天空の城ラピュタのネタバレと感想!フル動画の無料視聴方法も紹介

「天空の城ラピュタ」はスタジオジブリ作品の記念すべき第一作です。この後、名作が次々と生み出されるジブリ映画の第一作を飾るに相応しいこの作品は、宮崎駿監督が子どもの頃から温めていたアイデアを元にして作られた宮崎駿監督得意の冒険活劇です。そんな手に汗握る「天空の城ラピュタ」についてのネタバレと感想を紹介します。

「天空の城ラピュタ」の作品情報

タイトル:天空の城ラピュタ

監督:宮崎駿

脚本:宮崎駿

製作:高畑勲/徳間康快

公開日:1986年8月2日

出演者:田中真弓/横澤啓子/寺田農/初井言榮/常田富士男 など

作品情報のについて

この作品は当時、高畑勲監督の映画「柳川堀割物語」の製作が遅れていたことにより資金集めに奔走していた宮崎駿監督が徳間書店の鈴木敏夫氏に相談したことにより企画が立ち上がった作品で、この作品がきっかけでスタジオジブリが設立されることになったのです。宮崎駿監督は、古典的な冒険活劇でも大人が見ても堪えうる作品との思いで製作されました。

天空の城ラピュタを無料視聴する方法

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「天空の城ラピュタ」のキャスト

キャストは主人公の少年パズーを田中真弓さんが担当し、時折見せる「大人」の顔を上手く演じています。ヒロインのシータは横沢啓子さんが担当し、可愛らしさが際立つ少女の声をとても印象に残る表情で演じています。また、海賊のドーラは初井言榮さんが担当し、豪放磊落なドーラを見事に演じています。その他の声の出演者も熟練達揃いで、それぞれのキャラクターにぴったりとはまっています。

「天空の城ラピュタ」のあらすじとネタバレ

ドーラ一家の襲撃

海賊のドーラ一家が乗る空中母船タイガーモス号が雲間を全速力で飛行している。そこに飛行客船が姿を現し、タイガーモス号に警報音が鳴る。

ドーラ一家は羽ばたき飛行機のフラップターに乗り、飛行客船を急襲するが、その飛行客船にはムスカ(声:寺田農)等黒メガネの男たちに捕らわれたシータ(声:横沢啓子)が乗っていた。

ドーラ(声:初井言榮)はシータが乗っているのを確認すると、飛行客船に乗り移り、シータをさらいにシータの客室に急いで移動する。

この混乱に乗じてシータは無線に夢中のムスカを瓶で殴り、気絶させて飛行石をムスカの懐から取り戻し、窓から飛行客船の外へ出る。

シータがいた客室のドアをぶち破ったドーラ達は、シータを探すが部屋にはいず、窓の外を探すとシータはすでに飛行船の外にいた。

シータを掴まえようとするが、シータは飛行客船の外壁に捕まって隣の部屋へ向かって逃げるのだ。しかし、ドーラ一家の一味が隣の部屋にはいってきた瞬間、シータは足をすべらせて、飛行客船から落ちるのである。

そして、「天空のラピュタ」のプロローグが始まり、嘗てのラピュタの飛行船団と思われる情景が映し出される。

また、風の女神と思われるものが絶えず口から風を吹いていて、産業革命の黎明期と思われるこの作品の舞台の様をも映し出すのだ。

ラピュタ族は繁栄を極めていたが、嵐の後、地上に降りる。そして、プロローグは終わり、空中を落下していたシータへと場面は移る。

飛行石の奇跡

落下するシータの首にかけていた飛行石が輝き、シータはふんわりと浮き上がるように横になり、ゆっくりと落下するのであった

場面は、残業で夜食を買うパズー(声:田中真弓)に移り、夜食を買ったパズーは働きに戻るのである。その途中、空中に光を見つけ、パズーは光の元へ走り出す。

それが少女だとわかるとパズーは少女を抱きかかえるために少女のところに駆け寄る。パズーの腕にシータが乗ると飛行石は次第に輝きを失い、やがて光が消えるのだ。

すると、突然、シータの全体重がパズーの腕にのしかかり、パズーは必死にシータを持ち上げるが、その時、親方のダッフィー(声:糸博)から何をしているのか、と怒鳴り声が聞こえ、パズーはシータをその場に寝かせて仕事場に駆け戻る。

