映画「崖の上のポニョ」のあらすじ・ネタバレと感想!動画を無料視聴する方法も紹介

日本を代表するアニメーションプロダクション、スタジオジブリ。

2004年に公開された「ハウルの動く城」から4年。また脚本、原作、監督全てを宮崎駿監督が務めた作品としては2001年に公開された「千と千尋の神隠し」以来7年ぶりとなった作品が「崖の上のポニョ」です。今作品は以前の作品等に比べ更にファンタジー色が強い作品です。

今回はそんな宮崎駿監督による作品、「崖の上のポニョ」をご紹介します。

崖の上のポニョの予告動画

崖の上のポニョの作品情報

タイトル:崖の上のポニョ

監督/脚本/原作:宮崎駿

製作:スタジオジブリ

公開日:2008719

出演者:山口智子/長嶋一茂/天海祐希/所ジョージなど

詳細:いつもスタジオジブリではモデルとなった街を公式には述べていませんが、この「崖の上のポニョ」を作るにあたって、宮崎駿監督は広島県にある鞆の浦を訪れていたことで、鞆の浦がこの作品のモデルとなった所と言われています。

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崖の上のポニョのあらすじとネタバレ

人が日常では見ることの出来ない海の奥深くに海の眷属として生きる魔法使いがいました。そしてそんな彼、フジモト(所ジョージ)の娘の魚の女の子がいました。

その娘は外界に興味を持っており、父のフジモトが見ていない隙にまだ自分の見ぬ外の世界へと彼の元を去って行ってしまったのでした。

クラゲの上で揺れながらくつろいでいましたが漁船の網に捕まってしまいます。途中飛んできた瓶に挟まってしまいますがなんとか網から抜け出します。

宗介とポニョの出会い

そんな中ちょうど海岸で遊んでいた男の子、宗介(土井洋輝)が流されてきたその娘を見つけます。詰まってしまっていて中々瓶から取り出すのが困難でしたが無事に割れて助けることが出来ました。

ただ動かなかったので死んでしまったのかと心配する宗介。すると瓶を割った時に出来てしまった傷を舐めたのです。

「なめた!生きてる!」と喜んだ宗介はお母さんに見せようと彼女を連れて家に帰ります。

それに気付いたフジモトはまずいことが起きると娘をなんとかして連れて帰ろうとしますが不審者と間違われてしまいます。

幼稚園に向かう道中、宗介はその娘を”ポニョ”と名づけます。ポニョはハムが大好きで宗介の持っていたサンドウィッチのハムを全て食べてしまいます。

幼稚園に着きましたが、幼稚園に何かを持ち込むのは厳禁なので宗介はお庭の草むらにポニョを隠すことにします。しかし、同じ幼稚園に通う少しおしゃまな女の子、クミコにそれがバレてしまいます。

誰にも言わないことを約束にポニョを見せますが、無愛想なポニョにクミコが「可愛くない!」と言った時、怒ったポニョはクミコの服を濡らしてしまいます。まさかの事態が起こって焦った宗介は隣接している母が務める老人ホームへと逃げました。

その老人ホームにいる人に宗介がいいものを見せてあげる。とポニョを見せたのですが、そこにいた少し憎まれ口を叩くトキがやってきて「人面魚だ!津波が来る!」と言いまたポニョが怒ってしまいトキの服も濡らしてしまったのです。

そこから逃げるように宗介はポニョを連れ海の側に隠れた時、ポニョが「宗介!」と彼の名前を言ったのです。

それにビックリした宗介ですが、「ポニョ、宗介好き!」と言ってくれるポニョに「僕も好き!」と言って笑っていたのですが、そこにフジモトが現れ彼の使う魔法の波によってポニョが連れ去られてしまいます。

再び離れ離れの2人

フジモトに連れ戻されてしまったポニョは凄く不機嫌な様子。

「ポニョ、宗介に会いに行く!人間になる!」と訴え続けます。そんな時、魚の姿をしているはずのポニョから脚や手が生えてきます。宗介に助けられた際、指から出た血を舐めたせいでした。

