映画「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」のあらすじネタバレ!動画の無料視聴する方法も紹介

SF映画の金字塔である一大スペース・オペラ『スター・ウォーズ』シリーズ。
今回はシリーズ第4作にして、時系列上では全ての始まりを描いた第1話となり、初期三部作の最重要人物である“ダース・ベイダー”ことアナキン・スカイウォーカーの少年時代を描いた『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』についてのあらすじとネタバレ、感想を大特集しますので最後までお付き合いください。

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の作品情報

タイトル:スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
原題:Star Wars Episode I : The Phantom Menace
監督:ジョージ・ルーカス
脚本:ジョージ・ルーカス
原作:ジョージ・ルーカス
製作:リック・マッカラム
公開:1999年5月19日(アメリカ)、1999年7月10日(日本)
出演:ジェイク・ロイド/ユアン・マクレガー/リーアム・ニーソン/ナタリー・ポートマン/サミュエル・L・ジャクソン/フランク・オズ/アンソニー・ダニエルズ/レイ・パーク/イアン・マクダーミド など

前作『エピソード6/ジェダイの帰還』から16年ぶりの新作(続編ではなく前日譚)となった今作は、シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスが第1作『エピソード4/新たなる希望』以来22年ぶりに監督に復帰しています。
初期三部作を支えたスタッフが再集結、今作より本格的に3DCG技術を取り入れるなど映像面での革新も進め、砂漠の惑星タトゥイーンのシンは『エピソード4』同様に北アフリカ・チュニジアでの大規模ロケを敢行しています。

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『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のキャスト

後にダース・ベイダーとなる主人公アナキン・スカイウォーカーの少年時代を子役のジェイク・ロイドが演じ、初期三部作でアレック・ギネスが演じたオビ=ワン・ケノービの若き日を『プーと大人になった僕』(2018年公開)も好調なユアン・マクレガー、その師匠を『96時間』のリーアム・ニーソン、悲劇のヒロインであるパドメ・アミダラ役をナタリー・ポートマン、大物ジェダイを『アベンジャーズ』のサミュエル・L・ジャクソンが演じています。
そのほか、初期三部作(エピソード4~6)からはイアン・マクダーミド、アンソニー・ダニエルズ、フランク・オズらが続投しています。

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のあらすじ・ネタバレ

遠い昔、はるか彼方の銀河系で・・・

銀河帝国の建国から遡ること数十年前、銀河系全体をまだ銀河共和国が治めていた時代。

共和国は辺境の惑星での交易にかかる関税率を巡って貪欲な通商連合と不毛な論争を繰り広げていた。
共和国の議会である元老院は討議を繰り返すのみで何の解決策も見いだせず、業を煮やした通商連合は武力を持って小さなナブーへの航路を封鎖してしまったのである。

問題を解決すべく、事実上の国家元首にあたる元老院最高議長ヴァローラム(テレンス・スタンプ)は、銀河系の平和と秩序を司るジェダイ騎士団に紛争解決のための仲裁を求め、ジェダイを統括するジェダイ評議会は特使としてジェダイマスターのクワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)とそのパダワン(弟子)であるオビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)を極秘裏にナブーへと派遣したのだ。

惑星ナブー

通商連合の旗艦に到着したクワイ=ガンとオビ=ワンは総督ヌート・ガンレイ(声:サイラス・カーソン)への面会を求めたのだが、通商連合を裏で操るシスの暗黒卿ダース・シディアス(イアン・マクダーミド)はホログラム通信を通じて直ちにジェダイ二人を抹殺し、ナブーに兵力のバトル・ドロイド部隊を上陸させるよう命じるのだった。

クワイ=ガンとオビ=ワンの乗って来た宇宙船は爆破され、二人は毒ガスの充満する小部屋に監禁されたが、偵察に来たドロイドたちをライトセーバーで斬り捨てると部屋から脱出したのである。
二人は艦内で今まさにナブーに侵攻しようとしているバトル・ドロイド部隊を見つけ、ヴァローラム議長に報告するため降下艇に乗り込んでナブーに降り立ったのだ。

