映画「スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒」のあらすじネタバレと感想!動画の無料視聴方法も紹介

世界最大級のSF映画シリーズ『スター・ウォーズ』。
今回はシリーズ第7作(第7話)にして、現時点ではシリーズ最大のヒットとなり、『アバター』『タイタニック』に次ぐ歴代映画興行収入第3位に輝いたシリーズ新章の幕開け『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』についてのあらすじとネタバレ、感想を大特集しますので最後までお付き合いください。

『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』の作品情報

タイトル:スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒
原題:Star Wars Episode VII : The Force Awakens
監督:J・J・エイブラムス
脚本:ローレンス・カスダン/J・J・エイブラムス/マイケル・アーント
原作:ジョージ・ルーカス
製作:キャスリーン・ケネディ/J・J・エイブラムス/ブライアン・バーク
公開:2015年12月18日(全世界同時公開)
出演:デイジー・リドリー/ジョン・ボイエガ/オスカー・アイザック/アダム・ドライバー/ドーナル・グリーソン/グェンドリン・クリスティー/ルピタ・ニョンゴ/アンディ・サーキス/アンソニー・ダニエルズ/キャリー・フィッシャー/ハリソン・フォード/マーク・ハミル など

製作会社「ルーカスフィルム」がディズニー社の傘下となってからの第1弾となる今作は、『ミッション・インポッシブル』『スター・トレック』などを手掛けたJ・J・エイブラムスがメガホンを執っています。
脚本は『エピソード6/ジェダイの帰還』以来となるローレンス・カスダンが復帰、音楽はおなじみジョン・ウィリアムスが担当しています。

『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』のキャスト

シリーズ初となる女性主人公“レイ”を演じるのは当時まだキャリアの浅かったデイジー・リドリーが大抜擢され、物語の鍵を握る悪役カイロ・レン役はテレビドラマで活躍してきたアダム・ドライバー、そのほかにも若手の期待株ジョン・ボイエガや『X-MEN』シリーズにも出演しているオスカー・アイザックが新たにシリーズ参戦しています。旧三部作(エピソード4~6)からはマーク・ハミルやハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーらが復帰を果たし、アナキン三部作(エピソード1~3)でオビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガーが1シーンのみながらも同役の声で出演しています。

『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』を無料視聴する方法

スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒を無料視聴したい方はこちらの記事を参考にしてください。

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『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』のあらすじ・ネタバレ

遠い昔、はるか彼方の銀河系で・・・

銀河帝国が“エンドアの戦い”で反乱同盟軍に大敗を喫してから約30年後。

衰退した帝国の代わりに新銀河共和国が建国され、銀河に再び平和が戻ろうとしていた矢先、反乱同盟軍を勝利に導いた伝説のジェダイ騎士、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)が謎の失踪を遂げたのである。

帝国の残党はスノーク(アンディ・サーキス)なる謎の人物を最高指導者に担ぎ上げて“ファースト・オーダー”を結成、新共和国に対して反旗を翻そうと画策する一方、ルークの実妹レイア・オーガナ将軍(キャリー・フィッシャー)ら旧反乱同盟軍の主要人物らは私設の軍事組織“レジスタンス”を結成、新共和国の“黙認”という名の支援のもとファースト・オーダーへの対抗策を進めていたのである。

レジスタンスはルークを抹殺するため、レジスタンスはルークを味方につけるため、それぞれがその行方を追っていたのだ。

砂漠の惑星ジャクー

辺境の惑星ジャクー周辺に飛来したファースト・オーダーの巨大戦艦スター・デストロイヤーは、ストームトルーパー部隊を乗せたシャトル数機をジャクーのとある村に上陸させた。
その様子をレジスタンスの最新鋭ドロイド“BB-8”が目撃していたのである。

その頃、村ではレイア将軍の命を受けたレジスタンスの凄腕パイロットにしてBB-8の持ち主であるポー・ダメロン(オスカー・アイザック)が、老探検家のロア・サン・テッカ(マックス・フォン・シドー)からルークの潜伏先を指し示す地図データを受け取っていた。
ジェダイ騎士団の全盛期を知るテッカは、フォースの調和が再び乱れだしたことに危機感を感じているのだった。