それに危険を感じたフジモトは自ら調合した薬でポニョを元の姿に戻し眠らせてしまいます。

一方、ポニョがいなくなってしまった宗介は抜け殻状態。

そんな宗介を母リサ(山口智子)はその日、内航貨物船「小金井丸」の船長で、宗介の父、耕一(長嶋一茂)が久々に海から帰ってくるからと励まします。そんな中、耕一から追加の仕事が入り家に帰れないとの連絡が入ります。

それを聞いたリサは立腹し、拗ねてしまいます。しかしポニョのことを心配する宗介を見て、ポニョは無事だよ。とまた宗介を励ますのでした。

ポニョの大脱走と再会

フジモトによって眠らされてしまったポニョは妹たちと一緒の水槽にいました。ポニョのことが大好きな彼女たちは助けたい一心でポニョの周りにある泡を取り除きます。

無事に泡から出て目覚めたポニョは魔法も使えるため水槽に穴を開け外に出ますが海にいた魚たちも中に入ってきてしまったため流され、フジモトが大事に保管していた井戸の中にあった調合した薬を流出してしまいます。

その薬がまた強力なもののためポニョは再び脚や手が生え、お腹まで出来、完全なる人間の体を得たのです。そしてそのまま魔法を使い、宗介に会いに行ったポニョですが地上ではそんなポニョが使った魔法などにより嵐が起きていました。

嵐の中保育園からリサと帰っていた宗介は海に女の子がいたのを見ます。それを聞いたリサは助けようとどこにいたか見渡しますがいませんでした。更に波が迫ってきていたのもあり慌てて再び帰路につきます。

するとそこに現れたのはあの日いなくなったポニョでした。ポニョが人間の姿になっていたので宗介は少し戸惑っていましたが相思相愛の二人は再び再会できて歓喜の様子。

嵐のせいで電気などが止まっていたので発電機のつけようとしますが詰まっていて動きません。そこでポニョは魔法を使い発電機が動いたのです。それを見た宗介はポニョが魔法を使えるのを確信したようでした。

まだご飯を食べていなった2人はポニョが大好きなハムの乗ったラーメンを食べていましたが、たくさん魔法を使い憔悴したポニョは寝てしまいました。

宗介の家以外はまだ停電で真っ暗な状態。そこにリサの働く老人ホーム付近で光が点滅しているのを見たリサは何かあったのかもしれないと再び職場に向かうことにします。宗介も一緒に行くと懇願しましたが、必ず帰ってくると約束し灯台にもなっている家で待機するよう言いリサは車で去って行きます。

男の子と二人で寝ているポニョを見たフジモトはこれはまずいことになったとどうにかポニョが元に戻る策を考えいる中、ポニョの妹たちが水中に光り輝くものを見て近づいていきます。その光り輝く人物の正体は海なる母と言われており女神みたいな存在であるポニョの母、グランマンマーレ(天海祐希)でした。

彼女はフジモトにポニョを人間にしてあげたらどうかと提案します。ただそれは失敗してしまうと泡となってしまうとフジモトが焦り言いますが、今は二人を見届けようとグランマンマーレが家の電気を魔法で消しました。

2人の冒険の始まり

朝になり目を覚ましたポニョと宗介はリサが帰っていないことに気づきます。家のすぐそばまで水が来ていたので再びポニョの魔法にて宗介のおもちゃの船を大きくしリサを探しに出ました。

途中で他の住民とも合流しつつ彼等はリサがいるはずの老人ホームへと向かいます。その道中、魔法を使いきったポニョは力尽きてしまいまた寝てしまいます。

そしてリサの車を発見しましたが中には誰もいませんでした。リサを失ってしまったと思った宗介は泣いてしまいますが、ポニョがそこで起き一緒に探しに行こうと宗介と二人手を繋いで歩き始めます。そこに先の見えない真っ暗なトンネルが現れます。

