2012年に公開された「ハンガー・ゲーム」の第2弾となるアクション映画で、主演は前作同様ジェニファー・ローレンスが担当しています。
第74回ハンガー・ゲームで優勝したカットニスとピーターは無事故郷に帰りますが、戦いのせいで心に大きな傷を負ったまま、ゲーム優勝者としてのイベントに連れ回されることになります。
そんなカットニスを奴隷地区では革命のシンボルと考える人間が出てきたことから、カットニスは独裁者スノーに命を狙われることになります。
こちらでは「ハンガー・ゲーム2」のネタバレあらすじをご紹介していきますの、結末まで知りたくないという方はご注意下さい。
Contents
ハンガー・ゲーム2の作品情報
タイトル:ハンガーゲーム2
原題:The Hunger Games: Catching Fire
監督:フランシス・ローレンス
脚本:サイモン・ボーファイ/マイケル・アーント
原作:スーザン・コリンズ「ハンガー・ゲーム2 燃え広がる炎」
製作:ニーナ・ジェイコブソン/ジョン・キリク
公開日:2013年11月22日(アメリカ)、2013年12月27日(日本)
出演者:ジェニファー・ローレンス/ジョシュ・ハッチャーソン/リアム・ヘムズワース/サム・クラフリン/ジェナ・マローン
監督には2007年公開のSF映画「アイ・アム・レジェンド」のフランシス・ローレンスが担当しています。
脚本には2008年公開映画「スラムドッグ$ミリオネア」のサイモン・ボーファイと2006年公開映画「リトル・ミス・サンシャイン」でアカデミー賞を受賞したマイケル・アーントが担当しています。
ハンガーゲーム2のキャスト
過去のハンガーゲームの優勝者で第7区出身ジョアンナ役に2005年公開映画「プライドと偏見」でリディア・ベネット役を演じたジェナ・マローン。
最年少でハンガーゲームの優勝を勝ち取ったフィニック役に2014年に切ない恋を描いた映画「あと1センチの恋」でアレックス役を熱演したサム・クラフリン。
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ハンガーゲーム2のあらすじ・ネタバレ
第74回ハンガーゲームで1人の優勝者のルールを破り、恋人と2人で勝ち残ったカットニスはパネム全体で絶大な人気を誇るアイドルのような存在になっていた。
しかしカットニスは生き残るためにピーターと恋人同士のフリをしていただけで、実際は幼なじみのゲイルを想い続けている。ゲイルもカットニスと同じ気持ちで、二人は森でひっそりと狩りを楽しみながら共に時間を過ごしていた。
注目の恋人
カットニスとピーターは、あれからずっと注目の恋人として世間の目にさらされていたが、今回はテレビ中継が入ることになる。乗り気ではないものの、久しぶりにスタイリストのシナに会えて喜ぶカットニス。
カットニスとピーターは勝者の村と呼ばれる、奴隷地区では比較的豊かな生活を送れる場所で真正面の家に暮らしていたものの、カットニスがピーターをさけていたため2人は殆ど言葉を交わしていなかった。
ピーターはそれを不満に思っていたが、カットニスは生き残るための作戦でピーターを好きなふりをしたため複雑な心境になっていた。
ゲイルと森で会った後、帰宅したカットニスをスノー大統領が待ち構えていた。驚くカットニスにスノーはカットニスのせいで反乱の兆しがあることを伝え、軽率な行動をとると大切なものは全てなくすことになると警告する。
スノーは監視カメラの映像でゲイルとカットニスの関係も知っていた。そしてかつて反乱を起こした第13区がどうなったのかをカットニスに話し脅しをかける。
凱旋パレード
カットニスは必死で芝居をし、テレビ中継でもピーターと愛し合うカップルを演じる。その後、凱旋パレードで全奴隷地区をまわり、最後はキャピトルでパーティーに出席する予定をこなさなければならなかった。
久しぶりにあったエフィは脳天気に凱旋パレードを楽しんでと言うが、カットニスは「人を殺しておいて?」と無神経ぶりに苛立ちをあらわにした。ピーターとは微妙な関係を続けていたものの、ピーターから友達になろうと言われカットニスも歩み寄ることにする。
凱旋パレードでカットニスがゲームの時に心を通わせたルーの出身地11区でスピーチを行うことになったとき、ルーの家族を前に思わず台本を無視して胸のうちを吐露してしまう。