一方、艦内のガンレイと腹心のルーン・ハーコ(声:ジェローム・ブレイク)のもとに、ナブーの若き元首であるアミダラ女王(ナタリー・ポートマン)から連絡が飛び込んできた。
ナブー封鎖行為を糾弾し特使の行方を問う女王の姿勢に、ガンレイたちはナブーに通じる全ての通信網を遮断するよう命じるのだった。

ジャー・ジャー・ビンクス

ナブーの首都シードを目指すクワイ=ガンとオビ=ワンは、途中でバトル・ドロイドの輸送艇に追われていたナブーの原住種族グンガン族の若者ジャー・ジャー・ビンクス(声:アーメド・ベスト)を助けたのである。
お礼として二人への協力を願い出たビンクスは、二人をひとまず湖の底にあるグンガン族の水中都市グンガ・シティに匿うことにするのだが、ビンクスはこの街でトラブルを起こしたことから追放された身であった。

グンガ・シティに着いたクワイ=ガンらはグンガン族の長ボス・ナス(声:ブライアン・ブレスド)にナブーの危機を伝え、彼らの潜水艇“ボンゴ”を借り受けることに成功したのだ。
ビンクスを案内人に加えたクワイ=ガンらは湖に生息する巨大魚ゴバフィッシュの襲来から逃げ切り、首都シードに潜入したのである。

ナブーからの脱出、R2-D2登場

その頃、アミダラ女王は通商連合に身柄を拘束されていた。
女王は通商連合によるナブー占領を正当化するための協定書へのサインを求められたが頑なに拒否、側近たちと共に連行されようとしていたのだ。

クワイ=ガンとオビ=ワンは女王らを救い出し、通信網も遮断されたことから直接共和国の首都惑星コルサントへ出向いて元老院にナブーの実情を訴えるべきだと女王を説得するのだった。
最初は国民のためにもここに残るつもりだった女王もクワイ=ガンの説得を受け入れ、成り行きでビンクスまでコルサントへの旅に同行することになってしまったのである。

ナブーを飛び立った船は封鎖線の強硬突破を試みたがシールド発生装置を破壊されてしまい、応急処置に向かったドロイドたちは次々と撃ち落とされていったのだ。
しかし、その中で唯一残ったドロイドR2-D2(ケニー・ベイカー)は勇敢にも見事応急処置を終わらせ、シールドの回復した船は辛うじて封鎖船を突破することができたのである。

しかし、通商連合との交戦でハイパードライブは損傷しており、このままではコルサントへは辿り着けないことがわかると、一行は船の修理と補給の為に通商連合の勢力が及ばない辺境の貧しい砂漠惑星タトゥイーンへ一時的に立ち寄るのだった。

奴隷の少年、アナキン・スカイウォーカー

街の外れの荒野に船を着陸させた一行は、オビ=ワンを女王の護衛のために船に残し、クワイ=ガンとビンクス、それに女王が遣わした侍女パドメ(ナタリー・ポートマン)らが街で船の修理パーツを探すことにしたのだ。

クワイ=ガンらは、この星でワトー(声:アンドリュー・セコム)のジャンク屋だけが船のパーツを持っていることを知るのだが、この街では共和国通貨は通用せず、相手の心を操るジェダイの心理操作術“マインド・トリック”もワトーには通用しなかったのである。
船内にはとても物々交換に出せるような物は揃っておらず、クワイ=ガンらは別の解決策を探ることにするのだった。

クワイ=ガンに同行したパドメは、ワトーの店で使役されている奴隷の少年アナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド)と知り合った。
アナキンは彼女を一目見るなり、アイエゴの月から来た天使だと言ってきたのだ。
共和国では奴隷は禁じられているのだがここは無法地帯、アナキンの身体には逃げられないように爆弾付きの小型発信機が埋め込まれているのである。

アナキンは幼い頃、母シミ(ペルニラ・アウグスト)と共にポッドレースの賭けでここに売られてきたのだという。

やがてこの街に砂嵐が迫って来た。
クワイ=ガンらはアナキンの厚意で、ひとまず彼の家で嵐をやり過ごすことになったのである。

アナキンは一向に作りかけのドロイドを見せてくれた。
C-3PO(声:アンソニー・ダニエルズ)と名付けられたそのドロイドはガラクタを寄せ集めて作られたのだ。

アナキンがスイッチを入れると、起動したC-3POはまだ装甲を身にまとっていない骨格だけの姿であることに気が付いた。

その頃、アミダラの船にはナブーからの通信が届いていたのだが、これが逆探知を狙う通商連合の罠であることを悟ったクワイ=ガンやオビ=ワンは決して返信しないよう釘を刺しておいたのである。

