映画「ワイルド・スピード MEGA MAX」のあらすじとネタバレ!無料動画の視聴方法もご紹介

「ワイルドスピードMEGA MAX」は今やカーアクション作品としては破格の大ヒットを続ける『ワイルド・スピード』シリーズの作品。
今回はシリーズ第5作となり、これまでの歴代作品とはスケールもアクションも段違いに進化を遂げた『ワイルド・スピード MEGA MAX』についてのあらすじとネタバレと動画を無料視聴する方法をご紹介します。

ワイルドスピード MEGA MAXを無料視聴する

ワイルドスピード MEGA MAXを無料視聴したい方はこちらの記事を参考にしてください。

『ワイルド・スピード MEGA MAX』の作品情報

タイトル:ワイルド・スピード MEGA MAX
原題:Fast Five
監督:ジャスティン・リン
脚本:クリス・モーガン
製作:ヴィン・ディーゼル/ニール・H・モーリッツ/マイケル・フォトレル
公開:2011年4月29日(アメリカ)、2011年10月1日(日本)
出演:ヴィン・ディーゼル/ポール・ウォーカー/ジョーダナ・ブリュースター/タイリース・ギブソン/クリス・”リュダクリス”・ブリッジス/サン・カン/ガル・ガドット/マット・シュルツ/テゴ・カルデロン/ドン・オマール/エルサ・パタキー/ホアキン・デ・アルメイダ/ドウェイン・ジョンソン など

監督は第3作『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』よりシリーズの舵取りを担ってきているジャスティン・リン。
脚本は『TOKYO DRIFT』からシリーズを担うクリス・モーガンが担当、主演のヴィン・ディーゼルは前作『ワイルド・スピードMAX』に引き続きプロデューサーも兼任してシリーズを牽引しています。
なお、本作より製作費は遂に1億ドルの大台となっています。

『ワイルド・スピード MEGA MAX』のキャスト

ダブル主演のヴィン・ディーゼルやポール・ウォーカーらレギュラー陣はもとより、『ワイルド・スピードX2』以来の出演となるタイリース・ギブソンとクリス・”リュダクリス”・ブリッジス、前作『ワイルド・スピードMAX』から参加したガル・ガドットらが正式にレギュラーに加わり、本作より“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンが満を持しての参戦となっています。

『ワイルド・スピード MEGA MAX』のあらすじ・ネタバレ

ドミニク救出作戦

映画は『ワイルド・スピードMAX』の直後から始まる。

麻薬王ブラガを倒したドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)は懲役25年の判決を受け、これから刑務所に護送されるところなのだ。
ドミニクの乗った護送車を3台の車が襲ったのである。

車を駆るのはブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)、ドミニクの妹でブライアンの恋人ミア(ジョーダナ・ブリュースター)らファミリーだった。
3台は巧みなテクニックで護送車を翻弄、横転させるとドミニクを救出して走り去ったのだ。

ドミニク以外の囚人は全員逮捕され、その大胆な逃亡劇はマスコミの注目するところとなった。
ドミニクとブライアン、ミアは指名手配となり、そのまま行方をくらましていった・・・。

仲間との再会

ブラジル・リオデジャネイロに逃れたブライアンとミアはドミニクとは別行動を取り、この地に潜伏していたドミニクのかつての仲間ヴィンセント(マット・シュルツ、第1作『ワイルド・スピード』以来の登場)と再会を果たしたのだ。
ヴィンセントは現地で出逢った妻ローザ(ジェアマリー・オソリオ)や幼い息子の待つ隠れ家に二人を招き、人手が足りないとして麻薬取締局(DEA)が押収した高級車を奪う仕事を持ち掛けたのである。

高速鉄道に乗ったブライアンとミアは車掌からカードキーを盗み、後部車両に載せられている2台の高級スポーツカーを発見するのだった。
ヴィンセントと仲間たち、そして彼らに合流したドミニクはトラックで列車を追い、壁を焼き切るとまず1台をトラック経由で降ろし、ヴィンセントが運転して走り去ったのだ。

続いてはミアがもう1台を任されて車両から脱出、しかしミアは予定のコースとは反対方向へと走り去っていったのである。
仲間たちがドミニクを問い詰めるなか、車強盗がDEA捜査官にバレてしまい、ブライアンはトラックに飛び乗って脱出を図るも仲間と揉み合いになっているうちに列車に激突してしまうのだった。

