋を帰そうとするのであるが、油屋の明かりが灯り始め、時は急を告げていて、千尋は急いで両親のところに戻る。

しかし、両親は、なんと豚に変わっていて、千尋は怖くなってそこから逃げ出すのだ。

千尋は一人で元来たところを戻るのであったが、途中、川にはなみなみと水がたたえられていて、もう、戻れないのである。夢だと思いたい千尋は、しかし、体が透けはじめる。

そこに船が着き、仮面を被った神々が船を降りるのである。その描写が優れて神秘的で宮崎駿の力量の凄さが全開なのだ。

そのそばに今見てきたものは全て夢だとうずくまっていた千尋の体は透け始めるのである。

そこにハクがやってきて、このままだと千尋は消えてしまうと言ってこの世界のものを食べると消えずに済むと言って木の実か何かの種かを千尋に食べさせるのであった。

千と千尋の神隠しの舞台モデルとなった台湾の九份の街とは?

ハクに助けられ、釜爺との出会い

千尋は元に戻り、ハクに連れられて油屋へと赴くのであったが、途中、青蛙(声:我修院達也)に人間と気づかれて、ひとまず油屋の植木の中に身を隠すのである。

ハクにボイラー室の釜爺(声:菅原文太)のところに行き、何を言われても「働かせてください」と言うことを告げられ、一人ぼっちになってしまう。

千尋は勇気を振り絞ってハクに教えられたとおりに油屋の外階段を通って何とか釜爺のところにたどり着くのであった。釜爺は蜘蛛男のように手足が6本あり、寸暇を惜しんで働いているのだ。

千尋は初め小さな声で釜爺に話しかけるのであるが、忙しく働く釜爺の耳には届かず、千尋は声を振り絞って「働かせてください」と言うのであった。

そこに魔法で命が吹き込まれた煤の化身のススワタリが石炭を運んでぞろぞろと巣穴から出てきて、ボイラーの釜に石炭を投げ入れるのだ。「ここは人手が足りている」と言って釜爺は千尋の申し出を断るのであった。

すると、ススワタリの一匹が石炭に押しつぶされたのである。千尋が石炭を持ち上げるとススワタリは元通りに復活するが、巣穴に逃げてしまう。

石炭の始末に困っていた千尋に釜爺が引き受けた以上、最後まで行え、と言い、千尋は石炭を釜へ運んで投げ入れるのであった。

それを見ていたススワタリは千尋に仕事を肩代わりしてもらおうと皆が皆、石炭に押しつぶされたふりをし、千尋は石炭の山に囲まれてしまう。

釜爺はそれを見て怒るのであるが、そこにリン(声:玉井夕海)がやってきて、飯を持ってきたのであった。釜爺は「飯だ」と言って釜氏爺は天丼を、ススワタリたちは金平糖をリンからもらう。

リンと出会い、湯婆婆に面会する

しかし、リンは千尋を見つけ、釜爺に湯婆婆(声:夏木マリ)のところに千尋を連れて行ってくれと、イモリの黒焼きで頼むのである。

礼儀がなっていない千尋にいちいち注意するリンは仕方なく、何とか千尋を湯婆婆の執務室へと連れ出すことに成功する。

扉を開けようとする千尋。「ノックもしないのかい」とここでも礼儀がなっていないことを注意される千尋は、しかし、湯婆婆に「おいで」と魔法で湯婆婆のいる部屋に引っ張り込まれるのであった。

千尋は「働かせてください」の一点張りで、湯婆婆に「お前に何ができるんだ」と怒りに打ち震え、机の上のものが怒りで散らかり、湯婆婆に断られるのだ。

千尋から千へ

その時、坊(声:神木隆之介)がドアを蹴破り暴れ出したのである。坊をなだめる湯婆婆。

すると、散らかった書類の山から一枚千尋の元にペンと共にやってきて、契約書に名前を書くように湯婆婆に言われるのだ。

そして、湯婆婆は、千尋が書いた「荻野千尋」という名前から千のみを除いて名前を取り上げるのであった。「これからお前は千だ」と湯婆婆に告げられる。

千はリンの下で働くことになる。千とリンは大釜担当になり、長年洗ってない大釜を洗うのであったが、埒が上がらず、千に番台で薬湯の札をもらってくるようにリンに言われるのであった。