パズーは親方に女の子のことをいおうとするが、その度にボイラーから蒸気が噴出し、パルムを占めるのに親方ともどもパズーも追われるのだ。

と、そこで、ベルが鳴り、それは地下の人がエレベーターで地上に戻ってくるサインなのであった。親方は手が離せず、バズーがエレベーターを操ることに。

一度はエレベーターを操りたかったパズーはエレベーターを操作し、地上へと引き上げるのである。そこで、親方が「ブレーキ」と怒鳴って、慌ててブレーキをかけるパズー。

エレベーターはうまい具合に止まり、地下に降りていた人たちが掘り出した石を携えてエレベーターから降りるのであった。

石は求めていたものと違い、くず石だったので今日の作業は終わりになるのである。親方はボイラーから蒸気を抜き、パズーにオイルを差して置くようにと言い残し、帰っていった。

翌朝、パズーが目を覚ますと、シータはパズーがいつも寝ているベッドですやすや眠っている。パズーは日課は塔の上に上り、鳩を放し、そして、トランペットを吹くのであった。

トランペットの音で目覚めたシータは、パズーのもとに行くが、屋根から顔を出した瞬間、鳩が飛んできて、驚くのである。そこへパズーが駆け寄り、名を名乗り、鳩の餌をシータに手渡し、鳩の群れがシータの手で餌をついばむ。

シータも自分の名を名乗り、パズーはシータが普通の女の子であることに安心するのである。シータは飛行客船から落ちてからのことを全く覚えていなかった。

パズーはシータから飛行石のネックレスを借りて、飛べると思い、屋根から飛び降りるのであったが、そのまま落ちて、レンガの床に穴をあけて地下に落ちてしまう。

すぐに駆け寄るシータもパズーがあけた穴からパズーの上に落ちる。しかし、パズーはけがもなく、朝飯の用意に取り掛かる。

シータは壁にかかっていたラピュタの写真に目が奪われる。中々来ないシータを見に来たパズーはその写真がパズーの父親がとった空に浮く伝説の島「ラピュタ」であることを説明する

パズーは父親が詐欺師扱いで死んでしまったことを話すと、その時、ドーラ一家が乗るオートモービルがやってきて、それが、シータを狙っていることをシータに教えられ、パズーは、シータに変装をさせて、二人で家から飛び出す。

そこで、パズーに女の子を見かけなかったかと、ドーラ一家の一人に話しかけられるが、パズーは憎まれ口をたたき、その場をやり過ごすのであった。

一方、親方のところにもドーラ一家の一味がいて、女の子を見かけなかったかと尋ねているのだ。

そこにパズーとシータが走ってやってくるのであるが、途中、シータはつまづき、帽子が飛んで、シータであることがばれてしまう。

シータを捕まえようとドーラ一家の一味はシータに飛び掛かるが、パズーとシータはそれをすり抜け、親方のもとに走る。

親方のおかみさん(声:鷲尾真知子)に家に引っ張り込まれ、裏口から逃げるようにと諭されるのだ。

しかし、ドーラはそれを見逃さず、パズーとシータをオートモービルで追うのであった。途中、親方たちと殴り合いしているドーラの息子たちを乗せてシータとパズーをドーラは猛スピードで追うのであった。

パズーとシータは線路に出て、ちょうど通りかかった軽便鉄道に乗り移り、逃げるのであるが、ドーラは執拗に追ってきて、線路上をオートモービルを走らせるのだ。

どんなに石炭を減らしても軽便鉄道よりも早いオートモービルに追いつかれてしまい、パズーは、軽便鉄道の貨車を切り離し、オートモービルを妨害させようとするが、そんなことはお構いなしに、ドーラは軽便鉄道の機関部に貨車を押し付けるのである。

そこで、パズーは貨車のブレーキをかけ、ドーラから逃れるのであった。すると、前から、軍の装甲列車が来て、パズーは軍に助けを求めるが、装甲列車から降りてきた黒メガネの男を見たシータは逃げ出す。

ドーラ一家も追ってきて逃げ道を探すシータ。追い込まれて複線を逃げるシータを追いかけるパズーは、軍の砲撃を受けてもなお追ってくるドーラ一家から線路の上を逃げる。しかし、ドーラ一家に追いつかれるところを間一髪、木組みの線路の土台につかまり逃れるが、軍の砲撃で、木組みの土台は崩れてしまう。