駆け込んできたBB-8から危機を伝えられたポーはテッカに隠れるよう促したが、その直後に村はストームトルーパーの攻撃を受け、ポーも脱出のため乗り込んだ愛機Xウィング・ファイターを破壊されてしまったのだ。
ポーは地図データをBB-8に託し、必ず合流すると告げて遠くへと逃がすのだった。

テッカをはじめ村人たちは全員捕らえられ、テッカはトルーパー部隊を率いる黒い覆面の男カイロ・レン(アダム・ドライバー)の前に引き立てられた。
カイロ・レンの目的はいうまでもなく地図データの回収である。

テッカはカイロ・レンの過去を知っているようだったが、カイロ・テンは即座に赤い刃のライトセーバーを抜き、テッカを一刀のもとに斬殺した。
ポーはカイロ・レン目がけてブラスターライフルを発砲したが、ビームは強力な暗黒面のフォースの前に阻まれ、ポーはあえなく捕らえられてしまったのだ。

カイロ・レンは部下のキャプテン・ファズマ(グェンドリン・クリスティー)に村人全員の抹殺を命じた。
しかし、トルーパー部隊が一斉射撃するなか、ストームトルーパーのひとり“FN-2187”(ジョン・ボイエガ)だけはどうしても引き金を引くことができなかったのである。

一部始終を見届けたBB-8は、そのまま夜の砂漠へと姿を消した。

ポーはスター・デストロイヤーに連行された。
その一方、FN-2187は動揺を抑えきれずにヘルメットを外して呼吸を整えていたが、ファズマに許可なくヘルメットを脱いだこと(と村人を撃たなかったこと)を咎められて管理本部への出頭を命ぜられたのである。

孤独な女性、レイ

ジャクーに不時着したまま眠る旧銀河帝国軍のスター・デストロイヤー。
この惑星に住むひとりの女性レイ(デイジー・リドリー)はこの日も朽ちた艦内に潜入しては目ぼしいパーツを抜き取っていた。

廃品回収で生計を立てるレイはこの日もパーツを買取業者に売ると住処にしている旧帝国軍の兵器“AT-AT”に戻り、旧反乱同盟軍のヘルメットを被っては物思いに耽っていたのである。、

そんな時、聞き慣れぬ電子音を聞き付けたレイは、同業ライバルのティードーに網で捕えられたBB-8を見つけて助け出した。
BB-8はレイに懐いてきたので、レイは仕方なく一晩だけBB-8を匿うことにするのだった。

翌日、レイはBB-8を連れて村に出向いた。
行き先を明かせないBB-8に対し、レイはこの惑星でいつか家族が迎えに来てくれるのをずっと待ち続けているのだと打ち明けたのである。

いつものようにパーツを買取に出したレイは、業者からBB-8を高く買い取ると提案されるのだが、BB-8の表情を読み取ったレイは「彼は売り物じゃないの」と拒むのたっだ。
レイが店を去った後、業者は手下にBB-8をレイから奪い取るよう命じたのだ。

ポーと“フィン”

その頃、ファースト・オーダーのスター・デストロイヤーでは、ポーは地図の在り処を巡ってカイロ・レンから尋問を受けていた。
どんな拷問にも耐え抜き、決して口を割らないポーに対し、カイロ・レンはフォースでポーの心の中を読み取り、地図データはBB-8が持っていることを突き止めてしまったのである。

カイロ・レンは直ちにアーミテージ・ハックス将軍(ドーナル・グリーソン)にBB-8の捕獲を命じるのだった。

その間、ポーの監禁されている拷問部屋にひとりのストームトルーパーが入り、カイロ・レンの命令だとしてポーを部屋から連れ出したのである。
このトルーパーこそがFN-2187であり、ファースト・オーダーから足を洗う決意を固めていた彼はポーとともにスター・デストロイヤーからの脱出を持ち掛けたのだ。