しかし、番台蛙(声:大泉洋)は札をくれないのである。そこに千が大釜の掃除の途中、親切にしたカオナシ(声:中村彰男)が現われ、上等の薬油の札を千に渡すのである。

リンが一通りお湯の注ぎ方を千に教えると、薬湯がなみなみと大釜に注がれるのであった。

オクサレ様

一方、湯婆婆は何かとんでもないものが油屋に潜り込んだと勘づいたのである。ところが、ヘドロの塊のようなオクサレ様が油屋にやってくる。

湯婆婆は千にオクサレ様の相手をするように申しつけ、千は大釜へとオクサレ様を連れて行くのであった。

大釜の湯ではヘドロは洗い流せず、千は、カオナシがさっき持ってきた薬湯の札の束から薬湯の札を釜爺の元におくり、また、リンも釜爺に薬湯をありったけ注ぐように頼んだのであった。

ヘドロが洗い流されたオクサレ様には何か異物が刺さっていて、それを油屋のみんなの力を合わせて引っこ抜くと、自転車などゴミの山が溢れ出したのだ。

最後の釣りの浮きを千が引っこ抜くとオクサレ様は真の姿の翁の姿を千に見せ、ニガダンゴを千に渡して、また、大量の砂金を残して油屋から去るのであった。

カオナシの傍若無人の振舞

湯婆婆に褒められる千。その夜、番台にはカオナシがいるのであった。青蛙がカオナシに「お前のいるところじゃない」と注意するとカオナシは手から金を出し、青蛙をおびき寄せては呑み込んでしまうのである。

話し言葉を得たカオナシは、金をばらまいては贅沢三昧をするのであった。途中、カエルの化身である兄役(声:小野武彦)と蛞蝓女を呑み込んでしまう。それから油屋は恐怖に包まれるのであった。

血塗れのハク

そんな事態が起きているとはつゆ知らず、千は、雨で海のようになった湖面を眺めているとそこに白龍が何かの群れに追われているのを月の明かりの下、目にする。

それがハクだと自然と気付いた千は、ハクが千達が寝室にしている部屋に飛び込むと窓を閉め、ハクを追ってきた湯婆婆の姉の銭婆の魔法の紙人形をなんとか食い止める。

ハクは血を吐いていて、のたうち回りながらも湯婆婆の部屋へと赴くのだ。千は湯婆婆の部屋へと外のハシゴを伝ってなんとかたどり着く。

しかし、千には一枚の紙人形が着いていて千が白龍の元にたどり着くと銭婆の姿を現わすのであった。そして、坊などに魔法をかけて坊はネズミに変えられてしまう。

ハクが紙人形を力を振り絞って破ると銭婆も消えたのだ。白龍は穴に千と共に落ちて、釜爺のいるボイラー室にたどり着くのであった。

「こりゃあひどい」と釜爺が言うと、千はオクサレ様からもらったニガダンゴを半分に割って白龍に呑み込ませる。

すると、白龍は銭婆の大切な印鑑と墨の化身を吐き出すのであった。千は墨の化身を踏み潰し、えんがちょを釜爺とするのである

千は釜爺に銭婆のところに行って印鑑を返し、謝ってくると言い、釜爺は電車の40年前の回数券を千に渡す

そこにリンがやってきて、千に湯婆婆が読んでると告げるのだ。千は湯婆婆のところに行き、カオナシの相手をさせられるのである。

カオナシは、千を喜ばせようとご馳走や金を差し出すのであるが、千はいらないと言ってカオナシを怒らせる。

千は「私を食べる前にこれを食べて」とカオナシにニガダンゴを食べさせ、更にカオナシを怒らせるのである。

しかし、カオナシは、これまで食べたものをヘドロとして吐き出しながら、逃げる千を追ってくるのであった。

途中、カオナシは兄役と蛞蝓女を吐き出し、尚も千を追うのである。千はと言えば、リンが用意していた桶舟に乗って電車のホームへと行く。

そして、カオナシに「こっちだよ」と言うのである。カオナシは最後に青蛙を吐き出し、千の後をついて行くのであった。千とカオナシは電車に乗り込み、銭婆のところへと向かう。