必死でシータを抱きかかえて木組みに片手で捕まっていたパズーであったが、力尽きて、手が離れて落ちるのだ。

ドーラが「見ておきな」、という中、またもや飛行石が輝き、パズーとシータは宙をふんわりと浮き上がるようにゆっくりと落下するのであった

それを見ていたドーラは何としても欲しいと軍からの砲撃をかいくぐり逃げるのである。一方、パズーとシータは坑道の穴の底まで降りてゆき、そこで、食事をとるのだ。

シータの故郷や黒メガネの男たちにさらわれたことをシータに聞いていた時に、人の気配がした。それは、ポムじいさん(声:常田富士男)だった。ポムじいさんは岩たちが騒いでいるというのである。

にわかに信じがたいパズーとシータであったが、ポムじいさんがランプの灯を消すと岩が輝き出し、まるで夜空のような綺麗に光る。

ポムじいさんが石を金づちで割ってみせると割れたところが一瞬輝くのだ。それは飛行石が少しだけ含まれているからとポムじいさんは教える。

すると、シータが自分の飛行石のネックレスを服の中から取り出すと輝いているのであった。その輝きは非常に強く、ポムじいさんには堪えられないものだった。

ポムじいさんは嘗てラピュタ族が飛行石の結晶を抽出できる技を持っていたといい、パズーはラピュタが存在すると嬉々とするのだ。

ポムじいさんはシータに飛行石は悪いことももたらすといい、注意するようにといい残して、パズーとシータを地上へ抜ける穴へと導く。

地上に出たパズーとシータ。シータはパズーにもう一つの名前があって、それは「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」であるとパズーに告げた。

そこへ軍の飛行機がやってきて、パズーとシータは捕らわれてしまうのだ。場面は、軍の要塞。そこに囚われたパズーは何とか幽閉されているところから脱出しようと試み、一方、シータはパズーのことが心配でならないのである。

ムスカがシータに協力すればパズーを自由の身にするといい、シータは幽閉されていた部屋から出されるとシータがムスカといて、もうラピュタのことは忘れてというのであった。

それきりシータはいうとパズーのもとを去るのである。パズーは信じられなかったが、ムスカに諭されて、渋々、軍の要塞から帰路につく。

我が家につくや否やパズーはパズーの家を占領していたドーラ一家に捕まり、柱に縛り付けられる。

豪勢な食事を豪快に食べているドーラ。パズーは持っていた金貨を見つけられて、それっぼっちの金で娘を売り渡したのかと、ドーラに責められたパズーは違うというが、それ以上は反論できずにいると、ベルが鳴り、ドーラが軍の無線を傍受する。

飛行戦艦ゴリアテを呼び寄せると知ったドーラは急いでシータをさらいに行くのであった。その時に、パズーは、一緒に連れて行ってといい、ドーラはシータがパズーならばいうことを聞くかもしれないとパズーも一緒に連れてゆくことにする。

シータはといえば、要塞に収納されているロボットを見せられ、その胸の紋章が飛行石の紋章と同じなのにびっくりするのだ。

ムスカがこのロボットが空から降ってこなければ誰もラピュタを信じなかったといい、シータにラピュタが甦る呪文を思い出せと詰め寄るのである。

そんな中、シータがおばあさんに教わった呪文を何気なく口ずさむと、飛行石が強烈な光を発し、風が巻き起こるのだ

ロボットの目覚め

そして、完全に壊れてしまっていたと思われた収納されていたロボットが動き出す。ロボットはシータ目指して動き出したのである。

ロボットは物凄い破壊力で、ずんずんとシータのもとへと進んでゆき、シータを見つけると飛ぶのであった。

逃げるシータ。それでも追うロボットは、塔の上に逃げたシータを見つけると、丁寧にあいさつをし、手を差し伸べようとしたときに、信管を抜いた砲弾が命中し、倒れてしまうのだ。

その前に、シータが塔の上に出ると飛行石は輝き、光がまとまってある一点の方向を指し示すのである。それを見たムスカはそれがラピュタのある所を指し示していると分かり、嬉々とするのであった。