FN-2187はポーを連行するフリして格納庫に連れ出し、TIEファイター1機を強奪すると艦内に砲撃を加え、まんまとスター・デストロイヤーから脱出することに成功したのである。
ポーとFN-2187は可能な限りスター・デストロイヤーの砲台を破壊してから宇宙空間へと逃げ去り、その際にあまりにもFN-2187というコードネームが言いにくいことから、ポーは彼に“フィン”という新たな名を与え、その名を気に入ったフィンはポーと意気投合するのだった。

しかし、FN-2187の脱走を知ったファースト・オーダーは二人の乗るTIEファイターに追尾ミサイルを撃ち込み、直撃を受けた機はジャクーへと墜落、フィンは間一髪でパラシュートで脱出したのだ。
砂漠のど真ん中に不時着したフィンはTIEファイターの残骸を発見したが、そこには既にポーの姿はなく、間もなく機体は砂の中に埋もれてしまったのである。

ポーが死んだものと思い込んだフィンはトルーパーの装甲を脱ぎ捨て、拾い上げたポーのジャケットを羽織って砂漠を彷徨い歩いた。
やがて町を見つけたフィンは水を求めていたところ、業者の手下に襲われていたレイとBB-8を見つけるのだった。

ジャクーからの脱出

レイは手下を何とか撃退、BB-8はフィンが着ているポーのジャケットに反応を示したのである。
レイはフィンがジャケットを盗んだと勘違いして襲い掛かり、フィンは誤解を解くために咄嗟に「俺はレジスタンスだ」と嘘をついたのだ。

フィンはポーからルーク探索の任務の話を聞いており、レイにもその事を話してみたが、レイは「ルーク・スカイウォーカー? 神話の人物かと思っていた」と心当たりはなさそうである。

その直後、レイとBB-8、フィンはジャクーに上陸したストームトルーパー部隊の襲撃を受けた。
必死で銃撃から逃げるレイたちだったが、今度は上空からTIEファイターが襲い掛かって来たのだ。

レイは街はずれにある船で逃げようとしたが爆撃で破壊されてしまった。
そこでやむなく近くにあった“ポンコツ”で逃げることにするのであった。

この古い船は何年も前から置きっぱなしであり、一度も起動したことはなかったのだが、レイはフィンに砲台につかせると間一髪で起動に成功。
船はTIEファイターの爆撃を掻い潜ってスター・デストロイヤー残骸地帯に逃げ込み、レイの咄嗟の操縦技術で撃破に成功、そのまま宇宙空間へと逃げ切ったのである。

しかし、船は逃げる途中で故障してしまい、レイが修理している間にフィンはBB-8に行き先を尋ねておいた。

ところが、ファルコン号は突然現れた謎の大型貨物船に捕獲されてしまい、トラクタービームで内部に牽引されてしまったのである。

伝説の復活

何者かが船に入り込んできたので、レイたちは咄嗟に床下に隠れた。
中に入って来たのは初老の男と毛むくじゃらのウーキー族の2人。

初老の男は乗船するなり、ウーキーに「チューイ、我が家だ・・・」と呟いた。

実はこの男たちこそ反乱同盟軍を勝利に導いた伝説の英雄ハン・ソロ(ハリソン・フォード)と相棒チューバッカ(ピーター・メイヒュー)であり、この船こそが伝説の船「ミレミアム・ファルコン号」だったのである。

そのことを知ったレイたちは大いに驚き、ハン・ソロにBB-8をレジスタンスに送り届けねばならないこと、そしてルークの行方を探していることを明かし、協力を求めるのだった。

再び密輸業者に身を落としていたハン・ソロとチューバッカはちょうどこの貨物船で獰猛な怪物“ラスター”を運んでいたのだが、ハン・ソロから借金を取り立てようとする悪党が密かに尾行していたのである。

ハン・ソロとチューバッカは悪党と取引しようとしたが、実はハン・ソロはバラ・ティク(ブライアン・ヴァーネル)率いる「グアヴィアン・デスギャング」とタス・リーチ(ヤヤン・ルヒアン)率いる「カンジクラブ」の二大犯罪組織から借金をしており、間の悪いことに両方のトップがファルコン号に押しかけてきてしまったのだ。

