ブルース・ウィリス主演のバイオレンス・アクション映画『デス・ウィッシュ』。
平和主義だった医者が、妻子が傷つけられたことをきっかけに悪を裁く処刑人となっていくさまを描く物語です。
今回は『デス・ウィッシュ』のネタバレ含む詳細なあらすじと、キャスト情報や感想をお届けします。
Contents
デス・ウィッシュの予告動画
『デス・ウィッシュ』作品情報
タイトル:デス・ウィッシュ
原題:Death Wish
監督:イーライ・ロス
脚本:ジョー・カーナハン
原作:『狼よさらば』(ブライアン・ガーフィールド著)
製作総指揮:イロナ・ハーツバーグ
製作:ロジャー・バーンバウム
公開日:2018年3月2日(アメリカ)、2018年10月19日(日本)
出演:ブルース・ウィリス、ヴィンセント・ドノフリオ、エリザベス・シュー、ディーン・ノリス、キンバリー・エリス 他
『デス・ウィッシュ』は、アメリカの人気作家ブライアン・ガーフィールドによる原作を、『グリーン・インフェルノ』『ホステル』などで知られるイーライ・ロス監督が映画化したもの。
以前にも1970年代~1990年代にかけ、チャールズ・ブロンソン主演で映像化されています。
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主人公のポール・カージーを演じるのは、『シックス・センス』や『ダイ・ハード』シリーズでお馴染みのブルース・ウィリス。今作でも様々なアクション・シーンに挑んでいます。
ポールの妻ルーシー役には『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ベスト・キッド』などで知られるベテラン女優エリザベス・シューが、娘ジョーダンにはモデルとして活躍するカミラ・モローネが抜擢されました。
『デス・ウィッシュ』ネタバレあらすじ
警察の手に負えないほど凶悪犯罪が多く発生する街、シカゴ。そんな街で外科医として病院に勤めるポール・カージー(ブルース・ウィリス)は、法を破るなど考えたこともない真面目で温厚な男だった。
ポールには長年連れ添ってきた妻ルーシー(エリザベス・シュー)と、愛する娘ジョーダン(カミラ・モローネ)がいる。ジョーダンは志望大学にも受かり、平穏で幸福な日々はこれからも続いていくように見えた。
ある日、ポールは家族でランチへ出かける。すると駐車係のミゲル(ルイス・オリーバ)が、ポールの家の住所をこっそりと携帯で写真に撮っていた……。
カージー家を襲う悪夢
後日、ポールは家族3人でレストランに食事へ行こうとするが、急患の連絡が入り急きょ病院へ向かうことに。残されたルーシーとジョーダンは、ポールのためにケーキを作ろうと、両手いっぱいの材料を買って家に戻る。
準備をしていたルーシーは、開いていたレシピ本のページが風でめくれたことから、侵入者の存在に気づく。すると、二階からは銃を突き付けられたジョーダンが降りてきた。
「金庫を開けて中身を全部渡せ。おとなしくしていれば誰も怪我をしない」。
強盗は覆面をした三人組で、一人はルーシーと共に二階の金庫へ向かい、残りの二人はジョーダンを見張っていた。
金庫に入っていた時計や指輪、現金などを強盗に渡し、あとは強盗が去るのみと思われた。
しかし三人組のうち一人がジョーダンをレイプしようとし、ナイフで抵抗される。逆に襲われそうになったジョーダンを守ろうと、ルーシーが強盗の目の前に飛び出した。そして、カージー家に銃声が響いた。
必死の手当てもむなしく、妻ルーシーは死亡。娘ジョーダンは一命を取り留めたものの、意識不明の重傷を負った。
ポールは、事件の担当となったレインズ刑事(ディーン・ノリス)とジャクソン刑事(キンバリー・エリス)から、このような事件は日常的に発生していること、しかし報道されるのはその中でも特別に凶悪なものだけであることを知る。
自警活動への目覚め
ルーシーの葬式が執り行われた。その帰り道、ルーシーの父親ベン(レン・キャリオー)の車に同乗したポールは、ある光景を見る。
密猟者を発見したベンは、車から銃を取り出し、密猟者へ向け威嚇発砲したのだ。
「警察が来るのは犯罪が起きてからだ。自分の身は自分で守らねばいけない」との言葉に、ポールは自衛を考え始める。
