トム・クルーズ主演、超人気スパイ・アクションシリーズの第5作目となる『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』。
今回はトム演じるIMF諜報員イーサン・ハントが、なんと国際的に指名手配されてしまいます!ベンジーやブラントたちお馴染みのメンバー、そして謎の女スパイの助けを借りながら、真相に迫っていくイーサン…。果たして無実を証明し、本当の敵を倒すことはできるのでしょうか?
今回はそんな『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のネタバレ含むあらすじやキャスト、そして実際に観た感想をお届けします。
Contents
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイションの予告動画
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』作品情報詳細
タイトル:ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
原題:Mission: Impossible – Rogue Nation
監督:クリストファー・マッカリー
脚本:クリストファー・マッカリー
原作:『スパイ大作戦』
製作:トム・クルーズ、J・J・エイブラムス、ブライアン・バーク、デヴィッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ、ドン・グレンジャー
公開:2015年7月31日(アメリカ)、2015年8月7日(日本)
出演:トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴィング・レイムス、ショーン・ハリス、アレック・ボールドウィン他
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の監督に抜擢されたのは、『ユージュアル・サスペクツ』の脚本を手掛けたことでも知られるクリストファー・マッカリー。トム・クルーズとは、2012年米公開の『アウトロー』ぶりのタッグとなりました。
製作にはトム・クルーズ、そして『クローバーフィールド』シリーズなどで知られるハリウッドのヒットメーカー、J・J・エイブラムスが名を連ねています。
・ミッション:インポッシブル/フォールアウトのあらすじとネタバレ
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『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』キャスト
主人公のイーサン・ハントを演じるのは、もちろん我らがトム・クルーズ!『ミッション:インポッシブル』シリーズを通しての主演です。
イーサンが所属するIMFのメンバーにして、前作『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』ではついに諜報活動の”現場デビュー”を果たしたベンジー・ダン役には、『ショーン・オブ・ザ・デッド』『レディ・プレイヤー1』などで知られるイギリスの名優サイモン・ペグ。
同じくIMFメンバーのルーサー・スティッケルをヴィング・レイムスが、CIA長官のアラン・ハンリーをアレック・ボールドウィンが演じます。
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『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』あらすじとネタバレ
謎の美女イルサ、その目的は…?
秘密諜報組織IMF(Impossible Mission Force)の敏腕エージェントであるイーサン・ハントは、謎に包まれた犯罪組織「シンジケート」を追っていた。
シンジケートによって神経ガスが航空輸送されるという情報を掴んだイーサンたちは、ベラルーシ郊外の飛行場へと向かう。手違いでドアを開ける前に飛行機が離陸してしまうというトラブルはあったものの、イーサンは無事神経ガスを奪取した。
新たな指令を受けるため、表向きはレコード店として営業しているIMFロンドン支部を訪れたイーサン。指令メッセージの入ったレコードからは、神経ガスの輸送メンバーが死亡したこと、影の組織「ローグ・ネイション」は確かに実在する旨が語られた。
しかし次の瞬間、イーサンは耳を疑う。「通常なら、君たちの任務はシンジケートを破壊することだ。だが今回は違う。我々がシンジケートなのだから。今回の君の任務は運命と向き合うことだ。我々を追えば捕らえられ、抵抗すれば殺されるだろう」。
メッセージが終わると同時に、部屋には催眠ガスが充満。意識を失う直前、イーサンは眼鏡をかけた男がレコード店員の女性を殺害する瞬間を目撃する……。
目覚めたイーサンは拷問を受ける。しかしそこに謎の美女イルサ・ファウストが現れ、イーサンを逃がした。
IMF解体、イーサン・ハントは国際手配へ
一方その頃、IMFエージェントのウィリアム・ブラントは、CIA長官のアラン・ハンリーと共に政府特別委員会に召喚されていた。アラン、そして委員会のメンバーから「IMFは任務遂行のために法を無視し、暴走しがちである」と激しい糾弾を受け、ついにはIMFがCIAに吸収されることが決定してしまう。
さらにCIAは、シンジケートをIMFが活動を続けるために創り上げた架空の組織であると認識。シンジケートの調査という名目で召喚に応じないイーサンは国際手配され、彼の仲間は監視下に置かれることとなった。
追われる身となりながらもシンジケートの調査を続けていたイーサンは、密かにベンジーと連絡を取りオーストリアのウィーンへと呼びだす。シンジケート、オペラ劇場にてウィーン首相の暗殺を企てているというのだ。
劇場でイルサと再会するイーサン。なんと彼女は今まさに、隠し持った銃で首相を狙撃しようとしていた。イーサンはとっさに首相を狙って軽傷を負わせ、病院へ運ばせることで首相の身を守ろうとした。しかし病院へと運ばれる最中、首相の乗った車は爆発してしまう。
成り行きでイルサと共に劇場から脱出したイーサンは、彼女がシンジケートに潜入中のMI6スパイであることを見抜く。ロンドンで気を失う直前に見た眼鏡の男について尋ねるが、エルサが話したのは断片的な情報のみだった。エルサは「あなたなら私を捜せるはず」と言うや否や、走行中の車から自ら転げ落ちた。
イーサンは、シンジケートが死亡や行方不明扱いになった世界各国のスパイで構成された組織であること、各国で起きた大規模な事件の多くにシンジケートが絡んでいることを独自の調査で突き止めていた。
イーサン・ハント、水中金庫に挑む
エルサから奪った口紅型USBに隠されていた情報から、モロッコにあるデジタル金庫の存在を突き止めたイーサンとベンジー。金庫にはシンジケートにまつわる極秘データが保管されており、データ奪取のため、2人はモロッコのカサブランカへと飛んだ。
金庫から無事データを入手したイーサンだったが、その直後にイルサがデータの入ったUSBを奪い逃走する。USBをMI6局長のアトリーへと届けたイルサは、これを以て潜入捜査終了とし、MI6通常任務へ復帰したい旨を申し出た。しかしアトリーはこのデータが偽物である可能性が高いとし、イルサの申し出を却下する。
アトリーの命令で再び潜入任務に戻ったエルサだったが、アトリーは密かにデータを消去していた。シンジケートのボスにして、眼鏡の男ことソロモン・レーンの怒りを買ったエルサは、窮地に立たされる…。
一方その頃イーサン、ベンジー、そしてモロッコで合流したブラントとアランは、密かに複製していたデータファイルを開こうとしていた。しかしロックを解除するためには、イギリス首相による認証が必要であることを知る。
イーサンたちは、シンジケートの狙いがこの複製データを強奪すること、そしてイギリス首相を拉致しファイルを開かせることだと確信する。しかしシンジケートをおびき寄せるつもりが逆に隙を突かれ、ベンジーがシンジケートに誘拐されてしまう。
シンジケートの卑劣な計画、イーサンはどう立ち向かう?