ブライアンはトラックにぶら下がったまま、あともう少しで目の前の橋に衝突しそうになったその時、もう1台積まれていた車を奪ったドミニクがブライアンを救出したが、車は勢い余って崖下の川へと転落していったのだ。

裏社会の大物レイエス

川から這い上がったドミニクとブライアンは武装集団に取り囲まれ、裏社会の大物エルナン・レイエス(ジョアキム・デ・アルメイダ)の前に連行された。
両手を縛り上げられた二人に、レイエスはミアが奪った車の在り処を吐くよう迫り、さもなくばミアに危害を加えると脅したのである。

レイエスが去った後、ドミニクとブライアンは見張りの部下らを殴り倒して脱出、貧民街の一角で車とともに潜伏していたミアと合流した。
その頃、ニュースでは列車の一件でDEA捜査官が3名殺害されたと報じられているのだった。

犯行はドミニクらの仕業になっており、ドミニクは奪った車に何か手掛かりが隠されているとして早速調べてみることにしたのだ。

ルーク・ホブス捜査官

ドミニクとブライアンを逮捕するため、アメリカから外交保安部(DSS)のルーク・ホブス捜査官(ドゥエイン・ジョンソン)率いるチームが夜のリオデジャネイロに降り立った。
ホブスは現地警察に通訳として新人の女性警官エレナ・ネベス(エルサ・パタキー)を指名、自分たちの捜査に一切の介入も詮索もしないよう要請したのである。

その頃、ドミニクとブライアンが車を分解していたところにヴィンセントが現れ、ブライアンはてっきり彼が裏切ったものだとして一触即発の事態に陥っていた。
一方、表の顔の実業家としてビジネスを展開していたレイエスは、車の在り処が見つかったとの報告を受けたのだった。

ヴィンセントは車に隠されていたコンピューターを持ち出そうとしたが、ドミニクはミアが仲間の裏切りで襲われたことをなじって追い出したのである。

列車を捜索したホブスはエレナからなぜ自分を指名したのかと問われ、警察官だった彼女の婚約者が亡くなったことをきっかけに自らも警察官になることを決意した彼女の眼差しを上げたのだ。
その後、部下の報告により、車は貧民街にあることを突き止めたのだった。

レイエスの裏金

ブライアンはカーナビをパソコン代わりにしてチップを分析、その中身はレイエスが密かに動かしている裏金の流れであることを突き止めた。
その総額は何と1億ドルである。

しかし、ドミニクらのアジト周辺をホブスのチームが包囲していた。
ところが、ドミニクらは別方向から現れたレイエスの部下ジジ(マイケル・アービー)らの襲撃を受け、屋根伝いに逃げるドミニクはホブスからも追われてしまうが、ホブスがジジ一味と拳を交えている隙に逃げようとしたところをエレナに見つかってしまったのだった。

しかし、ドミニクはジジ一味の銃撃からエレナを守り、その隙に逃げ出すのだが、エレナはドミニクが落としていったレティの形見のネックレスを拾ったのだ。

何とか人気のない川まで逃げ延びたドミニクら三人は二手に分かれようとするが、その場でミアはブライアンとの子を身籠っていることを明かし、ドミニクは二人を祝福するとともに守り抜くことを誓ったのである。

ホブスのチームはドミニクのアジトで解体された車を発見、取調べしている間に、エレナはドミニクとブライアンが捜査官を殺したとはとても思えないことを進言するが、ホブスは「候補者を虱潰しに調べていくだけだ」と意にも介さず、しかし一方で名前の浮上してきたレイエスについても調べ上げるよう部下に命じたのだった。

ホブスは、車から取り外されたものについて興味を示した。

ドミニク・ファミリー集結

別のアジトに潜伏したドミニクとブライアンはミアを守るため、そして犯罪から足を洗って自由を掴み取るため、レイエスの裏金1億ドル全てを奪うことを決意したのだ。

ドミニクらはこれまで出会ってきた仲間たちを呼び寄せることにした。

とある街に潜伏していたハン(サン・カン、『X3 TOKYO DRIFT』『MAX』に登場)。
ブライアンの幼馴染であるローマン・ピアース(タイリース・ギブソン、『X2』に登場)、ブライアンがマイアミ時代に世話になったテズ・パーカー(クリス・”リュダクリス”・ブリッジス、『X2』に登場)。
ドミニクの仲間であるテゴ・レオ(テゴ・カルデロン、『MAX』に登場)とリコ・サントス(ドン・オマール、『MAX』に登場)。
バイクで颯爽と現れたジゼル・ヤシャール(ガル・ガドット、『MAX』に登場)。