事件後、ポールはカウンセリングに通うようになった。ポールはカウンセラーに「仕事もできず、家にいるのも嫌だ。テレビを付けたままソファで寝ようとするが、眠れない。毎日ただ電車に乗っている」と打ち明ける。
ポールはレインズ刑事のもとを訪れるが、一向に事件解決の気配はない。
そればかりか部屋には壁一面に未解決事件のリストが貼られており、それでもスペースが足りないのか「もっと大きい掲示板に替えろ」という張り紙すらあった。
懸賞金を募れば金目当てのガセ情報が殺到しかえって混乱。私立探偵を雇ってもぼったくられるばかりでさほど期待はできないのだという。
ポールは法律を守っていては何もできず、犯罪をなくすためにはこちらから先制攻撃する必要があるのではないかと感じるようになる。
そんなあるとき、ポールはコマーシャルを見たことをきっかけに、銃を取り扱うショップを訪れる。
銃を所持するためには書類手続きや講習が必要で、さらに店内には多数の監視カメラがあった。銃を持とうとすれば、その日付や入手経路がはっきりと分かることを知り、ポールはその日は何もせずに帰った。
「死神」の誕生
数日後。病院に運ばれてきた急患から銃が落ち、ポールは思わずそれを拾った。インターネットの動画で銃の組み立て方や取り扱い方を勉強し、ポールは密かに射撃の訓練を開始する。
そしてある晩、ポールはフードを被り、銃を片手に街へ出た。女性が車で連れ去られそうになっているところを目撃したポールは、男たちを殺害。その様子を一般人がスマートフォンで撮影しており、動画をインターネットに投稿した。
現場に駆け付けたレインズ刑事とジャクソン刑事は、聞き込みを行うも「特に特徴のない白人男性」ということしか手がかりがつかめずにいた。
しかし二人は動画を見て、男が銃を撃った反動で手を切っていることから、犯人は銃を撃ち慣れていない者だと推測する。
動画はインターネット上でまたたく間に拡散された。凶悪犯を「処刑」する様子から、フードの男に付いたあだ名は「死神」。世間では「死神」はヒーローか犯罪者かという論争が巻き起こった。
そんな中、タイラーという名の少年が登校中に脚を撃たれるという事件が起こる。実は少年が住む地域では、アイスクリーム屋を装ったチンピラが地域を牛耳っており、子供にドラッグの運び屋をさせていたのだ。
それを知ったポールは白昼堂々現場に赴き、チンピラたちを射殺する。
そしてレインズ刑事とジャクソン刑事は、子供たちが「死神」の真似をして左手で銃を撃つごっこ遊びをしていたことから、「死神」が左利きであると確信する。
街では、「死神」の真似をして自警活動を始めた模倣犯が、チンピラに返り討ちにされるという事件も起こっていた。しかしながらポール本人はぐっすりと寝られるようになり、精神的にも安定してきていた。
真実を知ったポール、復讐劇の幕開け
病院にまたもや急患が運ばれてきた。ポールは患者が駐車係のミゲルであることを知る。さたに驚いたことに、その手首には強盗に奪われた時計がはまっていた。とっさにポールは彼の携帯電話を盗み、そのデータから、ある酒場へとたどり着く。
トレボルという名の男が営む酒場では、密かに盗品が売買されており、ポールが盗まれたものもすべてその場にあった。
トレボルから密かに連絡を受けた仲間がポールを襲うも、全員返り討ちにされる。そのうちの一人は、強盗の実行犯であるフィッシュ(ジャック・ケシー)だった。
フィッシュから聞き出した情報から、強盗犯のひとりであるジョー(ロニー・ジーン・ブレヴィンス)のもとに向かったポール。
ジョーは車の整備工場で働いていた。薬やメスを使った拷問で強盗犯のボスを吐かせた後、ポールは車をジョーの真上に落とし、事故に見せかけ殺害した。
最後の戦い
強盗犯のボスであるノックス(ボー・ナップ)は、ポールを繁華街のクラブへと呼び出す。
トイレへと誘いだされたポールは携帯電話からノックスに発信し、呼び出し音の聞こえた個室に向け発砲。しかしそれは罠で、個室には誰もいなかった。背後から現れたノックスに撃たれるも、ポールは何とかその場を脱出する。
ポールが自宅に戻ると、そこには弟フランク(ヴィンセント・ドノフリオ)の姿があった。
辺り一面に散らばる銃や武器を見たフランクは、ポールが「死神」であることを悟る。そしてノックスの証言から刑事たちが事情聴取に来たが、フランクは彼らを追い返した。