シンジケートの要求は、ベンジーの解放と引き換えにロックを解除したデータを引き渡すことだった。イーサンはMI6のアトリーに変装し、ブラントやアランと共にイギリス首相に接近。
ブラントと芝居を打って、シンジケート計画のそもそもの発端はアトリーであること、資金口座の情報をデータ化していたこと、首相の反対を押し切って密かに計画を実行したがレーンに悪用されてしまったことを暴露した。
その後イーサンは首相に自白効果のある麻酔弾を撃ち込み、データのロックを解除。そこへやってきた本物のアトリーにも麻酔弾を撃ち、その場を去る。同時にアランを”アトリーから首相の命を救った英雄”に仕立て上げ、恩を売ることにも成功した。
人質交換の場に現れたベンジーにはなんと爆弾が巻き付けられていた。その場にはエルサもおり、データを渡した後、イルサがイーサンを殺す手筈になっていることを告げる。
しかしイーサンはデータをすべて暗記しファイルを破棄していた。そのためイーサンを殺せなくなったレーンは、爆弾を解除し自らイーサンを捕えようと動き出す。
地下に逃げたイーサンを追うレーン。しかしそれは罠で、レーンは防弾素材でできた透明の部屋に閉じ込められてしまった。イーサン、ベンジー、ブラント、アラン、イルサに見つめられる中、部屋には催眠ガスが充満し、レーンは意識を失う。ロンドンの時と同じ方法で、今度はイーサンがレーンを捕えたのだった。
全てが終わった後、またもやアランとブラントは特別委員会に召集された。アランはシンジケートを潰す計画の一端としてIMF解体を主張したことと、シンジケートが壊滅した今、再びIMFを復活させたいことを主張する。そしてアランは、新たにIMF長官へと就任した。
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』感想・評価
『ミッション:インポッシブル』シリーズの名物と言えば、なんと言っても主演トム・クルーズが自ら挑むアクションです。
今作『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』では、離陸する飛行機にしがみつくトム・クルーズのスタントが話題になっていましたが、それが物語の冒頭シーンだったことには驚きました。
実際にこのスタント・シーンは今作のほんの一部に過ぎず、モロッコでのカーアクションや水中で6分以上息を止めるシーンなど、体を張るトム・クルーズの姿がこれでもかというほど堪能できるのです。50歳を超えてなお、トムのアクションのキレは衰えません。
イーサンの周辺人物も、それぞれのキャラが立っていて魅力的です。
例えばイーサンは、巻き込まれてほしくないといったんはベンジーを突き放そうとします。そこでベンジーは「俺は友達だ。勝手に決めるな、俺だって現場のリスクは承知だ」と訴えるのです。共に行動すれば命が危ないにも関わらず、一瞬の迷いもなく「一緒にやろう」と言えるベンジーの姿には、ただただ胸を打たれます。
新ヒロイン、イルサの描き方も秀逸です。序盤での狙撃シーンが最高にキマっていて、その姿を見るだけでイルサが優秀なエージェントであることが伺えます。そんなイルサは、潜入捜査から早く足を洗い、もとの生活に戻りたいと切に願っているのです。複雑な背景を持つ女性エージェントを、レベッカ・ファーガソンは見事に演じ上げました。
前3作では主にイーサンが活躍していた『ミッション:インポッシブル』ですが、第4作『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』では、イーサンがブラントやベンジーと協力して敵を倒す姿が描かれました。そのチームワークは、今作でも健在。それぞれに見せ場が用意されており、より多層的に楽しむことができます。
『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』まとめ
世界最大の映画批評サイトRotten Tomatoesでは、なんと93%という驚異の批評家スコアを叩き出している『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』。スカッとした気分になりたいとき、元気をもらいたい気分のときには迷わずお勧めしたい一作です。
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