それぞれ初対面の者もいるなか、ドミニクは集結した“ファミリー”に計画の概要を説明するのである。

レイエスの裏金はリオ市内各地に分散されており、ドミニクらはその全てを奪うつもりだった。
奪った金は均等に山分け(一人頭1100万ドル)とあっては誰も断る者などいなかったのだ。

裏金の在り処

ドミニク・ファミリーは手始めにレイエスの集金の拠点のひとつを襲撃、あえて札束を奪わずに油をかけて燃やし、このことをレイエスに報告するよう挑発したのである。

その頃、ホブスのチームは解体された車を元通りに組み立てていたが、カーナビがエラーを起こしたことからホブスはチップが抜かれたことに気付いたのだった。
そこに、レイエスの拠点が襲われたとの通報があり、ホブスはファミリーの仕業だと感づいたのだ。

レイエスは報告に来た部下を鈍器で殴り殺すと、ジジに対して1時間以内に全ての裏金を安全な場所へ移すよう命じたのである。
ファミリーは分担して金の流れを追い、何と警察署に集積されているのを突き止めたのだった。

レイエスは警察の上層部を買収しており、裏金は署内の巨大金庫に集約しているのだ。
金庫はレイエスの指紋認証でしか開かない構造になっている。

他のファミリーたちが及び腰のなか、ドミニクは予定通りに計画を進めることにしたのである。

ホブスのチームはファミリーが集結したことに「これは事が大きくなりそうだな」と身構えるのだった。

金庫を狙え!

ドミニク・ファミリーは警察署の設計図を入手、まずは署内の構造を探ることにした。

ローマンはブライアンの身分証明書を利用してFBI捜査官に扮し、署内に段ボール箱を運び入れたのだ。
段ボール箱の中にはテズが仕込んだカメラ付きのラジコンカーがあり、テズとブライアン、ローマンは署内を嗅ぎ回って金庫の位置と構造を特定したのだった。

次にリコとテゴは署内の配管所に潜入、トイレの配管を破壊すると修理屋に扮して署内に入り込み、トイレの壁を壊して中の配線からファミリーのもとに監視カメラの映像を転送したのである。

続いてドミニクとブライアンは監視カメラを翻弄できるだけの速さを誇る車を入手するために地元のストリートレースの会場に向かい、ポルシェ乗りの男に目をつけるとドミニクの愛車ダッジ・チャージャーを賭けての勝負を挑み、まんまとポルシェを入手することに成功したのだ。
しかしそれでもテスト走行で同型の監視カメラの追跡を振り切ることはできず、巧みなドライビングテクニックを持つジゼルの日産・フェアレディZでもあと一歩監視をかわすことはできなかったのだった。

今度はハンが署内の金庫と同型のものを調達、ジゼルとハンはレイエスがバカンスに訪れたビーチに潜入(この時の会話でジゼルもハンも元軍人だったことが明らかになる)、ジゼルはビキニ姿になるとレイエスを誘惑、まんまと指紋を採取することに成功したのである。

しかし、警察のデータベースをハッキングしていたミアはファミリー全員がお尋ね者になったことを知り、しかも自分たちを追っているホブスはブライアン曰く「頑固者で、絶対に失敗しない」厄介な人物であることを知るのだった。

ドミニクとエレナ

ドミニクのダッジ・チャージャーを発見したホブスのチームはファミリーが参加するパーティー会場に急行したが、ドミニクは「ここはブラジルだ。アメリカに帰ってお寝んねでもしてな」と挑発、ホブスたちは出直しを誓ってその場から撤退していったのだ。
その間にテズはホブスらの車にGPSを取り付け、ドミニクはエレナの家に侵入してレティのネックレスを取り戻したのである。

立ち去ろうとするドミニクに、エレナはドミニクが捜査官殺しの真犯人ではないことを信じていると伝え、ホブスが必ず逮捕しに来るから逃げるよう促した。
ドミニクは去り際に、エレナの恋人が殺害されていたことを知るのだった。

ファミリーは監視カメラを振り切るため、ハンのスバル・インプレッサを試してみてもどうしてもうまくいかずにいた。
そこでドミニクらは警察の駐車場に侵入し、ダッジ・チャージャーのパトカーを4台も盗み出すことに成功したのである。