と、砲撃の衝撃で気絶したシータは、兵士らによって小突かれる。飛行石はロボットに砲弾が当たった拍子にシータのもとから離れてしまう。

しかし、ロボットは破壊されてはおらず、ビーム光線を発し、兵士たちを攻撃するのであった。そして、砲台を次々と破壊し、要塞は火の海になる

そこにドーラたちはやっと要塞が見えるところにやってきて、火の海の要塞を見て、びっくりするのであった。

ロボットはシータを抱きかかえて攻撃をしていたのである。その時に、目覚めたシータはロボットに「やめて」と頭にしがみつき、ロボットの攻撃をやめさせるのだ。

ところが、ゴリアテが動き出したので、ドーラは一旦、退こうとするが、パズーがシータを見つけて、イチかバチかでドーラの乗るフラップター一機で要塞に突撃する。そのほかのフラップターはドーラの援護をするように命令するのだ。

その時にドーラとパズーがシータのそばまで飛んでくるが近づけずにいる。シータに放してといわれたロボットは、シータをつかむと、塔の端に丁重に置いたときにゴリアテからの砲弾が貫通し、燃え上がるのだ

それでもロボットはシータを愛おしそうに手を差し伸べるのであった。ゴリアテからの弾幕を避けてドーラはフラップターを操縦するが、爆風で飛び散ったレンガのかけらがドーラの顔に当たり気絶してしまう。

何とかパズーが操縦かんを握り海面すれすれでフラップターをはばたかせる。と、途中で、ドーラが目覚め、操縦かんを握り、抜群の操縦を見せるのだ。

「ラストチャンスだよ」とドーラがいうと、パズーはフラップターからぶら下がり、シータを抱きかかえる。

ほかのフラップターが煙幕を張りながら、ドーラたちは要塞から離れるのであった。パズーの肩でなくシータ。ロボットのことがよほどショックだったシータは、しかし、パズーとともにタイガーモス号に乗せてくださいとドーラに頼むのである。

パズーとシータが海賊船に乗る

ドーラは、動機が不純といいながらもパズーとシータをタイガーモス号に乗せることにする。それを聞いた、ドーラの息子たちは、うれしくてしょうがないのである。

フラップーターが羽を折りたたんで母船のタイガーモス号に収納されると、シータは着替えて料理番として、パズーはじっちゃんことハラ・モトロ(声:槐柳二)の助手としてエンジンルームで働くのであった。

しばらくするとシータが料理を作っているところに次々と料理を手伝おうかと男たちがやってくるのだ。いつしか、炊事部屋は男たちでいっぱいになるのである。

その前にシータはドーラに飛行石の光が差した方向が東であると教えるのだ。ドーラは貿易風に乗ればゴリアテに追いつけるとそろばんの計算ではじき出し、クルーを鼓舞して出発するのであった。

物凄い勢いでシータが作った料理を食べるパズーを含めた男たち。シータが「お代わりありますよ」というと、皆が「お代わり」と皿を差し出すのだ。

ドーラはじっちゃんとチェスをしながら、じっちゃんに「ドーラも変わったもんだ」としみじみといわれるのだ。

夜、パズーが寝ていると見張りの交代として起こされる。そして、パズーは、船外のてっぺんでの見張りにつくのだ。そこにシータがやってくる。

パズーとシータはラピュタについて話すが、ドーラは伝令管を開いて聞いている。シータはラピュタを見るのが怖いと話すのであった。

と、その時、パズーがタイガーモス号の真下の雲の中に巨大な飛行船の影を見つけ、「ゴリアテだ」と大声で伝令するのだ。

このときは、すぐに雲にタイガーモス号は隠れて難を逃れた。パズーとシータがいる見張り台は凧になり、パズーとシータは凧に乗って雲から出て、見張りを続けるのである。

朝になり、タイガーモス号の進んでいる方向が違っていることに気づき、修正しようとするのであるが、巨大な雲を要する低気圧に呑み込まれようとしているのだあった。

竜の巣

運が悪いことに、そんなときにゴリアテが現れ、攻撃を受けるのである。巨大な雲の塊が「竜の巣」と呼ばれるもので、パズーの父親は竜の巣の中でラピュタを見、帰ってきたとの言葉でドーラは竜の巣に突っ込む覚悟を決める。