ハン・ソロたちを助けようとしたレイは誤ってラスターを解放してしまい、船内は大混乱に陥った。
ハン・ソロとチューバッカ、レイとフィン、BB-8はラスターの魔の手を掻い潜り、混乱に乗じてファルコン号を奪還、そのままハイパースペースへと脱出に成功したのである。

バラ・ティクはファースト・オーダーにBB-8がハン・ソロの手元にあると通報するのだった。

暗黒面を継ぐ者

部下からBB-8を取り逃がしたと報告を受けたカイロ・レンはライトセーバーを抜くとそこら辺の物に八つ当たりを始めた。
怯える部下が“若い女”と一緒にいたことを報告すると、カイロ・レンはその女に興味を示すのだった。

その後、スノークのホログラムと連絡を取ったカイロ・レンとハックス将軍は、スノークから決してレジスタンスにルークを合流させてはならないと厳命されたのだ。
ルークは必ずやファースト・オーダーの脅威となる新たなジェダイを育てるであろうと危惧しているのである。

ハックス将軍は新共和国を壊滅させるための“最終兵器”の調整のため席を外し、カイロ・レンはBB-8がハン・ソロと行動を共にしていることを告げられた。
実はカイロ・レンはハン・ソロとレイア将軍の間に生まれた息子であり、カイロ・レンはスノークから父を手にかけるよう命じられるのだった。

自室に戻ったカイロ・レンは、亡き祖父ダース・ベイダーの形見である焼け爛れたマスク(エンドアの戦いの後にルークが火葬に付したもの)に語り掛けたのである。
「祖父よお許しを。私は“光”の誘惑を受けているのです。最高指導者にも見透かされました。どうかお導きください。あなたが始めたことを私が完結させるためにも・・・」

ルーク失踪の理由

その頃、ファルコン号ではフィンが怪我をしたチューバッカの手当てをする一方、レイは的確に船の故障部位を突き止めたことからハン・ソロに認められていたのだ。

BB-8はハン・ソロに促されて地図データを再生するのだが、それはほんの断片に過ぎず不完全な状態のままだった。
ハン・ソロはルークが失踪した経緯を語り始めたのである。

銀河帝国滅亡後、ルークはジェダイ騎士団を復興すべく新たな弟子たちを鍛えていたのだが、その中のひとりの少年がフォースの暗黒面に堕ちてルークを裏切り、騎士団再興の望みを頓挫させてしまったのだ。

責任を痛感したルークは、ジェダイが最初に開いた聖堂を探すため旅に出たということだった。

ジェダイの存在を神話だと思っていたレイに、ハン・ソロはジェダイもフォースも実在すると語り、レイたちに協力するために旧友の老女マズ・カナタ(ルピタ・ニョンゴ)のいる緑豊かな惑星タコダナへと向かったのである。

惑星タコダナ

タコダナに着いたハン・ソロは、レイに自分とチューバッカの手助けをしてほしいと航海士として雇う考えを示したが、レイはジャクーに戻らなければならないとして申し出を断るのだった。

その後、ハン・ソロはチューバッカをファルコン号の整備のために残し、レイたちをレジスタンスに引き合わせるためにマズの城へと案内したのだ。
城内にある酒場でマズと再会したハン・ソロは事情を説明するのだったが、酒場には密かにファースト・オーダーの物が潜入していたのである。

そうとも知らぬハン・ソロはマズに協力を求めるが、マズはハン・ソロがレジスタンスから逃げたことをなじると申し出を断り、ハン・ソロ自身が直接レイア将軍に届けるよう促すのだった。
マズに「あんたは“逃亡者”の目をしている」と見透かされたフィンは安全な場所へ身を隠すことを提案されたのだ。

フィンは任務を果たすべきだとして引き止めるレイに自分は嘘をついていたことを明かし、自分はレジスタンスではなくストームトルーパーの脱走兵であることを告げたのである。
そしてフィンは自分が幼い時に家族から引き離されて兵士として教育されてきたこと、もう二度とファースト・オーダーに戻らないことを告げて立ち去っていったのだ。