その頃、コルサントでは、シディアスが弟子のダース・モール(レイ・パーク)にタトゥイーンに行って女王をナブーに引き戻すよう指令していた。
モールは「遂に我らがジェダイの前に姿を現す時が来ました。復讐の時です、マスター」と応じるのだった。

自由への闘い

タトゥイーンの最大の娯楽といえば、超高速のスピードを誇る“ポッドレーサー”が競い合う、非常に危険な“ポッド・レース”の賭け事だ。
貧しい惑星ながらも賭けに勝てば莫大な富を手にすることができるのだ。

クワイ=ガンは、まだ幼いアナキンがポッドレーサーを組み立て、自由自在に操っていることに注目したのである。

翌日はポッド・レースの大きな大会、クワイ=ガンはワトーと取引して、もしアナキンが優勝した場合は船のパーツを貰い受けたうえでアナキンを奴隷の身分から解放すること、万が一負けた場合は船をワトーに明け渡すことで話はついたのだ。

アナキンは夢を見たことをクワイ=ガンに打ち明けた。
いつかジェダイの騎士になってタトゥイーンの奴隷を解放する夢である。

シミは我が子を危険に晒したくないと反対だったが、クワイ=ガンの説得を受けてやむなく了承するのだった。
クワイ=ガンはアナキンの中にジェダイの素質と非常に強いフォースを感じ取っていたのである。

その夜、クワイ=ガンは怪我をしたアナキンの手当てをするついでに血液を採取、船で待機するオビ=ワンの元へ血液のデータを送ったのだ。
計測結果は、フォースと共生する微生物“ミディ・クロリアン”の値が非常に強く、あの偉大なるジェダイマスター・ヨーダ(フランク・オズ)をも超えうる値であった。

シミ曰く、アナキンには父がおらず、おそらくフォースの力で身籠ったであろうことをクワイ=ガンに打ち明けた。
これを聞いたクワイ=ガンは、アナキンこそが古のジェダイの予言にある“フォースに調和をもたらす選ばれし者”であるとの確信を強くしたのである。

その頃、タトゥイーンに到着したダース・モールは、偵察ドロイドをタトゥイーン全土へと差し向けていたのだ。

決死のポッド・レース

いよいよポッド・レースの当日が訪れた。
辺境の星々から強者たちが出揃った。優勝候補は勝利のためなら汚い手も平気で使うセブルバ(ルイス・マクロード)と目されているのである。

クワイ=ガンは、アナキンに「フォースが共にあらんことを」と告げて送り出すのだった。

主催者である犯罪王ジャバ・ザ・ハットの合図により遂にレースの幕が切って落とされた。
アナキンのポッドはゼブルバの策略によりエンストを起こし、スタートが遅れてしまうのだが、決死の走りで先頭集団に迫っていくのだ。

ゼブルバは卑劣な手を駆使して次々と有力レーサーを脱落させ、レースはアナキンとゼブルバの一騎打ちという展開に。

ゼブルバはあの手この手でアナキンのポッドに妨害を仕掛けてきたが、アナキンは冷静にポッドの応急処置を澄ますと土壇場で大逆転、誰もが予想だにしていなかった初優勝に輝いたのである。

取引通りにワトーはアナキンを奴隷の身分から解放、船のパーツも譲り渡したが、シミを解放することはできなかった。
アナキンはいつか必ずジェダイになってシミを奴隷から解放すると強く誓い、クワイ=ガンの旅に同行することを決意するのだった。
C-3POはシミの手伝いとしてタトゥイーンに置いておくことにした。

ところが、修理が終わり、いざコルサントへ向けて飛び立とうとしていたナブーの船に、モールがツインブレード・ライトセーバーを抜いて襲い掛かってきたのだ。
クワイ=ガンはアナキンらを船に乗せるとギリギリまで時間稼ぎのためモールと交戦、間一髪で船に乗り込み、モールの手から逃れて飛び立ったのである。