ゴリアテからの攻撃は執拗で、タイガーモス号も破壊され、パズーとシータが乗っている凧のワイヤーの取り付けてあるところも砲撃を受け、凧はタイガーモス号から解き放たれるのだ。

パズーは「行くよ」とシータにいい、竜の巣に飛び込むのであった。竜の巣の中では雷が渦巻き、パズーは雷に打たれる。

と、その時にパズーの父親の幻影が現れ、ついて来いといっているように見え、パズーはその幻影の後をついてゆくと、それは雷の中を抜ける航路だったのである。

ラピュタ上陸

そして、雲から抜けたパズーとシータはとうとう、ラピュタに上陸するのであった。しばらくして、目が覚めたパズーはシータを起こし、シータを抱きかかえて、喜びを表すのである。

と、そこへ、園丁のロボットがやってきて凧を持ち上げて、置きなおすのだ。それは、凧がキタキの巣の真上に落ちたからなのであった。

パズーとシータは園丁のロボットの後をついてゆくと、空は晴れていて、様子が違っていた。ラピュタの内部は巨大な植物が密生した場所に変わっていて、やがてパズーとシータは巨大な巨大な巨木の前に出る。

そこにはお墓があり、花が添えられているのであった。園丁のロボットが立っていたが、それはすでに遠い昔に壊れてしまったロボットなのであった。

そして、園丁のロボットが花を摘んできてくれて、お墓に花を供えるのであった。と、その時、どこかで爆発音が聞こえたのである。

パズーとシータは爆発音のほうへと駆け出し、途中、兵士が略奪の限りをしているのを見、そして、ドーラ一味が皆、捕まっているのを見るのだ。

パズーとシータはドーラ等を助けようとドーラたちのもとへと木の根などを伝わりながら行くのである。

途中、パズーが崩れ行く柱を何とか上っていると、ムスカらが現れて、パズーはムスカらに見つかってしまうのだ。

ムスカらにシータは飛び込み、パズーを助けるのであった。が、シータはムスカにつかまってしまう。

パズーは何とか逃げおおせ、ドーラのもとにやってきて、ドーラの縄を切り、ナイフを渡す。シータを助けに行くとドーラに告げるとドーラに「持ってゆけ」ところ携帯大砲と玉二発を渡される。

一方、ムスカとシータはラピュタの内部へとどんどんと入り込んでゆく。途中、巨大に飛行石の結晶を見つけ、また、黒い石板を見つけ、ムスカはそこに書いてあることが分かると大喜びする。

やがて、兵士らにムスカの声が響き渡るのである。ある部屋に追い込まれてた兵士らは、そこでムスカとシータのホログラムを見る。

ムスカはラピュタのすごさを見せるために、強力な強力なビームを海に発射し、その破壊力を見せつけるのであった

「素晴らしい、ムスカ君」とモウロ将軍(声:永井一郎)がいいながら、ムスカのホログラムをピストルで撃つが、それはむなしいだけなのであった。

「みんな逃げて!」とシータがムスカの手を顎で押さえつけながらいう間もなく、兵士らがいた部屋の底が抜け、モウロ将軍らなど、多くの兵士が落ちてゆくのであった。

残った兵士はゴリアテに乗り移るが、兵士ロボットが動き出す。

一方、パズーは、何とかラピュタ内部に潜り込もうと奮闘するが、その糸口がない。やがて、ゴリアテからの砲撃の爆風で吹き飛ばされたパズーは、ロボット発射口にたどり着く。

しかし、兵士ロボットは次々と投下され、パズーは間一髪、それを避けて、ロボット発射口を駆け上がり、ラピュタ内部に入り込むのだ。ゴリアテはロボットによってあえなく撃沈する。

シータはムスカから飛行石を奪い、逃げ惑う。その時に、パズーの声を聞き、パズーに飛行石を渡し、「海に捨てて」と言い残し、ムスカから逃げるのであった。

パズーはムスカにピストルで飛行用のゴーグルを撃たれ、弾き飛ばされるのだ。ムスカはシータを追いかける。逃げるシータ。しかし、ムスカについに追いつめられるのであった。