その時、地下室の方から幼い少女らしき声を聞いたレイは導かれるままに地下へと向かった。
その奥には小さな小箱が置かれた部屋が。

小箱の中には、古びたライトセーバーが納められていた。
レイが手に取ろうとすると突如フラッシュバックが起こり、レイは不思議な幻影の中に吸い込まれていったのである。

燃え盛る炎を前に、R2-D2の頭に手をかける義手の男。フォースについて語るジェダイマスター・ヨーダ(声:フランク・オズ)らしき声。
雷雨の中、次々とジェダイのパダワン(訓練生)を赤いライトセーバーで斬り捨てるカイロ・レンの姿。
そして、両親によって砂漠に置き去りにされた幼き日の自分の姿・・・。

伝説のジェダイ、オビ=ワン・ケノービ(声:アレック・ギネス、ユアン・マクレガー)の声が聞こえる。
「レイ、これが君にとっての最初の一歩だ」

その場に現れたマズによると、そのライトセーバーはルークとその父アナキン・スカイウォーカーのものであり、レイの手に渡ることを望んでいたのだという。
マズはレイにフォースに身を委ねるよう促し、ライトセーバーを手にするよう勧めたが、レイはそれを拒んで城から逃げ出し、森の中に迷い込んでしまうのだった。

スターキラー基地

銀河のいずこかにある極寒の惑星、ファースト・オーダーの主要基地である「スターキラー基地」。

ハックス将軍はストームトルーパー部隊や数多くの将兵らを前に演説を行い、新共和国がレジスタンスを裏で支援していると激しく糾弾、新共和国への宣戦布告を行ったのである。

ハックス将軍の合図と共に、スターキラー基地内部の超巨大スーパーレーザー砲から赤く巨大な閃光が放たれ、その後5つの光の矢となって新共和国の首都惑星ホズニアン・プライムを星系ごと木っ端微塵に破壊したのであった。

カイロ・レンはスター・デストロイヤーのブリッジから一部始終を見守り、ハン・ソロやフィンらは上空に走った赤い閃光で事態を悟ったのだ。
その直後、ファースト・オーダーの大部隊がタコダナへの侵攻を開始したのである。

再会

マズはスカイウォーカーのライトセーバーを一時的にフィンに託した直後、城はカイロ・レンの部隊によって爆撃され崩壊した。
ハン・ソロとチューバッカは武器を手に応戦、フィンはライトセーバーを抜いて対抗するも追い詰められて捕らえられてしまったのである。

その時、レジスタンスのXウィング・ファイター部隊が現れ、次々とファースト・オーダーのTIEファイターを撃墜していったのだ。
部隊を率いるのは、何と生き延びていたポー・ダメロンであった。

一方、BB-8を逃がしたレイは、ハン・ソロからもらったブラスターでストームトルーパー数名を射殺しながら逃げようとしたが、カイロ・レンに捕まってしまい連行されていったのである。

戦闘が終息後、タゴダナにレイア将軍がC-3PO(アンソニー・ダニエルズ)を伴って降り立ったのだ。
妻であるレイア将軍と再会したハン・ソロは、カイロ・レンに成り下がった我が子の姿を目撃したことを告げるのだった。

ハン・ソロたちはレジスタンスの秘密基地がある惑星ディカーへと向かった。

フィンとBB-8はポーとの再会を喜び、ポーは友情の証としてジャケットをフィンに譲ることにしたのである。
レイア将軍はフィンからスターキラー基地についての情報提供を求めるのだった。

基地にはルーク失踪後スリープモードに陥り、全く動かなくなったR2-D2の姿があった。

レジスタンスを飛び出して密輸業者に戻ったことで我が子に向き合ってやれなかったことを悔むハン・ソロに、レイア将軍はまだ希望があると語り、スノークの手から我が子を連れ戻す決意を新たにするのだった。

フォースの覚醒

その頃、スターキラー基地に連行されたレイは両手両足を拘束され、カイロ・レンの尋問を受けていた。
カイロ・レンはマスクを取って本来の“ベン・ソロ”の姿に戻ると、改めてBB-8の居場所を問うとフォースを使ってレイの心の中を読み始めたのである。

しかし、内に秘めたフォースが覚醒しつつあったレイは必死に抵抗、逆にカイロ・レンの心を読み、彼はダース・ベイダーを超えられないというコンプレックスを抱えていることを暴いたのだ。