帰り際、ドミニク・ブライアン・ローマン・ハンは奪ったパトカーでお遊びのゼロヨン対決に興じ、ブライアンが勝利したのだ。

翌日、ミアは市場で買い出しをしているとジジらに襲撃されそうになり、間一髪でヴィンセントに助けられた。
これによりヴィンセントも改めてファミリーとして認められ、ファミリーは前途を祝して車庫内でバーベキューを楽しむのだった。

テズは自動車整備工場を開く夢を語り、ハンとジゼルは互いに惹かれ合っていった。
ローマンとテズはミアの妊娠に驚き、ドミニクがブライアンのためにわざと勝たせたことを知ったのだ。

ドミニクは「金よりも大事なのは、ここにいる“ファミリー”だ」と乾杯の音頭を取ったのである。

まさかの共闘

遂に作戦当日を迎え、GPSによりホブスのチームが街の反対側にいることを確認したドミニクはファミリーに各自の配置につくよう指示を出した。
ところが、第1陣が出発した直後、ホブスのチームがファミリーのアジトを強襲、ドミニクはダッジ・チャージャーを破壊したホブスと激しい殴り合いになるのだった。

ドミニクとブライアン、ミア、ヴィンセントはホブスのチームに逮捕されてしまい、そのままアメリカに強制送還されそうになったところ、待ち伏せていたレイエス一味のロケットランチャーの攻撃を受け、激しい銃撃戦の末にホブスのチームはホブスとエレナを残して全滅してしまったのである。

負傷したホブスも殺されそうになったその時、エレナに手錠を外してもらったドミニクらが武器を手にホブスを助け、そのまま逃走するが、ヴィンセントはその際に流れ弾に当たり、ドミニクから名前をもらったという息子ニコを託して絶命してしまったのだ。

アジトに引き揚げたドミニクは「俺たちはいつまでもファミリーだ」とヴィンセントを弔い、ロスから離れるべきだとするファミリーやエレナを振り切って単身レイエスへの復讐に向かおうとした。
その時、ホブスが「俺にも協力させろ。あのろくでなし共を殺るまでだ」とドミニクに申し出、ドミニク・ファミリーとホブスは共通の仇であるレイエスを倒すため一時的に共闘することになるのだった。

作戦決行

レイエスは警察署の全警官を買収、金庫周辺の警備を強化したのである。
ブラジル警察の腐敗ぶりにも怒りを爆発させたホブスはエレナと共に特殊車両で警察署に突入して壁をぶち破り、ドミニクとブライアンは2台のダッジ・チャージャーと金庫をワイヤーで繋ぎ、強引に引っ張り出して逃走を開始したのだ。

ドミニクとブライアンはミアのナビゲートに従って警察の追っ手から逃げ続け、街やパトカーを破壊しながらリオ市街地でド派手なカーチェイスを繰り広げるのだった。

ローマンとハンは奪ったパトカーでドミニクたちを援護、レイエスのジジの運転する車で金庫の後を追った。
海に架かる大橋に追い詰められたドミニクは「お前は父親になる。だからミアと一緒に逃げろ」と告げるとブライアンのワイヤーを切り、装備していたニトロを使って車を急発進させ、1台で金庫を引っ張りながらパトカーの群れに突っ込んでいったのである。

ドミニクは金庫を使って巧みにパトカーを次々に潰していき、ドミニクは車から脱出するとレイエスの車に激突させたのだ。
戻って来たブライアンがジジを射殺、レイエスは駆け付けたホブスによって射殺されたのだった。

仲間の敵討ちを果たしたホブスはドミニクとブライアンに1日だけ猶予を与え、金庫を置いていかせたのだ。
ところが、ホブスが金庫を開けてみると、中身は空っぽだったのである。

実は逃走途中、テゴとリコ、そしてジゼルがトラックで密かに金庫をすり替えていた。
一杯食わされたホブスはエレナと共に苦笑いを浮かべるのだった。

本物の金庫はアジトに運ばれ、こうしてファミリーはまんまと1億ドルの強奪に成功したのだ。
ドミニクはヴィンセントの妻ローザと息子ニコに分け前を届けたのである。

手にした自由

大金を手にしたドミニク・ファミリーは世界各地へと散らばっていった。
テゴとリコはモナコのカジノで遊び、テズは念願の自動車整備工場を開き、ローマンは世界に4台しかない高級スポーツカーと女を手に入れたのだった(実はテズも同じ車を手に入れていた)。