すると老人がカットニスに向かって3本の指を立てる「尊敬」のポーズをとる。11区の他の住民たちも同じポーズをとり始めると治安部隊が老人を舞台上に引きずりあげて射殺してしまう。
驚いて取り乱すカットニスにヘイミッチは自分の影響力と置かれている状況を理解するように教える。
もう誰にも死んでほしくないカットニスはヘイミッチの助言どおり、台本から外れる行動と発言は一切行わないように注意し凱旋パレードを終える。
しかしカットニスを危険視していたスノーは11区でとったカットニスの行動を見てカットニスを殺そうと考えるようになっていた。
新たなゲームメーカー
カットニスとピーターは11区で起こったことや、スノーが直接脅しをかけてきたことから、偽装結婚することにして状況をおさめようと考える。
それを知った新しいゲームメーカーのプルタークは、結婚式の映像と奴隷地区の拷問映像を交互にテレビで流し、カットニスの人気を奪うことをスノーに提案する。
それによりカットニスを裏切り者として奴隷地区の人間たちが殺してくれるだろうと考えてのことだ。スノーはその提案に満足気に笑みを見せた。
しかし、治安部隊からゲイルがむち打ちにあうとカットニスは身をていしてゲイルを助け、ピーターやヘイミッチもあいだに入ってかばい合う。その映像の一部が流れてしまうと逆にカットニスへの人気は高まることになってしまった。
腹を立てるスノーはカットニスを暗殺すると言い出すが、プルタークはゲームで殺すほうが正当な理由を与えて殺せると話し、カットニスをもう一度「ハンガーゲーム」に出場させるようにスノーに話す。スノーはプルタークの案に乗ることに決めた。
第75回ハンガーゲーム
スノーはテレビで第75回ハンガーゲームを開催するにあたり特別イベントとして、過去の優勝者でゲームを開催することを発表する。
第12地区に女性の優勝者はカットニスしかいないため、カットニスは自動的にゲームに参加することになった。カットニスはヘイミッチの所へ行きピーターを助けるように懇願した。ヘイミッチはピーターが選ばれたら自分が志願するとカットニスに約束する。
選出の日、エフィは悲しみながらも12地区の代表としてカットニスの名前を読み上げる。そして男性の代表者はヘイミッチの名前がよばれるが、ピーターが志願して代表になってしまう。
勝ち残るための戦略
家族との別れの時間も与えられず、首都キャピトルに連れて行かれる2人にヘイミッチは誰かと同盟を組むようにアドバイスをする。カットニスはピーター以外は信用できないと言う。
カットニスとピーター以外にも大会開催に不満をもつ大勢の出場者がいたものの、カットニスとその協力者を殺したいスノーは大会を強行する。
本番当日、前回のようにスタイリスト・シナに付き添われて会場のカプセルの中に入るカットニスはシナに感謝を伝えた。しかしカットニスのカプセルが動き出すのと同時に、シナは入ってきた治安部隊により暴行を加えられ連行されてしまう。
カットニスのテレビ衣装に反乱の象徴マネシカケスをあしらったため、スノーの暗殺対象になってしまったのだった。カットニスは暴行を受けるシナの姿をみせられ泣き叫びながら会場入りすることになった。
ヘイミッチの作戦
今回のゲーム会場は湖の真ん中からのスタートだった。カットニスは動揺しながらも必死でピーター捜すがみつけることが出来なまま、開始の合図がなる。カットニスは泳いで中央にある建物を目指し、一番にたどり着くと弓を手に攻撃を始める。
しかし第4区のフェニックがヘイミッチのブレスレットを見せ、同盟を組んでいることをカットニスに教える。ピーターとマグス、フェニック、カットニスは森の中に避難する。
森を剣で切りひらきながらピーターが先頭を歩いていたが、会場の一番端のバリアにさわってしまいピーターは心停止状態になってしまう。しかしフェニックの心肺蘇生術のおかげでなんとかピーターは息を吹き返す。
それを見たカットニスは涙を流し、震えながら喜ぶのだった。夜になると空のスクリーンに8名の亡くなった出場者が表示された。
生き残るための犠牲
ヘイミッチからの差し入れで木に刺すと水が出てくるスパイクというものが送られてきた。カットニスたちは交互に水を飲み一息つくことができる。しかし、深夜になると森に霧が立ち込めてきた。