すると病院からポールに着信が入る。娘ジョーダンの意識が戻ったというのだ。ジョーダンは順調に回復してゆき、ほどなくして退院できることとなった。
一方ノックスも、ポールへの報復の計画を立てていた。ジョーダンの入院中には大胆にもポールとジョーダンに接触し、宣戦布告とも取れる発言をしていたのだ。
ジョーダンの退院後、ノックスは仲間を引き連れてカージー家を急襲する。しかしそれを予期していたポールは、あらかじめジョーダンを階段下の小部屋に隠し、警察へ連絡するよう告げていた。
ポールは、まず一人を殺害。続けてシャワーの音で引き付け、その隙にもう一人を殺害した。そしてもう一人は、撃たれた際に二階から転落死する。
ノックスはポールを一度は追い詰めるも、テーブルの下に隠されていた銃で射殺される。ポールはこうして復讐を遂げたのだった。
全てが終わった後、ジョーダンの通報で警察が到着した。
ポールが「死神」なのではないかと疑うレインズ刑事たちに、ポールは「銃は家族を守るため、つい最近購入した。手の怪我は今日負ったもの」と説明する。納得はしていないものの、レインズ刑事たちはポールを見逃すのだった。
「死神」の出現以降、シカゴの凶悪犯罪は減少した。ジョーダンは大学入学のため家を去る。ポールはカバンを持つ男に、指で銃を形作り撃つ真似をする。
『デス・ウィッシュ』感想とまとめ
『デス・ウィッシュ』は、海外の映画批評サイトRotten Tomatoesでは批評家スコア17%という、控えめに言っても高いとは言えない評価を下されています。
あまり面白くないのではないか…と不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その心配は無用!『デス・ウィッシュ』は、ほぼすべての人が楽しめるエンタメ作品に仕上がっているからです。理由を以下に詳しく説明します。
今作でメガホンを取ったのは、『ホステル』『グリーン・インフェルノ』などで知られるイーライ・ロス監督。これまでの作風から、今作でもグロいシーンが多いのではないか…と思いきや、ゴア描写は抑え目です
。ただここぞというときのみ痛々しいシーンがあり、物語にメリハリが生まれています。
主演のブルース・ウィリスも新鮮な魅力がありました。
ブルース・ウィリスと言えば『ダイ・ハード』シリーズや『アンブレイカブル』などから、「とにかくめちゃくちゃ強い人」を演じているイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし今作では、ブルース・ウィリスは「弱い」のです。
物語の序盤、スポーツ観戦中にポールは、たちの悪いヤジを飛ばす観客に絡まれます。でもポールは小声で悪口を言い返すだけで、暴力には訴えません。
さらに訓練を開始する前にもチンピラに果敢に挑むも、殴り返されてしまいます。それが動画を見たり実際に練習することによってどんどん強くなっていく様子が面白い。
また主人公を医者という設定にしたことで、ストーリー展開に説得力が生まれたと思います。
ポールはわりとすぐに銃を扱えるようになったように見えました。頭が良く職業柄手先も器用でしょうから、教えられたことをすぐ実践でき、銃の組み立てなどもスムーズに行えるのです。
そして『デス・ウィッシュ』は、すがすがしいほどに勧善懲悪です。悪い奴は殺すし、世間では論争も生まれますが、基本的に皆「死神」に好意的。
またポールが「自警活動は正しいのだろうか」と悩むようなシーンも基本的にはありません。そして最後には、警察すらポールを見逃します。
『デス・ウィッシュ』は、批評家スコアが17%なのに対し、観客スコアは74%を記録。つまり一般の観客からはかなり支持されている作品なのです。
自警活動に悩むヒーローや意外な裏切り者といった展開の映画が多い中、観客はもしかしたら、ひたすらまっすぐな勧善懲悪の物語を求めていたのかもしれません。
だんだん強くなっていくブルース・ウィリスが楽しめる『デス・ウィッシュ』、とにかくスカッとしたいときにおすすめな映画です。
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