シータはムスカにピストルで撃たれて、おさげの髪を撃ち抜かれるのである。

と、そこへ、パズーが現れる。シータと話がしたいといい、「3分間やる」とムスカがいい、パズーとシータは抱き合う。

破壊の呪文「バルス」

そして、パズーは破壊のおまじないをいおうと切り出す。それに納得したシータ。パズーは携帯大砲を投げ捨て、そして、破壊の呪文をシータとともに唱える。

「バルス」。すると、飛行石は強烈な光を発し、ラピュタを司っていた飛行石が急激に上昇をはじめ、ラピュタが崩壊を始めるのであった

飛行石の輝きで目が見えなくなったムスカはラピュタの崩壊とともに姿を消す。パズーは気が付くと木の根の上に横たわっていたことに気づく。シータを起こし、木の根が助けてくれたというのだ。

凧を見つけ、パズーとシータはラピュタの残骸から飛び出すのである。それ以前にフラップターで崩壊するラピュタから脱出していたドーラ一家。

木の根の間に巨大な飛行石を見つけ、ドーラはそれを追おうとするが、フラップターは人数オーバーで上昇できず、追うことができない

と、そこに凧が見え、パズーとシータが助かったことをドーラ一家は喜ぶのであった。

ドーラ一家との再会

フラップターに凧が付くと、シータはドーラに抱き着く。力いっぱいシータを抱きしめるドーラ。「おばさま、痛い」というシータを一旦離し、懐から宝石を取り出すのであった。

これっぽっちしか取れなかったといいながら、ドーラ一家は掠め取った宝石の数々を見せるのである。

やがてドーラ一家との別れの時。パズーとシータはドーラ一家と別れ、そして、宙に浮く巨木の根が四方八方に広がったラピュタの残骸の映像で、この作品が終わりを迎えるのだ。

「天空の城ラピュタ」の感想とまとめ

「天空の城ラピュタ」は宮崎駿監督が意図した通り、ハラハラドキドキの大人が見て堪え得る冒険活劇に仕上がっています。最初のドーラ一家の登場のシーで、何かが始まるというわくわく感が素晴らしいです。

海賊のドーラ一家とムスカ等に追われるシータは、どこかはかなげでありながらもパズーに出会うことで勇気をもらい、自分に定められた運命と戦います。

飛行石というアイデアは、空を飛ぶ描写が大好きと思われる宮崎駿監督ならではの発想で、とても興味深いです。

また、飛行船の形も様々あり、それは宮崎駿監督ならではのもので、独創性があります。この作品がスタジオジブリの第一作目ということもあり、興行的に成功した宮崎駿監督作品の「風の谷のナウシカ」に登場したキツネリスなどが再びこの作品にも登場していたりしています。

何といってもドーラという女性のキャラクターがこの作品を支えていて、その豪放磊落なふるまいは、男勝りで、度胸満点です。

ドーラというキャラクターが登場していなければ、この作品の面白みは半減してしまったことでしょう。

それだけ、ドーラは強烈で、「風の谷のナウシカ」のナウシカの年を重ねた姿がドーラなのではないかと思わせるほどにドーラは映画の中でいつも生き生きとしているのです。

また、空に浮かぶ島「ラピュタ」という発想もとても興味深く、これぞ宮崎駿監督アニメの神髄ではないかと思います。

また、ロボットの描写が独特で、これも宮崎駿監督の発想が冴え渡る特別印象深い場面です。

地上に落下したロボットがシータの呪文で甦り、軍の要塞を破壊し尽くす場面は迫力満点で、観る者に強烈な印象を残します。

そして、パズーという少年の存在がこの作品を本物の冒険活劇にしているのです。シータを何かにつけて助けるパズーは、時に大人の顔を見せ、この作品で大活躍です。

パズーの大活躍なくしてこの作品は成り立たず、主人公としてそのキャラクターは際立っています。

それにしても、まったく飽きさせないストーリー展開は白眉です。シータがムスカに捕らわれたり、パズーに助けられたりと、シータの立ち位置がころころ変わることで、この作品の緊張感はずっと保っているのです。

ラストの破壊の呪文「バルス」はすでに何度もテレビ放映されていることで、とても有名ですが、それだけ、ラピュタが崩壊するシーンは誰の頭にも焼き付いて離れないのだと思います。

それは宮崎駿監督の手腕のすばらしさに尽きるといえ、こんなに見終わって心晴れやかになるアニメ作品も珍しいといえます。とにかく、「天空の城ラピュタ」は面白いの一言に尽きます。

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