カットニスはそれが毒ガスだと気が付き、全員を起こして逃げ出すが、ピーターが重傷を負い一人で歩けなくなってしまう。それを見たマグスは自ら毒ガスの中に飛び込み自決をはかった。
フェニックはショックを受けながらも、ピーターを助け、なんとか海水のところまでたどり着いた。海水に触れると毒は中和するようで、あっという間に3人は回復していく。
カットニスはフェニックにマグスのお悔やみを言うが、フェニックは生き残れないと分かっていたと話した。
湖の近くでジョアンナとビューティー、ワイレスと合流したカットニスたちはワイレスのおかげで、大きな木に雷が落ちると時間ごとにその方角から攻撃があることに気が付く。
全員でそのことを話し合っている最中に近づいてきた1区の刺客にワイレスが殺され、中央の主軸もゲームメーカーにより方角が分からなくされてしまう。
本当の敵
ビューティーの案で大きな木に雷が落ちる時、ビューティーのお手製ワイヤーで湖に近づいてきた他の刺客たちを感電死させることにする。決行は午前0時と決まるが、カットニスはその後の殺し合いを考え、ピーターを連れて同盟を離れようとする。
しかし2人はビューティーに言われた仕事をするために、離れて動くことになってしまった。不安を隠せないカットニスだったが、そこに刺客があらわれると一緒にいたジョアンナに頭を殴られ腕を切りつけられる。
その後ジョアンナは1人で刺客を引きつけてカットニスのそばを離れた。何があったのか分からないカットニスはピーターを探しに行くが、そこにはピーターの姿はなくビューティーが倒れていた。
フェニックが茂みから出てくるが、信用できないカットニスはフェニックに矢を向ける。フェニックはカットニスに「本当の敵を思い出せ」とヘイミッチと同じ言葉を口にした。
それを聞いたカットニスは空を見上げると、ワイヤーを矢に巻き付け雷と同時に空に向かって射った。雷が空に向かって逆流すると会場の電気がショートとし、カメラ映像が消えてしまう。
全てはカットニスのために
それを見ていたスノーは驚き、プルタークを呼ぶが、彼はすでに姿を消してしまっていた。プルタークはヘイミッチと組み、カットニスを会場から助け出す。
雷の影響でカットニスは意識を失っていたが、飛行艇のなかで目を覚ます。そこにはフェニックとプルターク、ヘイミッチが待っていた。今回の出場者の半分とプルタークはカットニスを助けるために動いてくれていたことを知らされる。
しかしピーターとジョアンナは治安部隊に捕まってしまっていた。カットニスは取り乱してヘイミッチに掴みかかり薬を打たれて気を失った。
ハンガーゲーム2の感想とまとめ
今回は前作よりもスケールが大きくなって見どころが満載でした。
特に今作から参加になった歴代の優勝者たちの中で第4区出身のフェニックや第7区出身のジョアンナは印象的で、強くてかっこいいのでとてもテンションが上がりました。
特にジョアンナは協調性のなさそうな奇抜な性格をしていますが、実際はしっかりと自分の役割を全うしカットニスを助けます。
フェニックもうぬぼれが強そうでいながら、実際は心を病んだ女性を一途に愛し、恩師で育ての親であるマグスを慕うとても誠実な青年でした。
前回からの登場人物のヘイミッチも今回はカットニスの性格を読んで裏工作を行ない、最後のほうでしっかり活躍してくれました。
キャラが魅力的になると映画のストーリーも面白さが増してくるので、細かいキャラの設定が見え隠れする物語構成はとても上手いなと思いました。
前作ではただ生き残りたい一心で行動を起こしたカットニスでしたが、ずっと守られてきた1人だけの優勝者のルールを壊したことで、独裁政権に苦しむ人たちに希望を与えることになりました。
カットニスは体が勝手に動いてしまう性分のようで、一生懸命やったことが結果多くの人を惹きつけることになるようです。
カットニス自身は深く考えていなかったものの、目の前で人が殺されるところを見て、やっと自分のおかれた立場を理解するようになります。
スノー大統領にもとうとう暗殺の対象にされてしまいました。
カットニスの精神的ダメージは計り知れないものの、次回作につなぐ形の終わり方も含め「ハンガー・ゲーム」第2弾はとても完成度の高い面白い内容になっていると思います。
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