銭婆のところへ

銭婆の住む「沼の底」駅につくと、一本足のランプが千達を迎えに来て、銭婆の家へと先導するのであった。

怖いと言われていた銭婆はなんとも優しい老魔女で、千達におもてなしをする

銭婆はゆっくりしておゆき、と千に言うのであったが、千はハクが心配で帰ると言うのだ。銭婆は千のために髪結いを編んでいたのであった

と、そこにハクが飛んできた。銭婆はハクを赦したのである。銭婆に別れを告げた千はハクに乗って帰る。

ハクの角を掴むと千は幼い頃川に溺れた話を母から聞いたと言ってハクに話すのであった。その溺れた川の名はコハク川と言い、ハクはその川の神で、本当の名を思い出す。

その名は「ニギハヤミコハクヌシ」と言い、すると、ハクの鱗が剥がれ落ちハクは竜からハクの姿へと変化する

千から千尋に戻る

千とハクが湯婆婆が待つ太鼓橋に降り立つと、湯婆婆とハクが交わした約束である千を帰すという約束を果たすため、契約上、一群のブタから千の両親を当てるという問題を出すのである

千がこの中に両親のブタはいないというと契約書が消え、千はめでたく解放されるのであった

途中までハクが送ると、ここからは振り向いちゃ駄目だよ、とハクが言い、そこからは千尋一人で戻らなければならないのだ。

すると、千尋の両親が待っていて、親子共々再びトンネルを抜けるのである。トンネルを抜けると、草は伸びていて、車も誇りだらけなのであった。そして、千尋親子は、トンネルから遠ざかっていく。

「千と千尋の神隠し」の感想とまとめ

「千と千尋の神隠し」は宮崎駿監督の真髄がたっぷりと盛り込まれた極上のアニメ映画です

ありとあらゆる場面で多分、あふれんばかりの宮崎駿監督の想像力が花開いた目を見張る場面の連続で、時に現代社会の皮肉たっぷりに宮崎駿監督がたどり着いた一境地と言える作品なのです

最初の自動車の中で退屈極まりない千尋の様子など、微笑ましくあり、出だしのシーンは考えに考え抜かれたに違いないと思います。

まだまだ、甘ったれで幼さの残る千尋を印象づけるのに、最初のシーンはかなり重要内見を持っているように思います

「千と千尋の神隠し」は怪異譚なのですが、千尋の成長物語でもあります。最初の自動車の中での悪態をついたりする千尋は、いわゆる内弁慶で、一人では何にもできない少女として登場します。

トンネルを抜けての爽快な草原の様子など、これから始まる物語の不気味な内容とは裏腹にそのコントラストの比は、その後に千尋達が立ち入る無人の街の不気味な様を特に際立たせることに成功していると思います。

千尋の父親と母親がものを食べるシーンは宮崎駿監督の真骨頂と言え、なんとも美味そうに食べるその食べっぷりは、やはり、とても印象に残ります

順序が相前後しますが、最初の父親が運転する自動車のシーンも宮崎駿監督作品ではおなじみです。

また、釜爺がいい味を出しています。6本の手足を持つ釜爺は、義理人情に厚く、きっちりとした存在が大好きで、日本で一昔前の人間によく見られた性格をしています。

これがまた、非常によく、菅原文太さんの声がぴったりで、古くさいけどどうしても憎めない懐かしい親爺を体現しています。「千と千尋の神隠し」の中でも傑出した存在感を放っているのです。

そして、「千と千尋の神隠し」ではそれぞれのキャラクターが非常に立っていて、特にカオナシは現代人の薄気味悪さを体現しているようで、カオナシという名が全てを表しています

湯婆婆も坊もハクもリンもカエルの化身たちも全てが宮崎駿監督ならではの皮肉が効いた妙味が素晴らしく、オクサレ様の描写など、秀逸です

初めはドジで何をやらしても駄目な千が次第にしっかりした少女へと成長して行く様は清々しくもあり、その純真な心は金の山を目の前にしても全くぶれることはないのです。

襲われたカオナシに対しても臆することない千は、凜とした少女に見事に変身を遂げ、他者を思いやる心優しい心遣いを見せるなど、その変わり様は目を見張るものがあります。

全てにおいて宮崎駿監督の魅力が凝縮した絢爛豪華な作品が「千と千尋の神隠し」なのです

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