カイロ・レンから報告を受けたスノークはレイが非常に強いフォースの感応者であることを確信、彼女を自分の元へ連れてくるよう命じると、ハックス将軍にディカーごとレジスタンスを殲滅するよう命じたのである。

その頃、独房に監禁されたレイは護衛のストームトルーパー(ダニエル・クレイグ(カメオ出演))の心をマインド・トリック(フォースを使って心の弱き者を操る心理術)で操り、まんまと脱出に成功した。
一方、ハックス将軍は着々とディカー攻撃の準備を進めるのだった。

レジスタンスの反撃

ディカーでは作戦会議が行われていた。
フィンの情報によると、惑星を丸ごと基地へと改造したスターキラー基地はあの“デス・スター”をも遥かに超える規模と破壊力を誇っており、恒星から吸収されたエネルギーを主動力に変換しているとのことだった。

スターキラー基地には1箇所だけ弱点があり、フィンとハン・ソロ、チューバッカがファルコン号で潜入して基地全体を防御するシールドを無効化、その後Xウィング部隊で一気に叩き潰す作戦を打ち立てたのである。

出撃前、ハン・ソロはレイア将軍を抱き寄せ、改めてベン・ソロを連れ戻すと固く約束するのだった。

ファルコン号はハイパースペースで一気にシールドを強行突破、そのままスターキラー基地へと侵入したのだ。
一方、血眼になってレイの行方を追うカイロ・レンは、ハン・ソロのフォースを感じ取っていたのである。

ハン・ソロ死す

スターキラー基地のエネルギー充填完了まであと15分。
ハン・ソロとチューバッカ、フィンは基地内部に潜入、ファズマを捕らえると強引にシールド解除を強要するのだった。

シールド解除とともにポー率いるWウィング部隊がハイパースペースから基地上空に飛来、TIEファイター部隊と激しい空中戦に突入した。
ようやくレイと合流したハン・ソロたちは、Wウィング部隊を支援するためにも基地内部にありったけの爆薬を仕掛けて破壊することにしたのだ。

チューバッカに起爆装置を託したハン・ソロは二手に分かれ、弱点近くに次々と爆弾を仕掛けていった。
その際中、ハン・ソロはカイロ・レンの姿を目撃したのである。

「ベン!」
カイロ・レンを呼び止めたハン・ソロは、スノークと決別して暗黒面を捨てるよう必死で説得を試みるのだった。
カイロ・レンはマスクを取り、長い間苦しみを抱えていた心境を語ると父の説得に応じる構えを見せた。

「・・・ありがとう」
その時、カイロ・レンのライトセーバーがハン・ソロの身体を貫いたのである。

ハン・ソロは最期の力を振り絞って我が子の頬を撫でると、そのまま基地の奥深くの中心部へと転落していった・・・。

ディカーでは、レイア将軍はハン・ソロのフォースが消えゆくのを感じ取っていた。

怒り狂ったチューバッカはカイロ・レンの腹部を撃ち、起爆装置のスイッチを押したのだ。
基地内部は連鎖的に大爆発を起こし、レイとフィンはファルコン号へと向かったが、その先にはライトセーバーを構えたカイロ・レンが立ちはだかっていたのである。

レイVSカイロ・レン

カイロ・レンはレイをフォースで木に叩きつけて気絶させると、フィンを「裏切り者が!」と罵倒しながら切りつけようとしたのだ。
フィンはスカイウォーカーのライトセーバーを抜き、カイロ・レンと対決するも、暗黒面のフォースを味方につけたカイロ・レンには敵わず、背中を斬られて重傷を負ってしまうのだった。

カイロ・レンはフォースでスカイウォーカーのライトセーバーを回収しようとしたが、ライトセーバーが選んだのは何とレイであった。
レイはライトセーバーを起動させ、カイロ・レンに闘いを挑んだのである。

その頃、ポーのWウィング部隊はハン・ソロたちがこじ開けてくれた突破口から基地内部に進入、基地の弱点に集中攻撃を仕掛け、基地は大爆発を起こして惑星ごと崩壊を始めたのだ。