旅の船内で、アナキンはパドメにジャパーの木片で作った幸運のお守りを贈るのだった。

ジェダイ評議会

コルサントに着いた女王一行を出迎えたのは、ナブー選出の元老院議員シーヴ・パルパティーン(イアン・マクダーミド)である。
この男の正体は・・・おっと、先読みし過ぎるところでしたね。またいずれの機会に語るとしましょう。

アミダラ女王は通商連合のナブーにおける横暴を元老院の特別議会に訴えたが、元老院はかねてから腐敗と汚職が蔓延しており、議会よりも官僚の力が増しており、今やヴァローラム最高議長には各星系を束ねる力などなかったのである。
議会に失望した女王は、パルパティーンの進言を受け入れてヴァローラムの不信任案を提出するのだった。

次期最高議長を選出する選挙にはパルパティーンが立候補することになった。

アナキンはパドメに別れを告げるため彼女のもとを訪れた。
しかしパドメは使いに出て不在であり、その場に居合わせていたアミダラ女王は責任を持って彼女に伝えると言うと、アナキンに「彼女の心はあなたと共にあるでしょう」と送り出したのである。

アナキンはクワイ=ガンらに連れられてジェダイ騎士団の本拠地・ジェダイ・テンプル(聖堂)に出向き、ジェダイ評議会No.1のヨーダ、No.2のメイス・ウィンドゥ(サミュエル・L・ジャクソン)らトップクラスのジェダイマスターからなる評議員立ち合いのもと適正テストを受けるのだった。
しかし、ヨーダらはアナキンがパダワンになるにはあまりにも年を取り過ぎていること、そして精神面に弱さがみられることから、アナキンのジェダイ修行を許可しない判断を下したのである。

クワイ=ガンはアナキンこそが“選ばれし者”であることを訴え、オビ=ワンを独り立ちさせて新たにアナキンをパダワンに迎える案を提示したが、折しもアミダラ女王はナブー解放のため選挙結果を待たずに帰還することになり、クワイ=ガンとオビ=ワンも護衛を命じられたため、アナキンの処遇はひとまず保留とされるのだった。

アナキンはクワイ=ガンらに帯同する決意を固め、ナブー行きの船に乗り込んだのである。

グンガンとの共闘

ナブーに舞い戻ったアミダラ女王は、ビンクスを介して長年対立関係にあったボス・ナスとの和平交渉に臨んだのだが、ボス・ナスは共闘に難色を示すのだった。
その時、侍女であるはずのパドメが名乗り出ると、このアミダラ女王は影武者のサーベ(キーラ・ナイトレイ)であり、自分こそが本物の女王であることを明かしたのである。

女王の覚悟を汲み取ったボス・ナスは和平に応じ、立役者となったビンクスを将軍に任じて対バトル・ドロイド部隊の指揮を命じたのだ。
グンガン軍が通商連合の主戦力を首都シードから遠ざけ、その間に女王や親衛隊、ジェダイが宮殿に潜入して戦闘機を奪い、ドロイド制御艦を撃破してバトル・ドロイド部隊を無力化するという作戦であった。

アナキンの初陣

 

グンガン軍がシードから離れた場所で敵主力を懸命に引き付け、作戦通りに女王と親衛隊、クワイ=ガンとオビ=ワンは宮殿に突入したのである。
しかし、戦闘機に乗り込んだアナキンは誤って自動操縦機能を作動させてしまい、そのまま宇宙へと飛び立ったのだ。

アナキンは同行したR2-D2のサポートを得て敵機を次々と撃破、そのままドロイド制御艦に突入して破壊しつくしたのである。
その瞬間、バトル・ドロイド部隊は無力化して全員崩れ落ちるのだった。

ジェダイVSシス

シディアスはナブーにモールを送り込んだ。

ジェダイ二人の前に立ちはだかったモールはツインブレード・ライトセーバーを抜き、クワイ=ガンとオビ=ワンをまとめて相手にするのであった。

光明面と暗黒面、ふたつのフォースが激しく火花を散らすなか、モールはオビ=ワンを奈落の底に突き落とし、クワイ=ガンとの一騎打ちとなった。
かろうじて壁にしがみ付いたオビ=ワンが目にしたのは、モールのライトセーバーに串刺しにされたクワイ=ガンの姿であった。