恋人同士となったハンとジゼルはドイツのアウトバーンを駆け抜けながら、一緒に日本・東京へ行こうかと約束したのだ。

静かな浜辺で出産を待ちながら暮らすブライアンとミアのもとに、ドミニクがエレナを連れて訪れた。
ドミニクは警察を辞めたエレナとの交際をスタートさせていたのである。

ブライアンは自分の愛車である日産・R35型GT-Rとドミニクの愛車ダッジ・チャージャーとで本気のレースをしようかと持ち掛けるのだった。

生きていたあの人

ワシントンD.C.のDSS本部でデスクワークに打ち込んでいたホブスのもとに、連邦捜査官のモニカ・フエンテス(エヴァ・メンデス、『X2』以来の登場)が訪れてきた。

モニカはこの日の未明にベルリンで軍の物資が何者かに強奪されたと報告、ドミニクの仕業でないことを確認したホブスは「興味がない」と一蹴した。
ところが、モニカが渡した資料には、強奪犯グループの一味の中に死んだはずのレティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス)の姿が映っていたのだ。

モニカは「幽霊の存在を信じますか?」とホブスに問いかけたのである。
(『ワイルド・スピード EURO MISSION』に続く)

『ワイルド・スピード MEGA MAX』の感想とまとめ

『ワイルド・スピード』シリーズも開始10年目で遂に5作目へと突入、製作費もスケールもアクションも大幅にアップするとともに、これまでのストリートレースがメインだった展開から一歩脱皮して本格的なカー・クライム・アクション路線へと転換するきっかけとなりました。
ブラジル・リオデジャネイロで大々的なロケを敢行した本作は、全世界での興行収入も前作『ワイルド・スピードMAX』の2倍近くとなる6億ドルと当時のシリーズの最大のヒット作となり(ただし次回作『ワイルド・スピードEURO MISSION』は本作を上回るヒットとなり、シリーズ第7作『ワイルド・スピードSKY MISSION』では遂に10億ドルの大台を超えることになります)、いよいよ全世界的ヒットシリーズの仲間入りを果たすきっかけにもなりました。

二人の主人公、ドミニク・トレット(演:ヴィン・ディーゼル)とブライアン・オコナー(演:ポール・ウォーカー)がこれまでシリーズを通して出会ってきた仲間たちが本作で遂に一堂に会し、ここに今後のシリーズにとって最重要要素となる“ドミニク・ファミリー”が本格始動することになりました。これまでの豪華キャストを集められたのも前作『ワイルド・スピードMAX』からシリーズのプロデューサーも兼任しているヴィン・ディーゼルの手腕もあってのことでしょう。
そして本作の目玉のひとつとして、アメリカを代表するプロレスラーから芸能界に転身するなり今やハリウッドで最も稼ぐ俳優のひとりにまで昇りつめた“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンのシリーズ初参戦が実現、曲者揃いのドミニク・ファミリーに対して圧倒的な威圧感(と筋肉量)、しかしながら時折見せる人情味のある演技で本作を大いに盛り上げています。

本作ラストで一生使っても使い切れないほどの大金と自由を手に入れたドミニク・ファミリーですが、もちろんこれでシリーズは大団円を迎えるはずもなく(時系列的に本作はハンが壮絶な最期を遂げる第3作『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の前日譚にあたり、同作ラストでなぜドミニクが東京を訪れたのかも本作の時点では謎に包まれたままになっています)、また本作ラストでは前作『MAX』で死んだはずのドミニクの恋人レティが生きていたことも判明、ドミニクの新恋人となったエレナとの関係にも期待を持たせるラストとなりました。

次回作『EURO MISSON』では舞台もこれまでの北米・中南米・日本から遂にヨーロッパへと移り、そして『TOKYO DRIFT』へと繋がる衝撃のストーリーが展開されていくこととなります。

関連動画

ワイルドスピードのあらすじとネタバレ!無料動画を視聴する方法も紹介
ワイルドスピードX2のあらすじとネタバレ!無料動画を視聴する方法も紹介
ワイルドスピードX3のあらすじとネタバレ!無料動画を視聴する方法も紹介
ワイルドスピード MEGA MAXのあらすじとネタバレ!無料動画を視聴する方法も紹介
ワイルドスピード SKY MISSIONのあらすじとネタバレ!無料動画を視聴する方法も紹介

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)