ソルトの動画を無料視聴!ネタバレと感想を紹介

ソルトは2010年に公開されたアンジェリーナ・ジョリー主演のスパイアクション映画です。

CIAに勤める女性諜報員ソルトはロシアとの二重スパイを疑われCIAから追われる身になります。

逃亡中にロシアの大統領暗殺を決行し、捜査網をかい潜って今度は米国に密かに潜伏していたロシアのスパイを皆殺しにしようと動きます。

果たしてイヴリン・ソルトとは一体何者なのか?!が本作の見どころです。

それではここからは映画『ソルト』を詳しくご紹介させていただきます。

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ソルトの予告動画

ソルトの作品情報

タイトル:ソルト
原題:Salt
監督:フィリップ・ノイス
脚本:カート・ウィマー/ブライアン・ヘルゲランド
製作:ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ/サニル・パーカシュ
公開:2010年7月23日(アメリカ)2010年7月31日(日本)
出演:アンジェリーナ・ジョリー/リーヴ・シュレイバー/キウェテル・イジョフォー/ダニエル・オルブリフスキーなど

監督を務める1992年「パトリオット・ゲーム」2002年「ボーン・コレクター」などサスペンス映画を得意とするフィリップ・ノイス。

脚本家には2002年「リベリオン」を担当したカート・ウィマーと1997年「L.A.コンフィデンシャル」で知られるブライアン・ヘルゲランドがタグを組み執筆しています。

もともとは男性スパイの予定で完成していた脚本を、新たに女性スパイに書き直しアンジェリーナ・ジョリーを迎えたことで大ヒットしました。

 

ソルトのキャスト

主人公を演じるのはハリウッド大女優のアンジェリーナ・ジョリー。

演技派で知られる彼女は1990年公開映画「17歳のカルテ」でウィノナ・ライダーと共演しアカデミー賞・助演女優賞とゴールデングローブ賞・助演女優賞の両方を獲得しています。

脇を固める俳優陣に2005年公開映画「キンキーブーツ」で主人公ローラ役を演じゴールデングローブ賞にノミネートされたキウェテル・イジョフォー。

アンジェリーナ演じる主人公の夫マイケル役には2004年公開映画「ギュンター・シェラー」でドイツ映画批評家協会・最優秀男優賞に輝いたドイツ出身の俳優アウグスト・ディールが演じています。

ソルトのあらすじ(ネタバレ)

北朝鮮に滞在中に拘束された米国女性イヴリン・ソルトはスパイ容疑をかけられ厳しい拷問に耐えていた。「スパイじゃない!スパイじゃない!」と身の潔白を訴えるが信じてくれる気配はない。

しかしアメリカ政府の交渉によりソルトは捕虜交換により開放され、母国へ帰れることになる。世界的クモ学者マイケル・クラウスがソルトのために奔走したため、騒ぎになることを恐れ政府が動いたことがわかった。

マイケルは北朝鮮に入国するためにソルトが利用した男性だったが、ソルトはマイケルのことを本心で愛するようになっていた。開放された車内でソルトはマイケルに本当はCIAの諜報員であることを打ち明ける。マイケルの答えはそれでも君を愛しているだった。

ロシアからの亡命者

それから2年後、ソルトはマイケルと結婚しアメリカで幸せな日々を送っていた。仕事もかわらずCIAに勤め続け、もうすぐ結婚記念日というある日、ロシアからの亡命者オルロフをCIAが取り調べることになる。

上司のウィンターや同僚のピーボディが見守る中、ソルトが尋問を担当することになる。オルロフは元ソ連軍人でスパイ養成学校の指導者を勤めていた人物。

オルロフは子どもたちをアメリカ人に見えるように教育し、アメリカに何十年も潜伏させ「Xディー」に一斉攻撃を行う予定だと語る。

「KAプログラム」と名付けられたその計画はもうすぐ決行されると語る。CIA職員はオルロフに取り付けた嘘発見器の数値が正常であることで、話の内容が本当であることを悟った。

オルロフは続けてそのスパイの一人が、先日亡くなった副大統領の葬儀の席でロシア大統領を暗殺すると言う。信じられないCIAの職員たちだったが、オルロフは続けてそのスパイの名は「イヴリン・ソルト」であると発言した。

驚くCIA職員たちにソルトは自分はロシアのスパイではないこと、嵌められたことを伝えるが信じてもらえそうにはなかった。一旦は二重スパイの疑いでソルトを拘束するCIAだったが、夫の安否を気にするソルトはCIA本部から逃亡してしまう。

取り調べの後、オルロフ自身もすきをついてCIA本部から逃亡を図る。夫マイケルと連絡がとれないソルトは自宅に急いで帰るが、そこにマイケルの姿はなかった。痕跡から拉致されたと考えたソルトは身支度を整えるとCIAの追っ手から、なんとか逃げ切るのだった。

二重スパイ・ソルト

CIAのピーボディはソルトを二重スパイと確信し、副大統領の葬儀で待ち伏せるためにウィンターと共にニューヨークへ向かった。

ホテルに身を隠したソルトは髪をブルネットに染めると、家から持ってきた夫のクモを取り出し毒を抽出して、副大統領の葬儀が行われる教会の下調べを済ませる。

翌日、厳重警戒の教会に忍び込みロシアの大統領暗殺に成功したソルトは、そのままピーボディに拘束され警察の車で護送されていく。ピーボディは自分を殺せたのに殺さなかったソルトの行動とあっさり投降したことに疑問を抱いていた。