オビ=ワンは怒りの感情を冷静に抑え、モールの挑発にも耐え抜くとライトセーバーをフォースで拾い上げ、一瞬の隙を突いてモールの胴を真っ二つにぶった切ったのである。
モールは奈落の底へと転落していった。

致命傷を負ったクワイ=ガンはオビ=ワンにアナキンを託し、「約束してくれ。お前があの子を指導するのだ。あの子は選ばれし者だ。いつの日かフォースに調和をもたらすであろう・・・」と言い残して息を引き取ったのである。

程なくしてガンレイら通商連合の主要幹部も身柄を拘束され、ここにナブー占領は終わりを告げるのだった。

ファントム・メナス(見えざる脅威)

ナブー解放後、コルサントからヨーダやメイス、そして最高議長に当選したパルパティーンが現地入りした。
パルパティーンは初陣で大きな戦功を挙げたアナキンを讃え、「君の成長を興味深く見守っているよ」と告げたのだ。

クワイ=ガンの遺体はジェダイの習わしに則って火葬に付された。
ヨーダはじめ評議会は特例としてオビ=ワンをパダワンから騎士に昇進させ、クワイ=ガンの遺言を受け入れてオビ=ワンにアナキンをパダワンとして指導する許可を与えたのである。

メイスはヨーダに、生死不明のまま姿を消したダース・モールは「シスに違いありません」と告げるのだった。
1000年前に滅びたはずのシスの暗黒卿が今まさに再始動したのだ。見えざる脅威として。

シスは師匠(マスター)と弟子の2人のみが存在を許される。
メイスは「果たして倒れたのはマスターか、それとも弟子でしょうか」と言うのだった。

シードの宮殿前では、ナブー解放を祝う式典が執り行われていた。
ボス・ナスはナブーに平和が戻ったことを高らかに宣言するのであった。

『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の感想とまとめ

前作『エピソード6/ジェダイの帰還』から16年。
旧三部作を再編集した“特別編”を挟み、遂に『スター・ウォーズ』シリーズが帰ってきました。

今作から始まる“アナキン三部作”は旧三部作(ルーク三部作)の続編ではなく前日譚となり、前述のとおりルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナ兄妹の実の父であるアナキン・スカイウォーカーの波乱に満ちた半生を、銀河共和国が銀河帝国へと変貌していく様とともに描き上げています。

原作者であるジョージ・ルーカスが22年ぶりに監督に復帰した今作からシリーズには新たな設定および補足が加えられており、今後は旧三部作の作中でも言及のあった、アナキンとオビ=ワンが戦い抜くことになる「クローン大戦」(『エピソード4/新たなる希望』でのルークとオビ=ワンの会話にて)、なぜオビ=ワンがアナキンのライトセーバーを持っていたのか(『新たなる希望』より)、ルークには叔父と叔母夫妻がいましたが、今作では兄弟の存在が確認できなかったアナキンと夫妻との関係(『新たなる希望』より)、本作では骨格のみだったC-3POがどのようにして金色に輝くボディを手に入れたのか、そして『エピソード6/ジェダイの帰還』にてルークとレイアの会話で言及のあった、シリーズ最大の謎のひとつである「ルーク兄妹の母」についても語られていくことになります。

クリエイティブ面においても、スタジオにセットを組んでいた旧三部作から一歩進んで、今作からは豪華で煌びやかな3DCG合成がふんだんに盛り込まれ、今作ではパペット(人形)動作さったヨーダも次作(および本作のブルーレイ版)からはフルCGで描かれていくことになります。
本作の製作から得た技術は旧三部作にもフィードバックされ、特別編の後もDVD化やブルーレイ化など節目で再編集と手直しが行われていくこととなりました。

次回作『エピソード2/クローンの攻撃』では、銀河全土を戦火に巻き込んだ超大戦「クローン大戦」が幕を開けます。
生死不明になったダース・モール(実はモールは本作では死んでおらず、後に意外な形で『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』に登場することになります)に代わるシスの新たなる弟子の登場、そして伝説の賞金稼ぎボバ・フェットの秘められた過去、更には銀河の守護者として活躍してきたジェダイ騎士団がいかにして衰退の一途を辿っていくかが事細かく描かれますので、またの機会にたっぷり語るとしましょう。
それではフォースと共にあらんことを!

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