それを見たポニョは「ここ嫌い。」と気味悪がりますが宗介が一緒にいると共にそのトンネルに入って行きました。しかしその暗闇トンネルを歩いている最中に力尽きたポニョはどんどん小さく元の魚の姿に戻っていってしまったのです。それに動揺した宗介は急いでトンネルを抜け持っていたバケツに水とポニョを入れますが、ポニョは目を覚ましません。

そこにフジモトが現れます。彼はこの危機から逃れるには宗介とポニョの力がいるので一緒に来て欲しいと説得しますが、そこにいたトキが、「騙されるな!そう言って他の人を攫っていったんだ!」と言い、宗介はフジモトから逃げるように走りますが、トキと一緒にフジモトが彼等も水中へと連れていったのです。

冒険の終わり、新たな人生の始まり

水中の中には結界が張られた老人ホームがありました。その中にはリサもいて歩くことのできなかった老人たちが意気揚々と走っていました。

そしてそこに宗介たちも連れて行かれました。そこにもう一人いたのがポニョの母、グランマンマーレでした。

そんな彼女が宗介にポニョが普通の女の子になることを確認し、地上に戻ったらポニョにキスすると宗介と同じ5歳の女の子になることを伝えます。

そして無事地上に戻ってこれ、また嵐も去り、父の耕一が戻って来た時にポニョがバケツから飛び出し自ら宗介にキスをし女の子になったのでした。

崖の上のポニョの感想とまとめ

今までのジブリ作品は「風の谷のナウシカ」「火垂るの墓」「もののけ姫」など戦争のこと環境問題を取り扱った作品が多々ありました。

子ども向けの作品と言ったら「となりのトトロ」が一番主流だと思います。また主人公が5歳の子達という点でもトトロのメイちゃんなど共通する点があるのもあり、トトロに続く家族で楽しめる作品だと感じました。

実際映画が上映された際、映画館で鑑賞しましたが幼稚園に通っているお子さんから年配の方まで本当に幅広い年齢層の方々がいました。トトロやポニョは架空の生き物ですが、そのフォルムや愛らしい風貌で見ているものも癒されますし、話のファンタジー性もさすがジブリと言ったところです。

大人になってしまうと忘れがちな純粋に想う心も宗介とポニョは見せてくれます。トキのように半魚人だと言って汚れたような目で見るのも、子どもにとっては知らない生物ですから興味本意でまた偏見無しで見れますし、そこは大人も学ぶべきなのかなと思います。

何事にも変な先入観に囚われず、子どものように全てのものに平等に接すること、それが大人にはどうしても欠けている、失ってしまうものです。それをアニメを通じて、また全世界で人気のあるそして影響力のあるスタジオジブリが発信してくれることによっていろんな世代、または人種がその無垢な心、純粋な気持ちの大切さに気づくことができるのだと思います。

そして今回作品中気になったのは、度々登場する海中でのシーン。

海底の描写はとても美しく、古代の生物と共存していましたが、海面近くは濁っており、ゴミも多く、海に住むフジモトも「汚いぞ。」と発言しているシーンもありました。

また、この作品では魔法などが原因でしたが異常気象が起こるなど、他のジブリ作品同様、最近の環境汚染について言及しているのだろうと思われる描写がいくつかありました。これにはきっと小さな世代からお年寄りまで幅広い年齢層、言わば全部の年齢層の人々に現代の環境問題についてを問いかけているのではと感じました。

それをどの世代にも分かりやすくするよう難しい題材にするのではなく、子どもでも分かりやすく理解できるようファンタジー性の強い作品にしたのではないかと思います。

また実際に鞆の浦にも訪れたことがあるのですが、とても日本らしい落ち着きのある綺麗な港町でここを訪れた宮崎駿監督もこの町並みを見て、この風景を残したいと思われこの作品を作ったのかもしれません。

未だアニメは子ども向けのものという偏見を持つ人々がいるのが現状です。そんな方々には是非崖の上のポニョやそれ以外のジブリ作品を見て本当にアニメは子どもだけのものなのか再度考えていただきたいと思える作品でした。

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