ソルトの目的

護送中、ソルトは車内で暴れ護送車を事故らせると、逃亡することに成功する。そのままロシアのスパイたちの隠れ家にやってきたソルトはオルロフに歓迎され、ソルトも笑顔でオルロフに接する。

そのまま隠れ家の地下に案内されたソルトは、そこで拘束された夫マイケルと再会を果たす。しかし一言も言葉を交わせないまま、ソルトの目の前でマイケルは射殺されてしまった。オルロフはソルトの反応を見ていたが、ソルトは「満足?」と一言発し特に変化を示さない。

それを見たオルロフたちは「おかえりシスター」とソルトを熱烈に歓迎した。その後、オルロフと酒を飲みながら次の任務の話を聞くソルト。次の計画を聞き終わると割った酒瓶でオルロフを刺殺する。

そして隠れ家の中にいた他のスパイたちを次々に殺すと、夫の死体の前で涙を流すのだった。ソルトは夫マイケルを奪還するために指示に従っていたが、助けることができなかったことを悔やむ

最期の戦い

ソルトは隠れ家を後にするとオルロフの計画を阻止するためにホワイトハウスへ潜入した。ロシアのスパイの一人がホワイトハウス内で自爆をするとシークレットサービスとCIAのウィンターは大統領を地下にあるシェルターに避難させた。

ソルトの襲撃と思われたが、シェルターに入ると突然CIAのウィンターが大統領以外を皆殺しにする。実はウィンターもKAプログラムによりアメリカに潜伏していたロシアのスパイだった。

ウィンターはアメリカの攻撃に見せかけ核ミサイルを発射させるつもりだった。しかしその場にソルトが現れ、ウィンターが自分と同じKAプログラムの子供だったことを知り、一緒にミサイル発射を見届けたいと申し出る。

同意しかけたウィンターだったが、先日ソルトが殺したはずのロシア大統領が生きていたニュースが流れたことからソルトの裏切りを知る。

激しい戦いの末、ソルトは核ミサイル発射を阻止することに成功するが、後からやってきた何も知らない特殊部隊によって拘束されてしまう。それでも執念でウィンターを絞殺することに成功したソルトはそのままヘリに乗せられ移送されていく。

ソルトの目の前にかつての同僚だったピーボディが乗り込む。ソルトはピーボディにここまでの経緯を全て話すと、残りの仕事を終わらせたいと訴える。現場の状況からソルトの話を信じたピーボディは、ヘリが湖の上に差し掛かった時に合図を送りソルトの逃亡を手助けするのだった。

ソルトのまとめ

アンジェリーナ・ジョリーの豪快なアクションシーンが見どころの痛快な映画に仕上がった本作は世界中で大ヒットとなりました。

アンジェリーナ演じるソルトが一体何者なのか、目的はなんなのかまったく読めない二転三転するストーリー展開が秀逸です。

もともとの脚本では男性スパイが主人公でトム・クルーズが出演交渉を受けていたようですが、トムが降板したため、主人公を新たに女性に書き直してアンジェリーナ・ジョリーが演じることになったそうです。

しかし、もし少し設定が変わっていたとしてもトム・クルーズが本作に出演していたら、どう考えても「ミッション:インポッシブル」の二番煎じにしかならなかったと思います。

個人的にはアンジェリーナ・ジョリーのキャスティングと脚本の変更が大ヒットにつながったのではないかと思います。

主演を務めたアンジェリーナは双子を出産して数ヶ月で復帰し、アクションシーンをこなすためのトレーニングに励み、本作でアパートの12階を壁をつたって逃亡するシーンや、トラックの荷台に飛び乗るシーンをアンジェリーナ本人が演じているというから驚きです。

多くの女優が怪我を恐れてしないことを自ら進んでやる姿勢がアンジェリーナ・ジョリーが大女優と呼ばれるようになった理由ではないでしょうか。

また、本作中の接近戦で使われる格闘技はクラヴ・マガとムエタイの2つをミックスしたものになっていて、アンジェリーナが自ら訓練をつみ2つの格闘技をミックスすることに決めたと言われています。

監督はアンジェリーナの女優魂を絶賛すると共に、作中のアクションシーンはポール・グリーングラスの「ボーン・スプレマシー」の演出を参考に製作したことを明かしています。

ストーリーとしては次回作を想定した作りになっていますが、続編製作の話はいろいろと聞こえてくるものの、主演のアンジェリーナががん予防のために手術をしたことや監督の降板話しの影響で、実際には目処がたっていないものと思われます。

本作は公開当時から実は3通りのエンディングがあることが知られていて、通常バージョンのソルトがヘリから逃亡して終わるストーリーとは別にBlue ray限定でソルト死亡の報道がされて終わるバージョンと、逃げ延びたソルトがロシアのスパイ養成学校を破壊するバージョンが存在しています。

本作の通常バージョンを見て気に入った方は、ぜひ、あと2パターンのバージョンも確認してみてはいかがでしょうか。

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