剣闘に不慣れなレイは次第に追い詰められていき、カイロ・レンは彼女をフォースの暗黒面に誘おうと説得してきた。
しかし、レイは暗黒面を拒み、光明面のフォースを味方につけて反撃、カイロ・レンの肩と足、顔に大きな傷を負わせたのである。

その時、遂に惑星の本格的な崩壊が始まり、スノークはホログラム通信でハックス将軍に撤退を命じ、その際にカイロ・レンを自分のもとへ連れてくるよう命じるのだった。
スノークは「私が奴の修行を終わらせてやる」と息巻いた。

レイとチューバッカはフィンをファルコン号に乗せて脱出、ポーらの部隊も続いて脱出したその直後、スターキラー基地は宇宙の藻屑と消え去ったのである。

ルーク再び

ディカーでは作戦成功に沸くなか、帰還したレイたちはフィンを医療施設に運び入れると、レイア将軍と共にハン・ソロの死を悼むのだった。
それから間もなく、長い間眠りについていたR2-D2が再起動、BB-8と対面を果たすと2体のドロイドはそれぞれ保有していた地図データを再生、二つに重ねるとようやく完成形となったのである。

新しくファルコン号の船長となったレイはフィンを見舞った後、レイア将軍の「フォースと共にあらんことを」との言葉に見送られ、チューバッカやR2-D2とともに旅立ったのだ。

ファルコン号はハイパースペースを抜け、地図が指し示した辺境の惑星オク=トーへと辿り着いた。
絶海の孤島に降り立ったレイは、ジェダイの古いフードを被った義手の老人と出会ったのである。

その老人こそが探し求めていた伝説のジェダイマスター、ルーク・スカイウォーカーであり、レイは彼とその父親のライトセーバーを差し出すのであった。
(『エピソード8/最後のジェダイ』へ続く)

『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』の感想とまとめ

前作『エピソード3/シスの復讐』から10年。
まさか誰も観ることはないだろうと思われていた新章がいよいよ起動しました。

今作は日本でもシリーズ最高の100億円超えを果たすなど全世界で熱烈に出迎えられ、地球上の全ての映画の歴代興行成績において第3位(第2位は『タイタニック』、そして栄えある第1位は『アバター』)という快挙を成し遂げたのは記憶に新しいところでしょう。

本作のストーリーはかつての第1作『エピソード4/新たなる希望』へのオマージュとも受け取れる内容に仕上がりました。
・R2-D2にデス・スターの設計図を託すレイア姫 → BB-8にルークの地図を託すポー・ダメロン
・ルーク・スカイウォーカーの故郷・砂漠の惑星タトゥイーン → レイが孤独な青春時代を過ごした砂漠の惑星ジャクー
・ハン・ソロ、チューバッカ、ミレニアム・ファルコン号(共通)
・今作のハン・ソロはエピソード4でいうところのオビ=ワン・ケノービみたいなポジションで主人公を導く役どころ
・ダース・ベイダーと対峙して死んでいったオビ=ワン → カイロ・レンと対峙して死んでいったハン・ソロ
・デス・スター → スターキラー基地
・モス・アイズリーの酒場 → タコダナのマズ・カナタの酒場
・アナキンとルークのライトセーバー(共通)
・反乱同盟軍の拠点ヤヴィン第4衛星 → レジスタンスの拠点ディカー
など、数えてもキリがありませんね。

今作では早々と悪役カイロ・レンの素性とバックボーンが明らかになりましたが、主人公レイに関する謎(両親の正体、なぜスカイウォーカー一族に匹敵する強いフォースを持つのか、など)は明らかにされず、真偽のほどはともかく次作『エピソード8/最後のジェダイ』より少しずつ明らかにされることになります。

『エピソード8』ではいよいよルーク・スカイウォーカーが本格的に活動再開、宿敵ファースト・オーダーの最高指導者スノークも本格参戦します。そしてフィンの意外な初ロマンスも・・・。
シリーズ最大の転換点にして問題作『エピソード8』については次の機会に語るとしましょう。
それではフォースと共にあらんことを。

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